この夏の参議院選挙に向けた野党統一は、はたして本当に実現するのか――?
市民勝手連「ミナセン(みんなで選挙)」の全国各地29団体が集まり、2016年1月22日、参議院議員会館でシンポジウムが行われた。野党共闘の気運を盛り上げるべく行われたシンポジウムだったが、会場に集まった人々の鬱憤は晴れるどころか、逆に深まったと言えるかもしれない。
▲ミナセンシンポジウム登壇者――岩上安身(左から4人目)、はたの君枝議員、福山哲郎議員、福島みずほ議員
「とにかくみんなで勝てる候補者を応援するための作業を進めることが、たぶん夏の参議院選挙までに非常に重要なことだと僕は思っています!」登壇者の民主党・福山哲郎議員は力を込めて語ったが、参加者にはかなり白々しく響いたようだ。「勝てる候補」とは、民主党やその仲間たちの推す候補であって、共産党はその輪の中にも入っていない。はなから「仲間はずれ」だ。民主党にとっての「野党共闘」とは、共産党とは協議もせず、話し合いもせず、ただ一方的に、しかも「自主的」に、共産党が候補者を降ろせ、ということだけを意味するのだ、と会場にいたほとんどの人が確信した瞬間だった。
それは何かが違う。話し合おうとしない民主党の頑なさ、上から目線のモノ言いも、鼻についたに違いない。そんな中途半端な「野党共闘」で、自公の候補に本当に勝てるのか、という不安もよぎったはずだ。ざわめいた会場からは、「福山さん、連合はどうなのよ!?」という声も聞こえてきた。
民主党の支援団体・連合の神津里季生会長は、15日、「候補者を後から共産党が応援することはあるかもしれないが、最初から共産党がその輪の中にあるというのは違う」と、共産党含めた野党共闘に水を差すような発言をしていた。「共産党を輪の中から締め出せ」という「村八分」的な発言のその狭量っぷりからは、絶望的なまでに選挙を敗北に導くニオイが漂っていた。カビ臭い「敗北臭」とでも言うべきか。参加者からの発言は、そうした連合や民主党への明らかな苛立ちの表れだった。
今度の参院選は、改憲の発議がかかっている。改憲勢力に3分の2の議席を取らせたら、戦後初めて、改憲の発議が行われてしまうのである。それも持ち出されるのは、緊急事態条項。ナチスが独裁を確立した時に用いた「手口」である。成立し、発令されれば、現行の憲法秩序は停止し、国民主権も三権分立も基本的人権もすべてフリーズさせられる。もちろん、言論の自由も、集会・結社の自由も認められない。今は、かつてない、自由と民主主義の危機のときなのだ。
切羽詰まった選挙であるというのに、改憲阻止のために小異を捨てて大同団結するどころか、「共産党が気に食わない」という話が、最初に持ち出される。そんな偏狭さ、優先順位を理解していない発言に、一般有権者の憤怒が爆発した。
野党共闘が進んでいないのは周知の事実だ。協力し合わなければ、巨大な与党・改憲勢力に勝てないというのに、他党を「アレルゲン」呼ばわりする民主党内の議員や、党最大の支持母体である連合の態度、ふるまいに、有権者はしびれを切らしている。
1月24日には、沖縄県宜野湾市や、東京都八王子市、山口県岩国市で市長選が争われたが、いずれも自民・公明の推薦する現職候補が、対立候補を大きく引き離し当選した。野党共闘も、無党派市民の結集も、現状では決してうまくいっていない。
このまま行けば、来夏の参院選では、与党が圧勝し、改憲勢力が改憲に必要な3分の2以上の議席を獲得する可能性が高い。
有権者に向かって「『勝てる』候補を選べ」と言うが、共産党に候補擁立を見合わせさせたあとで、民主党が推薦する候補は必ず勝てる自信があるのか? 改憲に反対するすべての人の力を結集して、それでやっとなんとか3分の2の議席を取られるのを阻止できるかどうか、なのではないか。
