沖縄に根付いた相互扶助の精神を「ゆいまーる精神」と呼ぶ。「ゆい」とは、共同作業を表す「結」のこと。「まーる」とは「回る」のなまりで順番を表す。例えば、サトウキビを刈るとき、近隣住民や血縁者で「ゆいまーる」を組織し、金銭面・労働面での負担を均等に分担しながら作業を行う。しかし、社会の変化にともない、この「ゆいまーる」が沖縄からなくなりつつある。
作家で沖縄大学非常勤講師の仲村清司氏は、この「ゆいまーる」が、組織としてはもちろん、沖縄県民のメンタリティにおいても失われつつあると指摘する。
「本土復帰前は、沖縄の人たちは『何が大切か』ということを考えていました。しかし、復帰後は『何が損で何が得か』ということを考えるようになりました。そして、 沖縄の相互扶助『ゆいまーる精神』はばらばらになってしまいました」。
今、沖縄で何が起こっているのか。沖縄県民は何を感じているのか。TPPからオスプレイの配備、尖閣、「沖縄独立論」、さらには精神世界にいたるまで、沖縄の現在を岩上安身が聞いた。
仲村氏経歴:此花区(大阪大正区の傍、沖縄、在日の方が多く住む)出身。京都で学生運動。オモロ
祖父母とも沖縄人。大正時代職(食)を求め、関東大震災に遭い大阪へ移る。お母さんはひめゆり部隊結成の第一高女出身!
戦後沖縄→大阪移住の話、初聞。
第一高等女学校~お母さんの1年上は学徒隊にとられた。入学すぐ沖縄戦が始まり家が焼かれた。
知らなかったよ。移住の苦労TT
当時沖縄について知られておらず、差別があった。多くの人が沖縄人という事を隠していた。