検体採取予約はあくまでもかかりつけのお医者さんまたは医療機関が行い、月・水・金の週3日、1日8人から20人を予定!~4.22 PCR検査時の検体採取仮設診療所、開設記者発表(千代田区内) 2020.4.22

記事公開日:2020.4.23取材地: テキスト動画
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(取材・文  渡会裕)

特集 #新型コロナウイルス
※2020年4月27日、テキストを追加しました。

 2020年4月22日、東京都千代田区内で、千代田区保健福祉部が主体となって設置した「PCR検体採取仮設診療所」のメディア向け内覧会が開催された。

 開催にあたり、石川雅己区長は「採取した検体を民間の検査機関に持ち込むと、早いと翌日には結果が出る」「判定と採取の分離が結果として感染防止につながる」と設置の趣意を述べた。

 山崎崇・千代田区地域保健課長は「軽症者はなかなか検査が受けられない、と区民から苦情のようなものは頂いていた」「区内の医師会、病院と連携を取って実現したが、医師の確保の関係で、1日あたり2時間、当初予定では一人当たり15分を想定していたが、慣れるにしたがって5分くらいで終わることができるだろう」と話した。

 重ねて歌川さとみ保健福祉部長は「医療スタッフは医師、看護師、受付事務の3人一組、すべて医療機関から来ていただく」「慣れてくれば一人当たり5分で終了するので、1時間あたり入れ替えを含めても10件が可能、1日2時間なので20件はできるのではないか、1日あたりの処理件数は弾力的に運用する」と述べた。

 仮設診療所は受付、検体採取、そしてスタッフの着替えの3つのセクションで構成され、検体採取のテント内はエアコン、排気ダクト、フットペダルで手洗いができる流しが設置されており、鼻腔粘膜から検体を採取して、専用容器に収めるまでは実質1分ほどで終了し、他の患者との接触はない。

 最後に単独取材に応じた歌川部長は「こちらの利用者は医師の診断を受けた方が、医師を通じて予約をする施設。区民の方が区役所に直接申し込むという利用のしかたではない。医師から検査が必要との連絡を受けて、月・水・金曜日のそれぞれ2時間予約を受け付ける。予約が決まれば、医師から曜日、時間が伝えられ、公共交通機関を使わずに来所いただく流れになる」とあくまで、かかりつけ医師を通じて実施される旨を強調した。

■全編動画

  • 日時 2020年4月22日(水)15:00~
  • 場所 東京都千代田区内

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