審査再開!? 提出したデータの度重なる改竄を「見解の相違」とした日本原電、敦賀2号機の審査を規制委が再開!改竄については本社に立入り検査も!? ~11.4原子力規制委員会 更田豊志委員長 定例会見 2020.11.4

記事公開日:2020.11.5取材地: テキスト動画
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(取材・文:渡会裕)

 2020年11月4日、東京都港区六本木の原子力規制委員会で、更田豊志(ふけたとよし)・原子力規制委員長による定例の記者会見が行われた。

 今年2月7日と14日に開催された原子力規制委員会の審査会合で、日本原子力発電敦賀2号機の地震等に係る新基準適合性審査は、度重なるデータの捏造などで申請事業者に対する信頼を失ったとして審査を中断していた。

 その後原子力規制委員会は、10月30日開催の第916回会合で、生データの提出を受けたなどとして、審査の再開を決めた。

 審査の再開に当たり、原子力規制庁は「審査会合とは別に、原子力規制検査の中で、データ改竄、捏造の原因を調査する」とした。

 この日の定例会見で、テレビ朝日の吉野記者が「検査チームの原電本社に対する立ち入り調査などで、データの改竄が明らかになると考えるか」と質問。これに対して更田委員長は「検査会合でのやり取りや、日常的な検査の中で見ていく」と立ち入り検査への明言を避けた。吉野記者が重ねて「立ち入り検査の狙いは何か」と質問したのに対して更田委員長は「日本原電は当初(改竄を)見解の相違としていたが、検査の、どの段階で表明していたかには関心がある」「立ち入りも含めて明らかになることを期待している」と述べ、立ち入り検査の可能性を示唆した。

■全編動画

  • 日時 2020年11月4日(水)14:30~
  • 場所 原子力規制委員会 B・C・D 会議室(東京都港区)

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