日刊IWJガイド・非会員版「ウクライナ軍とNATO軍がクリミア半島を攻撃すれば100%戦術核が使われる!~岩上安身による塩原俊彦氏インタビュー!」2024.1.24号~No.4131


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~<岩上安身によるインタビュー報告>「ヤヌコビッチを追い出すことに成功したけど、クリミア半島を取られてしまった米国務次官ヴィクトリア・ヌーランド! バイデン政権にとって、ドンバス、クリミア半島の奪還とロシア弱体化は長年の悲願だった」「クリミア半島が奪われることになれば100%と言っていいぐらい戦術核を使う可能性が高まる! これは確実です!」まもなくロシアによるウクライナ侵攻から丸2年!「ウクライナ戦争長期化の理由」とは!?~評論家、元日経新聞・朝日新聞記者で、日本におけるウクライナ問題研究の第一人者塩原俊彦氏が断言する!! 岩上安身によるインタビュー!

■2024年1月早々、IWJはピンチです!! IWJへの緊急支援をお願いいたします! 1月は22日までに、89件、98万6400円のご寄付をいただきました。この金額は月間目標額400万円の25%であり、1月の残り8日間で75%が必要です!! 岩上安身も年頭にインフルエンザに感染しましたが、2週間経って回復し、出社して、新春インタビュー第1弾を撮りました! 新年早々ピンチに見舞われましたが、IWJは独立メディアとして、市民の皆さまに真実を伝え続けていきます! そのためには、皆さまのご支持とご支援が必要です! 1月こそ月間目標額400万円に届きますように、どうぞよろしくお願い申し上げます!

■【中継番組表】

■<岩上安身によるインタビュー決定のお知らせ>岩上安身は2月2日(金)、早稲田大学文学学術院の岡真理教授へ、現在ガザで起きているイスラエルによるジェノサイドの歴史的背景について、録画収録でインタビューを行います! また、2月7日(水)には、東京経済大学の早尾貴紀教授に、イスラエルによるガザでのジェノサイドについて、第2弾のインタビューを予定しています!

■「【IWJ号外】ついに、ネオコンの牙城『フォーリン・ポリシー』のコラムニストらが「プーチンの領土的野心」という米NATOの巨大な嘘を暴露!」を出します! ネオコンが変貌か!? ネオコンすらが嘘であると明らかにした米国のプロパガンダをそのままたれ流してきた日本のマスメディア・エセ有識者らの罪!!

■【本日のニュースの一撃!】

■【第1弾! 松本人志氏が文藝春秋社を名誉毀損で提訴! しかし代理人は小沢一郎氏の「陸山会事件」で調書捏造が発覚して特捜を辞任した田代政弘弁護士! しかも文春側弁護士は、田代氏の捏造を法廷で暴いた喜田村洋一弁護士!!】松本人志氏の弁護士選びは大丈夫なのか!? 陸山会事件の因縁対決!? 立花孝志氏は「松本氏の財産隠しのための時間引き延ばし裁判」の可能性を指摘!(『吉本興業』、2024年1月22日)

■<IWJ取材報告 1>「ジェノサイドを即刻やめるようイスラエルに迫る考えはあるか?」IWJ記者の質問に対し、「現在、国際司法裁判所が審理を行っているところでもあり、我が国としてコメントすることは、差し控える」とかわした上川外務大臣~1.23 上川陽子 外務大臣 定例記者会見

■<IWJ取材報告 2>中村之菊(なかむらみどり)氏「本土の99パーセントの『民意』が、この1パーセントの(沖縄の)『民意』を押し潰している!!」~1.17 米軍廃棄物問題シンポジウム in 千代田 ―登壇:宮城秋乃氏(軍事環境研究者)、立憲民主党 屋良朝博 衆院議員ほか

■【急募! 事務班スタッフ】事務班は、岩上安身によるインタビューのアポ取りとスケジューリング、各種リサーチ、公共コンテンツの取材のためのアポ取りや、中継スタッフやテキストスタッフと連携して、IWJの活動予定を組み立て、指示を出す、重要な役割を担っています。ジャーナリズムに関する専門知識はいりません。PC操作ができること、きちょうめんな事務職の資質と、対外連絡などの必要最低限のコミュニケーション能力があれば大丈夫です! 取材のためのアポ取りや、IWJの活動予定を組み立てる役割を担っています。欠員につき、急募します!
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■はじめに~<岩上安身によるインタビュー報告>「ヤヌコビッチを追い出すことに成功したけど、クリミア半島を取られてしまった米国務次官ヴィクトリア・ヌーランド! バイデン政権にとって、ドンバス、クリミア半島の奪還とロシア弱体化は長年の悲願だった」「クリミア半島が奪われることになれば100%と言っていいぐらい戦術核を使う可能性が高まる! これは確実です!」まもなくロシアによるウクライナ侵攻から丸2年!「ウクライナ戦争長期化の理由」とは!?~評論家、元日経新聞・朝日新聞記者で、日本におけるウクライナ問題研究の第一人者塩原俊彦氏が断言する!! 岩上安身によるインタビュー!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 岩上安身は1月22日に、元日本経済新聞記者、元朝日新聞モスクワ特派員で、元高知大学大学院准教授の、ロシア・ウクライナ研究の第一人者である評論家の塩原俊彦氏に、「ウクライナ戦争長期化の理由」について、録画収録でインタビューを行いました。

 塩原氏はウクライナ戦争の、水面下での和平交渉については、「真実・実態を知ることはなかなか難しい」とした上で、事実関係として間違いなくあった、「和平に向けた、あるいは休戦協定のようなものに向けた動きとしてあったのにもかかわらず、うまくいかなかった2つの例」をあげました。

 そのひとつは、2022年2月28日にベラルーシで、3月末にイスタンブールで行われた和平協議です。

 塩原氏は、ロシアによるウクライナ侵攻から数日で、「ロシアは完全に負けた。プーチンの考えていた作戦は大失敗に終わった」と指摘し、次のように述べました。

 「この段階で戦争をやめてしまえば、今のような(ウクライナにとって)悲惨な状況を避けえたわけですけれども、ブチャの問題が出てきた(ブチャでロシア軍の仕業とされる虐殺が報じられた)ことによって、このせっかく生まれた、つまりウクライナが勝ち、ロシアが負けた状況の中で進もうとしていた和平協議というのが、潰れた」。

