日刊IWJガイド・非会員版「日本の新聞・テレビが今も取り上げないタブー! 元ジャニーズJr.の岡本カウアン氏がFCCJ会見でジャニー喜多川氏の性的虐待を告発!」2023.4.14号~No.3865号


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~日本の新聞・テレビが今も取り上げないタブー! ジャニー喜多川氏による性的虐待を元ジャニーズJr.の岡本カウアン氏がFCCJ会見で告発!『NHK』ディレクターの「もし大手メディアが報じていれば、ジャニーズ事務所に入らなかったか?」との質問に「大問題になっていれば、親も行かせなかったし、なかった」と回答!

■【IWJ号外】を発行しました! シーモア・ハーシュ氏の新記事を仮訳! 米国と同盟国からのウクライナへの支援のうち、ゼレンスキー政権による横領は4億ドル以上! ゼレンスキー大統領を無条件で支援するバイデン政権と米情報機関の信頼関係は崩壊、さらに、米国内でもほとんど知られていない事実として、ウクライナの国境近くに米軍2個旅団(約2万人)がすでに集結!! NATOと手を組んで、ロシア軍と対峙するのか、米国政府と米軍の意図は不明!!

■IWJは創業以来、最大の経済的危機に直面しています! 3月のご寄付件数は132件、175万5400円でした! 月間目標額390万円の45%に相当します! 毎月、累積赤字が増え続けている状況ですが、4月こそは少なくとも月間目標額390万円を達成できますよう、また累積の不足分を少しでも減らせますよう、緊急のご支援・ご寄付・カンパのほど、どうぞよろしくお願いします!

■【中継番組表】

■<ニュースフラッシュ 1>イーロン・マスク氏が米ツイッター社を自身が保有するX社に統合! 米ツイッター社はすでに消滅!

■<ニュースフラッシュ 2>「極道YouTuber」竹垣悟氏が「フィリピンの裏社会を牛耳っている、『ルフィ』事件の黒幕」と指摘する「JPドラゴン・吉岡(今倉)竜司」の写真をYouTubeにアップ! さらに吉岡竜司が神戸山口組の井上邦雄組長と盃を交わす場面の写真も公表! 一方で神戸山口組にフィリピンの特殊詐欺グループの金が流れていたことは「一切ない」とも断言! 暴力団が関与していた場合、上部団体の「使用者責任」が問われる!

■<ニュースフラッシュ 3>逮捕されたカンボジアの特殊詐欺グループの中心人物は「ヤクザの中でも最も凶暴な」工藤會関係者! 警察は襲撃に備え、民間人を巻き込まないよう、強制送還にチャーター機を使用!?

■<IWJ取材報告 1>高橋済弁護士「『礼儀正しい、安全』という日本人概念が、国籍で線引きしただけの外国人に差別心を抱かせる! 大事なのは差別心を認識し、どう離れていくかということ」~4.12 入管法再提出抗議・廃案を目指す学習会

■<IWJ取材報告 2>東京の多摩地域の水道水が危ない! 米軍と自衛隊の基地による汚染か!? 市民団体が多摩地域住民273名分の血中PFAS濃度調査結果を第2回中間発表。全体の61%が米国指針値超え! ~4.7「多摩地域のPFAS汚染を明らかにする会」記者会見 ―報告:原田浩二 京都大学准教授

■IWJ書店新刊入荷! ジャーナリスト田崎基氏の直筆サイン入り!!『ルポ 特殊詐欺』を10冊限定で、IWJ書店から販売いたします!

■【インターン(短期の方は無給実働なし研修見学のみ・中長期希望の方は実働、報酬あり)募集】IWJでは、テキスト班・パワポ作成担当班・動画班・WEB班など各部署で、ご本人の希望と適性を見た上での部署で、研修したり、働いていただいたりするインターンを募集しています。
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■はじめに~日本の新聞・テレビが今も取り上げないタブー! ジャニー喜多川氏による性的虐待を元ジャニーズJr.の岡本カウアン氏がFCCJ会見で告発!『NHK』ディレクターの「もし大手メディアが報じていれば、ジャニーズ事務所に入らなかったか?」との質問に「大問題になっていれば、親も行かせなかったし、なかった」と回答!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 4月10日のこの日刊IWJガイドで報じた、ジャニーズ事務所の故・ジャニー喜多川氏による、所属の少年タレントへの性的虐待について、『ガーシーch』や『週刊文春』で実名告発した元ジャニーズJr.の岡本カウアン氏が、4月12日、日本外国特派員協会(FCCJ)で記者会見を行いました。

※この国は、情報操作による不正義に覆われている!!『BBC』が故・ジャニー喜多川氏による所属タレントの少年たちへの性加害を報じてから1ヶ月あまり、日本の大手メディアは一切沈黙!「文春裁判」では2004年に最高裁でジャニー氏の「淫行」が認定されていながら、刑事責任は問われず! あからさまな圧力はかけず、自主的な忖度を求めるメディア支配はいつまで続くのか!?(日刊IWJガイド、2023年4月10日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52109#idx-5

 12日のFCCJでの会見で岡本氏は、ジャニー氏から「初めて性行為を受けたのは2012年3月、中学を卒業する直前だった」と述べ、仕事が遅くなってほかのジュニアのメンバーとジャニー氏のマンションに泊まった(当時、岡本氏は愛知県の実家に住んでいた)際に、ジャニー氏から肩をマッサージされ「カウアン、早く寝なよ」と言われたといいます。

 岡本氏は、「ジュニアになってから、先輩たちからそういう(ジャニー氏による性行為)話を聞いたり、インターネットなどを調べて、そういうことがあると知った」「『早く寝なよ』と言われた時に、ジャニーさんの寝室か、そこに近い部屋で寝ないと、翌日ジャニーさんの機嫌がすごく悪くなるということも聞いていた」と述べ、ほかのジュニアのメンバーと3人で、ジャニー氏の寝室に近い部屋で寝ていたと語りました。

 そして、深夜、見回りに来たジャニー氏が取った行動を、次のように証言しました。

※ここから先は【会員版】となります。会員へのご登録はこちらからお願いいたします。ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して、御覧になってください!

