IWJは、ツイッターアカウント「IWJ_Sokuho」で、ウクライナ情勢をツイートしています。テレビでは流れない情報や、石油・天然ガスなどの資源問題、ウクライナの実情もあわせて、多角的にウクライナ情勢をお伝えしています。ぜひ、一度御覧ください。
米国の『ワシントン・ポスト』が26日、東部で戦うウクライナ軍の志願兵らが「見捨てられた」と感じ、戦闘拒否を宣言していると報じた。
『ワシントン・ポスト』は、ウクライナ指導部は、SNSでの写真や動画の発信などで、ウクライナ軍と志願兵らが、まるで無敵であるかのようなイメージを作りあげてきた。Tシャツやポスター、切手などでも演出をしてきたが、一方、ウクライナ指導部は、ロシアと同様に、死亡者、負傷者、または軍装備品の紛失に関する情報をほとんど提供していない、と指摘した。
※【速報7265】『Whasington Post』が26日、東部で戦うウクライナ軍の志願兵らが「見捨てられた」と感じ、戦闘拒否を宣言していると報じている。
現実には、ウクライナ東部の最も戦闘の激しい最前線に送り込まれた志願兵らは、訓練も十分ではなく、装備も古く、乏しい状態で、食料の配給も滞っている、と『ワシントン・ポスト』はその実態を報告している。
『ワシントン・ポスト』に、志願兵グループのリーダーが自分たちが置かれた状況について語った。志願兵のグループを率いるセルヒ・ラプコ中隊長は、戦死、負傷、脱走などにより、3ヶ月で120人から54人に隊員が減った、と述べている。
食料や武器のサポートがなくなり、ラプコ中隊長とクルス氏は「見捨てられた」と感じ、前線から離れたホテルに撤退した、という。そこで、二人は、彼らが軍法会議と軍事刑務所に入れられる可能性があることを知り、『ワシントン・ポスト』に事情を話した。
ラプコ中隊長の部隊以外でも、志願兵らが戦闘を拒否する宣言をSNSを通じて出している。
第115旅団第3大隊の小隊でも、兵士らが揃って「適切な武器、後方支援、および軍事的リーダーシップが不足しているため、もはや戦うことはない」と5月24日にテレグラムに投稿した。
これに対し、ウクライナ軍側は、志願兵の投稿に反論、彼らは戦うために必要なすべてを持っていたはずだと主張している。泥沼の論戦が展開中だ。
『ワシントン・ポスト』は、ラプコ氏とクルス氏にインタビューした数時間後、ウクライナの軍事安全保障サービスのメンバーが彼らのホテルに到着し、彼らの何人かを脱走の罪で拘束した、とも報じている。『ワシントンポスト』は、ラプコ氏は彼の部下の数十人が戦うことを拒否し、彼らは投獄されたと述べた、と追加した。
27日、28日の日刊IWJガイドでもお伝えしたが、ダボス会議でのキッシンジャー氏とソロス氏の対決が、話題になっている。
キッシンジャー氏はロシアを排除せず、ウクライナは領土を割譲して戦争を終結させるべきと主張し、ソロス氏はプーチンとロシアに勝利することは文明を救うために必要だと主張した。
『ウォール・ストリート・ジャーナル』は26日、ウォルター・ラッセル・ミード(Walter Russell Mead)氏による、「キッシンジャー対ソロス、ロシアで異論」という論説を発表した。
ミード氏は、キッシンジャー氏とソロス氏は、米国の価値観と利益にもとづき、欧州の平和を守ることが米国の外交政策の主な目標であり、紛争の長期化を懸念し、長期的にはロシアとの関係よりも米中関係の重要性の方がはるかに大きいという点で一致している、と指摘した。
一方、ミード氏の解釈によると、ソロス氏の立場はバイデン政権の立場と共通点がある。ウクライナ紛争は「世界における主な問題は民主主義と全体主義の闘争」だとし、ロシアによるウクライナへの攻撃は国際秩序の基本原則に対する攻撃であり、仮にもしロシアの攻撃が成功すれば、国際政治は弱肉強食の世界へと逆戻りすると主張している。
ミード氏は、キッシンジャー氏はソロス氏ほどイデオロギー的ではなく、米国は、最小限のリスクとコストで、バランス・オブ・パワー外交をすべきで、ロシアと中国を民主国家に転換させる任務はないと考えている、と分析した。
ミード氏は、両氏の議論について、「こうした推測的な研究は主に時間を持て余している人たちに任せ、ミセス・グラッセの料理本にある野ウサギのシチューのレシピ(『まずはウサギを捕まえよ』)を看過しないことを期待する」というウィンストン・チャーチルの言葉を引き、「我々はまだウサギを捕らえていない」と指摘、両氏の議論は、「まずウサギを捕まえる」ことで締め括られる、とまとめている。
ミード氏が何を「ウサギ」と捉えているのかは、曖昧である。停戦を指しているのかもしれないし、あるいは、米国にとっての主要な目的である、ロシアの打倒を指しているのかもしれないが、判然とはしない。
ミード氏は、記事の中でウクライナは西側の援助がなければ戦い続けることはできないと指摘、米議会は何回も400億ドルの追加支援を可決するだろうか、インフレと燃料価格の高騰に悩むEUは、どこまで経済的な支援を続けられるだろうか、と疑問を投げかけている。
ミード氏は明確なビジョンを語っていないが、米国内でもウクライナへの支援に限界があるという声が出てきていることが伝わってくる。
