「野党統一候補なら応援は控える」という連合の傲慢な姿勢に市民から反発の声!「自分たちの利害で、こんな立派な人の応援をやめるのはどうかと思う」〜衆院東京10区補選、鈴木庸介候補街頭演説 2016.10.21

記事公開日:2016.10.23取材地: テキスト動画
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(取材・文:青木浩文)

 衆院東京10区補選も残す所あと一日となった2016年10月21日、鈴木候補は東京・目白駅前で街頭演説を行い、民進党の蓮舫代表、山尾志桜里議員が応援演説を行なった。終始100名ほどが足を止めて、約40分の演説に耳を傾けていた。

▲応援演説に駆けつけた民進党・山尾志桜里議員

▲応援演説に駆けつけた民進党・山尾志桜里議員

 他方、市民からは、鈴木候補を推薦する民進党と、その最大の支持母体である連合の姿勢に対して、不安、不満の声も聞かれた。

 IWJは演説後に市民にマイクを向け、「鈴木庸介候補が野党統一候補となるのであれば、応援を控える」と連合が発言し、実際に運動員の引き上げなどの「圧力」をかけたことについて率直な感想を聞いた。

■ハイライト

  • 弁士 鈴木庸介氏(衆院東京10区補選候補)/山尾志桜里氏(衆議院議員、民進党)/蓮舫氏(民進党代表、参議院議員)
  • タイトル 東京10区補選 野党統一候補 鈴木庸介氏 街頭演説 ―応援弁士 民進党 蓮舫代表
  • 日時 2016年10月21日(金)17:05〜
  • 場所 目白駅前(東京都豊島区)

「野田幹事長が連合に謝罪にいったというが、意味がわからない」「連合の件で応援者が減っているみたい。本当に残念」

 昨日、IWJがスクープで報じている通り、衆院補選における事実上の「野党共闘」の動きが盛り上がっていることに不満を抱いた連合は、鈴木候補の応援を「控える」という決断をした。露骨な圧力である。

 それだけではない。新潟県知事選においても、連合は自公推薦の森民夫候補を支持し、米山隆一氏の出馬を「抑える」よう民進党に指示していた。いずれもIWJの独自取材で明らかになっている。

 ▲鈴木庸介候補と民進党・蓮舫代表

▲鈴木庸介候補と民進党・蓮舫代表

  元SEADLsで大学生の矢部真太さんは、「僕も『野党共闘』を支持している人間ですけど、今回の選挙は民進党さんだけで動いている感は拭えない。野田幹事長が連合に謝罪にいったというが、謝罪の意味がよくわからない。連合にすり寄るという形でアクションを起こしている部分が不安」と、悩ましい気持ちを明かした。

(…会員ページにつづく)

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