国際オリンピック委員会(IOC)が東京五輪の中止を決定し、バッハ会長が日本政府側にもその意向伝えているという情報をノンフィクション作家で元博報堂社員の本間龍氏が入手した。
- IOCが東京五輪中止を決定!? 原因は欧州の新型コロナ感染第2波の拡大! 内部情報を入手した本間龍氏にIWJが直撃取材! IWJの直撃質問に東京五輪組織委は中止決定の事実を否定!!(日刊IWJガイド、2020年10月23日)
10月23日の11時頃から、内閣府にて橋本聖子東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当大臣の定例会見がおこなわれ、IWJでは大臣へ直撃質問をしてきた。
IWJ記者「ノンフィクション作家の本間龍氏がIOCのバッハ会長が既に東京オリンピックを中止する方向で決めたことを、日本政府に伝えたという情報を入手したことを明らかにしましたが、これは事実でしょうか」
橋本五輪相「いえ、まったく、ありません。あのー、東京大会に向けて、政府一丸となって、今日も、菅総理が、世界がコロナウイルスに打ち勝った証となるべく東京大会に向けて、全力を尽くしていくという風にお話をして、いただきましたし、それを、バッハ会長が、しっかりと来年の大会に向けて、準備をしていきたいということも、前回お話をしてますし、確実に開催をするために、引き続き全力を尽くしていきたいと思います」
IWJ記者「11月にはバッハ会長が来日し、首相と会談をする予定ですが、これは東京五輪中止へ向けた相談ではないのでしょうか」
橋本五輪相「ないです。あのー、それはわかりませんけれども。私としては、そうではなく、本当に前向きに、あのー会談をされるということを願っております」
本間龍氏はIWJ記者の質問に答えて「東京五輪関係のスポンサーがついている新聞社などの大手メディアは、この話題が扱いにくいと思います」と述べた。
この日の定例会見では、記者のために用意された席は満席となり、立って取材をする記者の姿もみられた。しかし、他社の記者から発せられる質問は五輪が開催される前提のものばかりで、ただの1人も「中止」という言葉を発することはなかった。
記者会見の司会を取り仕切った内閣府の担当職員も、IWJ記者の質問が終わるなり、他の質問があるか確認することもなくすぐに会見の終了をアナウンスした。