※【速報7276】ダボス会議において、ロシアを排除せずウクライナは領土を割譲して戦争を終結させるべきとするキッシンジャー氏と、ソロス氏のプーチンとロシアに勝利することは文明を救うために必要だと主張するソロス氏の違いが話題になっています。
ロシアメディアもこぞって、ダボス会議を取り上げた。『RT』も、『TASS』も、『RIA』も、いずれもキッシンジャー氏の主張を支持する内容である。
『RT』は、キッシンジャー氏の主張を以下のように紹介した。
「ウクライナはヨーロッパとロシアの間の架け橋だったはずだが、今では関係が再形成されるにつれて、境界線が再描画され、ロシアが完全に孤立した空間に入る可能性がある」
「私たちは今、ロシアがヨーロッパから完全に疎外され、他の場所で恒久的な同盟を求めることができる状況に直面している」
「これは冷戦のような外交距離につながる可能性があり、それは私たちを数十年後退させるだろう。長期的な平和を目指して努力すべきだ」。
※【速報7286】キッシンジャー氏「ウクライナはヨーロッパとロシアの間の架け橋だったはずだが、今では関係が再形成されるにつれて、境界線が再描画され、ロシアが完全に孤立した空間に入る可能性がある」。(『RT』27日)
『RT』は27日、「キッシンジャーは99歳になり、ウクライナによって『敵』と宣言された」という記事を発表し、キッシンジャー氏はロシアの「犯罪の共犯者」と宣言された、と報じた。
同様の内容を『TASS』も28日に報じた。
『RT』によると、キッシンジャー氏は、ダボス会議での発言のために「ミロットボレット(Mirotvorets)」(「ピースメイカー」運営)の、暗殺リストと言われるブラックリストに掲載された。「ミロットボレット」は、ウクライナ語で書かれた、「親ロシアのテロリスト、分離主義者、傭兵、戦争犯罪者、殺人者」、つまりウクライナの「敵」を目指しする公的に検索可能なデータベースである。『RT』は、「ミロットボレット」を運営しているのはウクライナ保安庁(SBU)だと一般には信じられている、と説明している。
※【速報7280】『RT』は27日、「キッシンジャーは99歳になり、ウクライナによって「敵」と宣言された」と題する記事を発表。キッシンジャー氏はロシアの「犯罪の共犯者」と宣言された、と報じました。
※【速報7289】米国の元国務長官兼大統領国家安全保障補佐官のヘンリー・キッシンジャーは、ウクライナの悪名高いウェブサイトMirotvorets(ピースメイカー)によって「ロシアのウクライナに対する特別情報作戦への参加」でブラックリストに載せられた。(TASS、28日)
「ミロットボレット」のサイトを開くと、トップページに残酷な殺され方をしたロシア兵の遺体の写真のコラージュが掲げられていた。暴力的な意図を感じる演出になっている。
サイトの運営者「ピースメイカー」は、「ウクライナの国家安全保障、平和、人道に対する罪および国際法に対する犯罪の兆候の研究センター」であり、「ウクライナの国家安全保障、平和、人類に対する犯罪の兆候の研究センター、および執行当局のための国際法情報、および親ロシアのテロリスト、分離主義者、傭兵、戦争犯罪者、殺人者に関する特別サービス」をしているとサイトで自己紹介をしている。
IWJは、確認のため検索してみましたが、キッシンジャー氏がどのリストに掲載されているのか、見つけることはできなかった。
※【速報7283】「ミロットボレット(Mirotvorets)」のサイトは以下です。トップページには残酷な殺され方をしたロシア兵の遺体の写真が掲げられています。閲覧にはご注意ください。
ロシアメディア『RIA』は26日、「キッシンジャー対ソロス:現実主義者対グローバリスト」と題する論説を出した。
『RIA』(26日)は、「キッシンジャーの立場はソロスの立場よりもはるかに現実的」だ、なぜなら「西側には(利害関係が異なる)ロシアを打ち負かす力がない」からだとし、中露の戦略的選択による関係は壊せないと論じた。
※【速報7290】『RIA』(26日)は、「キッシンジャー対ソロス:現実主義者対グローバリスト」と題する論説を出しました。
『RT』は27日、ロシアの歴史家兼ジャーナリスト、 イゴール・ホルモゴロフ氏の論説「ロシアがウクライナを手放すことができない理由は歴史の絡み合ったルーツが説明する」を掲載した。
ウクライナとロシアの歴史を振り返る長大な論考が含まれているが、ここでは、ソ連崩壊後のウクライナとロシアに関する考察をご紹介する。
ホルモゴロフ氏は、ロシアとウクライナを切り離せない第一の理由は、「個人的な繋がり」だと指摘している。
ホルモゴロフ氏「多くのロシア人がウクライナに親戚を持っている。ウクライナとの家族関係がまったくないロシア市民を見つけることはほとんど不可能だ」。
ホルモゴロフ氏は、現在のウクライナ東部の高い産業密度はソ連時代の恩恵であり、独立後のウクライナの政治的経済的エリートは、彼らが受け継いだ遺産を育てるのではなく収奪することしかできなかったと指摘した。
