「政府がおかしなことをやろうとしたときに、ブレーキを踏む勢力がなくなってしまったら、この国の政治はおかしくなってしまう!」(民進党代表代行・細野豪志氏)
衆議院東京10区補選は、後半戦を迎えた。2016年10月19日、東京都豊島区東長崎駅前で行われた民進党・鈴木庸介候補の街頭演説で、民進党代表代行の細野豪志氏が応援弁士としてマイクを握った。
細野氏は「今ブレーキを踏むためには、日本全国広しと言えども、判断をできるのは、この東京10区と福岡の皆さんしかいない」と語り、10月23日に投開票が行われる二つの補選の重要性を強調した。
▲鈴木庸介候補の応援に駆けつけた民進党の細野豪志代表代行
- 日時 2016年10月19日(水) 15:00~
- 場所 東長崎駅北口(東京都豊島区)
鈴木氏は今国会に提出された「年金制度改革関連法案」について触れ、「民進党の試算では、同法案によって国民年金で年4万円、厚生年金で年14万2千円減額されてしまう。この『年金カット法案』をまずストップしなければ、皆さまの生活が壊れてしまう」と、時々声をからしながらも、同法案が国民生活に与える影響について警鐘を鳴らした。
そのうえで鈴木氏は「『他の候補が優勢』などとして、私が負けるかのような報道が流れています。だからこそ、『年金カット法案だけは絶対許しません』と旗印を掲げている私が勝てば、これは国民の総意として受け止められ、強行採決なんてできなくなるんです。私がこの選挙区で勝つことが、『年金カット法案』を止める唯一の方法です」と結び、自身への投票を訴えた。
▲支持を訴える鈴木庸介候補