名護市長稲嶺進氏が、2月13日(木)、超党派の議員で構成する沖縄等米軍基地問題議員懇談会の勉強会に招かれ、市長選やケネディ米大使との会談について語った。稲嶺氏は、1月19日に行われた名護市長選挙で、米軍基地の辺野古への移設反対を訴えて再選を果たしている。
(IWJ・松井信篤)
名護市長稲嶺進氏が、2月13日(木)、超党派の議員で構成する沖縄等米軍基地問題議員懇談会の勉強会に招かれ、市長選やケネディ米大使との会談について語った。稲嶺氏は、1月19日に行われた名護市長選挙で、米軍基地の辺野古への移設反対を訴えて再選を果たしている。
■ハイライト
稲嶺進氏は、1月の名護市長選について、「私の相手は候補一人ではなくて日本政府や自民党本部との戦いでもありました」と述べた。さらに、選挙期間中に、自民党の石破幹事長が500億円の振興基金の構想を表明したことに触れ、「あれで名護市民が喜ぶと思ったのでしょうか。結果的に、石破さんは稲嶺ススムを応援してくれた」と、振興基金の表明に対して名護市民から強い反発があったことを述べた。
稲嶺氏は、政府が今のやり方を進めていくとすれば世界から孤立してしまうとの懸念を示し、「日本の民主主義の熟度が試されるところにきている」と訴えた。
12日に稲嶺氏は、沖縄を訪問したキャロライン・ケネディ米大使と会談を行っている。ケネディ氏には、「名護市民は辺野古移設を望んでいない。それが選挙の結果だ」と伝えたという。また、稲嶺氏は、ケネディ氏について、「自然環境に関心を示していた。非常に誠実そうな方という印象を受けた」と述べた。
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