この点は、オリガルヒによる収奪しか行わなかった独立後のウクライナの歴史を客観視すれば、妥当な評価であると思われる。コロモイスキ―氏のようなユダヤ系オリガルヒが栄え、彼がユダヤ系で支援したコメディアンのゼレンスキー氏が大統領となり、就任後に1000億円を超える富をタックスヘイブンに蓄財する一方で、一般のウクライナ国民は平均賃金が月に2.3万円程度しかなく、欧州の最貧国にまで転落してしまった。
先日陥落したマリウポリのアゾフスタリ製鉄所が欧州有数の規模を持つものの、地下要塞を含むその多くの部分が、ソ連時代に構築されたものであり、独裁後のウクライナで建造されたものではない事実が、ホルモゴロフ氏の指摘を裏付けるように見える。
ホルモゴロフ氏は、ソ連時代に築かれた強力なガス輸送システムに対してウクライナの指導者は「恐喝のための道具」と見なしたとも指摘した。
ホルモゴロフ氏の「ノードストリーム2の建設に対するウクライナのエリートのヒステリックな反応を、西側諸国が支持し、ヨーロッパ史上最大のガス危機につながった」という指摘も、妥当な指摘であると思われる。
※【速報7292】『RT』(27日)は、ロシアの歴史家兼ジャーナリスト、 イゴール・ホルモゴロフ氏の論説「ロシアがウクライナを手放すことができない理由は歴史の絡み合ったルーツが説明する」を掲載しました。
「ノルドストリーム2」の建設に繰り返し制裁をかけたのは米国議会だが、その米国議会に膨大な金額に上る献金をし、「ノルドストリーム2」の建設を止めるようにロビイングをウクライナ・ロビーが展開していたことは、IWJも報じた。
※日本のマスコミが報じない米政界の現実! 米国内でウクライナのロビーイスト達がバイデン政権と議会に対し、前例のないロビイングを展開中!「ロシアがウクライナに侵攻する」とは、欧露を結ぶ天然ガスのパイプライン「ノルドストリーム2」阻止のための口実に過ぎない!(日刊IWJガイド、2022年2月15日号)
※IWJ検証レポート! 「米国が狙った独露間の天然ガスパイプラインノルドストリームの阻止!! その1」~ウクライナ危機の背景には、ユーラシアに安定と繁栄をもたらす欧露間の天然ガスパイプラインでの結びつきを嫌い、仲を引き裂く米国の戦略が! 米国の狙い通り、ドイツとロシアを結ぶ新パイプライン「ノルドストリーム2」の認可が停止に! 2022.4.27
ホルモゴロフ氏は、ロシアから見たNATOの東方拡大、ウクライナへの関与を以下のように説明している。
「ロシアに住むロシア人も、ウクライナに住むロシア人も、NATOがウクライナの土地を使用すべき理由を理解できない。ロシアでは、ウクライナが米国主導の軍事ブロックに加盟する可能性は、自国の安全保障上の利益のために国が自由に選択したものではなく、西側がモスクワへの直接攻撃を開始するための前線基地を構築する手段として解釈される」。
そして、ロシアとウクライナの関係を、反抗期の子供とその両親にたとえて説明します。そこにNATOが介入すると、ロシア人からはどう見えるのか、以下のようにホルモゴロフ氏は説明している。
「現代ウクライナの独特なアイデンティティ感覚にアピールする西側のトリックは、紛争を引き起こすという点でさらに危険だ。西側のトリックに対するロシア人の反応は、反抗的な子供を誘拐された両親の反応と似ている」。
ホルモゴロフ氏は「ロシア人は常に、ウクライナをロシアから分離することを含むあらゆる世界秩序を敵対的であると見なす」のであり、「残忍な力を除いて、ウクライナがどういうわけか分離していることをロシア人に受け入れさせる方法はない」と主張し、「『独立したウクライナ』を支援することにより、西側は常にロシアとロシア人にたゆまぬ、執拗な敵を抱えることになる」と警鐘を鳴らした。
ホルモゴロフ氏は「問題は、なぜこれ(NATO、西側のウクライナへの介入)が必要なのか、そして誰が利益を得るのかということである」と問うている。
この2つの問いは、意外に簡単ではないだろうか。最初の問いの答えは、主権国家としてのロシアが弱体化して、従属国のようになることであり、2番目の問いの答えは大規模な戦争を起こすことで利益を得られる者がいる、ということだ。いすれもロシア人であれ、ウクライナ人であれ普通の平和な生活を隣人との友好を望む市民にとって、無関係な欲望である。
※【速報7297】ホルモゴロフ氏「ロシアに住むロシア人もウクライナに住むロシア人も、NATOがウクライナの土地を使用すべき理由を理解できない」。(RT、27日)
ビクトリア・ニキフォロワ氏による「西側はキーウを裏切る準備をしている」という論説が『RIA』(27日)に掲載された。
ニキフォロワ氏は、マリウポリの陥落後、西側メディアは「ウクライナ紛争」をトップで扱うことをやめ、キッシンジャー氏は早期停戦を求め、パトリック・ブキャナン氏は紛争の長期化に何の利益も見出しておらず、ダボス会議でのゼレンスキー氏の発言はもはやほとんど引用されていないと指摘している。
ニキフォロワ氏は、ソロスだけはまだ戦争キャンペーン中だが、実行不可能だと多くの人が不満を述べている、人々の意識は転換点に来た、と分析した。
ニキフォロワ氏は、ロシアに対する超現実的な制裁は、民主党の軍事ヒステリーであり、米国を新たな大恐慌へと駆り立てていると指摘し、(米国の)中間選挙で勝つためにはウクライナを統合する必要があると主張した。
