政治資金問題から見える「維新の正体」その55(長谷川豊氏の党支部の収支計600万円不記載疑惑)~ブログ「上脇博之 ある憲法研究者の情報発信の場」より 2019.7.16

記事公開日:2019.7.16 テキスト
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( 文・上脇博之 )

特集 「ゆ」党再編の要!? 橋下徹と維新の「正体」
※2019年06月19日18:21 投稿の本ブログは、上脇博之氏の許可をいただき掲載しています。

(1)長谷川豊氏は、フジテレビのアナウンサーだった。
2013年にはフリーアナウンサーになった。
2016年9月には、自身のブログで
「自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!
無理だと泣くならそのまま殺せ!
今のシステムは日本を亡ぼすだけだ!!」
というタイトルの投稿を行った。

(2)このような差別を公言する長谷川豊氏を
「日本維新の会」は、2017年
「日本維新の会千葉県第1選挙区支部長」に就任させている。

そして、「日本維新の会」は今年(2019年)1月22日、
夏の参院選の2次公認候補者4人を発表したが、
その中に何と長谷川豊氏もいた
https://www.sankei.com/politics/news/190122/plt1901220022-n1.html)。

(3)長谷川豊氏は、今年2月の講演会で、
「士農工商の下に、人間以下の存在がいる」
「当然、乱暴なども働く」「プロなんだから、犯罪の」
などと述べ、被差別部落への差別を助長する発言を行った。

しかし、
「日本維新の会」は長谷川氏を除名等の何らかの処分をすることはなかった。

「日本維新の会」は、長谷川豊氏の差別発言への抗議を受け、
やっと5月23日、持ち回りの常任役員会で、
長谷川豊氏につき、「当面、公認停止にする」と決めた(https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45178670T20C19A5CC1000/)。

その後、長谷川豊氏は、6月10日、「日本維新の会」に対して
夏の参院選比例区での公認を辞退すると文書で伝えたため、
「日本維新の会」は同日の常任役員会で、長谷川氏の申し出を了承した(https://www.asahi.com/articles/ASM6B5FX3M6BPTIL01Q.html)。

(4)すでにこのブログでも紹介したように
「日本維新の会」は、「戦争」発言をした丸山穂高議員につき、
議員辞職をさせないまま除名にして議員としての「逃亡」を手助けした。
一方、
長谷川豊氏について「日本維新の会」は除名したのだろうか?

長谷川豊氏は、自己のブログで「日本維新の会」を表示し続けている
http://hasegawa-yutaka.com/profile/)し、
事務所も、いまだに
「日本維新の会千葉県第1選挙区支部」の所在地のままであるかのような
表示になっている(http://hasegawa-yutaka.com/office/)。

いまでも、
除名されないまま「日本維新の会」の所属党員なのだろうか!?

(5)「日本維新の会」の長谷川豊氏に関しては、政治資金問題がある。
それは2017年である。

①「日本維新の会」(代表・松井一郎)の2017年分政治資金収支報告書
http://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/contents/SS20181130/0000600111.pdf
における「支出」欄には以下の記載がある。

寄附・交付金
60万円 2017年4月25日 日本維新の会千葉県衆議院第1選挙区支部
90万円 2017年7月25日 日本維新の会千葉県衆議院第1選挙区支部
90万円 2017年10月25日 日本維新の会千葉県衆議院第1選挙区支部
30万円 2017年12月25日 日本維新の会千葉県衆議院第1選挙区支部
300万円 2017年12月26日 日本維新の会千葉県衆議院第1選挙区支部

以上の合計は570万円になる。

一方、
②「日本維新の会千葉県衆議院第1選挙区支部」(代表・長谷川豊)の2017年分政治資金収支報告書
https://www.pref.chiba.lg.jp/senkan/shikin/reports/20181120/contents/189190_2017.pdf
における「収入」欄には、以下の記載がある

本部または支部から供与された交付金に係る収入
日本維新の会本部 60万円 2017年4月25日
日本維新の会本部 90万円 2017年7月25日
日本維新の会本部 90万円 2017年10月25日
日本維新の会本部 30万円 2017年12月25日

以上を合計すると270万円になる。

③上記の①の記載が真実なのか、それとも上記の②の記載が真実なのかについては、
それぞれに確認するしかない。

④ただ、多くの場合、寄付した側の記載が真実の場合が多いし、
党の本部の記載が間違いという場合はよほどのことであまり見られない。
それに、
「日本維新の会」は2017年12月に300万円の他の複数の支部に支出しているので、
上記①の記載が真実である可能性が高く、仮に、そうであれば、
「日本維新の会千葉県衆議院第1選挙区支部」(代表・長谷川豊)は、
「日本維新の会」からの300万円(2017年12月26日)の受領を
記載していないことになり、
それが真実だとすると、その分の支出も不記載したことになる
(収支計600万円不記載)し、
結果的には、収入額も支出額も虚偽記載したことになる。
いずれも政治資金規正法違反である。

「本円の収入額」は300万円足らずなので、
党本部からの300万円を単純ミスで不記載にするとは思えない。
記載しなかった300万円をどうしたのだろうか?
裏金として支出したのか?
ネコババしたのか?

⑤なお、上記②が真実であれば、
「日本維新の会」(代表・松井一郎)は、
「日本維新の会千葉県衆議院第1選挙区支部」に300万円を
支出したと記載したのは、政治資金規正法違反の虚偽記載になるが、
実際には、どのような目的に誰に対し支出したのだろうか?

(6)果たして真実はいずれなのだろうか?
「日本維新の会」も長谷川豊氏も、上記の点につき
説明責任を果たしてもらいたいものである。

(つづく)

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