2015年12月20日(日)18時半より、福岡市立中央市民センター(福岡市中央区)でブロガーの座間宮ガレイ氏を招いて「激おこ!参院選勉強会」が開かれた。
座間宮氏は、毎週日曜日の夜9時からツイキャスにて「選挙ジョッキー」を生配信している。ブログやメルマガとあわせ、全国各地の選挙情勢を徹底分析する手法は、ネットユーザーを中心に絶大な人気を集めている。
10月からは、「選挙ジョッキー」ファンの要請により、全国各地で30回以上、次期参院選に関する勉強会を開催してきた。
座間宮氏は、「日本の参院選は次の7月ですが、まだまだ盛り上がっているようには思えないのが現状」とした上で、「『国民主権』や『POWER TO THE PEOPLE』という言葉にシンパシーを覚えている人ですら、何をしたらよいか分からない。これが、日本国民9割9部9厘の現実。私は風穴を開けていきたいと思っています」と勉強会開催の意義を語った。
安倍政権は、次期参院選と衆院選を見据え、憲法改正を公約に掲げることを明言しているが、それを阻止しようとする野党支持者達の間には、「味方に正確な情勢が伝わっていない。それどころか、味方に不正確な情勢が伝わっている」と座間宮氏は危機感を募らせる。
▲与党と与党の補完勢力の今後の動向を読む座間宮氏
- タイトル 激おこ!参院選勉強会
- 日時 2015年12月20日(日)18:30~21:00
- 場所 福岡市立中央市民センター(福岡市中央区)
- 主催 福岡県民連合ネットワーク(詳細、Facebook)
前回の選挙で「与党3分の2以上」となってしまった総括が必要
座間宮氏は、「国会の議席配分を変えよう。これが選挙の意味だ」とした上で、「1議席でも衆院与党『3分の2』より少なければ安保法成立は、なかった」と説く。
2014年の選挙では、民主党と維新の会が与野党で「選挙区調整」を行なったものの、共産党や社民党など、その他の野党との調整は不十分で、結果として「与党 3分の2以上」という議席をもたらした。
座間宮氏は、前回の衆院選挙で「与党3分の2以上」となった原因について、「小選挙区制が理由だが、そのせいにしても次回の選挙では勝てない。それ以外の原因も考える必要がある」とした上で、以下の3点をあげた。
(1)共通公約なし
(2)統一候補なし
(3)割れた共産票
「日本人は総括が苦手」とよく言われるが、前回同様、「とりあえず自民以外で」というような抽象的な選挙戦略しか描けないようであれば、次期選挙でも同じような結果を招くのではないか。
座間宮氏は、上記3点の反省を踏まえた上で、野党間で更なる「調整」の必要性を強調した。
▲共産党を含めた野党が共闘した場合、選挙区での得票率や野党が勝る分析を示す座間宮氏
野党共闘にも選挙区に応じて4つのパターンがある
当然のことながら、2016年7月の参院選だけで政権は取れない。次期、衆院選までを見越した野党間の選挙協力を想定し、噂されている衆参同時選挙にも備えておかなければならない。
一口に野党間の選挙協力といっても様々な方法がある。座間宮氏は、過去の事例から4パターンに分類した上で、個々の選挙区の事情に応じて最適な形で選挙協力を実施していく必要性を説いた。
(1)沖縄革新統一型
▲野党5党が協議し、最も勝てる可能性の高い候補者を選び出す「沖縄・革新統一型」
(2)オール沖縄型
▲「新統一型」で連勝できなかったことから生まれた「オール沖縄型」。「革新統一型」に、自民党を脱退した那覇市議団が加わった分、票が移動。那覇市議団は同じテーブルにつかなかったものの、別々に翁長氏を知事候補に選出。共通公約を作る形で勝利をおさめた
(3)北海道知事選型
▲民主、新党大地、共産、社民が、それぞれ勝手に支援する形をとった「北海道知事選型」。同じテーブルについた協議は行われず。北海道は新党大地と共産党の相性が悪く、相乗効果は薄かったものの、現職である高橋知事(自公)の得票率が大幅に低下し、野党一人に絞った新人候補の佐藤氏と大激戦に
(4)熊本市長選挙型
▲候補者と共産党の党是が合わず支持できない場合に用いられる「熊本市長選挙型」。共産党支持者は自主投票とすることで、結果的にその野党候補者に票を譲った。
世論調査と投票行動には大きな違いがあるという認識が必要
撮影ご苦労様です。
撮影機のトラブルか何かで撮影が出来ていなければその分をカットして編集は
出来ないのでしょうか。
見て居ますと何処から始まるか全く分かりませんね。
以上 宜しくお願いしますね。