┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
┠■はじめに~緊急事態条項を含む改憲発議がかかった天下分け目の衆院選、大手メディアは足並みそろえて自公+維新で改憲勢力が3分の2(310議席)に届くかどうかの情勢を分析せず! コロナ禍での大型財政出動、台湾海峡有事、緊急事態条項が揃えば、国債による戦費調達、米軍とともに中国軍との戦争、ハイパーインフレ、預金封鎖、国家緊急権による全国民への「財産税」再びという悪夢が現実に! 岩上安身は28日、エコノミストの田代秀敏氏、「公正な税制を求める市民連絡会」共同代表の宇都宮健児氏に財政と税制の問題についてインタビューを行います!
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┠■IWJは経済的に大ピンチに立たされています! 応援・ご支援をよろしくお願いいたします! 10月も3分の2を過ぎましたが、ご寄付・カンパは22日間で月間目標額420万円の23%にとどまっています! 今期第12期は、スタートの8月と9月の2ヶ月で月間目標額に対する不足分が、合計272万3500円に! 天下分け目の衆議院選挙を、忖度なしで全力疾走で真実を伝え続けるIWJを、どうぞご支援ください。
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┠■【中継番組表】
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┠■<IWJ取材報告1>矢野財務次官の「国家財政は破綻する」という論文についてのIWJ記者の質問に「国民民主党の訴える財政出動は『人づくり、国づくり』のための投資、『バラマキ』ではない」と玉木代表! (支持率51.6%)「停滞する日本経済を動かす」と訴え!~10.21国民民主党 玉木雄一郎代表 街頭演説会・囲み取材
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┠■<IWJ取材報告2>自民党のコロナ対策は上手く行っている!? 甘利明幹事長は失業率は他国より低く倒産件数も過去最低と自画自賛! 「今問題になっているのは、女性の『隠れ失業』」! ~立憲民主党 尾辻かな子候補(大阪2区)(支持率18.2%)街頭演説会 with 石垣のりこ参議院議員
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┠■<取材報告3>岸田政権は「冷めたお好み焼き」! 「箸ではじくと『安倍麻生』の生地が出てくる」! 「安倍政権から続く岸田政権を、一回、政権の座から降ろしましょう」~立憲民主党 菅直人候補(東京18区)(支持率35.9%)街頭演説 ―応援弁士:前川喜平元文部科学事務次官
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┠■<取材報告4>選挙争点は「日本の未来に対して責任を取る覚悟があるのか、ないのか」!? 具体的な政策は「足立区の大規模な開発計画」!? 「政権選択選挙」というキーワードは、自民党の危機意識の現れ! ~自由民主党 土田慎候補(東京13区)(「A」ランク)街頭演説―応援弁士:麻生太郎副総裁
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■はじめに~緊急事態条項を含む改憲発議がかかった天下分け目の衆院選、大手メディアは足並みそろえて自公+維新で改憲勢力が3分の2(310議席)に届くかどうかの情勢を分析せず! コロナ禍での大型財政出動、台湾海峡有事、緊急事態条項が揃えば、国債による戦費調達、米軍とともに中国軍との戦争、ハイパーインフレ、預金封鎖、国家緊急権による全国民への「財産税」再びという悪夢が現実に! 岩上安身は28日、エコノミストの田代秀敏氏、「公正な税制を求める市民連絡会」共同代表の宇都宮健児氏に財政と税制の問題についてインタビューを行います!
おはようございます。IWJ編集部です。
昨日のこの日刊IWJガイドでもお伝えしましたが、今月31日に投開票日を迎える衆院選をめぐり、大手メディア各社が情勢調査を発表しています。
※はじめに〜各社、第49回衆議院選序盤の予想を発表! 与党は現有276議席から減らすも過半数233は確保、絶対安定多数の261議席にとどまりうるとの予測も!(日刊IWJガイド、2021年10月22日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/49641#idx-1(非会員の方)
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20211022#idx-1(会員の方)
しかし、各社とも「自民・公明の与党勢力が過半数233議席を確保する見込み」と報じる一方、維新の勢力拡大を報じながらも、自民、公明、維新、そして国民民主の改憲勢力をあわせて、改憲発議が可能となる3分の2である310議席に届くかどうかという点については、足並みをそろえて言及していません。
解散前の自民、公明、維新、国民民主の4党をあわせた議席は324議席でした。自民が議席を減らしても、維新が躍進した結果、4党あわせて310議席に達すれば、いつでも改憲発議が可能となります。
岸田総理は衆院を解散した14日の記者会見で、産経新聞記者に「総理は自民党の総裁選挙で勝利したら、3年間の任期で憲法改正を実現するとおっしゃった。今回の選挙で、与党で3分の2を目指さないのか? あるいは改憲勢力の中に、どのような政党が総理の頭の中にあるのか?」と質問され、「選挙プラスその後の議論の中で、より多くの方々に理解を得ることによって、結果として3分の2を得て、そして発議をし、そして国民の皆さんの2分の1の賛成を得て改正につなげていく」と答えています。