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

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■【IWJ号外】を発行しました! シーモア・ハーシュ氏の新記事を仮訳! 米国と同盟国からのウクライナへの支援のうち、ゼレンスキー政権による横領は4億ドル以上! ゼレンスキー大統領を無条件で支援するバイデン政権と米情報機関の信頼関係は崩壊、さらに、米国内でもほとんど知られていない事実として、ウクライナの国境近くに米軍2個旅団(約2万人)がすでに集結!! NATOと手を組んで、ロシア軍と対峙するのか、米国政府と米軍の意図は不明!!

 昨日13日の23時に、【IWJ号外】を発行しました。

 「ノルドストリーム爆破の犯人は米国とノルウェー」だとする「伝説のジャーナリスト」、シーモア・ハーシュ氏が12日、新記事を自身の『サブスタック』アカウントで公開しました。記事の題名は「敵との貿易――キエフで汚職が横行する中で、米軍がウクライナ国境に集結。バイデン政権は紛争に終止符を打てるのか?」です。IWJは、この記事を仮訳し、注をほどこした上で、昨日(4月13日)夜に、「号外」として発行しました。

※TRADING WITH THE ENEMY――Amid rampant corruption in Kiev and as US troops gather at the Ukrainian border, does the Biden administration have an endgame to the conflict?(SEYMOUR HERSH、2023年4月12日)
https://seymourhersh.substack.com/p/trading-with-the-enemy

 ハーシュ氏は新記事の中で、米国と同盟国からのウクライナへの支援のうち、ゼレンスキー政権による横領は4億ドル以上にのぼり、バイデン政権がウクライナ政府の汚職に対して無力であるため、米情報機関との間の信頼関係が崩壊していると指摘しています。

 ハーシュ氏は、ウクライナ政府は「アメリカの納税者の資金」でディーゼル燃料の代金を賄っているが、ゼレンスキー大統領とその側近は、ウクライナと米国の共通の「敵国」であるはずのロシアから格安のディスカウント価格でディーゼル燃料を購入し、米国の支援から裏で数百万ドルをくすねている、と指摘しています。

 ハーシュ氏は、ゼレンスキー大統領とその側近らが、ポーランドやルーマニアの民間武器承認を介して行なっている横領の実態と手口に言及し、ある情報提供者が「多くの米国人が関わっていると知っても驚かない」と述べたことを紹介しています。

 さらに、新記事の登録者限定となっている後半部分では、バイデン政権と米情報機関との間の信頼関係の崩壊、在欧米軍の不穏な動き、バイデン大統領のリーダーシップの欠如、米軍とロシア軍の直接対決のリスクが論じられています。

 ハーシュ氏は、「今後数ヶ月、兵力不足で劣勢のウクライナ軍が最悪の事態に陥った場合、アメリカの2個旅団はNATO軍と手を組み、ウクライナ国内でロシア軍と対峙するのだろうか。これがアメリカ大統領の計画なのか、希望なのか」と問いかけています。

 詳しくは、ぜひ昨日発行した【IWJ号外】をご一読ください。

 これまでIWJが報じてきたシーモア・ハーシュ氏関連のコンテンツは以下から御覧ください。

※「シーモア・ハーシュ」関連のIWJコンテンツ
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e3%82%b7%e3%83%bc%e3%83%a2%e3%82%a2%e3%83%bb%e3%83%8f%e3%83%bc%e3%82%b7%e3%83%a5

■IWJは創業以来、最大の経済的危機に直面しています! 3月のご寄付件数は132件、175万5400円でした! 月間目標額390万円の45%に相当します! 毎月、累積赤字が増え続けている状況ですが、4月こそは少なくとも月間目標額390万円を達成できますよう、また累積の不足分を少しでも減らせますよう、緊急のご支援・ご寄付・カンパのほど、どうぞよろしくお願いします!

 いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。

 3月のご寄付件数は132件、175万5400円でした。月間目標額390万円の45%に相当します。

 厳しい経済状況の中、ご寄付をお寄せくださった皆さま、誠にありがとうございました! しかし、3月は月間目標額の65%、214万4600円が不足となりました。

 ぜひ、皆さま、今月4月こそは、まずは月間目標額を達成できますよう、どうぞ緊急のご支援をお願いいたします!

 4月は、1日から12日までの12日間でいただいたご寄付は、41件、106万8000円です。これは月間目標額の27%にあたります。

 累積の不足額を少しでも削れるように、引き続き、どうぞご支援をお願いします!

