「どの国でも一国のみで平和を守れない」 江渡新防衛大臣、集団的自衛権行使に意欲 2014.9.3

記事公開日:2014.9.3取材地: テキスト動画
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(取材・文 原佑介)

 第2次安倍改造内閣が9月3日、発足した。新防衛大臣には、青森選出の江渡聡徳(えと あきのり)前防衛副大臣が、安全保障法制担当大臣との兼務を担って初入閣した。

 防衛省で就任会見をした江渡大臣は冒頭、「国家存立の基本に関わる任務に就き光栄。責任の重さを感じている」と挨拶。安倍総理からは日本の安保政策を一層体系的なものにすること、自衛隊の体制強化へ取り組むこと、年末に予定されている日米防衛協力指針(日米ガイドライン)の見直しに取り組むこと、ASEANなどの諸外国との防衛協力を推進することなどの指示を受けたという。

 また、安保法制大臣として集団的自衛権行使に向けた関連法の整備をし、その過程を国民に丁寧に説明していくよう求められたという。

 沖縄で着々と進められている辺野古新基地建設について、江渡大臣は「辺野古移設は仲井眞県知事の承認受け、ボーリングなどの各種調査をし、作業を進めている。その進捗を踏まえ、できるだけ速やかに工事に着手できるよう努力したい」と述べ、「一日も早い普天間変換とシュワブへの移設に向けて取り組みたい」との見解を示した。

 集団的自衛権の行使について江渡大臣は、「7月1日に閣議決定した基本方針のもと、国民の命と暮らしを守ることが大事という観点から、政府は今、あらゆる事態に切れ目のない対応ができるような法案を検討している」と話し、「グレーゾーン事態の対応から集団的自衛権の行使まで、一括して作業を行う」と説明した。

 さらに、「今の日本の安保環境を考えると集団的自衛権の行使は必要」と展開。「どこの国とは言わないが、環境は厳しくなってきている。日本を含め、どの国でも一国のみで平和を守れない状況だ」と主張した。

 超党派の議員連盟「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」に所属する江渡大臣は、任期中の参拝について「政府に迷惑をかけない対応をしたい」と述べ、明言を避けた。

■全編動画

  • 日時 2014年9月3日(水)
  • 場所 防衛省(東京都千代田区)

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