つまり、岸田総理は、すでにこの時点で与党が数を減らしても過半数は確保して主導権を握り、他の改憲勢力の議席拡大を見込んで改憲発議につなげることを、この最初の記者会見でしたたかに明言しているのです。
※令和3年10月14日 岸田内閣総理大臣記者会見(首相官邸)
https://www.kantei.go.jp/jp/100_kishida/statement/2021/1014kaiken2.html
岩上安身はこの会見で手を上げ続けましたが、指名されず、質問2問を官邸に送りました。
以下は、官邸に送った岩上安身の質問です。回答は10月23日現在でまだ届いていません。
「岸田総理に、総選挙の争点に関する質問をさせていただきます。現役の財務事務次官である矢野康治氏が、月刊『文藝春秋』11月号に、『このままでは国家財政は破綻する』と題した論文を寄稿し、衆議院選挙に向けて、与野党の掲げる大規模財政出動を「バラマキ合戦」と批判しました。高市政調会長の示す財政出動の方向なのか。鈴木財務大臣、矢野財務事務官、経済同友会の桜田代表幹事らが支持する財政規律を守る方向なのか。財政についてどちらの方向を向いていくべきなのか、岸田総理ご自身のご判断による大方針を、明確にお示しください。
また、会見中に産経新聞の記者が改憲について質問されました。岸田総理は、恒久的な内閣独裁を可能にし、国会を空洞化させてしまう現在の自民党改憲案「緊急事態対応」にそのまま賛成なのでしょうか。
他方、総理ご自身が他日の記者会見でこの問題への質問に答えて、「国会の機能の維持をはかる」と発言されています。緊急事態宣言の後も「国会の機能の維持」をはかり、緊急事態宣言発出の前に国会で事前同意することや政令発出前に国会での事前の承認を必要とすること、また、緊急事態が一時的な措置で終わるように、解除の手続きと、国会に立法権を速やかに戻すなどの条件を織り込む、徹底した制限を加えた、先進国並みの「国家緊急権」へと手直しをするおつもりなのか。岸田総理の本音はどちらにあるのか、お聞かせ願いたいと思います」
※衆院解散! 岩上安身が岸田総理に質問送付! 矢野財務事務次官の、与野党の「バラマキ合戦」批判に、高市自民党政調会長が反論する一方、鈴木財務相は擁護し、政権内で見解分裂!! 総理が見解示さなければ、有権者は投票を判断できない! 改憲案の緊急事態対応案にも言及!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/498017
コロナ禍で与野党が衆院選の公約に大型の財政出動を掲げ、台湾海峡をめぐって、安全保障環境が厳しさを増す中で、緊急事態条項が憲法に組み込まれることは非常に危険です。
明石順平弁護士は、著書『データが語る日本財政の未来』(集英社インターナショナル、2019年)の中で、国債の大量発行が可能な前提として、「円の価値が高くて、さらにそれがたくさん預金されていたから」日本の国債は今まで約90%が国内で買われていたのだと述べています。国民の預貯金を根拠にして発行された大量の国債を用いて、戦争を続けた戦中の日本と同じ状況が続いてきたのです。
しかし敗戦直後、ハイパーインフレが発生しました。1945年、当時の渋沢敬三蔵相(幣原喜重郎内閣)は、一方では全国民を対象として一回限りの「財産税」という重税を徴収することにし、その調査の名目で、現在流通している紙幣をすべて預金させ封鎖しました(1946年2月17日の金融緊急措置令)。その上で同日施行の日本銀行券預入令をもって、日本銀行が新通貨を発行するという荒療治を断行しました(※)。これによってすべての世帯は、世帯主は月に300円、世帯員は1人各100円までしか新円を引き出せなくなりましたが、インフレの勢いはいったん抑えられました。
しかし、その過程で、国民には多大な負担が押し付けられました。国民が有していた動産(金融資産)、不動産は徹底的に捕捉されて、それに依拠して最高税率90%もの高率の課税が行われ、国民の財産は根こそぎ巻き上げられてしまったのです。
こうした強行措置は、旧憲法第8条に規定された「緊急勅令」を根拠にしていました。この緊急勅令にあたる国家緊急権の規定は、現行の日本国憲法にはありません。しかし、緊急事態条項が、改憲によって憲法に書き込まれれば、内閣が発令さえすれば、国会を空洞化し立法権を奪い、内閣の勝手次第で法律に代わる「政令」を次々と発令して、戦時独裁体制を築くことが可能となります。
その上で、実際に台湾有事に際して米軍と共に参戦すれば、日本列島は中国の中距離ミサイルによって蜂の巣とされます。台湾海峡有事の勝敗がどうなろうと日本は多大な損害を受け、得るものは何もありません、戦災からの復興には莫大な金を必要とするでしょう。そのための費用を捻出するべく国債を発行しても、買い手がつかず長期金利が暴騰し(国債の暴落)、ハイパーインフレに陥る可能性が高まります。その際も1946年の「財産税」と同様、内閣が緊急事態宣言を発令し、預金封鎖、国民の財産没収を行い、国債の償還にあててデフォルト(債務不履行)を避けることでしょう。
一度やったことへの反省が失われれば、同じことが二度行われるのは避けられません。
政府に、そうした横暴を許さないためにも、改憲勢力が3分の2を超えることがないように、緊急事態条項を含めた改憲4項目に賛成する政党の議員を1人でも多く落とし、改憲に反対する議員を1人でも多く当選させなければいけません。
詳しくは、ぜひ以下の記事を御覧ください。
※自民党内にくすぶる「消費増税再々延期」論、「消費税廃止」を訴える山本太郎議員! 減税合戦の先に、国債と日本円の信用はどうなる!? 改憲による「緊急事態条項」創設に固執する安倍政権は、財政破綻とハイパーインフレを予期している!? 2019.5.20
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/449137
今回の衆院選の大きな争点でもある、財政と税制の問題については、選挙期間中の10月28日に、エコノミストの田代秀敏氏、「公正な税制を求める市民連絡会」共同代表の宇都宮健児氏に、岩上安身がインタビューを行う予定です。ご期待ください!