マリウポリの陥落で潮目が変わった、というニキフォロワ氏の分析は間違ってはいないが、これまで膨大な軍事支援をしてきた欧米諸国が簡単にあきらめるとは到底思えない。まさにソロス氏のように第三次世界大戦を辞さない強硬な勢力も間違いなく存在する。
ソロス氏を「時代を見直す賢人」であるかのように持ち上げるメディアは数限りなく存在するが、その本質は、「博打打ち」だ。彼は自分の賭けた采の目が出るように「預言者」のごとく叫んでいるだけにしか見えない。「第3次世界大戦」にならず、平和のうちにこの紛争が収まったら、彼は賭け金をすって破産してしまうのではないだろうか。そうでなければ、あれだけヒステリックに叫ぶことはできないだろう。
※【速報7306】『RIA』(27日)は、ビクトリア・ニキフォロワ氏による「西側はキーウを裏切る準備をしている」という論説を発表しました。
ロシアメディアの間で、元ウクライナ大統領のヤヌコビッチ氏のある発言が話題になっている。ヤヌコビッチ氏は、2013年から2014年にかけて起こった、ユーロマイダン・クーデターで、政権を転覆され、大統領の地位を奪われた。
『RT』は27日、「ウクライナは主権の完全な喪失に直面しており、ポーランドと合併される潜在的な可能性があると、ヴィクトル・ヤヌコビッチ前大統領が警告した」と報じた。ヤヌコビッチ氏のメッセージは、ユーリ・キラシル氏によってFacebookに投稿された。
ヤヌコビッチ氏「2014年にはすでに、ウクライナは特定の西側諸国によって、ロシアの完全な弱体化が始まるべき領土として指定されていました。正確には領土としてであり、独立国家としてではなく、ロシア排除せず、すべての近隣諸国と平和に暮らしたいと願う人々としてではない」。
ヤヌコビッチ氏は「現在の紛争は国に致命的な結果をもたらすかもしれない」、「ウクライナは、『南と東の』広大な領土を(ロシアに占拠されて)失うだけでなく、その主権の『完全な破壊』の危険にさらされている」と信じている、と『RT』(27日)は報じた。
ヤヌコビッチ氏によれば、「(ウクライナの主権に対する)脅威は、軍事紛争自体だけでなく、ウクライナの西隣のポーランドに寄り添うためのウクライナ当局の努力からも」生じている。
「今月初め、ポーランドのアンジェイ・ドゥダ大統領とウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、両国の間に『国境がなくなる』ことへの期待を表明し、キーウ(キエフ)はポーランド国民に特別な法的地位を与える計画を発表した。ウクライナとポーランドの関係の強化は、ウクライナの『ヨーロッパの夢』をこれ以上近づけることはなく、むしろポーランドとの『合併』を脅かすと、ヤヌコビッチは警告した」(『RT』27日)
『TASS』によると、5月22日、ゼレンスキー大統領は、両国の国境通過規則を緩和するために、ポーランドと合意が成立したことをヴェルホフナ・ラダ(議会)に発表している。
※【速報7310】RT、27日「ウクライナは主権の完全な喪失に直面しており、ポーランドと合併される潜在的な可能性がある、ヴィクトル・ヤヌコビッチ前大統領が警告した」。
※【速報7317】RIA(27日)は、ヤヌコビッチ氏のメッセージは、ユーリ・キラシル氏によってFacebookに投稿された、と報じています。
※【速報7321】TASS、25日「日曜日(22日)、ウクライナのウラジミール・ゼレンスキー大統領は、両国の国境通過規則を緩和するためにポーランドと合意が成立したことをヴェルホフナ・ラダ(議会)に発表した。」
『スプートニク』は28日、ヤヌコビッチ氏の言葉を以下のように紹介した。
「今日、このようなことを書くのは心苦しいが、ウクライナの国家としての地位は極めて危険な状態にある。全滅の危機に瀕している。南部や東部の広大な領土を失うリスクだけではない」
「ポーランドとの現在の状況的な和解は、ウクライナが経済的に主権を守れなくなる恐れがあるため、事実上、合併せざるを得ない状況になる可能性がある」
「ロシアについては、ウクライナはロシアとの交渉の席に着くことになる。米国などの西側諸国がこれを促す。何事も永遠には続くことはなく、ウクライナへの兵器供給もこの例外ではない」
ウクライナが民主主義国家であるならば、その主権はウクライナ国民の手に握られていなければならないはずである。もちろん、ウクライナ国民の中には、ウクライナ語話者だけでなはなく、ロシア語話者も含まれるはずだ。その不可分の国民の一部を迫害し、弾圧し、あげくロシアに攻め込まれ、ユダヤ人であるゼレンスキーに独裁を許してしまい、そのゼレンスキーは、本来は自分のものではなく、国民から信託されたに過ぎないウクライナの「主権」をウクライナ西部ガリツィアの、かつての支配者であるポーランドにプレゼントしようとしているということになる」。
そんな「非国民的」なゼレンスキーに対して日本を含む西側の、「にわかウクライナ勝手連」が、歴史的背景も実情も知らず拍手喝采をしているわけである。
何重にもにも悲劇的であるとしか言いようがない。
