「ネットを使って、もっと皆が乗れる大きな土俵を作りたい」 〜座間宮ガレイさんお話会 IN なごや 2014.2.23

記事公開日:2014.2.23取材地: テキスト動画
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(IWJテキストスタッフ 富山/奥松)

 「情報収集する目的を明確にし、伝えたいことを、その人なりの言葉で発信してほしい」──。

 2014年2月23日、名古屋市中区の大須コミュニティーセンターで、「座間宮ガレイさんお話会 『変わる・変える』~ライフスタイルの変革~」が行われた。ブロガーの座間宮ガレイ氏が、自身の経歴、情報発信する際に意識すること、選挙運動の面白さなどを語った。

■全編動画 1/2(13:59~ 2時間0分)

■全編動画 2/2(16:13~ 1時間20分)質疑応答

  • 講演 座間宮ガレイ氏(ブロガー)「変わる・変える」~ライフスタイルの変革~

インターネットの本質は、人と人のつながりを構築

 まず、ブロガーという職業について、本を読むことの大切さを話した座間宮氏は、「ブロガーは、学者やジャーナリストのように偉くない。わからないことを、わからないまま書く、ということが大事である。これからは、偉くない個人のネットワークが、より重要になってくると思う」と述べた。また、読書などで得た知識を、多くの人に伝えていくことの必要性を語った。

 続いて、膨大な情報が溢れる中で、情報を集める「目的」を明確にする重要性を説明。原子力安全・保安院に関する情報を収集した際の、自身の経験を語った。インターネットの可能性については、「人と人とを結びつけ、つながっていくことにネットの本質がある」とし、「各地の運動を結ぶネットワークの構築が求められる」と述べた。

 その上で、個人的に情報を発信していくには、反論を覚悟し、勇気を持って踏み込む姿勢が必要であると説明し、「個人が言いたいこと、伝えたいことを、その人なりの言葉で、もっと発信してほしい。これまでも、反原発運動は各地で山ほどあったし、今も活発に行われている。各地の運動を結集するためには、情報を発信し、どんどんネットワークでつながって、皆が乗れる土俵を作らなくてはいけない」と話した。

選挙運動は、投票より面白い!

 次に、座間宮氏は、選挙運動の面白さを語る中で、「地方選挙が、社会を変えるための第一歩だ」とし、次のように力説した。「地元の政治を良くしようと、行動する知事を候補に立て、応援していく意識が大切。勝っても負けても、選挙に全力で取り組むことで、その経験は蓄積される。そして、それを共有していってほしい。投票自体は退屈な行為だが、選挙運動は面白い。若い人にも活躍する場がある」。

 また、質疑応答の中で、先日の東京都知事選での「脱原発候補の一本化」の動きから学んだことについて、「民主主義は教科書から学ぶものではなく、膝を突き合わせて話し合いを重ね、意見を摺り合わせる中で、実感として身に付くものだ。非民主主義的なやり方は、しっぺ返しを食らう。今回のことは、今後のほかの選挙でも教訓になると思う」と話した。

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