※大企業、富裕層への増税を訴える野党と言葉を濁す自民の差が浮き彫りに!「今回の衆院選は税制・財政のあり方が大きな争点」と宇都宮健児氏が指摘!~10.18税財政に関する政党アンケート回答内容等についての記者会見 2021.10.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/497651
他方で、IWJが【号外】としてお届けした、独自入手した自民党の選挙情勢分析に対し、大きな反響をいただいています。
※【IWJ号外!1】スクープ! IWJは自民党の『マル秘』調査資料を独自入手! 衆院選挙直前の289の小選挙区の詳細な分析データで、 注目の選挙区の支持率を公開! 2021.10.20
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/497800
※【スクープ号外!2】日刊IWJガイド「スクープ! IWJは自民党の『マル秘』調査資料を独自入手! 289小選挙区の詳細な分析データで、候補者の当確予測をランク付け!! 注目の選挙区分析を公開! 第2弾 北陸信越、東海、近畿編」 2021.10.20
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/497805
※【号外!3】スクープ! IWJは自民党の「マル秘」調査資料を独自入手! 289小選挙区の詳細な分析データで、候補者の当確予測をランク付け!! 注目の選挙区分析を公開! 第3弾 中国、四国、九州・沖縄編 2021.10.21
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/497914
護憲派の超党派議員連盟「立憲フォーラム」のメールマガジンに、このIWJの【号外】が、そのまま掲載されました。
「完全版」は、会員制のサイトの方に掲載する予定です。
IWJはその後も新たに、最新の選挙情勢分析を入手しています。こちらのスクープも近日中に抜粋版を【号外】としてお届けした上で、完全版はIWJ会員限定でサイトにアップする予定です。
ぜひ、資金難で活動費不足に苦しみながらもスクープをものにして、全力疾走するIWJをお支えいただけますよう、緊急のご寄付・カンパをよろしくお願いいたします!
※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
この機会にぜひ、活動資金難に苦しみながら全力疾走するIWJをご支援いただきたく、会員にご登録をお願いいたします。
※会員のご登録はこちらからお願いします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
また、【号外】は、注目選挙区の抜粋情報だったため、IWJには候補者本人や、支持者の方々から、「自分の選挙区の調査結果をぜひ教えてほしい」という連絡が、いくつも寄せられています。
一方、衆院選は289の小選挙区と、比例代表の176議席の合計で465議席が争われます。
小選挙区の当落は、得票数だけで決まりますので、分かりやすいのですが、比例代表の場合は、複雑な決定の仕方をします。ドント方式で議席数を各政党に割り振り、惜敗率で政党に割り振られた議席を具体的な候補者に割り振るという二重の算定方式を取るのです。
全国各ブロックの比例代表の議席定数を、ピンクの投票用紙に書かれた政党名の得票数を基に、「ドント方式」という計算方法を用いて、各政党に議席数として配分します。
これは、各党の得票数を正の整数(1、2、3、4、・・・)で割って行き、割った数に関わりなく、その商の大きい順に、定数に達するまで各党に議席を配分するという方式です。
議席配分において、衆議院の比例代表選挙は、あらかじめ政党側で候補者の当選順位を決めた名簿を確定しておく拘束名簿方式を取っており、政党名しか記載できません。候補者名を書くと無効となります。この点で、参議院の比例代表選挙の非拘束名簿式とは異なっています。
非拘束名簿方式は、候補者の名簿はありますが、当選順位は決めず、各政党の当選議席数の中で各候補者個人として得票数の最も多かった者から順に当選人が決まるというものです。参議院の比例代表選挙の場合は、候補者名、政党名、どちらを書いても合算して有効にカウントされます。
衆議院の比例代表の自民党の名簿は、たとえば、東京ブロックでは、2位に登録されている候補が、石原宏高候補、石原伸晃候補、安藤高夫候補、長島昭久候補、萩生田光一候補など、21人もいます。この21人はすべて小選挙区との重複立候補者です。
ドント方式で政党に割り振られた議席数を、今度は、政党の名簿に従って、小選挙区と重複立候補している候補に割り振っていきます。
重複立候補し、かつ同順位に登録された候補には、どのように議席を割り振るのでしょうか。これを決めるのが、惜敗率です。
惜敗率 = 当該候補者の得票数 ÷ 同一選挙区での当選者の得票数
惜敗率とは、小選挙区において落選者の票数が当選者の票数にどれだけ迫ったか、どの程度接戦だったかを示す指標と言えます。
この惜敗率の高い順から、具体的な候補者に議席を割り当ててゆくのです。
毎日新聞の調査では、63選挙区で接戦となっているといいます。つまり、惜敗率がそれだけ高い選挙区が多いということです。そうなったとき、重複立候補している自民党の候補者は、接戦で敗れても、復活当選の可能性が高いと言えます。
※自民議席減・与党過半数の公算 立憲上積み視野 毎日新聞序盤調査(毎日新聞、2021年10月21日)
https://mainichi.jp/articles/20211020/k00/00m/010/350000c
小選挙区については、情勢分析の優劣ランクから、議席数を集計することができますが、比例区については上記のような複雑で緻密な計算方法によるため、IWJでは議席数の予測ができません。
したがって小選挙区の情勢から、前回2017年の議席数より増えそうか減りそうかと判断するしかありません。
どのような比例制度であろうと、改憲発議のかかった今回の選挙は、投票の際、改憲勢力の候補者の名前を書かないだけでなく、支持する政党の欄には、改憲勢力の政党名を書かないことです。そうしなければ、戦時独裁体制の確立も預金封鎖の上での全国民の財産没収も現実のものとなるでしょう。
改憲という日本の命運がかかった今回の衆院選を、IWJは全力で報じて参ります。どうか皆様の温かいご支援をよろしくお願いいたします。
■IWJは経済的に大ピンチに立たされています! 応援・ご支援をよろしくお願いいたします! 10月も3分の2を過ぎましたが、ご寄付・カンパは22日間で月間目標額420万円の23%にとどまっています! 今期第12期は、スタートの8月と9月の2ヶ月で月間目標額に対する不足分が、合計272万3500円に! 天下分け目の衆議院選挙を、忖度なしで全力疾走で真実を伝え続けるIWJを、どうぞご支援ください。
IWJは全力疾走中です! 天下分け目の今回の衆議院選挙を、全力で報じ重要政策についても論じています。しかし、経済的ピンチで活動費が足りません!