民主党はそうした現実が見えていないのだろうか。それとも、3分の2を阻止しようという気はさらさらなく、それなりに善戦すればそれで良し、と思っているのだろうか。
もういいかげん、はっきりさせたい。有権者は、次の選挙は死にものぐるいの真剣勝負を挑まないと、基本的人権も失いかねないのである。
- なぜ今「選挙」なのか(プチ憲法カフェ)
恐すぎ緊急事態条項改憲(太田啓子弁護士・小口幸人弁護士)
- 選挙状況分析
- 全国勝手連報告~勝手連のつくり方、活動・参加のしかた~熊本、石川、東北、東京、神奈川、千葉、埼玉など各地ミナセンより
- 連帯の挨拶 千葉 泰真氏(市民連合/SEALDs)、鷹巣 直美氏(「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会)
- パネルディスカッション「野党結集の課題・市民に望むこと」
司会・進行 岩上安身氏
パネラー(予定):維新・初鹿明博衆議/共産/社民・福島みずほ参議/生活/民主・福山哲郎参議
「あすわか」の小口幸人・太田啓子両弁護士が「緊急事態条項」に警鐘を鳴らす!
シンポジウムの前半では、「プチ憲法カフェ」と名づけられた講演が行われた。
若手弁護士有志の会「明日の自由を守る若手弁護士の会(あすわか)」は、全国各地で自民党の「憲法改正草案」の内容の怖さを訴える「憲法カフェ」を開催している。
「あすわか」の小口幸人・太田啓子両弁護士はこの日の集会で、自民党が改憲の際はまっさきに新設をめざすとしている「緊急事態条項」について、「昭和21年に大臣が、『過去何十年を見ても間髪を入れずに法律を作らなければ対処できない事態などなかった』と言っている。これから緊急事態条項を新たに作る必要など全くない」と断言した。
さらに、「緊急事態条項は立憲主義を一時的に停止しようという、いわば憲法の中に埋まっている自爆装置みたいなもの」と緊急事態条項の欺瞞性と危険性を強く訴えた。
▲「あすわか」小口幸人 弁護士
▲太田啓子 弁護士
「連合はどうなるの!?」「なんで民主党として決められないの?」会場からのブーイングに、民主党・福山哲郎議員は「共産党」のせいを強調!?
続いて行われたパネルディスカッションでは、維新の党・初鹿明博衆議院議員、日本共産党・はたの君枝衆議院議員、社民党・福島みずほ参議院議員、生活の党と山本太郎となかまたち・山本太郎参議院議員、民主党・福山哲郎参議院議員の5名が参加し、IWJ代表・岩上安身が司会進行を務め、議論が行われた。
衆議院、参議院ともに本会議がシンポジウムの前に行われていたことから、議員を待つ間、司会の岩上安身がプレゼンをした。岩上安身のプレゼンについては、稿を改めて記事化する。岩上安身は、改憲勢力が目指す「緊急事態条項」が一度創設されれば、民主主義は終わりになると、危険性を強調したうえで、改憲勢力に3分の2以上の議席を取らせない方策や意気込みを、到着した各議員に聞いた。
▲発言する野党議員ら
初鹿議員やはたの議員が、「緊急事態条項」への危機感を露わに語る中、マイクを握った民主党・福山議員の発言は「異様」だった。
福山議員は、株価が暴落したアベノミクスの失敗や、低所得者対策にならない軽減税率の問題を受け、安倍政権が「経済が論点になったら困る」と考えていると主張。だからこそ、「憲法改正というところに目を逸らしたい、という相手の思い」があると、改憲はあくまで「めくらまし」に過ぎないと述べた。
しかし、安倍総理はすでに「緊急事態条項」創設を目指すことを明言しており、今もっとも警戒すべき問題がこの「緊急事態条項」であることは、間違いない。
福山議員の巧みな弁舌を聞きつつ、「あれ?」と首をかしげた人は少なくないはずだ。気がつくと、最も危険な「緊急事態条項」というテーマは最優先議題ではなくなり、多くのイシューのうちの1つである、ということになってゆく。「緊急事態条項」の論点に戻ることなく、福山議員は続けて、夏の参院選を見据え次のように語った。