 IWJの内部留保も底を尽き、キャッシュフローが不足したため、私、岩上安身が、個人的な私財から、IWJにつなぎ融資をいたしました。

 私がこれまでにIWJに貸し付けて、まだ未返済の残高は約600万円。これにつなぎ融資1000万円と合計すると、IWJへの私の貸し付け残高は約1600万円にのぼります。

 私の貯えなどたかがしれていますから、この先も同様の危機が続けば、私個人の貯えが尽きた時、その時点でIWJは倒れてしまいます。

 皆さまにおかれましても、コロナ禍での経済的な打撃、そしてこのところの物価上昇に悩まされていることとお察しいたします。

 しかし、ご寄付が急減してしまうと、たちまちIWJは活動していけなくなってしまいます。IWJの運営は会員の方々の会費(最近の流行語ではサブスク)とご寄付・カンパ(最近の用語でいえばドネーション)の両輪によって成り立っていますが、それが成り立たなくなってしまいます。

 2023年、「新たな戦争前夜」を迎えて、私、岩上安身とIWJは、少しでも正確な情報を皆さまにお届けできるように、その結果として、日本が戦争突入という悲劇に見舞われないように、無謀な戦争を断固阻止するために全力で頑張ってゆきたいと思います。

 2月、ピューリッツァー賞を受賞した経歴をもつ、米国屈指の独立調査報道ジャーナリストであるシーモア・ハーシュ氏が、米国が、ノルウェーと協力し、ドイツとロシアを直接つなぐ天然ガスパイプライン・ノルドストリームを爆破したという驚愕のスクープを出しました。日本の新聞・テレビなどのメインストリーム・メディアは、一切このスクープを報じませんでした。

 IWJは、全文の仮訳を進め、全4回を号外でお送りしました。

※【IWJ号外】ドイツとロシアを結ぶ天然ガスパイプライン・ノルドストリームを爆破したのは、米国だった! ピューリッツァー賞を受賞した米国の最も著名な独立調査報道ジャーナリスト、シーモア・ハーシュ氏が大スクープ!(その1~4)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e3%82%b7%e3%83%bc%e3%83%a2%e3%82%a2%e3%83%bb%e3%83%8f%e3%83%bc%e3%82%b7%e3%83%a5

 私は、ロシア軍がウクライナに侵攻して1年となる2月24日の岸田総理会見で、ハーシュ氏のスクープについて岸田総理に直接、質問しました。

 私が「日本政府は、このノルドストリーム爆破疑惑について、独自に検証や調査を行なっているのでしょうか?」と質問したのに対し、岸田総理は、「米政府は完全なるフィクションであるという評価をしております」「ノルウェー外務省もナンセンスと言っています」「多くの国においてこうした記事に関しては、否定的な評価がされている」とはぐらかし、日本政府・日本国総理としての独自の判断を示しませんでした。

※【IWJ代表:岩上安身質問】ノルドストリーム爆破疑惑について、日本は独自に検証や調査を行なっているのか?岸田内閣総理大臣記者会見-令和5年2月24日(Movie IWJ)
https://www.youtube.com/watch?v=9uUrTxr_Mss

※はじめに~岩上安身が岸田総理に対して会見で質問!~(日刊IWJガイド、2023年2月25日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51926#idx-1

 このウクライナ紛争は、ロシアを弱体化させるための米国主導の戦争です。

 ハーシュ氏のスクープが事実であれば、米国は、同盟国のドイツも多額の出資をしたノルドストリーム・パイプラインを爆破し、ドイツとロシアの仲を引き裂き、ウクライナを戦場にして、欧州とロシアの友好的な関係を完全に破壊し、欧州に天然ガスと石油を高値で売りつけて市場を奪い取ったということになります。

 つまり、米国は「敵国」のロシアだけでなく、米国の重要な同盟国であるはずのドイツにも大損害を与えた疑いがあるのです。これが真実であるならば、同盟国への重大な背信であり、裏切りです。犠牲を払わされたドイツと同じく、同盟国とは言いながら、ジュニア・パートナー(主権のない従属国)扱いされている日本も、同じ目にあわされる可能性があります。

 IWJでは、独自のIWJ検証レポートで、ドイツとロシアを直接結ぶノルドストリームの建設を米国政府・議会が何度も妨害してきた経緯から、完成したもののウクライナ紛争の勃発と制裁によって使用できなくなり、さらに爆破に至るまで、断続的に連載してお伝えしています。

 この経緯を知ると、ウクライナ紛争以前から、米国はノルドストリームの完成と開通を何としても阻みたいと思っていたという事実が明らかになります。

 岸田文雄総理は、1月早々、昨年末に閣議決定した「改定版安保3文書」を携えて訪米、バイデン大統領と会談し、日本の軍拡をバイデン大統領から賞賛されて鼻高々でした。

 国会での議論と承認がなされなくても、「安保3文書」を閣議決定し、米国からの承認があれば軍拡のアクセルを踏んでしまう岸田政権は、日本の主権を米国に丸投げしたも同然です。米国を守るために日本が代わりに犠牲となり、日本は米中の「代理戦争」の戦場とされてしまいます。

 上記の24日の岸田総理会見で、私は、「米国は誠実な同盟国なのかどうか、疑いの出ている中、日本の安全保障を米国に丸ごと委ねていていいのか」、「有事の際の自衛隊の指揮権まで米国に渡してしまっていいのか」と問いました。

 岸田総理は「自衛隊及び米軍は、各々独自の独立した指揮系統に従って行動をする、これはいうまでもないこと」などと、自衛隊の指揮権はあたかも米軍から独立して存在しているかのように述べました。

 しかし、この総理の発言は、事実と異なります。従来の幕僚長を事実上廃止し、新たに米軍との「統合司令部」を設置する「安保3文書」の改定は、自衛隊を米軍の司令下におく「2軍」にしてしまうものです。

 自衛隊が米軍と司令部を統合してしまい、自身で状況判断するための目と耳(情報衛星他)をもたず、独自に判断する頭(内閣に直結し、米国から独立した司令部)をもたない、そんな日本が、安全保障において、米軍から独立した主権をもつ、といくら岸田総理が口先だけで言っても、自衛隊のおかれたリアルな現実を国民に説明していることにはなりません。

 3月28日、「安保3文書」の改定を踏まえ、防衛費を大幅増額した2023年度予算案は、政府案どおり成立しました。

※令和5年度予算(財務省)
https://www.mof.go.jp/policy/budget/budger_workflow/budget/fy2023/fy2023.html

 日本は、このまま米国追従を続け、米国の単独一極覇権を支えるために、日本自らは世界最悪の財政危機に直面しているというのに、米国の要請に従って、軍拡という重い財政負担を背負うのはあまりに愚かではないでしょうか!?