IWJでは、今期第12期の年間の予算の見通しを立て、今期の会費収入は、前期より10%下回ると予想し、ご寄付・カンパの目標額を月額420万円(年間5040万円)とさせていただきました。前期の目標額は月間450万円でしたから、さらに緊縮して30万円下げております。
それでも、コロナ禍の続く現状を見ていると、会費・ご寄付・カンパ等の収入は、予測を大きく下回ってしまうかもしれません。IWJの活動が続けられなくなるかもしれない、というたいへんな危機感を今、抱いています。何とぞ、皆さまのご支援、ご協力をお願いいたします!
10月は1日から22日までに、68件、95万5800円のご寄付・カンパをいただきました。ご寄付をくださった皆様、ありがとうございます。
しかしこの金額も、今月の月間目標額420万円の23%にとどまっています。このペースが続くとすると、IWJは壊滅的な打撃を受けてしまいます。
今期第12期は、3ヶ月目に入ったばかりですが、すでに8月は月間目標額を87万900円下回り、9月は185万2600円下回って、合計272万3500円の不足となっています。
10月も3分の2を過ぎましたが、10月の目標額420万円に、8月と9月の不足分272万3500円をあわせた692万3500円に対して、今月のご寄付・カンパはまだ14%にとどまっています。
IWJは、赤字でキャッシュフローの足りなかった8月を乗り切るため、100万円を岩上安身から借り入れました。すでにお伝えしている通り、IWJは、岩上安身に前期だけで993万5000円借り入れており、今回の100万円とあわせて1093万円を借り入れてしまっています。
個人が1000万円を超えるお金を会社に貸す、というのは大変なことです。第12期のスタートにあたって、岩上安身は前期も途中から無報酬で働いておりましたが、今期も1年間、無報酬で働くことを決めています。これ以上、会社が岩上安身に頼るのは苦しい状況です。
どうか皆さまのお力で、IWJをお支えください!
コロナ禍は、日本のすべてを直撃しています!
IWJも例にもれず、前期の第11期に、突然のコロナ禍とコロナに伴う経済的危機の影響により、残念なことですが、会員数が大幅に減少してしまいました。
9月30日時点の会員総数は3526人、前月同日比で63人減、前年同日比で810人も減少してしまいました。退会された皆さまからは、「経済的に苦しくなったのですみません」等々のメールをいただいており、我々も胸を痛めております。
しかし、会員減少は、IWJの運営基盤が崩れてゆくような事態です。どうぞ、IWJを、ご友人、知人にご紹介いただき、会員になっていただけるよう、お声がけしていただいたり、SNSでIWJの存在や経営が厳しいことなどを拡散してください。よろしくお願いいたします。
会費とご寄付・カンパがIWJを支える収入の2本柱ですので、会員の減少は即、会費の減少につながり、ご寄付への依存度がどうしても上がってしまうことになります。
同じように皆さまもそれぞれ、コロナ禍で厳しい状況に直面されていることと拝察いたします。こうした状況で皆さまにご寄付・カンパを繰り返しお願いすることは、心苦しいことではあります。
しかし、特定のスポンサーをもたないことで、何者にも縛られず、忖度せずに、真実をお伝えしてゆくのが、独立メディアであるIWJの存在意義です。
非会員の方はまず、一般会員になっていただき、さらに一般会員の皆さまには、サポート会員になっていただけるよう、ぜひご検討いただきたいと存じます。
その会費と、月々、皆さまからお寄せいただく、ご寄付・カンパによって支えられてはじめて、IWJは、市民の皆さまのためになる真の独立市民メディアとしてその活動を継続し、その使命を果たすことが可能となります。
マスメディアが報じない事実と真実を報道し、売国的な権力への批判を続け、主権者である日本国民が声をあげ続けることができるようにすることが、今、絶対に必要なことであり、それが我々IWJの使命であると考えています。
決して負けられないこの戦いに、IWJは立ち向かいます! 皆さまにはぜひ、ご支援いただきたく会員登録とご寄付・カンパをどうぞよろしくお願いしたく存じます。
12年目となるIWJへ、皆さまからの温かいご支援を、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
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城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル
ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ
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◆中継番組表◆
**2021.10.23 Sat.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【IWJ・エリアCh1・大阪】12:00~「立憲民主党 辻元清美候補(大阪10区)街頭演説会 ―応援弁士:蓮舫参議院議員、女性自治体議員」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach1
立憲民主党による街頭演説会を中継します。これまでIWJが報じてきた辻元清美氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e8%be%bb%e5%85%83%e6%b8%85%e7%be%8e
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【IWJ・Ch5】13:00~「立憲民主党 街頭演説『#立憲大作戦2021 in 銀座』―弁士:枝野幸男代表、松尾明弘候補(東京2区)」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5
立憲民主党による「#立憲大作戦2021 in 銀座」を中継します。これまでIWJが報じてきた立憲民主党関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e7%ab%8b%e6%86%b2%e6%b0%91%e4%b8%bb%e5%85%9a
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【IWJ・Ch5】16:00~「自由民主党 小田原潔候補(東京21区)街頭演説―応援弁士:高市早苗政務調査会長」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5