※【速報7318】ヤヌコビッチ氏「今日、このようなことを書くのは心苦しいが、ウクライナの国家としての地位は極めて危険な状態にある。全滅の危機に瀕している。南部や東部の広大な領土を失うリスクだけではない」(スプートニク、28日)
日本のテレビや新聞は、ロシア・メディアの報道をほとんど紹介しない。しかし、ロシアの側から見たウクライナ紛争の姿も、理解する必要があるのではないだろうか。相手の主張を嘘だと決めつけていては、対立が深まるばかりである。
【速報7265】『Whasington Post』が26日、東部で戦うウクライナ軍の志願兵らが「見捨てられた」と感じ、戦闘拒否を宣言していると報じています。
午前1:57 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7266】ウクライナ指導部は、ウクライナ軍と志願兵らが、まるで無敵であるかのようなイメージを作りあげた。SNSや、Tシャツやポスター、切手などで演出。(『Whasington Post』26日)
午前1:57 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7267】ウクライナ指導部は、ロシアと同様に、軍装備品の死亡、負傷、または紛失に関する情報をほとんど提供していない。(『Whasington Post』26日)
午前1:58 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7268】しかし、ウクライナ東部の最も戦闘の激しい最前線に送り込まれた志願兵らは、訓練も十分ではなく、装備も古く、乏しい状態で、食料の配給も滞っている、と実態を明らかにした。(『Whasington Post』26日)
午前1:58 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7269】志願兵のグループを率いるセルヒ・ラプコ中隊長は、死、負傷、脱走などにより、3ヶ月で120人からのために54人に減少したとのべている。(『Whasington Post』26日)
午前1:58 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7270】食料や武器のサポートがなくなり、ラプコ中隊長とクルス氏は「見捨てられた」と感じ、前線から離れたホテルに撤退した。(『Whasington Post』26日)
午前1:58 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7271】そこで、二人は、彼らが軍法会議と軍事刑務所に入れられる可能性があることを知り、『ワシントンポスト』に事情を話した。(『Whasington Post』26日)
午前1:58 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7272】第115旅団第3大隊の小隊でも同じようなことが起こった。「適切な武器、後方支援、および軍事的リーダーシップが不足しているため、もはや戦うことはない」と5月24日にテレグラムに投稿。(『Whasington Post』26日)
午前1:58 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7273】ウクライナ軍は、志願兵の投稿に反論、彼らは戦うために必要なすべてを持っていたと主張した。(『Whasington Post』26日)
午前1:59 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7274】『ワシントンポスト』がラプコ氏とクルス氏にインタビューした数時間後、ウクライナの軍事安全保障サービスのメンバーが彼らのホテルに到着し、彼らの何人かを脱走の罪で拘束した。(『Whasington Post』26日)
午前1:59 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7275】ラプコ氏は彼の部下の数十人が戦うことを拒否し、彼らは投獄されたと述べた。(『Whasington Post』26日)
午前1:59 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7276】ダボス会議において、ロシアを排除せずウクライナは領土を割譲して戦争を終結させるべきとするキッシンジャー氏と、ソロス氏のプーチンとロシアに勝利することは文明を救うために必要だと主張するソロス氏の違いが話題になっています。
午後8:25 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7277】『WSJ』(26日)は、両者が米国の価値観と利益に基づき欧州の平和を守ることが米国の外交政策の主な目標であり、紛争の長期化を懸念し、長期的にはロシアとの関係よりも米中関係の重要性の方がはるかに大きいという点で一致している、と指摘。