 2023年11月24日になって、きわめて重要な証言が出てきました。

 ウクライナのテレビ局『1+1』のインタビューで、この2022年のロシアとの2回の交渉で、ウクライナ代表団の団長を務めたダヴィド・アラハミヤ氏が、「ボリス・ジョンソン英首相(当時)がキーウを訪れ、4月9日にゼレンスキーと会談。ウクライナに対し、120台の装甲車と対艦システムという軍事援助と、世界銀行からの5億ドルの追加融資保証を約束し、『ともかく戦おう』と、助言した」と、証言したのです。

 塩原氏によると、このアラハミヤ氏は、ゼレンスキー大統領率いる「人民の奉仕者」派の党首だとのことで、以下のように語りました。

 「このアラハミヤ氏という人が明らかにしてくれたので、はっきりわかったことがあって、それは要するに、当然、このジョンソンの後にはバイデンがいて、バイデンとジョンソンが(ウクライナのゼレンスキー政権に対して)『戦争を続けろ』と、『応援してやるから』と、約束したということが、少なくとも4月9日に明確な形になったということ。

 4月3日に、ゼレンスキーが(ブチャでのロシア軍の)ジェノサイドを主張したっていうのは、恐らくこの会談の前に連絡があって、『英米で協力して支援するから、戦争を続けろ』と言われたに違いないわけです」。

 さらに塩原氏は、ブチャの虐殺についても、次のように懐疑的な見方を示しました。

 「そもそも、ロシア軍がブチャから完全に撤退したのは、3月30日のこと。

 その翌日に撮影されたビデオでは、アナトリー・フェドリュク市長は、市の奪還を喜びながら宣言していて、とても明るい顔をしてるわけですね。集団虐殺行為や、死体や殺害には、一切触れていません。

 ところが『ロイター』電によると、ブチャ市長は、4月3日、同じ日ですね、『ロシア軍が1ヶ月に及ぶ占領の間、意図的に市民を殺害した』と非難したと報じたと。

 つまり、このロシア軍が去ってから、4月3日までの間に、『本当はウクライナは勝っていたのに、何で戦争を続けるのか』ということを説得する、一番いい材料というのは、たぶんこの『ブチャの虐殺によって許しがたいことをされた』ということを材料に、『ロシアとの交渉なんか、そもそもできない』と言い出して、がんがん戦争にのめり込んでいくっていうのが、非常に自然な物語なんですね。

 私は、ブチャの虐殺があったかどうか知りませんが、物語として成立し得るようなことが、事実として一応あったということは、これで確認できるわけです」。

 さらに塩原氏は、和平が進まなかった「2度目」の例として、2022年11月に、米軍のトップに立つマーク・ミリー統合参謀本部議長が、和平協議の機が熟したことを示唆したにもかかわらず、バイデン米大統領がそれを無視したことを指摘しました。

 塩原氏によると、ミリー氏は、11月9日に行われた講演で「ロシア軍は非常に苦しんでいる。指導者たちは本当にひどく傷ついている」と述べ、「だから、あなたは自分が強く、敵が弱いときに交渉したいと思うだろう。そして、政治的な解決策もあり得るだろう。私が言いたいのは…その可能性があるということだけだ」と、軍人としてはぎりぎりの発言をし、さらに16日の記者会見でも同じような発言をしたのです。

 塩原氏は、ミリー氏の発言について「政治的な解決策を、バイデンが取るべく努力するかどうかということを、本当は示唆している」と述べ、次のように語りました。

 「しかし、その後どうなったかというと、バイデンは何もしなかった。

 これは2022年の話ですから、去年の6月4日以降のいわゆる『反攻(反転攻勢)』作戦というやつに期待をかけて、あくまで戦争を続けるという判断をし、せっかく米軍で一番偉いミリーさんがここまで言ったのに、これを無視したわけですね。

 これもまさに、バイデンが和平への道を閉ざしたという証拠になるわけです」。

 さらに塩原氏は、米国が「戦争を続けたい」理由についても、明確な見方を示しました。

 2014年のユーロマイダン・クーデターを支援した米国で、直接関与していたのが、ヴィクトリア・ヌーランド国務次官(当時国務次官補)でした。

 塩原氏は、次のように語りました。

 「親ロシア派といわれる、ヤヌコビッチ大統領(当時)を追い出すことには成功した。ナショナリストたちによる武力攻撃によって、ヤヌコビッチを追い出すことはできた。

 だけれども、このナショナリストたちは、ある意味で超過激なナショナリストで、ロシア系住民を本当に傷つける。殺戮をやる。

 それで、ロシア系住民の多くが住むクリミア半島では、住民投票に持ち込んで、ロシアへの併合ということになってしまった。

 ヴィクトリア・ヌーランドとしては、半分は成功したけど、半分はロシアにクリミアを取られちゃったということがある。アメリカとしては、ウクライナの東部およびクリミア半島を奪還するというのが悲願であり、ついでにロシアを弱体化させるということが長年の悲願であったわけです。

 しかし、ミンスク合意というのは、東部ドンバスの和平のための合意なわけです。この合意を実現されてしまうと、ロシアと再び戦争し、クリミア半島を取り戻したり、ドンバスを取り戻したりすることができなくなる。

 だから、ミンスク合意というのはできたんだけど、実際には時間を稼いで、その間に、つまり『ミンスク合意を守りますよ』と言いながら、(ウクライナは)アメリカからいろんな武器を支援してもらって、時機を見て戦争で東部ドンバスとクリミア半島を奪還したい、という風に思っていたんじゃないか。

 長くドイツ首相を務め、2014年に首相だったメルケルさんは、『2014年のミンスク合意はウクライナに時間を与えるための試みだった。ウクライナはより強くなるためにその時間を利用した』と、はっきり発言しているわけです。

