東京・池袋駅東口で、東京10区補選・若狭勝候補の応援に小池百合子東京都知事、安倍晋三内閣総理大臣、山口那津男公明党代表が結集し、2000人の聴衆とマスコミの注目を集めていた10月16日(日)、民進党・鈴木庸介候補は、朝から電車を乗り継いで駅前での街頭演説を行っていた。
選挙区内を走るJR、地下鉄、都電、西武、東武の各線を利用して、駅前での10分間の演説を32ヶ所。まさに「分刻みの」スケジュールだ。
(取材・文:城石裕幸)
東京・池袋駅東口で、東京10区補選・若狭勝候補の応援に小池百合子東京都知事、安倍晋三内閣総理大臣、山口那津男公明党代表が結集し、2000人の聴衆とマスコミの注目を集めていた10月16日(日)、民進党・鈴木庸介候補は、朝から電車を乗り継いで駅前での街頭演説を行っていた。
選挙区内を走るJR、地下鉄、都電、西武、東武の各線を利用して、駅前での10分間の演説を32ヶ所。まさに「分刻みの」スケジュールだ。
■ハイライト
東武練馬駅前でマイクを握った鈴木候補は、安倍政権の経済政策を「永遠に、いつまでたっても道半ばだ」と批判。「格差が拡大すると結果的に国力は衰え、社会不安が増大する。経済成長にかける莫大なお金を少しずつ個人に振り分けることで、生活や教育の底上げができる」と、民進党の主張する「分配の経済」を訴えた。
鈴木候補は10月9日の岩上安身によるインタビューで、自身の「ニート」時代を告白、辛い思い出に涙を見せる場面もあった。それだけに「生活や教育の底上げ」という言葉には力がこもる。
さらに今国会に提出された「年金制度改革関連法案」を「年金カット法案」と批判。「このまま行けば、会期末にこの法案は通ってしまうでしょう。それを止めるための民意を示すためにも勝たせてほしい」と訴えた。