午後8:25 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7278】ソロス氏はバイデン政権と同じく「世界における主な問題は民主主義と全体主義の闘争」だとし、ウクライナへの攻撃は国際秩序の基本原則に対する攻撃であり、成功すれば、国際政治は弱肉強食の世界へと逆戻りするという。(『WSJ』26日)
午後8:25 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7279】キッシンジャー氏はソロス氏ほどイデオロギー的ではなく、米国は、最小限のリスクとコストで、バランス・オブ・パワー外交をすべきで、ロシアと中国を民主国家に転換させる任務はないとする。(『WSJ』26日)
午後8:25 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7280】『RT』は27日、「キッシンジャーは99歳になり、ウクライナによって「敵」と宣言された」と題する記事を発表。キッシンジャー氏はロシアの「犯罪の共犯者」と宣言された、と報じました。
午後8:26 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7281】キッシンジャー氏は「ミロットボレット(Mirotvorets)」(「ピースメイカー」運営)のブラックリストに掲載された。「親ロシアのテロリスト、分離主義者、傭兵、戦争犯罪者、殺人者」の公的に検索可能なデータベースである。(『RT』27日)
午後8:26 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7282】「ミロットボレット(Mirotvorets)」は「親ロシアのテロリスト、分離主義者、傭兵、戦争犯罪者、殺人者」の公的に検索可能なデータベースで、ウクライナ保安庁(SBU)によって管理されていると見られている。(『RT』27日)
午後8:26 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7283】「ミロットボレット(Mirotvorets)」のサイトは以下です。トップページには残酷な殺され方をしたロシア兵の遺体の写真が掲げられています。閲覧にはご注意ください。
午後8:26 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7284】「ピースメイカー」は、「ウクライナの国家安全保障、平和、人道に対する罪および国際法に対する犯罪の兆候の研究センター」であり、「ウクライナの国家安全保障、平和、人類に対する犯罪の兆候の研究センター、および(続く)
午後8:26 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7285】(続き)法執行当局のための国際法情報、および親ロシアのテロリスト、分離主義者、傭兵、戦争犯罪者、殺人者に関する特別サービス」をしているとサイトで自己紹介をしています。
午後8:26 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7286】キッシンジャー氏「ウクライナはヨーロッパとロシアの間の架け橋だったはずだが、今では関係が再形成されるにつれて、境界線が再描画され、ロシアが完全に孤立した空間に入る可能性がある」。(『RT』27日)
午後8:27 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7287】キッシンジャー氏「私たちは今、ロシアがヨーロッパから完全に疎外され、他の場所で恒久的な同盟を求めることができる状況に直面している」。(『RT』27日)
午後8:27 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7288】キッシンジャー氏「これは冷戦のような外交距離につながる可能性があり、それは私たちを数十年後退させるだろう。長期的な平和を目指して努力すべきだ」。(『RT』27日)
午後8:27 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7289】米国の元国務長官兼大統領国家安全保障補佐官のヘンリー・キッシンジャーは、ウクライナの悪名高いウェブサイトMirotvorets(ピースメイカー)によって「ロシアのウクライナに対する特別情報作戦への参加」でブラックリストに載せられた。(TASS、28日)
午後8:28 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7290】『RIA』(26日)は、「キッシンジャー対ソロス:現実主義者対グローバリスト」と題する論説を出しました。
午後8:28 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7291】『RIA』(26日)は、「キッシンジャーの立場はソロスの立場よりもはるかに現実的」だ、なぜなら「西側には(利害関係が異なる)ロシアを打ち負かす力がない」からだとし、中露の戦略的選択による関係は壊せないと論じました。
