「安倍晋三から日本を守れ」「勝手に決めんな」「集団的自衛権反対」
学生を中心とした有志からなる「SEALDs」主催で、「戦争立法」に反対する金曜行動が2015年6月14日、国会前で行なわれ、約1000人が集結。安倍政権が今国会で成立を目指す安全保障法制に「NO」を突きつけた。
初の国会前行動となった5日には、国会で集団的自衛権は「違憲」と発言した小林節氏が姿を見せ、学生らを激励に訪れた。この日は、テレビ朝日「報道ステーション」で「I am not Abe」のプラカードを見せた、元経産官僚の古賀茂明氏やジャーナリストの津田大介氏、東京大学教授の小森陽一氏などがマイクを取り、スピーチ。若者たちの行動を支持した。
- スピーチ 津田大介氏(ジャーナリスト)/古賀茂明氏(フォーラム4)/小森陽一氏(東京大学教授)/西谷修氏(立教大学特任教授、東京外国語大学名誉教授)/石川裕一郎氏(聖学院大学教授、憲法学)ほか
- 日時 2015年6月12日(金)19:30〜21:30
- 場所 国会議事堂前北庭側(東京・永田町)
- 主催 SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)
4人の若者から始まった反政府デモがトルコ政府を揺さぶった
トルコを訪れたばかりだという津田氏は、トルコのエルドアン大統領に対する反政府デモが、たった4人の若者から始まったというエピソードを紹介した。
「この間、トルコに行ってきました。政治の話も聞いてきました。トルコでは、エルドアン大統領に対する反政府デモが盛り上り、大統領の政策を変えることになった。
きっかけは何かと聞いたら、イスタンブールの中心部にある緑が多い、唯一の大きな公園を潰して、大規模なショッピングモールを建てるという計画に、『さすがにそれはないだろう』と4人の若者が集まって抗議運動を始めた。
それが大きくなって最終的には大統領がその計画を撤退し、その先の選挙でも、圧倒的に強かった彼の政党が負け、過半数を取れずに野党と組まなくてはいけなくなった。きっかけを作ったのは、たった4人からのデモだったんです。
特定秘密保護法案に反対する運動で、最終的に法案が通って、(みなさんが)挫折によって萎んでしまうかと心配していた。でもそれがこういう形で続いていて、人を集め始めていることに可能性がある。
民主主義って何なのか。安保法制にしたって、選挙結果はこうなんだから反対する理由がないと言う人もいる。ですが、公約にもあげてなかったものを、いきなり、後出しじゃんけんのように出してきてやっているんだから、そのプロセスがおかしいんだから、声をあげる権利は我々には絶対ある」
元経産官僚、古賀茂明氏「若い人たちが、大人を動かしつつある」
同じく、集会に駆けつけた古賀茂明氏もエールを送った。
「若い人たちが今、大人を動かしつつある。それがここにはっきり見える。大手メディアはなかなかこういう動きを伝えてくれません。テレビも新聞も正義のためにやっているのではなく、お金のためにやってますから。逆に言うと、どんどん動きが大きくなったら、それを記事にしたりする方が儲かるんです。
そこを超えれば変わっていく。大学生とか、就職が今、大変じゃないですか。お父さんお母さんに迷惑をかけてやっと大学に入ったのに、何でここで活動をして、公安に写真を取られて、就活に不利になるとか、色々な心配があるわけでしょ。
それを一人でやっていると潰される。沢山集まってやれば潰せない。そこがどっかで逆転するときが来ると思う。失うものが大きすぎるから、自分だけ頑張ったって、どうせ何も変わらないだろうなと。自分ばかり損するんじゃないかとみんなそう思うんですよ。僕も闘っているときは少数派だから、一人で頑張っていてもだめだということも多い。もうすぐだと思う。流れがかなり変わっている。
安倍政権の権威主義トリオ、高村さん、菅さん、安倍さんの共通点は上から目線、独りよがり、何よりも浅知恵なんですよ。
みなさんが言っていることの方が正しい。言い続けていれば変わる。みんながついてくる。自信を持って闘い続ければ変わります。一緒にがんばりましょう」
SEALDsメンバー紅子さんによるスピーチ全文掲載