※ロシアに対する欧米の戦争」は、すべて計画され、計算されたものだった! ドイツのメルケル前首相の「ミンスク合意はウクライナに時間を与えるため」発言に続き、ベアボック独外相が「我々はロシアに対して戦争をしている」と発言! ロシア外務省のザハロワ報道官が「あらかじめロシアに対する戦争が計画されていた」と反発!! 米ポンペオ元国務長官は「CIA長官時代、特殊部隊とともに何度もウクライナに行きウクライナ軍を訓練した」と暴露!!(日刊IWJガイド、2023年1月29日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230129#idx-4
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51811#idx-4

 ですから、アメリカはウクライナに武器を供与しつつ、強くさせて、やがてロシアと戦争をしたかったっていうのは、間違いない事実なわけです」。

 塩原氏は、2021年1月に大統領に就任したバイデン氏が、民間にいたヌーランド氏を国務次官に採用したことを指摘し、「ヤヌコビッチを追い出すことに成功したけど、クリミア半島を取られてしまったその張本人を、国務省次官に戻すことによって、自分の政権のうちに何とかしたい、戦争をしてもいいというシグナルを送った」との見方を示しました。

 さらにインタビューで塩原氏は、ウクライナ戦争によって、世界中で安全保障のために、国防費の増額が当たり前になり、米国の軍需産業にとってプラスになったことも、米国が「戦争を続けたい」理由のひとつとして指摘しました。

 また塩原氏は、バイデン大統領自身が「ウクライナ支援は国内投資」だと発言しているにもかかわらず、日本の大手メディアがすべて、ウクライナ支援を主張していることを、具体的な例をあげて指摘し、「要するにこの人たち(大手新聞各紙)は、ウクライナ支援ということ(の中身・本質)についてまったく知らない」と、日本の大手メディアの浅はかさを強く批判しました。

 バイデン大統領の言う「ウクライナ支援は国内投資」とは、ウクライナを支援することで、米軍兵士が直接戦争に行かなくて済むということであり、米軍やNATOの旧式の兵器をウクライナに提供することで在庫一掃ができ、米軍やNATO軍は最新兵器に入れ替えができる、と言う意味です。また、そのことは、米国の兵器メーカーにとって、大変な需要増にもなります。それは、米国内の雇用増にもつながります。

 塩原氏は、「バイデン大統領が2024年の大統領選挙で民主党候補として戦うなら、国内投資であるウクライナ戦争をやめようとは思わない。大統領選の直前に、和平休戦協定を結ばせて、大統領選でプラス効果を狙うというのはあるかもしれませんが、少なくともこの半年間はあり得ない」「ゼレンスキーは、自分が権力を保持するためには、バイデンの言う通りするしかないわけですから、バイデンが『やれ』と言えば、やめたいと思うはずがない」「プーチンは主導権を握っているわけではないので、相手が長期化すると言うなら、長期化するしかない。今は困っていないので、出方を見守っている」と述べ、戦争が長期化するとの見方を示しました。

 インタビューの最後に、岩上安身が、1月22日のこの日刊IWJガイドでお伝えした、元NATOヨーロッパ連合軍最高司令官で米空軍退役大将のフィリップ・ブリードラブ氏らが、クリミア半島のロシア軍やケルチ海峡橋(クリミア大橋)への攻撃を主張したという、米シンクタンク「ジェームスタウン財団」の元会長グレン E. ハワード氏による、1月17日付け米『ザ・ヒル』への寄稿について、塩原氏に見解をたずねました。

※はじめに~米サリバン大統領補佐官らが「議会が数日以内にウクライナへの追加軍事援助を承認しなければ、ロシアは数週間、長くても数ヶ月で戦争に勝つ可能性がある」と警告! ドイツ連邦議会はウクライナへの巡航ミサイル供与を否決! しかしNATOは冷戦後最大規模の軍事演習を行うと発表! ロシア軍はウクライナ国内のフランス「傭兵」多数を殺害したと発表! 今後は外国の軍事顧問も「区別なく」攻撃する方針に変更か!? 米国と欧州は、戦争を好まない国民レベルと、対ロシア戦に積極姿勢を見せる国家もしくは超国家的なNATOレベルとで、分裂している! ウクライナ戦争第一幕の区切り!? そして第二幕の行方は!?
(日刊IWJガイド、2024年1月22日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240122#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53135#idx-1

 これに対して塩原氏は「私は小泉何某みたいな軍事オタクではありませんから、軍事にかかわるようなことは言いたくない」と述べた上で、次のように答えました。

 「はっきり言えば、(ウクライナ軍とNATO軍が)クリミア半島にそういうことをすると、(ロシアからの)戦術核攻撃を誘発するのは、100%確実だと思います。

 お亡くなりになったキッシンジャーが(戦争の)初期の頃、2年ぐらい前に言っていましたけど、要するにロシアがウクライナに核攻撃したところで、西側は何もできないわけですよ。第3次世界大戦になるので。

 ロシアが戦術核で、キーウでもどこでも攻撃したら、西側はもちろん、批判・非難はできるけれども、少なくとも核兵器で反攻はできない。だから撃つ可能性は大いにあるわけですよ。

 そこまでに至るような攻撃って一体何かって考えると、それはもう、クリミア半島が奪われるなどということになったら、(ロシアが)100%と言っていいぐらい使う可能性が一段と高まる。これは確実です」。

 その上で塩原氏は、次のように憤りをあらわにしました。

 「私がはっきり言っておきたいのは、本当に、何も知らないやつが偉そうなことを(マスメディアで)言うわけですよ。

 私は少なくとも、2014年からずっと、ウクライナ問題をはじめ、いろんなことを本にしてきました。私から見ると、何も知らない軍事オタクがテレビに出て、くだらないことを話して、それを日本国民が見て、そういうことを許している。

