安倍晋三総理と会談したイランのハメネイ師はトランプ大統領を「一切メッセージを交換するに値しない人物」と一蹴! 米国はタンカー攻撃事件を「イランの仕業」と決めつけ、「日本を侮辱した」と喧嘩を焚きつけ! 2019.6.16

記事公開日:2019.6.16 テキスト
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(文:IWJ編集部)

 イランを訪問した安倍晋三総理は6月13日、イランの最高指導者ハメネイ師と会談した。安倍総理のイラン訪問は、緊張が高まっている米国とイランとの間で、「仲介役」となることが目的の一つとされている。

▲安倍晋三総理(2017年10月7日、IWJ撮影)

▲ハメネイ師(Wikipediaより)

 安倍総理はハメネイ師に、「私はトランプ米大統領のメッセージを閣下にお渡ししたい」と述べたが、ハメネイ師の回答は非常に厳しい内容だった。

 ハメネイ師は安倍総理に対し、「私は貴殿の善意と真摯さに疑いを持っていない」と前置きしつつも、「私はトランプ大統領個人は一切メッセージを交換するに値しない人物だと思っている。彼に対して何の回答も持っていないし、回答することもないだろう」と拒絶したのである。

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トランプ大統領がイランとの対話を望むかのような発言! しかし、米財務省は対イラン制裁を表明!

 安倍総理はイラン訪問にあたって、トランプ大統領から「おつかい」を頼まれていたようである。

▲トランプ大統領(Wikimedia Commonsより)President Donald J. Trump speaks with Secretary of Defense James Mattis and other senior leaders of the armed forces at the Pentagon in Washington, D.C., Jan. 27, 2017. (DOD photo by U.S. Air Force Staff Sgt. Jette Carr)

 トランプ大統領は6月11日、安倍総理と電話会談を行い、ロウハニ大統領やハメネイ師へのメッセージを安倍総理に伝えたとされる。また、同日にトランプ大統領はホワイトハウスで記者会見を行い、「イランは今ではかつてないほど米国を尊敬していると思う」「私は彼らの助けになりたい」などと、独善的でトンチンカンな声明を述べた。

 しかし、トランプ大統領がイランとの対話をほのめかしていたその一方で、米国の財務省は6月12日、トランプ政権が「外国テロ組織」に指定したイラン最高指導者直属の精鋭部隊「革命防衛隊」に関連する、イラク拠点の企業1社と関係者2人を経済制裁の対象に指定した。

 同省は6月7日にも、イランの石油化学最大手のペルシャン・ガルフ石油化学工業(PGPIC)と、その傘下の関連会社や代理店など39社を制裁対象とすることを発表していた。

「この行為は誠実と言えるだろうか?」ハメネイ師が安倍総理との会談で、米国による対イラン制裁を猛批判!

 トランプ大統領がイランとの緊張緩和に向けて対話路線にかじを切ったかのような発言をした一方で、米国は対イラン制裁を表明した。

 イランのニュース・サイト「パース・トゥデイ」によると、ハメネイ師は安倍総理との会談で、5月25日から28日までの日米首脳会談に触れつつ、次のように米国に対する強い不信感を語ったという。

 「何日か前、トランプ大統領は貴殿と会談し、イランについても話し合いがなされた。だが、日本から帰国した後、すぐさまイランの石油化学産業への制裁を発表した。この行為は誠実と言えるだろうか? これは、トランプ大統領が誠実に交渉するつもりであることを示すものだろうか?」

 会談では安倍総理が、「イランが核兵器を製造するのを阻止する」と米国が表明していることにも触れたことを、パース・トゥデイが伝えている。この時ハメネイ師は、こう語ったという。

 「我々は核兵器には反対である。私は核兵器の製造を禁止する教令を発令している。だが、覚えておいていただきたいのは、もし我々が核兵器の製造を望めば、米国には為す術はないということである。米国の許可がないことは何の障害にもならない」

 安倍総理は、トランプ大統領が「米国との交渉によりイランは発展するだろう」と発言したことも引き合いに出したという。しかし、ハメネイ師は、「我々は神の御加護のもと、米国とも交渉することなく、そして制裁にもかかわらず進展するだろう」と答えたとされる。

NHK岩田明子記者が安倍総理のイラン訪問について、まるで米国とイランとの「仲介役」として成功を収めたかのような「トンデモフェイク解説」を公共の電波で垂れ流す!

 ハメネイ師がこれほど強い拒絶の意思を示した以上、米国とイランの「仲介役」は失敗といわざるをえない。しかし、驚くべきことに、あるいは「やはり」というべきか、安倍総理ベッタリの提灯持ちとして知られるNHKの岩田明子記者は、安倍総理のイラン訪問について「トンデモフェイク解説」を垂れ流した。

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