2024年11月15日(金)午後1時より、福島県福島市のウェディングエルティにおいて、福島県保健福祉部県民健康調査課主催の「第23回 甲状腺検査評価部会」が開催された。
この日の部会は、これまでの計4回のデータ解析結果を踏まえた、実質的に第1回目の解析となった。また、前部会で挙げられていた検討事項について取り上げられ、その回答・新たな解析結果が報告された。
甲状腺検査評価部会とは、「県民健康調査」甲状腺検査について、病理、臨床、疫学等の観点から専門的知見を背景とした議論を深め、適切な評価を行っていくため、設置されたものである。
チェルノブイリ原発事故において、放射性ヨウ素の内部被ばくによる小児の甲状腺がんが報告されている。福島県はチェルノブイリに比べて放射性ヨウ素の被ばく線量が低いとされているが、子どもたちの甲状腺の状態を把握し、健康を長期に見守ることを目的に甲状腺検査を実施している。