自由民主党による街頭演説を中継します。これまでIWJが報じてきた自民党関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e8%87%aa%e6%b0%91%e5%85%9a
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◆中継番組表◆
**2021.10.24 Sun.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【IWJ・Ch5】13:00~「無所属 米山隆一候補(新潟5区)街頭演説 ―応援弁士:古賀茂明氏(元経産官僚)ほか」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5
無所属 米山隆一候補(新潟5区)街頭演説を中継します。これまでIWJが報じてきた米山隆一氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e7%b1%b3%e5%b1%b1%e9%9a%86%e4%b8%80
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【IWJ・エリアCh1・兵庫】13:00~「立憲民主党 桜井周候補(兵庫6区)街頭演説 ―応援弁士:枝野幸男代表」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach1
立憲民主党による街頭演説を中継します。これまでIWJが報じてきた桜井周氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%a1%9c%e4%ba%95%e5%91%a8
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【IWJ・エリアCh1・兵庫】14:20~「立憲民主党 安田真理候補(兵庫7区)街頭演説 ―応援弁士:枝野幸男代表」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach1
立憲民主党による街頭演説を中継します。これまでIWJが報じてきた安田真理氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%ae%89%e7%94%b0%e7%9c%9f%e7%90%86
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【IWJ・エリアCh1・兵庫】15:30~「立憲民主党 街頭演説『#立憲大作戦2021 in 神戸』―弁士:枝野幸男代表、井坂信彦候補(兵庫1区)、舩川治郎候補(兵庫2区)、今泉真緒候補(兵庫4区)」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach1
立憲民主党による街頭演説を中継します。これまでIWJが報じてきた立憲民主党関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e7%ab%8b%e6%86%b2%e6%b0%91%e4%b8%bb%e5%85%9a
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【IWJ・エリアCh1・大阪】17:00~「立憲民主党 街頭演説『#立憲大作戦2021 in 大阪』―弁士:枝野幸男代表、村上賀厚候補(大阪1区)、尾辻かな子候補(大阪2区)、萩原仁候補(大阪3区)、森山浩行候補(大阪16区)」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach1
立憲民主党による街頭演説を中継します。これまでIWJが報じてきた枝野幸男氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%9e%9d%e9%87%8e%e5%b9%b8%e7%94%b7
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◆昨日アップした記事はこちらです◆
衆院解散! 岩上安身が岸田総理に質問送付! 矢野財務事務次官の、与野党の「バラマキ合戦」批判に、高市自民党政調会長が反論する一方、鈴木財務相は擁護し、政権内で見解分裂!! 総理が見解示さなければ、有権者は投票を判断できない! 改憲案の緊急事態対応案にも言及!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/498017
30年続いた保守の牙城・東京8区! 野党統一候補・吉田氏は生活者の声を拾い上げ、「苦しい時に苦しいと言える、助け合う社会」を訴え!~10.19立憲民主党 吉田晴美候補(東京8区)街頭演説 ―応援弁士:枝野幸男代表
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激戦東京8区!「何の役にも立ってないじゃないか!」との批判に石原候補が「自分の主張と相容れないものは排除をすることが当たり前だと思っている人たち」と攻撃!~10.19自由民主党 石原伸晃候補(東京8区)街頭演説
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「政権選択」の歴史的な選挙で4つのチェンジを訴え! (1)新自由主義からの転換、(2)気候危機の打開、(3)ジェンダー平等、(4)憲法9条に基づく平和外交!~10.19日本共産党 総選挙・党首第一声 ―弁士:志位和夫委員長
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「25年の不況の中にコロナがやってきた」!「コロナの徹底対策は当たり前! それと両輪が消費税廃止」! 大企業と金持ち優遇税制の穴埋めに使われてきた消費税の廃止を訴え!~10.19れいわ新選組 山本太郎代表第一声
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民主党から自民党に「転向」した長島候補、「あっせん利得疑惑」の甘利幹事長、野党批判に終始し、政策についての具体的発言は一切なし!~10.21自由民主党 長島昭久候補(東京18区)街頭活動―応援弁士:甘利明幹事長
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大接戦の東京9区で立憲民主・蓮舫代表代行「自分たちが選んだトップ(菅総理)を守れない政党が、今苦しい皆様方を守れるとは思えない」!~10.20立憲民主党 山岸一生候補(東京9区)街頭演説―応援弁士:蓮舫代表代行
