2013年3月14日(木)15時から、神奈川県横浜市の横浜国立大学総合研究棟で、「伊藤公紀氏インタビュー第三弾」が行われた。横浜国立大学環境情報研究院教授(環境物理化学、環境計測科学)の伊藤公紀氏へ、岩上安身がインタビューを行なうのは、今回が3度目である。伊藤氏は世界各国のエネルギー政策や原発の問題点について語り、世界的規模でみる原発事故の確率について、「15年に一度、大事故が起きるという説もある」と述べた。
(IWJテキストスタッフ・柴崎/奥松)
特集 地球温暖化と原発ルネッサンス
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IWJ特報第101~104号「地球温暖化と原発ルネッサンス~横浜国立大学・伊藤公紀教授インタビュー」
2013年3月14日(木)15時から、神奈川県横浜市の横浜国立大学総合研究棟で、「伊藤公紀氏インタビュー第三弾」が行われた。横浜国立大学環境情報研究院教授(環境物理化学、環境計測科学)の伊藤公紀氏へ、岩上安身がインタビューを行なうのは、今回が3度目である。伊藤氏は世界各国のエネルギー政策や原発の問題点について語り、世界的規模でみる原発事故の確率について、「15年に一度、大事故が起きるという説もある」と述べた。
■イントロ
伊藤氏は「気候変動におけるさまざまな要因が、地球的、地域的、局所的に多様な影響を与えており、その対策には、西洋的と東洋的、2つの視点が必要だ」と話した。「西洋的視点は、単純化、分析的、理想化であり、科学に適するが、現実乖離の傾向があり、対策には不向き。東洋的視点は、総合的、現実的、複雑であり、実務や対策に向く」として、科学面では西洋的な原因除去を、対策面では東洋的な回復力強化という、2つの使い分けを提起した。その一例として、ヨーロッパで行なわれている、多様な発電を地域の特性によって組み合わせ、互いに融通しながら原発を減らしていく方式を紹介した。
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