昨年2014年6月、初めてデモに参加するまでは政治に無関心だったというSEALDsのメンバーの一人、24歳の紅子さんがスピーチした。紅子さんは、集団的自衛権の中身を誰にでも分かりやすい日常の場面に置き換え、説明。小中学生でも分かる矛盾を抱えた政策を、安倍政権は国家レベルで押し通そうとしていると痛烈に批判した。
※以下、発言要旨を掲載します。
「去年の6月30日、私は生まれて初めてデモというものに参加しに、ここ国会議事堂前に足を運びました。それまで私は社会で起きていることなんて大して気にもとめてなかったし、大人たちがニュースを見て不満をこぼしているのを横目に、なんとなくモヤっとしながらも、話にはついていけそうにないし『政治の話はタブー』という、今思えば安っぽくて中身のない、ばかげた常識を守り、その結果、今、仕事後に疲れた身体でわざわざここに来て、拡声器まで握って喋る自分の動機となった『同世代の無関心』の生産を静かに支えていました。
そんな私が目を覚ましたのは、去年の今頃、突然耳に入ってきた『集団的自衛権』という名前でした。なんだか物騒な響きに嫌な予感がして、まじまじと新聞やニュースを見て、その中身を知りました。自分の国がどこからも攻撃されていなくても、要請があれば他国の戦争に参加しに行く。集団的自衛権の内容はそういったものでした。
身の回りに置き換えて考えてください。それまで誰にも危害を加えなかった人間が、身の安全を強化しようと、わざわざナイフを持ち敵と殺し合いをしている人間の後ろについてサポートし、強くなった気になる。
そんな情けないことってありますか。その人はそれで強くなり安全を確保したことになるんでしょうか。結果的にナイフを持った人間の仲間と見なされ、警戒・敵視されるのがオチだなんて、小中学生でも分かることが、今、国家レベルになっているのだとしか思えません」
「戦場に安全なんて存在しません。安倍さん、まずあなたが行って証明してください」
私は選挙を棄権したことはありません。だからこのスピーチを見てとても嬉しかった。もっとフランクに政治の話ができる社会になれば今より遥かに民意に沿った政治が行われる国になれるんです。
自ら考えよう。
“ http://iwj.co.jp/wj/open/archives/249008 …” @iwakamiyasumi
https://twitter.com/yokopomoko/status/610114296693919744
【スピーチ全文掲載】 24歳女子が安倍総理に物申す!「戦場に安全なんて存在しない。安倍さんあなたが行って証明してください」http://ln.is/iwj.co.jp/wj/open/ar/vGa2y … @iwakamiyasumiさんから.
素晴らしい!いつの世も若者の理想と行動力が、よりよい国へと変える1歩になる
https://twitter.com/yabettitti/status/610084197521326080
紅子さんのスピーチに感動したおじさんです。 「水着」の次の言葉がわからず、しめくくりがはっきりしなくて残念・・・ でも、文字にしてくれ、マツエクの説明、ありがとう、すっきりしました。 老いも若きも、力を合わせて声を上げ続けましょう。 憲法の上に法律をおく、安倍コベ政権倒すまで。
大勢でスピーチしてる暇があるなら…
本当に日本という国を変えたいなら、勉強して国会議員になったほうがいいと思います。
応援してます!
素晴らしい。普通の人が普通に政治を語るのが、本当の民主主義なんだ‼️と言いたい。政治は、政治家のものでも、官僚のものでもない。国民のものだ‼️一時的に預けているだけだ。変なことをするなら、取り返す。「日本を安倍晋三一派から取り戻す」
何の理由もなしに他国の戦争に参加するための憲法改正ではない。
自国民が危機にさらされる前に自国民の護るための憲法改正です。
今の憲法だと近くの侵略国が攻めてきたら、
何の抵抗もできずに沢山の大切な人が死ぬんやで。
こういう人たちは自分や大切な人がチベットとかと同じようになってもいいと思っているんかな。
いじめられたとき、助けてはもらうけど、他がいじめられてるのは知らん顔の内容ですか。
もし、日本の領土が侵略されたらどうするのですか?自衛隊だけで戦えと?いや、対話で解決します?