 そもそも日本が依存している米国は、誠実な、信頼に値する同盟国といえるのでしょうか!? 4月12日の日刊ガイドの記事(※)も、ぜひあわせてお読みください。米国は、同盟国に対して、当たり前のように盗聴を仕掛けています。ドイツなどは米国政府に抗議しましたが、日本政府は、まったくしていません。

※『ニューヨーク・タイムズ』が報じた、ウクライナ紛争をめぐる米国とNATOの戦争機密文書漏洩事件! 漏洩文書に韓国政府内の議論が含まれていたことから、CIAによる韓国国家安保室盗聴が発覚! 謝罪を求めない尹政権に韓国与党も「卑屈極まりない」と批判! 2013年のスノーデン氏による盗聴暴露問題も再燃し、米国のダブルスタンダード、繰り返される同盟国への盗聴に韓国メディアが猛批判を展開! 日本も盗聴されているはずだが、沈黙し続けるのか!?(日刊IWJガイド、2023年4月12日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52117#idx-1

 日本は、米国への依存から脱却をはかり、独立した主権国家として立つべきです。同時に、エネルギーと食料の自給ができず、資源をもつ他の国々からの海上輸送に頼らなければならない「島国」であるという「宿命」を決して忘れず、国外にそもそも「敵」を作らない、多極的な外交姿勢をめざすべきではないでしょうか?

 皆さまにはぜひ、マスメディアが真実を伝えない、こうした問題について、IWJが追及を続けてゆくために、どうか、会員登録と緊急のご寄付・カンパによるご支援をどうぞよろしくお願いしたく存じます。

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城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

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 どうか、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!

 岩上安身

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◆中継番組表◆

**2023.4.14 Fri.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch5】9:15メド~「西村明宏 環境大臣 定例会見」
視聴URL:https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 西村明宏環境大臣による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた環境問題関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/enviroment
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【IWJ・エリアCh5・東京】18:00~「原発反対八王子行動」
視聴URL:https://twitcasting.tv/iwj_areach5

 「キンパチデモ実行委員会」主催の原発反対八王子行動を中継します。これまでIWJが報じてきたキンパチデモ実行委員会関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/kinpachi-demo-executive-committee

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◆中継番組表◆

**2023.4.15 Sat.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・エリアCh3・大阪】13:00~「『もう一度、廃案に。』2023年 入管法改悪反対キャラバン&デモ in 近畿 ~大阪大集結」
視聴URL:https://twitcasting.tv/iwj_areach3

 「入管法改悪に反対する近畿の弁護士有志の会」主催の集会とデモを中継します。これまでIWJが報じてきた入管法関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%85%a5%e7%ae%a1%e6%b3%95

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

集会参加者からの厳しい質問に対し、あくまでも前向きな答弁を拒み続け、しどろもどろの消費者庁担当官!!~4.6「食品表示を考える消費者と生産者、事業者の集い」―内容:食品の原料原産地表示と遺伝子組み換え表示について、消費者庁と意見交換
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/515235

新型コロナはインフルと同じ感染法「5類」に! 行動制限撤廃で、かえって感染を広げないため「個々人が従来に増して注意を」!~4.11 東京都医師会 記者会見 ―内容:新型コロナウイルス感染症対策~現在の感染状況と5類移行に伴う課題~ほか
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/515391

【IWJ号外】背後に『暴力団』が関与し凶悪化する『特殊詐欺』を『高齢者差別』が後押し! ルフィ事件と、高齢者に『集団自決』を求めた成田悠輔氏の発言は同根の大問題! 岩上安身による『ルポ特殊詐欺』著者・神奈川新聞報道部デスク 田崎基氏インタビュー第4回 配信
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/515426

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■<ニュースフラッシュ 1>イーロン・マスク氏が米ツイッター社を自身が保有するX社に統合! 米ツイッター社はすでに消滅!

 米ツイッター社が、すでに存在していないことが明らかになりました。

 4月11日付け『ITメディアニュース』は、「米Twitter社が、イーロン・マスク氏の保有する『X Corp.』という名前の企業に統合され、企業としてすでに存在していないことが分かった。カリフォルニア北部地区連邦地方裁判所などで開かれている訴訟において、提出された資料から判明した」と報じました。

 「4月4日付の資料で、旧Twitter社の弁護人が「Twitter社はX社に吸収合併され、もはや存在しない」と明かした」とのことです。

※Twitter社消滅 イーロン・マスク氏の「X社」に統合(ITmedia NEWS、2023年4月11日)
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2304/11/news139.html

 イーロン・マスク氏は11日に、「X」とだけツイートしていますが、特に説明などはありません。

※イーロン・マスク氏のツイート(2023年4月11日)
https://twitter.com/elonmusk/status/1645684041264529408

