「9.11」から19年となった2020年9月11日、直近の中東で起こった大事件とその背景に焦点を当て、「レバノン首都ベイルートの大規模爆発で注目される中東情勢!相次ぐ火災や爆発の正体は!?」と題して、岩上安身が放送大学名誉教授の高橋和夫氏にインタビューを行なった。
話題は、今年1月からの中東危機を振り返るとともに、デフォルト(債務不履行)に陥ったレバノンの経済状況や、イスラム教シーア派の武装勢力であるヒズボラが力を握るレバノンの政治状況などについて触れた。
また、かつてクウェートに留学し、中東各地を熟知する高橋氏が、「中東のスイス」と言われたレバノンの位置づけや内戦に至る前までの首都ベイルートの美しさ、文化水準の高さを回顧しながら、デフォルトに至った現在の無残な状況までの歴史を簡潔に、わかりやすく説明。
イラン、シリアなど、イスラエルに対峙し、パレスチナを支える国々で、謎の火災や爆発が相次いでおり、米国やイスラエルの関与が疑われている件について、高橋氏が見解を述べた。