午後8:28 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7292】『RT』(27日)は、ロシアの歴史家兼ジャーナリスト、 イゴール・ホルモゴロフ氏の論説「ロシアがウクライナを手放すことができない理由は歴史の絡み合ったルーツが説明する」を掲載しました。
午後8:28 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7293】ホルモゴロフ氏は、ロシアとウクライナを切り離せない第一の理由は個人的な繋がりだと指摘「多くのロシア人がウクライナに親戚を持っている。ウクライナとの家族関係がまったくないロシア市民を見つけることはほとんど不可能だ」(RT、27日)
午後8:29 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7294】ホルモゴロフ氏は、ウクライナ東部の高い産業密度はソ連時代の恩恵であり、独立後のウクライナの政治的経済的エリートは、彼らが受け継いだ遺産を育てるのではなく収奪することしかできなかったと指摘。(RT、27日)
午後8:29 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7295】ホルモゴロフ氏は、ソ連時代に築かれた強力なガス輸送システムに対してウクライナの指導者「恐喝のための道具」と見做したとも指摘。(RT、27日)
午後8:29 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7296】ホルモゴロフ氏は、ノードストリーム2の建設に対するウクライナのエリートのヒステリックな反応を、西側諸国が支持し、ヨーロッパ史上最大のガス危機につながった、と指摘。(RT、27日)
午後8:29 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7297】ホルモゴロフ氏「ロシアに住むロシア人もウクライナに住むロシア人も、NATOがウクライナの土地を使用すべき理由を理解できない」。(RT、27日)
午後8:29 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7298】ホルモゴロフ氏「ロシアでは、ウクライナが米国主導の軍事ブロックに加盟する可能性は、自国の安全保障上の利益のために国が自由に選択したものではなく、(続く)
午後8:30 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7299】(続き)西側がモスクワへの直接攻撃を開始するための事前基地を構築する手段として解釈される。」(RT、27日)
午後8:30 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7300】ホルモゴロフ氏「現代ウクライナの独特なアイデンティティ感覚にアピールする西側のトリックは、紛争を引き起こすという点でさらに危険だ」。(RT、27日)
午後8:30 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7301】ホルモゴロフ氏「西側のトリックに対するロシア人の反応は、反抗的な子供を誘拐された両親の反応と似ている」。(RT、27日)
午後8:30 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7302】ホルモゴロフ氏「残忍な力を除いて、ウクライナがどういうわけか分離していることをロシア人に受け入れさせる方法はない」。(RT、27日)
午後8:30 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7303】ホルモゴロフ氏「ロシア人は常に、ウクライナをロシアから分離することを含むあらゆる世界秩序を敵対的であると見なす」。(RT、27日)
午後8:31 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7304】ホルモゴロフ氏「「独立したウクライナ」を支援することにより、西側は常にロシアとロシア人にたゆまぬ、執拗な敵を抱えることになる」。(RT、27日)
午後8:31 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7305】ホルモゴロフ氏「問題は、なぜこれが必要なのか、そして誰が利益を得るのかということである」。(RT、27日)
午後8:31 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7306】『RIA』(27日)は、ビクトリア・ニキフォロワ氏による「西側はキーウを裏切る準備をしている」という論説を発表しました。
午後8:31 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7307】ニキフォロワ氏は、マリウポリの陥落後、西側メディアは「ウクライナ紛争」をトップで扱うことをやめ、キッシンジャー氏は早期停戦を求め、ダボス会議でのゼレンスキー氏の発言はもはやほとんど引用されていないと指摘しています。