 12日付け『共同通信』は、「合併の詳細な理由は不明だが、マスク氏はツイッターを中国の『微信(ウィーチャット)』のような通信から決済機能まで網羅するスーパーアプリ『X』にする構想を唱えており、その布石ではないかとの臆測が広がっている」と報じています。

※ツイッター社が合併で消滅 マスク氏の別企業「X」と(共同通信、2023年4月12日)
https://nordot.app/1018532249877479424

■<ニュースフラッシュ 2>「極道YouTuber」竹垣悟氏が「フィリピンの裏社会を牛耳っている、『ルフィ』事件の黒幕」と指摘する「JPドラゴン・吉岡(今倉)竜司」の写真をYouTubeにアップ! さらに吉岡竜司が神戸山口組の井上邦雄組長と盃を交わす場面の写真も公表! 一方で神戸山口組にフィリピンの特殊詐欺グループの金が流れていたことは「一切ない」とも断言! 暴力団が関与していた場合、上部団体の「使用者責任」が問われる!

 4月12日のこの日刊IWJガイドでお伝えした、「ルフィ」事件で逮捕された渡邊優樹容疑者らの上にいる「フィリピンの裏社会を牛耳っている」人物として、極道YouTuberの竹垣悟氏が名指ししていた「JPドラゴン(吉岡リュウジ)」について、竹垣氏が12日、新たな動画をYouTubeにアップしました。

※「極道YouTuber」で元山口組三次団体組員の竹垣悟氏が「ルフィ」事件の「キーパーソン」として、フィリピンの裏社会を牛耳るJPドラゴン(吉岡リュウジ)のナンバー3、小山トモヒロの名前を明らかに! 小山トモヒロは「福島連合(六代目山口組の三次団体・札幌)の舎弟頭補佐で、統括委員長をしている淀屋潤(淀屋組・札幌)組長と、ものすごく仲がいいと言っていた」とする一方、福島連合は「ルフィ」事件に「関係ないと思う」とも断言!(日刊IWJガイド、2023年4月12日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52117#idx-5

 竹垣氏はこの12日の動画で、「吉岡(今倉)竜司」と漢字表記にあらため、写真も掲載。日本国内の暴力団とのつながりについては、「4~5年前に、井上邦雄(神戸山口組)組長と、盃してる」と述べて、その時の写真も掲載しています。

※独占取材第二弾!! ルフィ一味の黒幕 JPドラゴン 今倉こと 吉岡竜司は神戸山口組 井上邦雄組長と舎弟盃を交わし 記念写真を撮っていた(竹垣悟チャンネル、2023年4月12日)
https://youtu.be/Lzs9L7ZiYR8

 その上で竹垣氏は、井上邦雄組長に、フィリピンの特殊詐欺グループからの金が流れていることは「一切ないと言っていた。吉岡竜司が井上邦雄組長の名前を利用しているだけ」だと述べ、「逆に、(日本でダメになったらフィリピンに住む準備をしていたと考えられる)井上邦雄組長の資金が、フィリピンに行っている可能性もある」と語りました。

 さらに竹垣氏は、「ルフィ」事件で、現地の取材で弘道会(六代目山口組の司忍組長と高山清司若頭の出身母体)の名前ばかりが出ていたことについて、「井上邦雄組長の方(六代目山口組と分裂した神戸山口組)の肩をもつわな。盃を受けてるんだから。組員にはたぶんなってないと思う。裏盃というやつ」だと語っています。

 竹垣氏は「オレオレ詐欺(特殊詐欺)に関わっていたら、使用者責任が来る。六代目(山口組・司忍組長)が大きなダメージを受けるように、それで神戸山口組がちょっとでも浮上するように、弘道会の名前ばかり出していたのではないか」との見方を示しています。

■<ニュースフラッシュ 3>逮捕されたカンボジアの特殊詐欺グループの中心人物は「ヤクザの中でも最も凶暴な」工藤會関係者! 警察は襲撃に備え、民間人を巻き込まないよう、強制送還にチャーター機を使用!?

 13日に配信した、岩上安身による『ルポ特殊詐欺』著者で神奈川新聞報道部デスクの田崎基氏へのインタビュー第4回の冒頭で、4月11日にカンボジアを拠点としていた特殊詐欺グループの「かけ子」役ら19人が逮捕され、そのうち中心人物とみられる38歳の男は、特定危険指定暴力団工藤會(会)系の関係者だというニュースを取り上げました。

※「特殊詐欺の背景と経緯、それを盤石とさせている者の言説が浮かび上がった」!~岩上安身によるインタビュー第1119回 ゲスト 神奈川新聞報道部デスク・田崎基氏 第4回 2023.4.11
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/515394

 12日付け『MAG2NEWS』は、この事件の続報として、このグループによる被害が「昨年4月以降、全国で計約75件に上るとみられることが12日、警視庁暴力団対策課への取材で分かった」と報じています。

 「同課によると、『有料サイトの未払い金がある』と日本の高齢者にうそのメッセージを送り付け、電子マネーや現金を詐取する被害は昨年4月~今年1月、関東甲信越や九州地方で計約75件発生。手口が似ていることなどからいずれもグループが関与したとみられる」とのことです。

※全国の75件に関与か カンボジア拠点の特殊詐欺―中心人物、1年半前に入国・警視庁(MAG2NEWS、2023年4月12日)
https://www.mag2.com/p/news/headline/572860

 また、12日付け『東スポWEB』は、「ルフィ」事件のグループと今回のカンボジアのグループとを比較して、「今回は暴力団関係者が直接関わっている点で決定的に異なると(警視庁は)いう」と報じています。

