「はっきりわかります。おれらは、今の政権には負けません」――。
2015年8月7日、国会前で開かれた安保法案反対集会(SEALDs主催)でこう訴えたのは「T-ns SOWL」(ティーンズソウル)のメンバーで高校3年生の龍紀(りゅうき)さんだ。
安保法案に反対するために立ち上がった「T-ns SOWL」。主に大学生有志が集まったSEALDsよりもさらに若く、主に高校生で構成される。8月2日には渋谷でデモを開催。初めての企画にも関わらず約5000人を集め、注目度の高さをうかがわせた。
龍紀さんは7日、国会前でマイクを握り、「高校生は勉強だけしていればいい」といった風潮に反論。「わざわざ高校生が、こんな夜に、こんな国会前でこんなことしているなんて、完全に異常。でも、おれら高校生がこうやって時間を潰してまでやらなきゃいけないことなんです」と主張した。
さらに「今、全員で立ち上がるときなんです。政治に無関心とか言っている場合じゃないんです。仲間や恋人のため、家族のため、自分のために、ひとりひとりが声を上げるときなんです」と訴えた。
以下、スピーチ全文とスピーチ動画を掲載する。
- 日時 2015年8月7日(金)
- 場所 国会前(東京都千代田区)
龍紀さんスピーチ全文
「こんばんは。(8月)2日に渋谷で高校生デモをした、『T-ns SOWL』の龍紀です。『T-ns SOWL』初のデモにして5000人が集まりました。
『高校生ナメんじゃねー!』ってことです。
おれはあの高校生デモで何かデカいものをつかんだと思うし、これからおれら若者の時代だと言えます。流れは完全にこっちに向いています。『利己的』とか『自己中心的』とか意味わかんないことを言っている、“政治家”っていう肩書きをつけただけで、ただ椅子に座っている、そんな人におれらの将来は任せられません!
『負けていられないよね』って言葉を口にするし、耳にします。けど今、はっきりわかります。おれらは、今の政権には負けません。
デモを企画して、もうホント死にものぐるいでやって、高校生メインでここまでやった。でもそれでもやっぱり、『高校生は勉強してれば』って、そういう言葉もきたりします。
たしかに高校生の本業は勉強です。だけど、高校生だって国民なんです。おかしいことを『おかしい』と、はっきり言いたいし、そのためにこうやってデモにきたり、高校生がデモを企画したんです。
わざわざ高校生が、こんな夜に、こんな国会前でこんなことしているなんて、完全に異常なんですよ。でも、おれら高校生が、若者がこうやって時間を潰して、そうしてまでやらなきゃいけないことなんです。
一方で、それよりもたくさんの友だちから、『お前すごいな』とか『私もやれることはやるよ』っていう、すごい嬉しい言葉ももらいます。デモに来られなくても、反対している人は数多くいるってことです。
もうあと一押しなんです。だから今、まさに今、全員で立ち上がるときなんです。政治に無関心とか言っている場合じゃないんです。仲間や恋人のため、家族のため、自分のために、ひとりひとりが声を上げるときなんです。
『T-ns SOWL』はこれからも先陣きって走っていきます。けど、ひとりでは限界があります。みんなの協力が必要です。ひとつになることが大事なんです。これからも『T-ns SOWL』をよろしくお願いします。
そしてこれから、『T-ns SOWL』は最前線に立って安倍政権を潰しにいきます。ありがとうございます」
明日はわが身の高校生のみなさん、負けずに頑張ってください。徴兵制になるのは次の段階ですが確実です。日本の未来はイラクと同じだと思う。親米国家が隣国と戦争させられて最後は米国に目茶苦茶にされると云うシナリオだと思う。イラクを見れば明日の日本が見えてくる、それを頭の片隅に置いて下さい。