「京都は数々の戦乱の舞台であり、原爆投下の候補地でもあった。沖縄も基地と観光は共存できないと悟った。世界的観光地である京都と沖縄から平和のアピールを」~11.26 第16回 沖縄フェスタ in 京都 :「京都と沖縄の遠くて近い関係史」仲村清司氏(沖縄大学客員教授・作家) 2023.11.26

記事公開日:2023.12.10取材地: 動画

 2023年11月26日(日)午後1時から、京都教育文化センター(京都府京都市)にて、京都沖縄ファン倶楽部の主催による「沖縄フェスタ in 京都」が開催され、沖縄大学客員教授で作家の仲村清司氏による講演「京都と沖縄の遠くて近い関係史」が行われた。


沖縄から「ゆいまーる」は消えるのか 差別・アイデンティティ・独立をめぐって~岩上安身によるインタビュー 第355回 ゲスト 仲村清司氏 2013.9.2

記事公開日:2013.10.3取材地: テキスト動画独自

 沖縄に根付いた相互扶助の精神を「ゆいまーる精神」と呼ぶ。「ゆい」とは、共同作業を表す「結」のこと。「まーる」とは「回る」のなまりで順番を表す。例えば、サトウキビを刈るとき、近隣住民や血縁者で「ゆいまーる」を組織し、金銭面・労働面での負担を均等に分担しながら作業を行う。しかし、社会の変化にともない、この「ゆいまーる」が沖縄からなくなりつつある。

 作家で沖縄大学非常勤講師の仲村清司氏は、この「ゆいまーる」が、組織としてはもちろん、沖縄県民のメンタリティにおいても失われつつあると指摘する。