政治資金問題から見える「維新の正体」その29(チャップリンと真逆の「笑い」に乗じ自民党と同じ穴の狢状態)~ブログ「上脇博之 ある憲法研究者の情報発信の場」より 2019.7.10

記事公開日:2019.7.10 テキスト
このエントリーをはてなブックマークに追加

(文・上脇博之)

特集 「ゆ」党再編の要!? 橋下徹と維新の「正体」
※2019年4月21日20:49 投稿の本ブログは、上脇博之氏の許可をいただき掲載しています。

(1)吉本新喜劇は、かつて、テレビで放送されるとき楽しく観ていた。
しかし、あまりにも下品な「笑い」に呆れ、もう何年も観ていない。

統一地方選後半の投票の前日(2019年4月20日)、
「独裁者」安倍晋三自民党総裁がその吉本新喜劇の舞台に登場し、
首相として観客に政府広報したようだ(https://dot.asahi.com/wa/2019042000025.html?page=2)。

チャップリンとは真逆で、よしもと芸人が独裁者と「共演」する状態である。
もうこれは、演劇ではない。
首相が演劇を事実上のっとったわけだが、「よしもと」はそれを受け入れたわけだ。
喜劇ではなく悲劇である!

(2)このブログでは、政治資金問題から見える「維新の正体」について連載投稿してきたが、
「その22」で紹介したように、「維新」も吉本興業と結託していた。

「馬場伸幸後援会」が「なんばグランド花月貸切観劇会」に500万円支出(http://blog.livedoor.jp/nihonkokukenpou/archives/51911489.

その際に、私は「従来の保守政治家と同じではないか!」と指摘した。

(3)そこで、以下では「自民党」の政治家の政治団体の場合を紹介しよう。

紹介するのは、自民党の「吉村善美(よしみ)」氏の政治団体である。

「吉村よしみ」氏は、自民党の元大阪府議会議員である(https://yoshimura-y.net/)。
1991年に富田林市議会選挙で当選し(3期)、
2003年には大阪府議会選挙に初当選し、府議会議員を4期つとめた人物である(https://yoshimura-y.net/top/profile.htm)。

「吉村よしみ後援会」(代表・渡邊文一)は、吉村よしみ氏の資金管理団体ではなく
「その他の政治団体」である(http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/11318/00307580/29yk0075.pdf)が、
その主たる事務所の所在地は、
資金管理団体「吉村よしみを育てる会」(代表・吉村善美)と同じ住所であり(http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/11318/00307427/29yk0063.pdf)、
前者の会計責任者は後者の事務担当者であり、
また、「吉村よしみ後援会」は、例えば2017年には「吉村よしみを育てる会」から計370万円の寄付を受け取っている。
さらに、「吉村よしみを育てる会」は、経常経費の支出は0円で、
政治活動費の支出は前述の「吉村よしみ後援会」への寄附計370万円だけである。

つまり、「吉村よしみを育てる会」は、
政治資金の支出の透明度の低い「吉村よしみ後援会」で政治資金が支出されるよう、
「吉村よしみ後援会」へ政治資金を支出して、
政治資金の詳細な明細の記載を回避しているのである。

これは、「維新」の吉村洋文氏の政治団体の場合と同じ手口である(http://blog.livedoor.jp/nihonkokukenpou/archives/51910736.html)。

(4)「吉村よしみ後援会」の2017年政治資金収支報告書(http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/11318/00307580/29yk0075.pdf)によると、
会費を支払った会員は0人で、会費収入は0円である。

また、同収支報告書には、以下の収入と支出が記載されていた。

①収入

吉村よしみと吉本新喜劇のつどい 449万9000円

②支出

組織活動費 行事費

・吉村よしみと吉本新喜劇のつどい貸切公演代 339万円 2017年7月4日 株式会社よしもとクリエイティブ・エージェンシー
・吉村よしみと吉本新喜劇のつどい弁当代 85万円 2017年7月4日 株式会社よしもとクリエイティブ・エージェンシー
・その他の支出 26万4000円
計441万4000円

そのほかに、以下の支出もあった。

宣伝事業費

振込用紙・吉本新喜劇のつどい申込書・挨拶文印刷代 14万3888円 2017年3月31日 ST総合広告

これを支出合計に含めると、計455万7888円になり、赤字になる。
赤字がバレないように、姑息にも政治資金収支報告への記載を分けたのだろう。

(5)以上、自民党府議(当時)の政治団体の場合を紹介したが、
それと比較しても、
「維新」の「馬場伸幸後援会」による「なんばグランド花月貸切観劇会」500万円支出は多額だ。

まるで安倍自民党よりも政治資金をつぎ込み、
「独裁者」安倍首相と同じように「新喜劇」を政治利用することが目的なのかもしれない。

それが、安倍自民党の補完政党である「維新の正体」なのだろう。

(つづく)

——ブログへのリンク——

IWJの取材活動は、皆さまのご支援により直接支えられています。ぜひ会員にご登録ください。

新規会員登録 カンパでご支援

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です