グローバル社会で日本だけとか通用しませんよ。
わけのわからないゆるゆるのスピーチする前に、一度、湾岸戦争の時、日本は海外からどんな批判があったのか
お読みになられたほうが良いかと思いますよ。
賛成意見、反対意見を一読されてスピーチされたほうがもっと説得力があると思いますよ。
確かに戦争はいけないことです。平和が一番です。しかし、平和より利権を狙う国もあるのも事実。
武力で脅し、国際ルールを守らない国があるのも事実。
よその国は知らん顔していると、次は我が国ですよ。
どうやって解決なさるのかお聞きしたいです。
このシールズという組織の中身が見えない❢
個々が集ったものならいいが
70年安保のように
陰で大きな組織の利権とダマシが動いていないのだろうか??
まるで民青・中核派・革労協・革マル・・
あるいは派紅衛兵のように突然に湧きだす前に
明らかに全容を伝え名乗るべきだと思うが❢❢
総司令官が戦場に行くとかアホな話はない。
戦場が余計に混乱するだけ。
もし、本当に戦争があったら…
私たちの未来は夢はなくなります!
安部総理を許すな!
あなた中心に世界は回ってないない!
これだけの反対者がいるのに…
安部総理は国民のことなんて考えていないのでは?
中1女子
>「これだけの反対者がいるのに…」
反対する人間よりも、賛成する人のほうがはるかに多いからです。
デモの映像をニュースで流すから「反対派」が多いように見えるだけで、多数決を取ると「賛成派」が多いのです。
だからと言って「賛成派」の人が「戦争をしたい!」と言っているわけではありません。
「戦争をしたくない」からこその「安保法案」なんです。
じゃあなぜテレビではデモの映像を流すのか?
テレビは「視聴率」が取れるし、新聞は「売れる」からです。お金になるからです。
それが仕事ですからね。
テレビが言う事を全部信じてはいけません。
戦争反対は安倍さんも同じだと思います。
まずは、先入観を捨てましょう。
特定のイデオロギーを排しましょう。
現在の日本を取り巻く世界情勢を客観的に把握しましょう。
集団的自衛権法案を世界はどう見ているのか把握しましょう。
マルクス主義的な歴史観を排しましょう。
共産主義は科学ではないことを認識しましょう。
嫌なことですが、歴史の被害者の証言を疑い、客観的な事実をもって歴史を評価しましょう。
それでも反対するなら、僕は皆様のお考えを尊重いたします。
でも、僕が集団的自衛権を支持する自由も認めてください。
貴女のおっしゃるように反対派も多いですが、賛成派も多いです。
反対ばかりに見えるのはテレビや新聞が反対派のデモしか取り上げないからです。理由は前の方がのべた通り。そもそも賛成派には活動する理由がないですから。
>もし戦争があったら…私たちの夢は未来はなくなります
今の時代の戦争は、70年前と比べて、戦い方の常識や、防御能力、情報収集力が格段に改善されています。何より過去の植民地時代と違って戦争は最早国益になりません。従ってどこの国もそう易々と戦争なんてしません。
なので日本の国土で戦争が起こったり、徴兵制になる心配はないと僕は思います。
日本はかつて防御を軽視し、戦争の終わらせ方を知らないまま戦争を始めたために300万人というとてつもない犠牲者を出しました。
このような悲惨な過去を繰り返さない為には、備えをしとこうと言うのが政府の見解ではないでしょうか。
そもそも戦争は起きないことが最良ですが、万が一起こった際に備えなしでは2011の津波被害と一緒です。
反対するのはいいけどどんどん進出して来る中国はどうするの?南シナ海の状況、中国の今の軍備とかわかって言ってる?代替案は?
我が国は、絶対戦争反対を訴えなければならない国ではないだろうか…
どんな理由であれどしてはならない事を訴えて行くべきだと思う。
戦争の後押しをする様な事は方向違いだと思う
如何なる理由であれど戦争反対、その意思を貫くことこそ、最大の抑止力にも繋がるのではないだろうか…