 この『東スポWEB』の記事は、「(強制送還に)数千万円の費用がかかるチャーター機を使ったのも、捜査関係者と容疑者の人数が多かったこともあるが、何より工藤会関係者がいるからとみられる」とした上で、工藤會について「市民相手に銃や手りゅう弾を使う事件を起こした」「米財務省が『世界最大の犯罪組織であるヤクザの中でも最も凶暴な団体』として経済制裁の対象にした」と解説。「今回は万が一、工藤会が捜査員を襲撃した際に民間人を巻き込まないよう、チャーター機を使った」と報じています。

※カンボジア特殊詐欺犯19人逮捕 ”最凶”工藤会が直接指揮の恐ろしさ(東スポWEB、2023年4月12日)
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/259956

 田崎氏へのインタビューは、公共性に鑑み、第1回~第4回(完結編)を、全編フルオープン形式で、4月25日(火)まで特別公開いたします。ぜひ、この機会に閲覧・ご視聴ください。また、1人でも多くの人に見てもらうべく、拡散をよろしくお願いします。

※「今の特殊詐欺グループは、自転車の車輪がいくつも存在していて、そのハブのスポークが、また別の車輪のハブになっているみたいな円環構造」~岩上安身によるインタビュー第1111回 ゲスト 神奈川新聞報道部デスク・田崎基氏 第1回 2023.3.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/514596

※背後に「暴力団」が関与し凶悪化する「特殊詐欺」を「高齢者差別」が後押し! 岩上安身によるインタビュー第1112回 ゲスト『ルポ特殊詐欺』著者・神奈川新聞報道部デスク田崎基氏 第2回 2023.3.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/514705

※「1日1億円、年間360億円以上の被害」「グルグルグルグル、反社会的な構造の中で、お金と人が回り続けている」~岩上安身によるインタビュー第1117回 ゲスト 神奈川新聞報道部デスク・田崎基氏 第3回 2023.4.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/515232

■<IWJ取材報告 1>高橋済弁護士「『礼儀正しい、安全』という日本人概念が、国籍で線引きしただけの外国人に差別心を抱かせる! 大事なのは差別心を認識し、どう離れていくかということ」~4.12 入管法再提出抗議・廃案を目指す学習会

 4月12日午後6時30分より、東京都文京区の全労連会館にて、全国労働組合総連合(全労連)の主催、および、首都圏移住労働者ユニオンの共催で、「入管法再提出抗議・廃案を目指す学習会」が開催されました。

 日本政府は、国連の人権機関から、入管法を「国際人権基準」を満たしたものにするよう、これまで何度も勧告を受けてきました。2022年11月にも、「難民保護法制」の確立や「仮放免中の外国人への就労支援」、「収容期間の上限設定」など、入管制度の全体的改善について勧告を受けています。

※「災害がきっかけで避難をする人々の『避難する権利』は『人権』、すなわち『移動の自由』にかかわる人権である!!」~10.7日本記者クラブ主催 国連「国内避難民の人権に関する特別報告者」セシリア・ヒメネス=ダマリー氏(UN expert Cecilia Jimenez-Damary)記者会見 2022.10.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/511300

※国連委、「人権機関」の設立勧告 入管死亡事案に懸念表明(時事通信、2022年11月4日)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022110400640

 3月7日の閣議決定を受け、齋藤健法務大臣は、「日本の入管制度は人権諸条約に違反するものではない」旨の発言をしています。しかし、外国人労働者を支援する諸団体はもとより、日弁連をはじめ、各種の弁護士会、新聞報道などでも、軒並み、法案への反対、そして、法案の出し直しが要求されています。法務大臣の認識が、このようなものであるということは、日本政府は、国内外からいくら批判されても、入管制度を改める必要がない、と考えていることになります。

※暴力・虐待・死亡例が相次ぐ日本の入管は、現代のアウシュビッツか!? 世論の広がりで入管難民法改悪案を廃案に追いこんだ! 次は国民投票法を廃案に! ~5.22岩上安身によるインタビュー 第1041回 ゲスト 日本共産党・山添拓参議院議員 2021.5.22
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/492288

 学習会の冒頭、全労連事務局次長の竹下武氏は、改正案の内容について、「『こんな法案を誰が支持しているのか?』という状況になっている」と述べ、「本日の学習会を、入管の難民認定を国際人権基準に耐えられるものにするための流れを一層大きくしていくための機会としたい」と抱負を述べました。

 学習会に参加した日本共産党の本村伸子衆議院議員は、「この日(12日)の法務委員会の理事会の中で、与党から、金曜日(14日)の一般質疑のあとに趣旨説明をさせてくれと提案があった」と述べ、「野党はそれをすぐ飲むわけにはいかない。まず、この間求め続けている、2021年3月に名古屋出入国在留管理局で死亡したスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさんの収容中の監視カメラ映像ビデオの公開が、今後の審議をする上での大前提となる」と述べました。

 続いて、ウィシュマ・サンダマリさんの弁護団の一人である高橋済弁護士が、「入管法問題点と課題」と題した講演を行いました。

 高橋弁護士の講演は、入管法(出入国管理及び難民認定法)がどのような法律なのか、という基本から説き起こし、「外国人」、「ビザ」とは何か? なぜ、国は個人を「収容(拘禁)」できるのか? そして、「難民」とはどういった人々なのか? なぜ、彼らを「保護」しなければならないのかについて、述べました。