 その結果、どんどんどんどん戦争に近づいている。それを、誰も何も文句を言わないのかと」。

 塩原氏が、強い語調で自分がこの問題について第一人者であると自負するのは、それだけの実績あってのことです。この点は、間違いありません。

 このインタビューは、昨日1月23日に、IWJのYouTubeチャンネルで、冒頭のみオープンで、その後は会員限定で、撮りおろし初配信しました。

※【冒頭オープン・撮りおろし初配信】「まもなくロシアによるウクライナ侵攻から丸2年!『ウクライナ戦争長期化の理由』とは!?」~岩上安身による 評論家、元日経新聞・朝日新聞記者 塩原俊彦氏インタビュー
https://www.youtube.com/live/x2O2cg4McwE

 後日、IWJサイトにインタビュー全編をアップいたします。詳しくは、ぜひIWJ会員にご登録の上、インタビュー全編を御覧ください。

※会員のご登録はこちらからお願いします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

■2024年1月早々、IWJはピンチです!! IWJへの緊急支援をお願いいたします! 1月は22日までに、89件、98万6400円のご寄付をいただきました。この金額は月間目標額400万円の25%であり、1月の残り8日間で75%が必要です!! 岩上安身も年頭にインフルエンザに感染しましたが、2週間経って回復し、出社して、新春インタビュー第1弾を撮りました! 新年早々ピンチに見舞われましたが、IWJは独立メディアとして、市民の皆さまに真実を伝え続けていきます! そのためには、皆さまのご支持とご支援が必要です! 1月こそ月間目標額400万円に届きますように、どうぞよろしくお願い申し上げます!

 いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。

 年が改まったこの1月は、1月1日から22日までの間に、89件、98万6400円のご寄付をいただきました。新年早々、ありがとうございました!

 この金額はしかし、月間目標額400万円の25%であり、あと9日間で75%が必要です!!

 今年こそ、この1月こそは、月間目標額の400万円に届きますよう、IWJへのご支援をよろしくお願い申し上げます!

 IWJは、さらに松の内が明けて早々、ピンチに見舞われていました。

 岩上安身は1月8日に喉の痛みや悪寒、発熱などの症状があらわれ、8日に病院でインフルエンザと診断されました。8日以降も発熱が続き、発症から1週間以上経って、ようやく16日、平熱に戻りました。スタッフへの感染を避けるため、その後も自宅で療養しながら、毎日のこの日刊IWJガイドへの赤入れや、スタッフへの指示を続けてきました。

 19日以降もたびたび微熱が出ていますが、20日にクリニックで検査した結果、新型コロナもインフルエンザも陰性とわかりました。

 22日から出社し、早速、元高知大学准教授で、元日本経済新聞記者、元朝日新聞モスクワ特派員、評論家の塩原俊彦氏に、ウクライナ紛争について、録画収録でインタビューを行いました。

 国内も不況で、元旦には能登半島地震にも見舞われ、厳寒の中、生活も厳しい方がいらっしゃると思います。心よりお見舞い申し上げます。

 そうした状況下で、我々の経済的苦境を訴えるのは、心苦しくもありますが、どうか引き続き、IWJ会員登録、YouTube登録、ご寄付・カンパ、協賛広告でIWJをご支援ください!

 前期第13期は、大変大きな赤字を出してしまいました。私、岩上安身が自身の私財の中から、赤字の月のたび、その都度、緊急でつなぎ融資を出し、その額は合計で2200万円となってしまいました。第13期のこの事態は、IWJ創業以来初めての大ピンチです。第14期も同様の事態になると、私、岩上安身1人の力で乗り越えることはもはや不可能です。

 これまでの前期1年間の累積の赤字2200万円(見方を変えると、個人岩上安身からの、会社IWJへの貸し付け)に加え、第14期スタートにあたっての銀行からの新たな借り入れ2500万円を考えると、約5000万円近い累積の債務を返済できてはおらず、危機を切り抜けたなどとはとても言えません。

 今期14期はもちろん、支出を徹底的に削ってきました。今期は、赤字を出さないだけではなく、黒字を出し、累積した債務への返済にあてていきたいと真剣に取り組んでいる最中です。

 月間目標額400万円を超えた分は、これまでに累積した債務約5000万円の返済に回したいと存じます!

 債務を少しずつでも減らしていけば、IWJが経営破綻せず、存続する道が見えてきます! ご寄付いただいた方には、心から感謝いたします! また、消費不況の影響を受け、会員数も減っています! IWJの活動のために、まだ会員登録をされていない方は、ぜひとも会員登録をお願いします!

 下記のURLから会員登録いただけます。ぜひ、会員登録していただいてご購読・ご視聴お願いいたします!
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 ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!

 また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、会員番号は変わりませんので、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!

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みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

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 どうぞ、皆さま、IWJを知人・ご友人、地域の皆さまへIWJの存在をお知らせいただき、日本だけでなく、世界にとって危機的な状況に直面している今、不都合なことをごまかす権力に対し、一切忖度しないで真実をお伝えする独立メディアIWJの存在意義と必要性について、多くの人に口コミでも、SNSを通じてでも、広めてください!

 岩上安身拝

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◆中継番組表◆

**2024.1.24 Wed.**

調整中

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◆中継番組表◆

**2024.1.25 Thu.**

調整中

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

ミャンマーのクーデター以降に生れたアート、音楽、映像などをみて政治的弾圧に文化で応戦する方法を考察する~1.20「当意即妙 ― 芸術文化の抵抗戦略」トークイベント ―登壇:久保田徹氏(映像作家)、北角裕樹氏(ジャーナリスト)ほか
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/521126

【IWJ号外】ロシアのラブロフ外相が「500年にわたる西欧諸国の植民地主義との戦い」を掲げた年次記者会見を開催!(その1)ラブロフ外相冒頭報告「グローバル・マジョリティとともに多極化世界へ」
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/521216

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■<岩上安身によるインタビュー決定のお知らせ>岩上安身は2月2日(金)、早稲田大学文学学術院の岡真理教授へ、現在ガザで起きているイスラエルによるジェノサイドの歴史的背景について、録画収録でインタビューを行います! また、2月7日(水)には、東京経済大学の早尾貴紀教授に、イスラエルによるガザでのジェノサイドについて、第2弾のインタビューを予定しています!

