2021年10月19日(火)、衆院選の公示日、午前11時より、東京都新宿区のJR新宿駅南口にて、立憲民主党前衆議院議員・手塚よしお氏の街頭演説が行われ、れいわ新選組・山本太郎代表の第一声の街宣が行われた。
山本代表は、「25年のデフレ不況の中にコロナ禍がやってきた」という認識をもとに、コロナの徹底対策と同時に、デフレという地盤沈下を土台から作り直すと訴えた。その方法論は、「消費税廃止」である。これによって、日本経済の屋台骨である中小企業を元気にするというものだ。
「消費税は社会保障の一部しか使われていない。消費税が上がるたびに大企業への法人税が下げられ、消費税が上がるたびに、金持ちへの所得税が下がり続けた。消費税は、組織票と企業献金で(自民党に)貢献してくれた方々への穴埋めとして使われています。こんな馬鹿な話ありますか。
私たちれいわ新選組のやりたいことは何か。コロナの徹底対策は当たり前。それと両輪で25年のデフレを吹き飛ばす。この地盤沈下をしっかりと土台から作り直す経済政策、徹底した国の積極的財政を推し進めたいと考えています。
その中の一つ。消費税は廃止です。社会保障にもほとんど使われておらず、自分たちの利害関係者を得させるための税制、こんなものは止めるしかない。
一番苦しんでいるのは誰? 中小企業です。『消費税、今度上がるんですけれども、価格に転嫁させていただきたいんですけれども』と、下請けが大企業相手に、そんなこと言えますか?『価格に転嫁するんだったら、もうお前たちとの取引は止めさせていただく。他を探す』そんなことを言われれば、自分たちで背負うしかないんですよ。
日本の国内においての税が払えないという状態、税の滞納の6割を占めるのが消費税。税制としてとしてすでにまわっていなんですよ。
消費税を止めれば日本の中小企業が力を取り戻す。日本国内の企業のうち中小企業が占める割合99.7%、そこに雇用される労働者は7割。地方都市に行けば、8割、9割、まさにこの国の屋台骨。ここを元気にする。当たり前の経済政策がこれまで取られてこなかった。今こそやるべき消費税廃止」
山本代表は、演説の最後にこう訴えた。
「この国の真のオーナーはあなた。この国に生きるあなたがこの国のオーナー。
にもかかわらず、そのオーナーたち、選挙のときには50%の票を捨ててしまう。最大勢力ですよ。50%の投票をあきらめた人たちとも力を合わせて、この死にたくなる社会、10代から30代までの死因の一位が自殺という、『この世が地獄』という現在の社会を変えていける! どうか力を合わせたい!」