「32ある一人区は、みんなで勝てる候補者を応援しないと厳しいんです。みんなで勝てる候補者を応援するにあたって、それぞれの地域の事情があります。そのときにどの候補者が勝てる可能性がより高いのかを、市民のみなさんに選択をしていただいて、とにかくみんなで勝てる候補者を応援するための作業を進めることが、たぶん夏の参議院選挙までに非常に重要なことだと僕は思っています! そのことに対して我々は、一生懸命、力を尽くしていくことをお約束したいと思います!」
言葉に力を込めた直後、会場から「福山さん、連合はどうなの!?」という声が聞こえてきた。これを受けた福山議員は、「え? いや…僕は今民主党で来てますので、ちょっと待って下さい」として、取り合わず、「みんなで勝てる候補者を応援していくことが重要です!」と繰り返した。
会場のざわめきが高まる中、福山議員は声を高めて続けた。
「2013年の参議院選挙、3年前、野党は惨敗しました。民主党も惨敗しました。ところが比例票、与党の比例票は2603万票、野党の民主・維新・共産・みんな・生活・社民、こんだけバラけた比例票は、足し算をすると2720万票。だから、与党の票よりも、野党の方が上回っています!
だからそのことに対して私たちはさっきも申し上げたように努力を一生懸命やっていきます…」
小学生でもわかる足し算・引き算である。全ての野党の比例票を合計すると、与党の比例票を上回る。しかし、オール野党の合計票から共産党を引いたら、オール与党を下回る。何をすべきなのか、明白である。
福山議員が話終わらないうちに、会場から再び声が発せられた。
「なんで民主党として決められないの、それ?」
「それ」とは、共産党を含めた野党共闘のことに他ならない。野党が獲得した票数をすべて合算して与党の票数より上回ったというならば、野党一つ残らず組んだオール野党共闘が必要になってくるのは自明の理だ。
「みんなで勝てる候補者」を強調する福山議員だが、民主党の一部議員や最大の支持母体である連合は、いまだに「共産党アレルギー」を持ち出し、代表の岡田克也氏も共産党とは距離を置く発言を繰り返している。オール野党の共闘をはばんでいるのが当の民主党であることは誰の目にも明らかだ。
福山議員は「いや、ちょっと待って下さい」と会場のざわめきを制しつつ、「共産党さんが『国民連合政府』を言って、9月の19日にみんなで戦ったあとに、公認候補者を立てておられます」として、共産党の公認候補者擁立が、「連合政府」構想と矛盾していることを強調した。
「それは僕らが関与できる話ではないので、そこに立てていることに対して僕はとやかく言っていません。だからこそ、今からみんなで、応援できる候補者を立てることに私たちは最大限努力しますので、そのことに対してみなさんも協力をしてください!」と、福山議員は声を荒げた。その福山議員の訴えに対して、声がかき消されるほどの不規則発言やブーイング、言葉にならない不平不満の声があがった。
野党共闘ができないのは、候補者を立てている共産党が悪いのだ、と言わんばかりの福山議員の言い分だが、それは違うだろうと、会場に詰めかけたほとんどの人が思ったはずだ。共産党は少なくともオール野党の共闘を呼びかけた。だが、民主党は、維新との合流だけにやたら熱心で、他の野党に対しては積極的に共闘を呼びかけていないことを誰もが知っている。もちろん、共産党排除は、昨年9月から一貫して変わらない。
オール野党共闘と言っても、野党の中で、全国の選挙区にまがりなりにも候補者を立て、選挙運動を自前で行うことができる組織を持っているのは、共産党だけである。他の野党は、ごくごく小さな規模となってしまった。民主党の議員の多くは、自民党議員のような自前の地元の後援組織をもっていない。ほとんどの議員が連合頼みである。
