衆院東京10区補選も残す所あと一日となった2016年10月21日、鈴木候補は東京・目白駅前で街頭演説を行い、民進党の蓮舫代表、山尾志桜里議員が応援演説を行なった。終始100名ほどが足を止めて、約40分の演説に耳を傾けていた。
▲応援演説に駆けつけた民進党・山尾志桜里議員
他方、市民からは、鈴木候補を推薦する民進党と、その最大の支持母体である連合の姿勢に対して、不安、不満の声も聞かれた。
IWJは演説後に市民にマイクを向け、「鈴木庸介候補が野党統一候補となるのであれば、応援を控える」と連合が発言し、実際に運動員の引き上げなどの「圧力」をかけたことについて率直な感想を聞いた。
- 弁士 鈴木庸介氏(衆院東京10区補選候補)/山尾志桜里氏(衆議院議員、民進党)/蓮舫氏(民進党代表、参議院議員)
- タイトル 東京10区補選 野党統一候補 鈴木庸介氏 街頭演説 ―応援弁士 民進党 蓮舫代表
- 日時 2016年10月21日(金)17:05〜
- 場所 目白駅前(東京都豊島区)
「野田幹事長が連合に謝罪にいったというが、意味がわからない」「連合の件で応援者が減っているみたい。本当に残念」
昨日、IWJがスクープで報じている通り、衆院補選における事実上の「野党共闘」の動きが盛り上がっていることに不満を抱いた連合は、鈴木候補の応援を「控える」という決断をした。露骨な圧力である。
それだけではない。新潟県知事選においても、連合は自公推薦の森民夫候補を支持し、米山隆一氏の出馬を「抑える」よう民進党に指示していた。いずれもIWJの独自取材で明らかになっている。
▲鈴木庸介候補と民進党・蓮舫代表
元SEADLsで大学生の矢部真太さんは、「僕も『野党共闘』を支持している人間ですけど、今回の選挙は民進党さんだけで動いている感は拭えない。野田幹事長が連合に謝罪にいったというが、謝罪の意味がよくわからない。連合にすり寄るという形でアクションを起こしている部分が不安」と、悩ましい気持ちを明かした。