午後8:31 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7308】ニキフォロワ氏は、ソロスだけはまだ戦争キャンペーン中だが、実行不可能だと多くの人が不満を述べているという。人々の意識は転換点に来た、と分析しています。
午後8:32 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7309】ニキフォロワ氏は、ロシアに対する超現実的な制裁は民主党の軍事ヒステリーであり、米国を新たな大恐慌へと駆り立てていると指摘し、中間選挙で勝つためにはウクライナを統合する必要があると主張しました。
午後8:32 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7310】RT、27日「ウクライナは主権の完全な喪失に直面しており、ポーランドと合併される潜在的な可能性がある、ヴィクトル・ヤヌコビッチ前大統領が警告した」。
午後8:54 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7311】ヤヌコビッチ氏「2014年にはすでに、ウクライナは特定の西側諸国によって、ロシアの完全な弱体化が始まるべき領土として指定されていました。(続く)
午後8:54 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7312】(続き)正確には領土としてであり、独立国家としてではなく、ロシア排除せず、すべての近隣諸国と平和に暮らしたいと願う人々としてではない」(RT、27日)
午後8:55 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7313】RT、27日「現在の紛争は国に致命的な結果をもたらすかもしれない、と彼は続けた。ウクライナは、「南と東の」広大な領土を失うだけでなく、その主権の「完全な破壊」も危険にさらしていると、ヤヌコビッチは信じている」
午後8:55 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7314】RT、27日「脅威は、軍事紛争自体だけでなく、ウクライナの西隣のポーランドに寄り添うためのウクライナ当局の努力からも生じている」
午後8:55 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7315】RT、27日「今月初め、ポーランドのアンジェイ・ドゥダ大統領とウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、両国の間に「国境がなくなる」ことへの期待を表明し、キーウはポーランド国民に特別な法的地位を与える計画を発表した」
午後8:55 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7316】RT、27日「関係の強化は、ウクライナの「ヨーロッパの夢」をこれ以上近づけることはなく、むしろポーランドとの「合併」を脅かすと、ヤヌコビッチは警告した」
午後8:55 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7317】RIA(27日)は、ヤヌコビッチ氏のメッセージは、ユーリ・キラシル氏によってFacebookに投稿された、と報じています。
午後8:55 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7318】ヤヌコビッチ氏「今日、このようなことを書くのは心苦しいが、ウクライナの国家としての地位は極めて危険な状態にある。全滅の危機に瀕している。南部や東部の広大な領土を失うリスクだけではない」(スプートニク、28日)
午後8:55 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7319】ヤヌコビッチ氏「ポーランドとの現在の状況的な和解は、ウクライナが経済的に主権を守れなくなる恐れがあるため、事実上、合併せざるを得ない状況になる可能性がある」(スプートニク、28日)
午後8:56 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7320】ヤヌコビッチ氏「ロシアについては、ウクライナはロシアとの交渉の席に着くことになる。米国などの西側諸国がこれを促す。何事も永遠には続くことはなく、ウクライナへの兵器供給もこの例外ではない」(スプートニク、28日)
午後8:56 · 2022年5月28日·Twitter Web App
【速報7321】TASS、25日「日曜日(22日)、ウクライナのウラジミール・ゼレンスキー大統領は、両国の国境通過規則を緩和するためにポーランドと合意が成立したことをヴェルホフナ・ラダ(議会)に発表した。」(スプートニク、28日)
午後8:56 · 2022年5月28日·Twitter Web App