支持基盤が弱い。地力がない。しかし、そこに無党派層の支援が加わったとき、2009年の政権交代の大風が吹いたのだ。ミナセンシンポジウムの会場に詰めかけたのは、その多くがおそらくは無党派だが真剣に政治を憂いているはずの市民であろう。そうした人々は、そのような各党の事情も、ご存知のはずである。そして、民主党が共産党と真剣に話し合い、手を組んで、要をまとめて統一候補に集中できれば、勝機が見えてくるのではないか、とのほのかな期待も抱いているはずだ。共産党は、野党統一候補が決まれば、自主的に自前の候補を降ろす、ということも発言している。
かつての共産党から見れば、驚くほど譲歩しているのに、驚くほど歩み寄らず、最初から「共産党とは組めない」と問答無用の拒絶をしたのは、民主党の方である。民主党内の右派だけかと思っていたら、どうやら民主党全体の姿勢のようである。
「話し合ってもらいたいというのが皆さんのコンセンサス」岩上の発言に、福山議員が「話し合いをしないって僕、一言も言っていない!」
怒号と大ブーイングの飛び交う会場の反応を見た司会の岩上安身が、不規則発言を慎むよう制しながら、「これは大事な論点で、皆さんがお感じになっているのは、民主党と共産党がなぜ話し合えないのかということではないでしょうか?」とまとめ、「話し合ったうえで一本化、話し合ったうえで共産党が納得して降りるというのならわかるが、『お前らが勝手に降りろ』という言いかたはないだろう、とお感じになっているのではないですか?」と会場へ投げかけると、参加者から大きな拍手が湧いた。
▲日本共産党・はたの君枝 衆議院議員
「やはり共産党のはたのさんの言い分も聞いてみなければなりません」と、マイクを向けられた共産党・はたの議員は、「政党それぞれ考えがありますが、全国32の1人区は政党同士が真剣に議論をして、しっかり同意をしていくことが大事だと思います」と、話し合いの重要性に同意を示したつつ、次のように続けた。
「その時点で調整することは、私たちとしては大いにありますから。国民連合政府が前提ではありませんから。私たちとしては(国民連合政府を)目指すけれども、議論の中でそれはさておき、選挙のために一本化をするという気は当然ありますから」。
はたの議員は、共産党側にも協議内容によっては一度立てた候補者を引き下げる用意があると主張し、福山議員からの批判に正面から応じた。共産党は正面から話し合う、と言う。民主党は、なんだかんだと言いつつ、話し合いを避けている。そういう構図が浮きぼりになりかけた。
▲民主党・福山哲郎 参議院議員
はたの議員の発言を受けた福山議員は、「そんなの分かってますから」と、はねのけた。「私は最初からみんなで応援できる(勝てる)候補者を応援したいと言っているわけです」と繰り返し、「でも、そのことを言い出している時にも、共産党は候補者を立ててきました。そのことに対して皆さんは何も言われないですけれども、みんなでやろうと言っている時に(共産党は)公認候補を立ててきたんですよ」と声を大きくして反論。福山議員の発言を受けた会場からは、さらに一層、不満や怒りの声が飛び交った。
野党共闘の話し合いを共産党が呼びかけたのは、安保法制が強行採決された直後の2015年9月19日だ。共産党の志位委員長が野党共闘を真っ先に呼びかけたことを、誰もが知っている。岡田代表は会談に応じたが、民主党内から、「共産党との会談に応じるな」という強硬な反対論を訴える幹部が現れた。民主党の政調会長の細野豪志議員である。共闘を呼びかけた共産党を、「シロアリ」呼ばわりしたのは、民主党の元代表の前原誠司議員だ。日本会議に属して、武道館で行われた「一万人改憲集会」にまで堂々と出席した民主党の国対委員長の松原仁議員の行動は、誰も咎めない。民主党がそうしたふるまいを許してきた党だということを、誰もが知っている。
