昨年末からTPPの争点を取り上げるシンポジウムを企画してきた「TPP参加交渉からの即時脱退を求める大学教員の会」が、3月22日(土)、文京シビックセンターで「TPP交渉 焦眉の課題を考える」と題したシンポジウムを開催した。
(IWJ・松井信篤)
特集 TPP問題
昨年末からTPPの争点を取り上げるシンポジウムを企画してきた「TPP参加交渉からの即時脱退を求める大学教員の会」が、3月22日(土)、文京シビックセンターで「TPP交渉 焦眉の課題を考える」と題したシンポジウムを開催した。
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■ハイライト
「TPP交渉とアベノミクス農政」をテーマに講演した大妻女子大学教授の田代洋一氏は、アメリカは現在、アジア太平洋地域の覇権争いで勝ち抜く経済力を必要としている、と説明。そのための国際標準作りとして、米国にとってTPPは必須であると語った。 2月のTPP閣僚交渉は決裂したが、田代氏は、日本政府は「10年を超える段階的な関税撤廃も含め認めない」と言いつつも交渉の土俵に上がっていること自体が問題だと指摘する。そのうえで、田代氏は「脱退も辞さないというのは、まさに今である」と主張した。
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