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IWJ記者の質問に「国民民主党の訴える財政出動は『人づくり、国づくり』のための投資、『バラマキ』ではない」と玉木代表! 「停滞する日本経済を動かす」と訴え!~10.21国民民主党 玉木雄一郎代表 街頭演説会・囲み取材
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「再分配なくして日本の経済成長なし! 老後・子育て・雇用の安心なくして日本の経済成長なし!」「超大企業だけが優遇税制を受けている!」〜10.19 立憲民主党 街頭演説会「#立憲大作戦2021 in 新橋」―弁士:枝野幸男代表
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「今度の共闘は、今までとわけが違う」と、小池書記局長!! 池内候補は得意分野のジェンダー問題を力説!!〜10.21 日本共産党 池内沙織候補(東京12区)街頭演説会 ―応援弁士:小池晃書記局長、立憲民主党・青木愛参議院議員
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「いつ、食糧支援が回って来るのか?」困窮する庶民の声を拾い続けて5万7356軒!「今、必要なのは、国がしっかり手当をしていくこと!」〜10.20 れいわ新選組 櫛渕万里候補(東京ブロック比例)、山本太郎代表 合同街宣
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■<IWJ取材報告1>矢野財務次官の「国家財政は破綻する」という論文についてのIWJ記者の質問に「国民民主党の訴える財政出動は『人づくり、国づくり』のための投資、『バラマキ』ではない」と玉木代表! (支持率51.6%)「停滞する日本経済を動かす」と訴え!~10.21国民民主党 玉木雄一郎代表 街頭演説会・囲み取材
10月21日、東京・銀座の数寄屋橋交差点にて、国民民主党 玉木雄一郎代表(支持率51.6%)の街頭演説会が行われました。同党田村まみ参議院議員、東京ブロック比例区代表 竹内淳太郎候補も登壇し、熱弁をふるいました。
玉木代表は、「25年間実質賃金が下がり続けているのは、自民党の経済政策が間違っていたため」と述べ、次のように「停滞する日本経済を動かす」と訴えました。
「戦争があったわけでもないのに、この25年間実質賃金が下がり続けているのは世界で日本だけだ。これはひとえに自民党の経済政策が間違っていたためだ。国民民主党は積極財政に転換して、働く方々の給料があがる経済を目指す。
日本は天然資源のない国であるから、一番大切な資源は人、人材だ。私たち国民民主党は『人づくりなくして国づくりなし。人づくりこそ国づくり』ということを訴えていきたい。今の教育・科学技術予算を倍増させていきたい。
長く停滞したこの日本経済、日本社会を前に動かしていきましょう。『動け、日本。』というのが、この選挙における国民民主党のキャッチフレーズです」。
演説後の囲み取材でIWJ記者は、「文藝春秋」11月号で矢野康治財務事務次官が発表した「このままでは国家財政は破綻する」という論文の中で述べられた、国債の大量増発による大規模な財政出動への警戒と、各政党が主張する大型予算の編成を「バラマキ」と批判する意見について、玉木代表に認識を質問しました。玉木代表率いる国民民主党は、緊急経済対策で50兆円、環境やデジタル、老朽インフラで50兆円、教育国債に50兆円と合計150兆円の投資を選挙公約に掲げています。与野党の中で最も突出した「積極財政派」です。
これに対して玉木代表は、以下のように答えました。
「財務省の次官ならば、ああ書かざるを得ないと思う。ただそのことだけでは日本が30年成長しなかったことの答えにはならないので、我々は政治家なので、それを乗り越えていく、どういった政策と知恵があるのかと。
たしかに議論は分かれる。積極財政は。だからこそ選挙で問うんです。
で、誤解なく言うと、我々が言っていることは『バラマキ』ではなく『投資』です。
同じお金を使うのでも、それが将来の成長や税収の増加として戻ってくるのであれば、今国債で何か出動すること、それは悪いと決めつけるものではないと思っているから、よく『ワイズスペンディング』(注)と言われますが、人づくりがなければ成長できないので、そのことを怠った結果、今の成長できない日本になっているとすれば、ここで大きくトレンドを変えなきゃいけないし、教育や科学技術には今の倍、お金を入れて然るべきだと思いますし、それは決して『バラマキ』ではない、と思っています」。
(注)ワイズスペンディング(wise spending) 「賢い支出」経済学者ケインズの言葉。不況対策としての財政支出は将来的に利益が見込まれる事業と分野に対して選択的に行なうべき、の意
詳しくはぜひ、全編動画を御覧ください。
※矢野財務次官の「国家財政は破綻する」という論文についてのIWJ記者の質問に「国民民主党の訴える財政出動は『人づくり、国づくり』のための投資、『バラマキ』ではない」と玉木代表! 「停滞する日本経済を動かす」と訴え!~10.21国民民主党 玉木雄一郎代表 街頭演説会・囲み取材
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■<IWJ取材報告2>自民党のコロナ対策は上手く行っている!? 甘利明幹事長は失業率は他国より低く倒産件数も過去最低と自画自賛! 「今問題になっているのは、女性の『隠れ失業』」! ~立憲民主党 尾辻かな子候補(大阪2区)(支持率18.2%)街頭演説会 with 石垣のりこ参議院議員
昨日22日、午後2時より、立憲民主党の尾辻かな子候補(大阪2区)(支持率18.2%)の街頭演説会が、イオン喜連瓜破(きれうりわり)駅前店前で行われました。
尾辻かな子候補は、野党統一候補として自民党の左藤章候補(「B-」ランク)と維新の守島正候補(支持率31.2%)と戦っています。
尾辻候補は、こうした2人の狭間でかなり厳しい戦いを強いられています。
※【IWJ号外!1】スクープ! IWJは自民党の『マル秘』調査資料を独自入手! 衆院選挙直前の289の小選挙区の詳細な分析データで、 注目の選挙区の支持率を公開! 2021.10.20
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/497800
※【スクープ号外!2】日刊IWJガイド「スクープ! IWJは自民党の『マル秘』調査資料を独自入手! 289小選挙区の詳細な分析データで、候補者の当確予測をランク付け!! 注目の選挙区分析を公開! 第2弾 北陸信越、東海、近畿編」 2021.10.20