 以下、印象的な部分を引用します。

高橋弁護士「今回の法律っていうのは、難民申請中の人を、その判断が出る前に、危険な国に送り返しちゃうっていうふうにできる法律なんですよね。で、まあ、そういった法律っていうのは韓国でも提案されていて、4年間、野党の抵抗で止まったままだと。で、我々日本は2年前の、2年間止めている。(中略)

 今日は、せっかくなので、一つ、考え方というかですね、お話をさせていただきたいのは、『外国人』っていうのは、法律的には国籍で線を引くんですね。で、国籍で線を引くので、日本国籍を持ってるかどうかだけで、外国人と日本人を分けています。

 この背後にある、そのルーツであるとか、あるいは、その考え方、日本食が好きだとか、日本語が喋れるとか、そういったことは一切問わない概念なんですね。これが、なかなか日本社会では、実は、この法律とは離れた『日本人』概念っていうのがネックになってるんですね。

 日本人は礼儀が正しくて、日本人は和を尊んでですね、日本人は安全だ、っていう考え方、見えない内なる『差別心』みたいなものが、実は、我々がちっちゃい時から多分培われていて、他方で、外国人っていうだけで、ちょっと近くになると息が詰まるというかですね、ちょっと緊張しちゃうというか。

 実は、外国人って、暗に『何するかわかんない人』っていう潜在的な意識みたいなものを、みんな植え付けられていることが多いんですよね。で、そこから解き放って、考えを変えていかないと、なかなか、この入管法の問題っていうのは『見え方』が変わってこないんですよね。(中略)

 犯罪をする人はいるんですよ。悪い人と善い人がいるのは、これ、当然なんで。で、それを国籍につける必要はないんです、基本的に。在留資格につける必要もないんです、基本的に。(中略)

 これはだから、実は、暗に、我々が気付かないうちに意識してしまっている『外国人だからやったんじゃないか』とか、すぐ国籍に結びつけちゃう、内心。これ、別に恥ずかしいことでも何でもないと思っていて、その内なる差別心っていうのは、世代によっても、地域によっても、誰しも持っているものだと思いますので、私は、大事なのはそれを認識することだと思うんです。

 認識して、そこからどういうふうに離れていくかっていうところだと、私は思ってます」

 学習会の詳細は、ぜひ全編動画を御覧ください。

※高橋済弁護士「『礼儀正しい、安全』という日本人概念が、国籍で線引きしただけの外国人に差別心を抱かせる! 大事なのは差別心を認識し、どう離れていくかということ」~4.12 入管法再提出抗議・廃案を目指す学習会
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/515399

■<IWJ取材報告 2>東京の多摩地域の水道水が危ない! 米軍と自衛隊の基地による汚染か!? 市民団体が多摩地域住民273名分の血中PFAS濃度調査結果を第2回中間発表。全体の61%が米国指針値超え! ~4.7「多摩地域のPFAS汚染を明らかにする会」記者会見 ―報告:原田浩二 京都大学准教授

 全国的にも汚染の実態が明らかになってきている有機フッ素化合物(PFAS)による環境汚染。沖縄県や神奈川県などの米軍基地周辺での汚染の実態が報じられるなか、2019年、横田基地がある多摩地域の地下水汚染が明るみになりました。

 2023年4月7日、「多摩地域の有機フッ素化合物(PFAS)汚染を明らかにする会」が実施している多摩地域住民の血中PFAS濃度調査の第2回目の中間報告がオンラインで発表されました。

 同会のオンライン記者会見で、調査の分析を行っている京都大大学院の原田浩二准教授が、2回目の分析から見えてきた汚染の実態を説明しました。原田准教授は、PFAS汚染と横田基地との関連性は「疑う余地がない」と述べ、国や地方自治体による調査を求めました。

 第2回中間報告で、273名ほぼ全員からPFASが検出されています。調査には、ドイツのHBM-IIと全米科学工学医学アカデミーの指針値が用いられました。

 273名のうち41名の血漿中PFAS濃度が、ドイツのHBM-IIの指針値を、167名の血漿中PFAS濃度が、全米科学工学医学アカデミーの4種類のPFASの合計による指針値を超えていました。

 国分寺市民を主とする調査参加者の血漿中PFAS濃度が、全米科学工学医学アカデミーの指針値を大きく上回った第1回目の調査結果が1月に公表されましたが、それに続き、第2回目の調査結果でも、多摩地域の立川市民を主とする調査参加者の血漿中PFAS濃度が高いとする結果が出ました。

 原田准教授は、記者の質問に対して「これまで世界中の米軍基地からPFASが検出されてきていることから一般論としても(PFAS汚染と横田基地との関連性は)疑う余地はない。多摩地域の水道水汚染、地下水汚染があり、その位置関係から汚染源の一つとしていえる」と回答しました。

 原田准教授は「今回の調査では、横田基地の西側でも、ある一定程度の汚染があることも分かった。あらゆる汚染のルーツがあることを鑑みて、多角的な調査が必要だ」と訴えました。

 「多摩地域のPFAS汚染を明らかにする会」による血中PFAS濃度調査は、5月末~6月上旬頃で残りの調査参加者の分析を終え、多摩地域住民の約600人分全員の分析結果を公表する予定です。