こんな無礼な扱いをさんざん受けながら、共産党は呼びかけを続けたものの、なんの進展もなく、民主党の幹部から共闘への積極的な言動や行動が見られないまま、3ヶ月も時間を浪費して、やむにやまれず自前の候補を立てたら、「話し合っているうちに共産党は候補者を立てた」と福山議員からなじられる。その非難が正当なものではないことを、この会場にいるすべての人が知っている。
はたの議員が、「まだ協議が選挙の協力の話に入っていないんですよ。だから政党でそれぞれ立つのは自由。だけど協議して戦争法廃止で一本化しようと呼びかけている」と応じると、会場からは「そうだ!」と声援が上がった。
司会を務めた岩上安身が、「これは(民主党と共産党に)話し合ってもらいたいというのがここにいる皆さんのコンセンサスじゃないでしょうか」と間に入った。
「話し合いをしないというのはみんなに不全感を生じさせているようです」と岩上が述べると、福山議員は、「いやいや、話し合いをしないって僕、一言も言っていない! 一言も言っていない! そうやって決めつける方が悪い!」と叫んだ。
岩上は苦笑しながら、「決めつけてないですよ」と続けた。
「連合の会長が、『共産党と話し合いありきではなく、あくまでも無所属で立った中で後から入ってくるならいい』と発言していたりする。連合の発言というのは(民主党にとって)大きいじゃないですか。僕は一国民として、連合が決めるのか? と疑義を呈したい」と答え、「きちんと岡田さんと志位さんがトップで話し合うべきなんじゃないですか? それを多くの人たちが待ち望んでいるのは事実です」と釘を刺した。
▲IWJ代表・岩上安身
「地域の事情は別」? 地方選を参院選の前哨戦として考えられない民主党
岩上の言葉に福山議員は「どういう形で票が取れるか、無所属の候補が勝てるのか、というのはそれぞれの地域の事情がある。無所属の候補者が1人区で戦うことで勝てることが重要だということは、いっさい否定していません」と断言した。
福山議員はさらに続けて、「ただ、そのことと、それぞれの地域の事情は別なので、そこは理解をしてください。熊本は話し合いをして一本化に成功しています。話し合いをしていないとか、話し合いを拒否しているとか言うのは、誤解を与えますので、やめてください!」と訴えた。
「地域の事情」をことさらに強調する背景には、2月7日に投開票を迎える京都市長選がある。民主党は、自民・公明推薦の現職・門川大作氏を推薦する方針を固めたが、門川氏はかつて第一次安倍政権の『教育再生会議』の委員を務め、かつ、『美しい日本の憲法をつくる京都府民の会』の設立総会に激励の祝電を送っていた、安倍政権の改憲を後押しする人物にほかならない。
門川氏推薦に際し福山議員は、「共産党と徹底的に戦う」と宣言した。この発言に対し批判を受けた福山議員は、自身のツイッター上で、「国政と市長選を混同されている方もいらっしゃる」と批判をかわした。
2016年1月13日の記者会見では、民主党・枝野幸男幹事長が、「それぞれの地方政治においてはそれぞれの地域ごとに国政とは違う重要争点がある」と述べた。地方選と来夏の参院選は、別物として考えるというのが民主党の統一見解のようである。
たしかに、そこそこに地域の事情というものはあるだろう。しかし、地方選は参院選に向け国民の意識を高めていくうえで、おざなりにできないもののはずだ。そして、その先にある参院選は、冒頭で書いた通り、野党が共闘に失敗し、議席数を減らしたら、改憲勢力が3分の2の議席を占めてしまう。「緊急事態条項」は、二度と後戻りのできない一線である。そこを超えてしまうのか、その手前でとどまるか、すべてはそこから逆算して考えるべきことではないのか。
福山は緊急事態法が出来れば、安倍が共産党を赤狩りでもしてくれるとでも考えてるんじゃないの、、。
そうなりゃあミンスと自民で国会議員独占で左団扇、、。