2021年5月18日(火)、午前9時頃より、東京都千代田区永田町の中央合同庁舎にて、河野太郎新型コロナワクチン接種推進担当大臣の記者会見が行われた。
冒頭、河野大臣より、この日の会見後、午後から非公開で開催される予定の「規制改革推進会議」について、その議題などについて、報告があった。
また、PFI(Private Finance Initiative:公共施設の整備・運用に民間の資金・創意・工夫を用いる手法)について、2019年度のPFI事業における、地域の企業の参画状況の調査結果の報告があった。地方公共団体が事業主体となるPFI事業47件の約9割、41件において地域企業が参画し、約半数にあたる22の事業では、地域企業が代表企業として参加したとのことであった。
最後に、ワクチンの摂取状況についての報告があった。
5月17日までの累計で、医療従事者へのワクチン接種回数は、約548万回となっており、480万人とされる医療従事者のほぼ4分の3が一回目のワクチンを終了し、2回目接種まで終わった人がほぼ4割となっているとのことであった。
高齢者へのワクチン接種については、5月16日(日)までの累計で、ワクチン接種完了者は約100万人となり、高齢者・医療従事者をあわせて全体で600万回を超えてきており、第5クールである5月10日からの2週間と、第6クールである5月24日からの2週間で、すべての高齢者の1回接種に必要なワクチンの配送が行われることになる。
その後、第7クールである6月7日からのワクチンの配送について、河野大臣は「昨日、都道府県ごとの配分数をお知らせした。高齢者の接種実績が累計で100万回に達したので、今後も着実に進めていく」と述べ、報告を終えた。
河野大臣からの報告後、各社記者と大臣との質疑応答となった。
質問は、モデルナ社製ワクチンの国内認可を見込んだ大規模接種会場の設置に、30の自治体から希望があったという、河野大臣の報告に関するものとワクチン接種の配送スケジュールについてが中心であった。
IWJ記者は、会見で指名されず、質問の機会を得られなかった。
大臣からの報告と質疑応答の一部始終は、全編動画にてご確認ください。