 岩上安身は、2月2日(金)、早稲田大学文学学術院の岡真理教授へ、現在ガザで起きているイスラエルによるジェノサイドの歴史的背景についてのインタビューを、録画収録で行います。

 岡教授は、昨年12月22日に新著『ガザとは何か~パレスチナを知るための緊急講義』(大和書房)を緊急出版したばかりです。

 この『ガザとは何か~パレスチナを知るための緊急講義』は、「ガザで何が、なぜ起きているのか」といった歴史的文脈とポイントを、平易に解説した著書です。この本は、IWJが昨年10月20日に中継した、京都での岡教授の緊急学習会をもとに書かれたとのことで、IWJの映像の一部も使われ、クレジットも入っています。

※「『地上戦が起きたら』じゃない!『暴力の連鎖』でも『憎しみの連鎖』でもない!今起きてることが既に(イスラエルによる)ジェノサイドだ」~10.20「緊急学習会 ガザとはなにか」―登壇:岡真理 早稲田大学文学学術院教授 2023.10.20
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519239

※ガザとは何か パレスチナを知るための緊急講義(大和書房)
https://www.daiwashobo.co.jp/book/b10040675.html

 さらに、2月7日(水)には、イスラエルによるガザでのジェノサイドについて、東京経済大学の早尾貴紀教授にインタビューを行います。

 このインタビューは、昨年11月13日に行われたインタビューの続編です。

※イスラエルがパレスチナ・ガザ地区に対して行なっているのは「民族浄化」! イスラエルによる「報復」でもなければ、ハマスとの戦争でもない!~岩上安身によるインタビュー第1138回 ゲスト 東京経済大学教授 早尾貴紀氏 2023.11.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519713

 早尾教授は、パレスチナ・イスラエル問題や社会思想史がご専門で、『希望のディアスポラー―移民・難民をめぐる政治史』(春秋社、2020年)『パレスチナ/イスラエル論』(有志舎、2020年)などのご著書があり、イスラエルの歴史家イラン・パペ著『イスラエルの民族浄化』(法政大学出版局、2017年)や、ホロコーストサバイバー2世の在米ユダヤ人政治経済学者サラ・ロイ著『ホロコーストからガザへー―パレスチナの政治経済学』(青土社、2009年)などを共訳されています。

 このサラ・ロイ著『ホロコーストからガザへー―パレスチナの政治経済学』は、前述の岡教授と、ジャーナリストの小田切拓氏との共訳です。

 早尾教授には、南アフリカが国際司法裁判所(ICJ)に、イスラエルによるガザでのジェノサイドを告発した裁判のことなどを中心に、お話をうかがう予定です。

■「【IWJ号外】ついに、ネオコンの牙城『フォーリン・ポリシー』のコラムニストらが「プーチンの領土的野心」という米NATOの巨大な嘘を暴露!」を出します! ネオコンが変貌か!? ネオコンすらが嘘であると明らかにした米国のプロパガンダをそのままたれ流してきた日本のマスメディア・エセ有識者らの罪!!

 本日、「【IWJ号外】ついに、ネオコンの牙城『フォーリン・ポリシー』のコラムニストらが「プーチンの領土的野心」という米NATOの巨大な嘘を暴露!」を出します!

 国家の腐敗と権力乱用を暴くことをミッションに掲げる『リバタリアン研究所』が、1月18日付で「ウクライナの戦争を終わらせるためにその核となる嘘を暴く」という記事を配信しました。

※To End the War in Ukraine, Expose Its Core Lie(リバタリアン研究所、2024年1月18日)
https://libertarianinstitute.org/articles/to-end-the-war-in-ukraine-expose-its-core-lie/

 2月24日にロシアがウクライナ侵攻を開始したとき、バイデン大統領と、NATOの軍事委員会は、こう繰り返し主張しました。

 「プーチン大統領の目的は、ウクライナ全土を征服してウクライナを消滅させ、ロシアに併合して、旧ソ連帝国を再興することだ」。

 IWJは、この虚偽について、繰り返し指摘し、批判してきました。

※はじめに~NATOとロシアの全面対決は不可避!? NATO軍事委員会トップのロブ・バウアー委員長が「NATOはロシア軍と直接対決する準備ができている」と明言! NATO諸国に対し「防衛産業における生産を増加させるため」に「戦時経済体制」に移行するよう呼びかけ!! 『ニューヨーク・タイムズ』や『シュピーゲル』等、欧米主要メディアはこの発言を報じず! 日本の主要メディアに至っては報じたものは皆無!!(日刊IWJガイド、2023年2月2日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230202#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51827#idx-1

 1月18日付の『リバタリアン研究所』の記事は、IWJの批判の趣旨と同じものです。ただ、異なるのは、この記事の著者のテッド・スナイダー氏とニコライ・N・ペトロ氏の二人が、自分たちの認識の誤りを自覚して「反省」しているところです。

 2022年2月24日のロシア侵攻前に、ネオコンの牙城『フォーリン・ポリシー』のコラムニスト、テッド・スナイダー氏とロードアイランド大学教授のニコライ・N・ペトロ氏を含む大半のアナリストたちは、ロシアはウクライナ全土を占領するはずだという前提で、ロシア軍の兵力の少なさを観ていたために、ロシア軍の軍事作戦は実行されないという判断をしてしまったのです。

 しかも、西側アナリストたちは、こともあろうに、この自分たちの間違いを、ロシアは、最初はキエフを占領し、次に、ウクライナ全土を占領し、最後にNATOに攻撃をしかけるという段階論にすり替えてプロパガンダに使用してきたのです。

 こうしたプロパガンダを担っていたネオコンの牙城『フォーリン・ポリシー』のコラムニスト、テッド・スナイダー氏とロードアイランド大学教授のニコライ・N・ペトロ氏が、今や、真実に目覚めてか、現状を認めざるを得なくなったからか、最初から、ロシアはウクライナ全土を占領するつもりはなかったという本当のことを語り始めているのです。

