2024年3月28日午後2時より、東京都千代田区の厚生労働省にて、一般社団法人ワクチン問題研究会事務局の主催により、「新型コロナワクチン接種後症候群における筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)の症状改善に必要な療養指導」と題した記者会見が行われた。
登壇者は、代表理事の福島雅典氏、業務執行理事の藤沢明徳氏、児玉慎一郎氏、理事の吉野真人氏の4人で、主に、ワクチン接種後症候群(PVS)患者の治療法について、取り組みの成果を報告した。
IWJは、ワクチン問題研究会がこれまでに行った会見は、すべて報じている。
会見冒頭、福島代表理事は、以下のように述べた。
「この間、(ワクチン接種後症候群の)治療法についても、鋭意検討を進めてまいりました。
それで今回、児玉業務執行理事が、日常の診療の中から、非常に重要な事実を見出しました。
今回、急遽、記者会見をするに至ったのは、その事実を公開し、コロナの患者さんはもちろん、そして、何よりも診療にあたっている先生方に、この重大な事実を知っていただき、そして、日常の診療に役立てていただく。
実際、コロナ後遺症、ワクチン接種後症候群の患者さんは、厚労省に届けられているだけでも、現在、闘病されている方がもう4万人近くいますし、もう亡くなってしまった方は、2000人以上いるわけです。
その背後に、これは氷山の一角ですから、恐らく、トータルは10万人ぐらいの方が闘病されているというふうに考えていいと思います。
そのうちの半数が、筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群と何らかの関連を持つ症状に悩まされている。
実際に、国際的な診断基準で、ME/CFS、つまり、慢性疲労症候群と呼ばれる状態にある人が、恐らく3分の1ぐらいはあるのではないかと。
また、その基準を国際基準に従って、児玉先生がきちっと鑑別していくと、やはり、児玉先生の診療の中の30%を超える方が、ME/CFSという症状に、診断基準に合致するという、驚くべき事実でございます。
それらの患者さんはもちろん、ワクチンと関係ない、コロナと関係ない方が、もうずっと前からいるわけで、そういう人たちに対しても、これは、新しい糸口・突破口を見つける発見をなさいました。
つまり、ビタミンDの血中濃度を測ると、それが驚くべきことに、事実上、全員低くなっていると。これが特殊な現象ではないということも、我々、研究を進めるうちに、はっきりしました。
現在、世界中で『ビタミンD欠乏流行』という言葉まであります。
コロナ、COVID-19パンデミックと呼ばれたわけですが、『パンデミック』という言葉はですね、『ビタミンDディフィシェンシー(欠乏)パンデミック』、『ビタミンD欠乏症パンデミック』という言葉が、すでに2010年に使われています。
現在、それを裏付ける事実が、日本からも続々出てきておりまして、ですから、この突破口となるのは、ビタミンDであるということがわかった、と。
これで、やっぱりこの事実を早く、全国民、そして医療関係者、ならびに、行政の方々すべてに知ってもらう必要があるというふうに考えましたので、今日、ここに記者会見を開催することにしました。
これによって、コロナの後遺症、そしてワクチンの後遺症、さらにはME/CFS、一般的なコロナとかワクチンとは関係ない慢性疲労症候群に悩んでいる患者さんにも、恐らく一つの光明が見い出せるのではないかと、そのように考えております」。
福島氏に続き、新型コロナワクチン接種後症候群における筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)の症状改善に必要な療養指導の概要について、藤沢氏、児玉氏、福島氏、そして吉野氏が、それぞれが担当するワーキンググループの視点から、解説を行った。
詳しくは、ぜひ全編動画を御覧いただきたい。