【第420号-426号】岩上安身のIWJ特報!スクープ! 日銀が発表した英語論文の謎 アベノミクス・黒田バズーカによる副作用の責任を逃れようと裏で金融緩和の出口を模索!? 岩上安身によるエコノミスト田代秀敏氏インタビュー2018.7.1(後編) 2019.6.30
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記事目次
- 日銀によるマイナス金利政策と相続税増税で空き家・空き室が増加! 東京・神奈川では3戸に1戸が空き室!?
- 2022年、生産緑地制度の廃止で都市部に大量の住宅用地が供給される!? 周辺自治体から大量の人口が流入、周辺地域はますます空き室だらけに!?
- 「この道しかない!」と一度思い込んだら変えられない! 旧日本軍人来の悪癖が異次元金融緩和に顕現! 追い詰められ米国債に手を出した地銀は、アメリカの金利上昇政策で莫大な含み損を抱え込む!
- 欧米は着々と緊急緩和政策を店じまい。資産価値を押し上げてきた「流動性」が一挙に減少!! 今後、世界中で資産価格の上昇スピードが急落する!
- 「人口減」「マイナス金利導入」「米金利上昇」のトリプルパンチで、どこの地銀ももはや本業では生き残れない…。地銀を危機的状況に陥らせたのが政府・日銀の「異次元金融緩和」政策であることは明白!
- 2017年4月の日銀『金融レポート』に「こんなことやっていたら金融システムの安定性が損なわれる」との警告が! 日銀は今日の地銀の危機的状況をすでに予見していた!! 一般人にはわからない小難しい表現でアリバイ作りの卑劣!!
- 岩田規久男・前日銀副総裁の言葉に見る「リフレ派」の正体〜威勢良く掲げた「2年で2%のインフレ上昇」の目標。これを達することができなかったのは「消費税増税のせいだ、私の政策の選択には誤りはなかった」と、ひたすら責任逃れ
- リフレ政策の本質は「人々に『インフレになるのではないか』と思わせること」、つまり「空気」を作ること!! 日本国民は、そんな不確かな賭け事に付き合わされている!!
- 日銀は2016年に「イールドカーブ・コントロール」を追加、これを理由に国債の買入額をどんどん減らしている! 度重なる投与ですっかり効果の薄れたドーピング=「量的緩和」をコソコソ手仕舞い!
- 金融政策とは関係ない理由で改善された、国内総生産、失業率、新卒の就職状況などの指標を、「異次元金融緩和」の手柄のように喧伝! 一方、金融政策が本来改善すべき、国民の実質賃金や実質消費は大幅ダウン!!
- 目に見えないものを切り札にした黒田総裁! 実質金利とは何!? 日銀発表の論文「日本の自然利子率」の謎に挑む!
- 日銀の生活実感アンケートでは、人々はすでに「デフレマインド」から脱却し、実感としての物価上昇率は4%超え! 多くの人々がすでに「迷惑」と感じている物価上昇を、リフレ派はまだ推し進めようというのか!?
- 「イラン核合意」から一方的に離脱したトランプ大統領がイラン産原油の輸入停止を各国に要請!!今や世界で孤立するアメリカ! G7はもう時代遅れの中、米国に従うだけで存在感のない日本!!
日銀によるマイナス金利政策と相続税増税で空き家・空き室が増加! 東京・神奈川では3戸に1戸が空き室!?
岩上「『2016年から導入されたマイナス金利の影響がアパート新築に拍車をかけた』と指摘されています(※1)」
田代「マイナス金利とは、民間の銀行が日本銀行に預けるお金のうち、新規に積んだ分に対して金利をマイナスにするというもの(※2)。つまり、『預けたままだとどんどん減るよ』というわけで、だから『それをどこかに貸し出しなさい』と。貸し出すところがないから、みんな日本銀行に預けて『0.1%でいいから金利を下さい』とやっている(※3)のに、逆にペナルティーを課してどんどん取っていくというわけです。
そんなこと言われても、そもそもの発端が『貸出先がない』ということだったわけですから、どこも貸し出すところはない。ということは、先ほどの話のように、民間は無理くりなアパート経営のスキームを作り、そこにいろんな金融商品も乗せてパッケージで売る、という方向に流れていくのは当然です(※4)。日銀はこんな劇薬を、しかも期限を設けずにやったわけです。そのインパクトはすごいですよ」
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(…会員ページにつづく)
年金支給生活苦のため、またいまの仕事が今月末でクビ。岩上さんにカンパしたいけど、無理です。もうしわけなし。