2020年9月25日(金)11時より、厚生労働省会見室にて田村憲久 厚生労働大臣 定例会見が行われた。
冒頭、田村厚労大臣より、厚生労働副大臣に三原じゅん子氏、厚生労働大臣政務官に大隈和英(かずひで)氏が起用された旨の報告がなされた。
配布資料「働き方改革を担当する大臣を補佐する副大臣及び大臣政務官について(令和二年九月二十五日閣議 厚生労働大臣発言要旨)」には、「菅総理ともご相談の上で、三原じゅん子厚生労働副大臣及び大隈和英厚生労働大臣政務官に、国会対応も含め、働き方改革を担当する大臣としての私の補佐をするよう指示いたしましたので、ご報告いたします」とある。
厚生労働副大臣と政務官はそれぞれ定数2名。三原、大隈両氏は、働き方改革以外の職務を担う厚労副大臣 山本博司氏、政務官 こやり隆史氏とともに田村大臣を補佐する。三原氏が政府要職に就くのは初めて。
その報告の後は記者との質疑応答が行われた。
IWJ記者は、新型コロナウイルス感染症の脅威や、感染症やウイルスの存在自体を否定する主張やそれにもとづくアクションをおこなう人たちに関して、次のように質問した。
「この7月の東京都知事選に立候補していた平塚正幸氏や、6月17日に厚労省の会見室で会見し、8月24日には参議院議員会館で300人を超える人数での集会を開き、新型コロナ感染症否定の主張をおこなった池田としえ 日野市市議会議員と大橋眞 徳島大学名誉教授のような方々がいる。
そういう主張があることをご存知か? また、その方々の感染予防に反対するような行動は社会への脅威になりかねないが、厚労省と大臣はこれにどう対応するのか?」
これに対して田村憲久厚労大臣は、次のようにと回答した。
「ちょっと、そういう主張があるということは知らなかったので、何ともお答えしかねる。
それは科学的ではないし、一般的な考え方ではない。そのような指針に沿う国はないと承知している。6月にここでそのような会見が行われたことも、当時私は大臣ではなかったので把握していない。
日本は法的に行動を制限することなしに、お願いと協力によって新型コロナ感染症に対し、比較的うまく対応してきた。そのような方々に対しても周知と呼びかけによってやっていくほかない」
詳しくは取材動画をご覧いただきたい。