 日本にも、ロシアは新帝国を築こうとしている、というプロパガンダをたれ流してきたメディア、エセ有識者が山ほどいます。彼らのうち、誰かひとりでも、「反省」の色を見せるのか、我々を含めて、日本国民は、よくよく彼らの嘘を見極め、指弾し、真実に対して目を見開かなくてはなりません。

 詳しくは、ぜひ、【IWJ号外】を御覧ください。

■【本日のニュースの一撃!】

■【第1弾! 松本人志氏が文藝春秋社を名誉毀損で提訴! しかし代理人は小沢一郎氏の「陸山会事件」で調書捏造が発覚して特捜を辞任した田代政弘弁護士! しかも文春側弁護士は、田代氏の捏造を法廷で暴いた喜田村洋一弁護士!!】松本人志氏の弁護士選びは大丈夫なのか!? 陸山会事件の因縁対決!? 立花孝志氏は「松本氏の財産隠しのための時間引き延ばし裁判」の可能性を指摘!(『吉本興業』、2024年1月22日)

 吉本興業が1月22日、自社ホームページの「お知らせ」で、松本人志氏が『週刊文春』に掲載された記事について、株式会社文藝春秋を相手取り、損害賠償と訂正記事を求めて提訴したことを発表し、松本氏の代理人によるコメント全文を掲載しました。

 コメントは以下の通りです。

 「提訴のお知らせ

 本日、松本人志氏は、株式会社文藝春秋ほか1名に対して、令和5年12月27日発売の週刊文春に掲載された記事(インターネットに掲載されている分も含む)に関し、名誉毀損に基づく損害賠償請求及び訂正記事による名誉回復請求を求める訴訟を提起いたしました。

 今後、裁判において、記事に記載されているような性的行為やそれらを強要した事実はなく、およそ『性加害』に該当するような事実はないということを明確に主張し立証してまいりたいと考えております。

 関係者の皆様方にはご心配・ご迷惑をお掛けいたしますが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます」。

※当社所属タレント 松本人志に関するお知らせ(吉本興業、2024年1月22日)
https://www.yoshimoto.co.jp/info/1377/

★ダウンタウンの松本人志氏が、ホテルでの「飲み会」で、後輩芸人が集めた一般の女性に対し、性加害を行なったという疑惑については、この日刊IWJガイドでもお伝えしました。

※はじめに~『週刊文春』によって性加害スキャンダルを告発された「お笑い界の頂点に君臨する」ダウンタウンの松本人志が、「裁判に注力したい」と活動休止を表明! 吉本興業も「当該事実は一切なく、名誉毀損。法的措置を検討する」と発表! フジTV、日テレ、テレ朝、TBSや電通など、吉本の主要株主は、社会的責任を果たすよう吉本興業に要求すべき!(日刊IWJガイド、2024年1月9日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240109#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53099#idx-1

※【第3弾!『週刊文春』が松本人志氏性加害スキャンダルを続報で追撃!】大阪府の吉村知事は、松本氏の大阪・関西万博のアドバイザーとしての役割も「休止になる」と表明! 民放各社は、吉本興業の持株会社(非上場)の主要株主なのに、「他人事」として報じているふりをするのみ! 何なのか、この無責任さは!(『産経新聞』2024年1月9日、『週刊文春』1月10日発売1月18日号)(日刊IWJガイド、2024年1月10日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240110#idx-7
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53104#idx-7

※はじめに~松本人志氏への女性上納システムは20年前から! 歴代マネージャーは吉本興業経営陣へと出世! 上納システムは吉本興業ぐるみ!? SEXを断る女性に対しては松本氏は「俺となんでできないんや!」「今日しないんやったら、次もあるわけないやろ!」と暴言!(日刊IWJガイド、2024年1月18日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240118#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53123#idx-1

 『週刊文春』編集部は、松本氏側からの提訴の発表に対し、1月23日付け『文春オンライン』で「一連の記事には十分に自信を持っています。現在も新たな告発者の方々のお話をうかがい、慎重に裏付け取材をしております。提訴によって萎縮することなく、今後も報じるべき事柄があれば、これまで通り報じてまいります」とのコメントを発表しました。

※松本人志氏の提訴に関して「週刊文春」編集部がコメント(文春オンライン、2024年1月23日)
https://bunshun.jp/articles/-/68517

 ところが吉本興業が発表した、松本氏の代理人のコメントの最後に「松本人志氏 代理人 八重洲総合法律事務所 弁護士 田代政弘」と記されていたことが、ネット上では大きな注目を集めています。

 実はこの田代弁護士は、元東京地検特捜部の検事でしたが、民主党の小沢一郎衆議院議員(現立憲民主党)の資金管理団体「陸山会」をめぐる「陸山会事件」の捜査で、容疑者だった小沢氏の元秘書・石川知裕氏の捜査報告書に虚偽の記載をしたとして告発され、2012年に検察官を辞職して弁護士になった人物です。

 さらに、今回の裁判で文春側の弁護を担当すると見られているのは、文藝春秋社顧問の喜田村洋一弁護士ですが、その陸山会事件の公判で、田代氏の捏造を暴いたのが、当時、小沢氏の代理人弁護士を務めていた喜田村弁護士だったのです。

 岩上安身は、この捏造事件について、2010年、2011年、2012年に、小沢一郎氏の秘書であった石川知裕氏にインタビューを行っています。

※「水谷建設との現金授受は完全なでっち上げ!疑いをかけられたままでは、議員を辞めるわけにはいかない!」~岩上安身によるインタビュー 第21回 ゲスト 衆議院議員石川知裕氏 2010.4.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/11655

※「死んでも死にきれない。高裁で必ず逆転勝訴を勝ち取る」~岩上安身によるインタビュー 第162回 ゲスト 石川知裕議員 2011.10.11
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/615

※「田代検事による捜査報告書虚偽記載は、特捜が組織として『小沢起訴に向けて』やったことが問題」! ~岩上安身によるインタビュー 第190回 ゲスト 石川知裕議員 2012.3.8
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/5179