※多摩地域の有機フッ素化合物(PFAS)汚染を明らかにする会
https://tamapfas.wixsite.com/info

 記者会見の資料は、以下の原田浩二准教授のサイトで御覧いただけます。

※准教授 原田浩二の研究ページ
http://plaza.umin.ac.jp/khh/index.htm

【記事目次】
◆第2回中間報告で273名ほぼ全員からPFASが検出される
◆ドイツMBMIIと全米科学工学医学アカデミーの指標を用いて分析
◆多くの国分寺市民・立川市民のPFAS血中濃度が、ドイツHBM-IIと全米科学工学医学アカデミーの指針値を上回る
◆PFAS汚染と横田基地との関連性は「疑う余地はない」
◆若い世代のPFAS汚染は「年齢を重ねると血中濃度が高くなる」ため、しっかりした検査体制が必要
◆女性のPFAS汚染について、閉経後血中濃度が上がるリスク、子どもへの影響が懸念される
◆調査に参加した小金井のある家族のPFAS血漿濃度調査結果
◆PFAS汚染の実態を把握するためにもっと広く検査をすべき

 詳しくは、IWJサイトの記事ページでお読みください。

※東京都下の水道水が危ない! 米軍と自衛隊の基地による汚染か!? 市民団体が多摩地域住民273名分の血中PFAS濃度調査結果を第2回中間発表。全体の61%が米国指針値超え!~4.7「多摩地域のPFAS汚染を明らかにする会」記者会見 ―報告:原田浩二 京都大学准教授
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/515193

 同会の国分寺市での血液検査の様子と第1回目の中間報告の記者会見については、以下の記事を御覧ください。

※東京都下の水道水が危ない! 米軍と自衛隊の基地による汚染か!? 横田基地周辺でPFAS(有機フッ素化合物)が検出! 長年にわたる地下水汚染が明らかに! 市民団体が血液検査を自主開催~12.3「多摩地域のPFAS汚染を明らかにする会」によるPFAS濃度を調べる血液検査 2022.12.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/512720

※東京都下の水道水が危ない! 米軍と自衛隊の基地による汚染か!? 血中濃度調査で87人中74人から米基準を上回る高濃度のPFASを検出!「多摩地域、国分寺市民のPFAS血中濃度は明らかに高いと言える」と専門家が警鐘!~1.30「多摩地域の有機フッ素化合物汚染を明らかにする会」記者会見 2023.1.30
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/513835

 IWJの全国に渡るPFASについての取材記事は、以下をご参照ください。

※「PFAS」関連のIWJコンテンツ
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/pfas

■IWJ書店新刊入荷! ジャーナリスト田崎基氏の直筆サイン入り!!『ルポ 特殊詐欺』を10冊限定で、IWJ書店から販売いたします!

 世間を震撼させている連続広域強盗事件(「ルフィ」事件)発覚の3ヶ月も前に上梓された『ルポ 特殊詐欺』(ちくま新書、2022年11月10日)は、新聞社の報道部に身を置く著者の田崎氏が、綿密な取材にもとづいて書かれたルポルタージュです。

 こちらは、会員限定の商品になります!

『ルポ 特殊詐欺』(田崎基氏直筆サイン入り)
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=471

 この機会に、会員でない方は、ぜひとも、会員登録していただいて、ご購入ください!

 下記のURLから会員登録いただけます。

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 岩上安身は4月11日、田崎氏に4回目、完結編となるインタビューを行いました。田崎氏へのインタビューは、公共性に鑑み、第1回~第4回(完結編)を、全編フルオープン形式で、4月25日(火)まで特別公開いたします。ぜひ、この機会に閲覧・ご視聴ください。

※「今の特殊詐欺グループは、自転車の車輪がいくつも存在していて、そのハブのスポークが、また別の車輪のハブになっているみたいな円環構造」~岩上安身によるインタビュー第1111回 ゲスト 神奈川新聞報道部デスク・田崎基氏 第1回 2023.3.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/514596

※背後に「暴力団」が関与し凶悪化する「特殊詐欺」を「高齢者差別」が後押し! 岩上安身によるインタビュー第1112回 ゲスト『ルポ特殊詐欺』著者・神奈川新聞報道部デスク田崎基氏 第2回 2023.3.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/514705

※「1日1億円、年間360億円以上の被害」「グルグルグルグル、反社会的な構造の中で、お金と人が回り続けている」~岩上安身によるインタビュー第1117回 ゲスト 神奈川新聞報道部デスク・田崎基氏 第3回 2023.4.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/515232

※「特殊詐欺の背景と経緯、それを盤石とさせている者の言説が浮かび上がった」!~岩上安身によるインタビュー第1119回 ゲスト 神奈川新聞報道部デスク・田崎基氏 第4回 2023.4.11
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/515394

■【インターン(短期の方は無給実働なし研修見学のみ・中長期希望の方は実働、報酬あり)募集】IWJでは、テキスト班・パワポ作成担当班・動画班・WEB班など各部署で、ご本人の希望と適性を見た上での部署で、研修したり、働いていただいたりするインターンを募集しています。

 短期間(1日~3日間)の純然たるインターン(見学・研修)は無給です! 実働が発生する場合は、従業員と同様、有給となります。

 過去にも数々の大学生等が、インターンをつとめ、そのままIWJに就職した人もいますし、他のメディア(新聞社、通信社、出版社、etc)に就職試験を突破して合格したケースもあります。マスコミ志望であれば、受験指導もします。どうぞご応募ください。

 継続的にアルバイトしたい人も歓迎します。

 入社ご希望の方は、下記のURLのスタッフ募集フォームにご記入の上、履歴書、職務経歴書(書式自由)を添付の上、admin@iwj.co.jpまでお送りください。

※スタッフ募集フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdiPIiSuiFyoVpF_HRNqdbKlIucA_Vdk6DEWqCq7mCQM6O1kw/viewform

 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230414

IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵、浜本信貴、前田啓)

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