政治資金問題から見える「維新の正体」その37(「いわき均後援会」の政治活動費の約62%~92%は「親睦行事」支出だった!)~ブログ「上脇博之 ある憲法研究者の情報発信の場」より 2019.7.12

記事公開日:2019.7.12 テキスト
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(文・上脇博之)

特集 「ゆ」党再編の要!? 橋下徹と維新の「正体」
※2019年5月2日23:13投稿の本ブログは、上脇博之氏の許可をいただき掲載しています。

(1)政党交付金(税金)を受け取っている「日本維新の会」
と「大阪維新の会」の議員らは、政治資金から
超破格な講演料「216万円」を支払っていたこと、
吉本新喜劇の観劇に「500万円」を支払っていたこと、
政治資金パーティー等なで「コンパニオン代」を支払っていることについては、
すでに、以下の投稿で、それぞれ紹介した。

「その3」(http://blog.livedoor.jp/nihonkokukenpou/archives/51909293.html
「その22」(http://blog.livedoor.jp/nihonkokukenpou/archives/51911489.html
「その36」(http://blog.livedoor.jp/nihonkokukenpou/archives/51913448.html

(2)今回の投稿では、
政治活動費のほとんどを旅行等「親睦行事に支出している政治団体があるので、
それを紹介しよう。

それは、「いわき均後援会」(代表:岩木均)である。

岩木均氏は、2003年4月の統一地方選挙で大阪府議会議員に初当選し、
その後、当選を繰り返し、
大阪維新の会幹事長代行、大阪維新の会 府議会議員団幹事、 第1期維新政治塾事務局長
を務めている大阪府議会議員である(http://www.arukuman.com/iwakihitoshi/profile.html)。
今年4月の統一地方選でも当選している。

「いわき均後援会」は岩木均議員の資金管理団体であり、
「後援会」という名称だが、代表は議員本人で
会費を支払っている会員は一人もいない。
つまり、
国民に後援してもらっているのではなく、
後援されているかのごとく装っている政治団体なのである。
自民党議員でも「維新」の議員でも、よくある政治団体である。

会費を支払っている会員は一人もいないのに、
なぜか「懇親行事」を行っているのである。

(3)では、
「いわき均後援会」の政治資金収支報告書、その概要、
とちわけ「親睦行事」の収支を紹介しよう。

①2014年分(http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/11318/00201611/26ab0339.pdf

「本年の収入」は1178万2500円
そのうち
「親睦旅行会」と「親睦懇親会」の収入合計は853万2500円。
「本年の収入」の約72%が「親睦旅行会」収入である。

「支出総額」は1192万2901円。
そのうち
「政治活動費」の支出合計額は928万9127円で、
そのうち
「親睦行事」の支出合計額は852万208円。
「支出総額」の約71%、「政治活動費」の約92%が
「親睦行事」に充てられている。

「親睦旅行会」と「親睦懇親会」の収入合計853万2500円
に対して「親睦行事」の支出合計額852万208円の占める割合は、
約99・9%である。

②2015年分(http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/11318/00228583/27ab0339.pdf

「本年の収入」は1271万600円。
そのうち
「親睦旅行会」と「親睦懇親会」の収入合計は635万7600円。
「本年の収入」の約50%が「親睦旅行会」収入である。

「支出総額」は1363万581円。
そのうち
「政治活動費」の支出合計額は1031万3587円で、
そのうち
「親睦行事」の支出合計額は637万6718円。
「支出総額」の約47%、「政治活動費」の約62%が
「親睦行事」に充てられている。

「親睦旅行会」と「親睦懇親会」の収入合計は635万7600円で、
「親睦行事」の支出合計は額637万6718円なので、
1万9119円の赤字である。
厳密にいえば、公選法違反の寄付になる。

③2016年分(www.pref.osaka.lg.jp/attach/11318/00260064/28ab0339.pdf)

「本年の収入」は842万7676円。
そのうち
「親睦旅行会」と「親睦懇親会」の収入合計は490万6000円。
「本年の収入」の約58%が「親睦旅行会」収入である。

「支出総額」は890万9734円。
そのうち
「政治活動費」の支出合計額は624万4874円で、
そのうち
「親睦行事」の支出合計額は490万7461円。
「支出総額」の約55%、「政治活動費」の約78%が
「親睦行事」に充てられている。

「親睦旅行会」と「親睦懇親会」の収入合計は490万6000円で、
「親睦行事」の支出合計額は490万7461円なので、
1461円の赤字である。

④2017年分(http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/11318/00307435/29ab0339.pdf

「本年の収入」は1012万1600円。
そのうち
「親睦旅行会」と「親睦懇親会」の収入合計は637万600円。
「本年の収入」の約63%が「親睦旅行会」収入である。

「支出総額」は1010万4840円。
そのうち
「政治活動費」の支出合計額は789万1957円で、
そのうち
「親睦行事」の支出合計額は636万6257円。
「支出総額」の約63%、「政治活動費」の約81%が
「親睦行事」に充てられている。

「親睦旅行会」と「親睦懇親会」の収入合計637万600円
に対して「親睦行事」の支出合計額636万6257円n占める割合は、
99・9%である。

(4)以上のうち、
「親睦行事」の支出合計額と、「親睦行事」支出の「政治活動費」支出に占める割合は、
2014年 852万 208円  約92%
2015年 637万6718円  約62%
2016年 490万7461円  約78%
2017年 636万6257円  約81%
 平均   654万2661円  約78%

「いわき均後援会」は、「親睦行事」をするための政治団体といっても
過言ではないだろう。

(5)2015年は、大阪府議会選挙が行われた年である。
同年の「親睦旅行会」と「親睦懇親会」の各開催日が不明だが、
「親睦行事」の支出の支出日から推察すると、選挙の後かもしれない。

そうであれば、
「親睦行事」の支出合計額と、「親睦行事」支出の「政治活動費」支出に占める割合が
一番大きいのは、選挙前の2014年ということになる。
そして、2015年の、選挙のあった直後は赤字で開催していたのである。

以上も、「身を切る改革」を看板にした「大阪維新の会」の正体の一つのようだ!

(つづく)

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