 また、IWJが報じた陸山会事件については、ぜひ以下の記事や、特集記事もあわせて御覧ください。

※「石川さん、検察に対して『ツケを返せ!』と言ってくれ」 ──陸山会事件を振り返る 石川知裕前衆議院議員の裁判報告会(コーディネーター・岩上安身) 2015.2.21
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/234574

※岩上安身による単独インタビュー 第80回 ゲスト小沢一郎衆議院議員 2010.12.23
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/692

※IWJが報じた小沢一郎 陸山会事件
https://iwj.co.jp/wj/open/rikuzankai

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https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

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■<IWJ取材報告 1>「ジェノサイドを即刻やめるようイスラエルに迫る考えはあるか?」IWJ記者の質問に対し、「現在、国際司法裁判所が審理を行っているところでもあり、我が国としてコメントすることは、差し控える」とかわした上川外務大臣~1.23 上川陽子 外務大臣 定例記者会見

 1月23日午後1時30分頃より、東京都千代田区の外務省にて、上川陽子外務大臣の定例記者会見が開催されました。

 IWJ記者は、イスラエル・パレスチナ情勢について、以下の通り質問しました。

 「上川大臣は、11日、国際司法裁判所(ICJ)に行かれました。南アフリカがイスラエルのジェノサイドを提訴した11日の審理をお聞きになったのでしょうか?

 日本政府は、南アフリカの訴えを支持し、ジェノサイドを即刻やめるよう、イスラエルに迫るお考えはおありでしょうか?

 この問題は、G7、特に米国の顔色をうかがうことではなく、自らの良心の問題のはずです。

 大臣は、日本国民の良心を代表して、決定を下すお気持ちがおありでしょうか?」。

 これに対して、上川大臣は、次のように答えました。

 「私の1月11日のICJ訪問でありますが、ICJの所長との会談を目的としたものでございまして、御指摘の口頭弁論は、傍聴しておりませんが、ガザ地区をめぐる情勢につきましては丁寧にフォローしておりまして、本件提訴につきましても状況を注視してまいりたいと考えております。

 御指摘のイスラエルの行動に対するジェノサイド条約上の評価につきましては、まさに、現在、国際司法裁判所が審理を行っているところでもありまして、我が国としてコメントすることにつきましては、差し控えさせていただきます。

 我が国は、このハマス等によるテロ攻撃を断固として非難し、人質の即時解放、これを求めるとともに、イスラエルに対しまして、自国及び自国民を守る権利の行使に際して、国際人道法、これを含む国際法の順守を求めてきているところであります。

 引き続き、関係国・関係機関と緊密に意思疎通を行いつつ、すべての当事者に、国際人道法を含む国際法の遵守、また、関連の安保理決議にもとづく誠実な行動を求めつつ、人質の即時解放、人道状況の改善、そして、事態の早期沈静化に向けた外交努力を粘り強く、積極的に続けてきておりまして、これからも、そうした姿勢でのぞみたいと思っております」。

 ハマスのテロは批判、イスラエルによるパレスチナの民間人への大量虐殺については、コメントせず、かわすという姿勢を、上川外務大臣は見せました。これが、日本という国の、日本国民の総意を代表するものとして、国際社会に受け取られることを真剣に懸念します。

 他社記者からは、「佐渡島の金山の世界遺産登録」、「露朝関係」、「自民党岸田派の解散」などについて、質問がありました。

 会見の詳細については、ぜひ全編動画を御覧ください。

※「ジェノサイドを即刻やめるようイスラエルに迫る考えはあるか?」IWJ記者の質問に「現在、国際司法裁判所が審理を行っているところでもあり、我が国としてコメントすることは、差し控える」と上川大臣~1.23 上川陽子 外務大臣 定例記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/521201

■<IWJ取材報告 2>中村之菊(なかむらみどり)氏「本土の99パーセントの『民意』が、この1パーセントの(沖縄の)『民意』を押し潰している!!」~1.17 米軍廃棄物問題シンポジウム in 千代田 ―登壇:宮城秋乃氏(軍事環境研究者)、立憲民主党 屋良朝博 衆院議員ほか

 1月17日午後4時30分より、東京都千代田区の衆議院第一議員会館にて、「米軍廃棄物パネル展実行委員会」の主催により、「米軍廃棄物問題シンポジウム in 千代田」が開催されました。

 シンポジウムは、コザ(沖縄県沖縄市)のエンターティナー、Mr.スティービー氏が司会進行を務め、『抵抗~国家という暴力との闘い』(民草出版、2022年9月)著者で政治活動家の中村之菊(なかむらみどり)氏、立憲民主党の屋良朝博衆議院議員らが登壇しました。

※『抵抗~国家という暴力との闘い』(民草出版)
https://mosakusha.com/?p=5261

 中村之菊氏は、世界自然遺産となっているやんばるの森(沖縄本島北部)の米軍北部訓練場返還地(沖縄県国頭村安田)の米軍廃棄物問題について、チョウ類研究者で軍事環境研究家の宮城秋乃(みやぎあきの)氏が製作したビデオを上映し、宮城さんから託された解説文を読み上げました。

 ビデオ上映の前に、中村氏は参加者に向かって次のように語りました。

 「『米軍廃棄物をメディアに載せねえんだったら、全国行幸をしてやろう』みたいな、そういう思いで乗っかってくれて、興味を持ってくれて、こうやって今日、居あわせていただけたことに、本当に感謝申し上げます。

 皆さんにも、興味を持っていただき、本当に感謝しておりますが、私は、『ありがとう』って、あんまり言いたくないんです、この件に関して。それは、皆さんがそれぞれの場所で、見聞きしたことはあるだろうと。なので、ここに来てるんだろうなっていうのもありますので。

 感謝されるために、私もやってません。『自分事』として、自分の立場でできることをやろう、ということで始めたことなので、それに対して、『勉強しに行こう』って、最初は思ってくれてもいいんですけど、そうじゃなくて、『勉強をみんなでしようよ』って言える人になってほしいなと。

