植草氏は、「米国の鮮明な円高誘導によって、ドルを買いにくい状況になり始めている」と指摘している。
「ドル買いをやっていても、大規模介入で、一気に150円にもっていかれたら大損になりますから」。
そう述べた植草氏は、「ドル高の進行の可能性は、徐々に低くなっている」との見方を示した。
一方、「中央銀行がインフレに対して、毅然とした対応を示せば、長期金利の低下をもたらす」と述べる植草氏は、金利とインフレの関係について、以下のように語った。
「日銀はしっかりインフレを見て、利上げをするべきなんです。インフレをしっかり抑制できるようになれば、利上げは必要なくなります。
日銀がしっかりインフレに対応しなければ、インフレが起きます。それは、今、インフレが起きるだけではなくて、インフレが悪化していく、という状況が起きるんです。
長期金利というのは、将来のインフレの予想を加味して決まってきます。日銀が、インフレに対して毅然とした行動(金利の引き上げ)を取らない場合、将来のインフレの悪化が予想されるので、長期金利が上がりやすくなります。
逆に、日銀が利上げを実行して、明確にインフレを抑えるという政策スタンスを明確に示すと、長期金利は下がりやすくなる。
ただ、短期的に見ると、日本の債権市場の特性で、日銀の利上げは、条件反射で長期金利の上昇なんです。過去の実績もそうなっているので、投資家も、日銀の利上げは債権売りになります。
しかし、もう少し長い時間、たとえば半年くらいで見ると、日銀がしっかり利上げをした場合と、しなかった場合の長期金利の反応でいうと、しっかり利上げした方が、長期金利は下がりやすくなります。利上げをしないでインフレを放置すると、長期金利は上がりやすくなってきます。
そういう意味で、日銀は、インフレをしっかり抑えるということを軸に、動いた方がいいんです」。
19時、動画公開まで今しばらくお待ちください。
■【5】エッセンス版


