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※【号外!3】スクープ! IWJは自民党の「マル秘」調査資料を独自入手! 289小選挙区の詳細な分析データで、候補者の当確予測をランク付け!! 注目の選挙区分析を公開! 第3弾 中国、四国、九州・沖縄編 2021.10.21
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冒頭、尾辻候補は、ほんわかした関西弁でこの選挙について次のように語りました。
「コロナで広がった格差をしっかりと埋めていく、そういう選挙やと思っています。この間、コロナにしてもそうですけど、ほんまにみなさんに自粛、我慢を求めてきましたけれど、じゃ、政府は何をやってくれたんやと。だからこそ、しっかりそれを変えてゆくのが私、尾辻かな子やと思うてます」
尾辻候補は、代表質問で甘利明自民党幹事長に質問したときのことを振り返り、国会に女性議員をもっと多く送り込んで欲しいと訴えます。
「代表質問で甘利さんはこう答えたんですね。今、自民党のコロナ対策は上手く行ってますと。上手くっているから、失業率は他の国より低くって、倒産件数も過去最低やと自画自賛してはった。これ、ほんまにびっくりしました。みなさん、今問題になっているのは、『隠れ失業』なんですよね。
一時期、野村證券は150万やいうてはりました。そのうち130万人が女性なんです。つまり、これは女性の不況がやってきている。みなさん、こういったことが今の政治でなかなか語られてへんのですよ。これは、国会に女性議員があまりに少ないからです。みなさんが暮らしの中で感じていることが社会的な問題として政治に取り上げられない。9.9%しか女性の議員いないんです。だからこそ、皆さんの力で私をもう一度国会に送り込んで欲しいんです」
尾辻議員は、演説の途中でも、支援者が話しかけると、演説を中断して、その支援者に応じている姿が印象的でした。
尾辻議員に続いて、宮城から、立憲民主党の石垣のりこ参議院議員が応援に駆けつけて、スピーチを行いました。
石垣議員は、尾辻候補が2年連続の「三ツ星国会議員」を獲得した優れた政治家であることを訴えました。
※三ツ星国会議員とは、政策NPO「万年野党」が、議員の発言・質問回数、「議員立法発議者」に名前を連ねた回数、「質問主意書」の提出件数を集計し、高スコアの議員を「三ツ星議員」として選定・表彰したもの。
石垣議員は「今回は政権選択選挙になっている」と強調し、「4年前の総選挙では与党が圧勝したが、何かあったときに、セイフティーネットが築かれるには、与党と野党が拮抗する緊張感のある議席数になることが大切だ」と述べました。
「そうしないと、(与党に)力で押されて話し合いも適当にされてしまう。その結果が今回のコロナによる大阪の医療崩壊にも繋がった」と自説を展開しました。
「なんとしてもみなさん、今回、野党に、尾辻かな子に、お力をいただけませんでしょうか」
このように石垣議員は結んでいます。
この全編動画は、後日アップする予定ですので、ぜひご覧ください。URLはIWJのホームページ、ツイッターでお知らせします。
■<取材報告3>岸田政権は「冷めたお好み焼き」! 「箸ではじくと『安倍麻生』の生地が出てくる」! 「安倍政権から続く岸田政権を、一回、政権の座から降ろしましょう」~立憲民主党 菅直人候補(東京18区)(支持率35.9%)街頭演説 ―応援弁士:前川喜平元文部科学事務次官
昨日、午後2時過ぎから、武蔵小金井のSOCOLA前で、立憲民主党の菅直人元総理(東京18区)(支持率35.9%)の街頭演説会がりました。
冒頭、応援弁士にとして駆けつけた前川喜平元文科事務次官が、スピーチを行いました。
前川氏は、なぜ私が菅直人候補の応援に駆け付けたかという理由を、ズバリ次のように述べました。
「今の自民党公明党の政権があまりにも腐っているからです。このままこの政権を維持させてはならない、そう思っているからです」
「森友学園問題、加計学園問題、サクラを観る会、みなそうだったんです。権力を握っている政治家が自分たちと自分たちの友だちのためにだけ、その権力を使う。こういうことがあまりにも横行し過ぎている。霞が関の役人たちも、権力の私物化にとことん付き合わされている。それをやらなければ飛ばされてしまう。権力の私物化に加担すれば出世させてもらえる。そういう政治になってしまっているわけです」
「今の霞が関はみなやる気を失っています。こんな政権の下では正義は実現できない。国民のための政治ができない。だから、どんどん、若い人を中心に辞めて行っているんですね。このままじゃ本当に日本が沈没します。金権腐敗、憲法をないがしろにして立憲主義を破壊する。こういう政権はもうこれ以上続けさせてはならない、そう思って私はここに来ているわけです」
続けて前川氏は、今回の選挙を「政権選択選挙」だと規定し、「今回の選挙は野党が一つにまとまっている。政権を選択できる選挙なんです」と強調しました。
前川氏は、この選挙は、岸田政権でいいのか、枝野政権に樹立するのかの選挙と述べた上で、この選択に入ってこないのが維新だと言います。そして、「維新は自公の過半数割れを望んでいるでしょうね。そうすれば、自分たちも与党に入ろうということです」
このように、前川氏は、維新の本質についても、核心を突いています。
IWJが繰り返し警鐘を鳴らしているのは、衆議院で改憲勢力が全体の3分の2を占めることです。この改憲勢力には、維新は当然含まれます。維新が与党に入らなくても、改憲で閣外協力することは自明です。この点にもっと国民は注意を払わなければなりません。
選挙について伝える新聞、テレビなどの大手記者クラブメディアは、この改憲発議可能な3分の2まで改憲勢力が到達するかどうかにはまったく無頓着です。足並みそろえてわざと報じないようにしているのかと疑いたくなります。
前川氏は、さらに、自公政権の本質を端的にこう述べています。
「自公政権というのは、結局のところ、大企業とお金持ちのために仕事をしている。一般庶民の暮らしのことを考えていない。…消費税を下げるということは一言も言わないし、累進率を高めるということも言わない。大企業の法人税を高めましょうということも言わない」
続いて、「お好み焼き」が冷めないうちに解散総選挙に打って出た岸田政権を「冷めたお好み焼き」と表現し、箸でトッピングをはじくと下にある「安倍麻生」という生地が出てくると喝破しています。
さらに、重要な指摘は、岸田政権が「党高政低」の政権、つまり、自民党が強くなって政権が弱い政権だといいます。その強い自民党中で政策を立案するのが、高市早苗政調会長だといいます。
「このまま行くと、自民党中で、戦争のためには命を捨てることを厭わない国民を育てる、そういう教育を始める」と前川氏は憂慮します。
「安倍さんや高市さんの思想はそういう思想ですから」と前川氏は指摘します。