 で、そういう人が全国にいることによって、やっぱり宮城さんが闘っている、ひとりを闘わせているこの状況を回避することができると思っていますので、ぜひ、そういった意識で、皆さんはそれぞれおうちに帰られた地域の中で、こうした形でやっていただければと思っております」。

 宮城秋乃さんは、たった一人で、米軍北部訓練場返還地内の米軍廃棄物など、訓練場周辺の環境調査を行っています。問題の経緯については、宮城さんが自身のブログに、わかりやすく時系列で説明しています。

※アキノ隊員の鱗翅体験2
https://akinotaiin.blog.fc2.com/blog-entry-286.html

 2023年12月28日、宮城さんは、米軍北部訓練場ゲート前に、同訓練場跡地で発見された空き瓶やガラス片などを散乱させて、訓練場関係者の業務を妨害するなどしたとして、威力業務妨害と道路交通法違反の罪で、那覇地方検察庁に在宅起訴されました。

 現在、この宮城さんへの不当起訴の取り下げを求める署名活動も行われています。

※宮城秋乃さんへの不当起訴の取り下げを求めます(Change.org)
https://www.change.org/p/%E9%82%A3%E8%A6%87%E5%9C%B0%E6%96%B9%E6%A4%9C%E5%AF%9F%E5%BA%81-%E5%AE%AE%E5%9F%8E%E7%A7%8B%E4%B9%83%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%B8%E3%81%AE%E4%B8%8D%E5%BD%93%E8%B5%B7%E8%A8%B4%E3%81%AB%E6%96%AD%E5%9B%BA%E6%8A%97%E8%AD%B0%E3%81%99%E3%82%8B

 中村氏は、このシンポジウムで初めて米軍の廃棄物を見た人々へのメッセージを求められ、次のように語りました。

 「私にとって、米軍廃棄物って、ガラスの破片ひとつとっても、もう地元の負担だとしか思ってないんですよ。私にとって、その破片って、私の人生にはまったく関係ないんだけど、これがひとつあることによって、地元の疲弊とか、地元の負担というものを考えるから、結局、最終的に負担、自分の心の負担とかってことなんだけど。

 じゃあ、自分ひとりが、パネル展もそうなんですけど、自分ひとりで『頑張るぞー』って頑張って解決できる問題では、まずない。なので、『じゃあ協力してくださいね。お願いしますね』って冒頭には言ったけど、『ありがとうございます』って言いたくないんですよ。

 これはあなたの問題ですよ。そう、あなたの人生にはまったく関係ないと思うけど、このひとつの空砲が、でも、それがなぜそこにあるのか。歴史的に考えても、なぜ。

 今、お話があった通り、『何も言えない』、『主権がない』。

 この国に生きてて、でも、やっぱり、何か、みんながどうかわからないけど、『民意』って使うでしょ?『これは沖縄の民意なんだ』とか『福島の民意なんだ』って、いろんな言い方されるんだけど、私、『民意』って言葉って、ほんと嫌いで。

 何でかって言うと、『民意』ていうのは、反対も賛成も『民意』なんですよ。どっちも『民意』なの。

 だから、よく言われるのは、沖縄の辺野古が埋め立てられる。で、代執行があってね、こんなことがあって、沖縄をかわいそうなんだ、って言うけれども、それは『民意』なんですよ。本土の『民意』。本土の99パーセントの『民意』が、この1パーセントの(沖縄の)『民意』を押し潰しているっていうことですよね」。

 中村氏は、米軍北部訓練場返還地の米軍廃棄物に関するパネル展で、全国を回っています。このたびのシンポジウムもその一環であり、会場には十数点のパネルが展示されていました。

 今後の開催予定地や、パネル展の支援方法などについては、以下のURLをご確認ください。

※【米軍廃棄物パネル展全国ツアー全日程のお知らせ】(note 米軍廃棄物パネル展)
https://note.com/us_haikibutsu/n/n07ec7adf8a3c

 シンポジウムの詳細については、ぜひ全編動画を御覧ください。

※中村之菊(なかむらみどり)氏「本土の99パーセントの『民意』が、この1パーセントの(沖縄の)『民意』を押し潰している!!」~1.17 米軍廃棄物問題シンポジウム in 千代田 ―登壇:宮城秋乃氏(軍事環境研究者)、立憲民主党 屋良朝博 衆院議員ほか
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/521051

■【急募! 事務班スタッフ】事務班は、岩上安身によるインタビューのアポ取りとスケジューリング、各種リサーチ、公共コンテンツの取材のためのアポ取りや、中継スタッフやテキストスタッフと連携して、IWJの活動予定を組み立て、指示を出す、重要な役割を担っています。ジャーナリズムに関する専門知識はいりません。PC操作ができること、きちょうめんな事務職の資質と、対外連絡などの必要最低限のコミュニケーション能力があれば大丈夫です! 取材のためのアポ取りや、IWJの活動予定を組み立てる役割を担っています。欠員につき、急募します!

 ご応募の資格は、できれば、真面目で、かつ明るく協調性のある方。交通費支給、研修期間中(最長で3ヶ月、通常1ヶ月程度)のみ1200円で、研修が終わり次第、時給は1300円から、仕事の習熟に伴って昇給していきます。

 水・木・金の3日間をカバーしているスタッフがいますので、週5日のフルタイムではなく、土曜日は休み、日・月・火の3日間だけでもかまいません。また、弊社はラッシュアワーを避けられる比較的フレックスタイム制であること、仕事に習熟すれば、在宅勤務も可能であること、兼業も相談に応じます。

 入職ご希望の方は、下記のURLのスタッフ募集フォームにご記入の上、履歴書、職務経歴書(書式自由)を添付の上、admin@iwj.co.jpまでお送りください。

※スタッフ募集フォーム
https://docs.google.com/forms/d/1ZLMg8HB3cGkq_SEnIdjNxknhfMnE7LGcII-P_HCUih4

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 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240124

IWJ編集部(岩上安身、尾内達也、浜本信貴)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
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