2022年8月29日(月)18時から、東京都新宿区の新宿駅西口にて、社会民主党東京都連合女性局の呼びかけによる「国葬反対! スタンディング・抗議行動」が行われた。
佐藤栄作元首相(ノーベル平和賞受賞・沖縄返還を実現)が亡くなった際、当時の内閣法制局は、閣議決定だけでは行政権にしか効力が及ばないとして、三権合同の国葬には反対の立場をとり、佐藤元首相は「国民葬」になった。
法的根拠がなかったからだ。
その内閣法制局は、今回の安倍元首相の国葬における法的根拠(内閣府設置法第一章第三条2:内閣府は皇室、栄典及び公式制度に関する事務その他の国として行うべき事務の適切な遂行)を持ち出してきた。これは過去の佐藤元首相の国葬反対の見解と真っ向から矛盾する。
「法律にないことをやっていいという先例を作ったら、次は税金を上げる、戦争に行く、全部法律なしで決められてしまう。
そのことを私たちは良しとしてしまうのか。しちゃいけない。どんな形でもいい。声をあげましょう」と、社民党東京都連合幹事長はマイクを手に訴えた。
このほかにも、「国葬令は1947年に、日本国憲法が施行されると同時に廃止になった!」(福島瑞穂社民党党首)という指摘や「特定秘密保護法や共謀罪といった稀代の悪法を成立させた安倍さんを美化しようとする!」(埼玉県Nさん)という批判など、多くの国葬反対の声が上がった。
抗議行動の詳細については、ぜひ全編動画を御覧いただきたい。