岸田政権が安倍麻生の傀儡政権であり、自民党の政策立案の中心に、高市早苗元総務相がいるという事実は、改憲という安倍元総理の野望を考えたとき、非常に重要な意味をもちます。
前川喜平元文科事務次官の後にマイクを握った菅直人元総理は、元文科事務次官の前川氏のこうした発言の勇気を称えて3点を述べました。
1つは、内閣法制局長官というポストが、安倍政権で政権に近い外務省の小松一郎元駐仏大使をトップにつけてから政権に都合の良い憲法解釈を行う忖度ポストに堕落してしまったこと。
2つ目が安倍政権以来、「えこひいき」政権になってしまったこと。えこひいきは、えこひいきから外された人にとっては大変な損失であること。今の政権はえこひいきで固めている政権だという指摘です。
3つ目が、若い人の奨学金が、「奨学金」ではなく、「官製ローン」に変質して、大学を卒業すると1000万近い借金を背負って社会に出る人も少ないこと。これが少子化の背景の一つにあるとの指摘です。
こうした指摘の上で、菅氏は、「安倍政権から続く岸田政権を、一回、政権の座から降ろしましょう」と強調しました。
前川氏、菅氏ともに、現在、国民が直面させられている問題を分かりやすくえぐって非常に聴きごたえのあるスピーチになっています。
この全編動画は、後日アップする予定ですので、ぜひご覧ください。URLはIWJのホームページ、ツイッターでお知らせします。
■<取材報告4>選挙争点は「日本の未来に対して責任を取る覚悟があるのか、ないのか」!? 具体的な政策は「足立区の大規模な開発計画」!? 「政権選択選挙」というキーワードは、自民党の危機意識の現れ! ~自由民主党 土田慎候補(東京13区)(「A」ランク)街頭演説―応援弁士:麻生太郎副総裁
昨日、午後4時過ぎ、北千住駅西口で、自由民主党の土田慎候補(東京13区)(「A」ランク)の街頭演説会がありました。
ここは、共闘が成立せず、対立候補として、立憲民主党の北條智彦候補、共産党の沢田真吾候補の2人が出馬しています。全員が新人です。
土田慎候補は、2021年8月4日に衆議院議員総選挙に立候補せず引退する意向を表明した鴨下一郎元環境大臣の後任として東京13区に自民党が送り込んだ若干30歳の候補です。
しかしながら、鴨下元大臣の集票基盤を上手く引き継いだことが窺われます。ただし、時系列に支持率を見ると、土田候補は4月下旬の40.9%、8月下旬の37.9%、10月初旬の37.4%と、少しずつ落ちてきています。
とはいえ、土田慎候補は、野党の2名の候補を支持率で引き離しており、やはりここは、野党共闘が組めなかった野党が勝利するのは難しいと言わざるをえません。
土田候補の考える選挙争点は、「日本の未来に対して責任を取る覚悟があるのか、ないのか」という極めて抽象的なものにとどまっています。
政治家の本当にやるべきことは「お金をばらまくのではなく、日本の将来を見つめて何が本当に必要なのか、国民一人一人から聞いて、それを集めてしっかりと日本の将来の構想を提示していく」ことだとしています。
選挙の前の、国民に信を問う時にこそ、「日本の将来の構想」を示すべきです。なのに、その将来の具体的な構想もそれを実現する政策もまったく提示しようとしません。言質をとられたくない、地盤さえ引き継げばいい、ということなのでしょうか? 本当にこれで政治家をやるというのでしょうか?
唯一、土田候補が言及したのが、「足立区はエリアデザイン計画で、地域の大規模な開発計画がある」「私、土田慎と足立区自民党はスクラムを組んでどういう足立区を作って行きたいのか提示する構想がある」と述べたことです。
これは大企業のための自民党十八番の選挙の前の、再開発利権構想です。
「日本の未来のために仕事をさせてください」と土田候補は結びましたが、こんな空疎な言葉しか口にできない候補に投票するとしたら、日本の将来を昏くするだけではないでしょうか。
こうした土田候補の未熟さいい加減さを補うべく、自民党が応援弁士として投入したのが、さらにいい加減な大物、麻生太郎副総裁(「A」ランク)でした。
※【IWJ号外!1】スクープ! IWJは自民党の『マル秘』調査資料を独自入手! 衆院選挙直前の289の小選挙区の詳細な分析データで、 注目の選挙区の支持率を公開! 2021.10.20
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※【スクープ号外!2】日刊IWJガイド「スクープ! IWJは自民党の『マル秘』調査資料を独自入手! 289小選挙区の詳細な分析データで、候補者の当確予測をランク付け!! 注目の選挙区分析を公開! 第2弾 北陸信越、東海、近畿編」 2021.10.20
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※【号外!3】スクープ! IWJは自民党の「マル秘」調査資料を独自入手! 289小選挙区の詳細な分析データで、候補者の当確予測をランク付け!! 注目の選挙区分析を公開! 第3弾 中国、四国、九州・沖縄編 2021.10.21
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「若干30歳、俺の半分以下だよ。こうした若い人を時間をかけて育ててゆくのが政権政党としての責任だと考えています」と麻生副総裁は言いますが、土田候補のスピーチから分かるのは、やりたいことややるべきことがあるのではなく、ただ単に、自民党政治家になって権力を手にして利権にありつきたいという欲望だけです。
そういう欲望を持った若い人を、大企業とお金持ちの代理人として、育てて利用するというのが、麻生副総裁の言う政権政党の責任ということでしょう。
麻生副総裁は、今回の選挙を次のように述べています。
「総選挙、総選挙と言いますが、なぜ、衆議院だけ総選挙なんですか。参議院はなんで総選挙と言わない? 同じ国政選挙ですが、参議院は通常選挙という。衆議院は政権選択をする選挙なんです。参議院で勝っても政権が取れることはありません。衆議院で勝たなければ政権は取れません」
ここにも、「政権選択選挙」というキーワードが出てきます。しかし、2017年に圧勝した前回の衆議院選挙のときには、「政権選択選挙」と自民党は強調しませんでした。当時の安倍晋三総裁が強調したのは「この国を守り抜く」でした。
麻生副総裁の言葉は、野党連合が成立し、接戦になっている選挙区が激増した現実を反映していると思われます。
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本日も1日よろしくお願いします。
IWJ編集部(岩上安身、城石裕幸、千浦僚、渡会裕、尾内達也、中村尚貴)
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