日刊IWJガイド・非会員版「安倍総理がコロナ理由に憲法『緊急事態条項』訴え!! 同僚の性暴力被害者・元大手新聞女性記者への岩上安身インタビュー本日午後6時配信」2020.5.3日号 ~No.2789号


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
┠■はじめに~安倍総理がコロナ禍を理由に憲法への「緊急事態条項」創設を訴える!! 「性暴力はメディア業界にはびこっている!! 記者クラブメディアの『病んだ労働環境』が性暴力を生む!! ~岩上安身によるインタビュー第993回 ゲスト 同僚からの性暴力被害者・元大手新聞女性記者Aさん」を本日午後6時から配信します!!
┠■【中継番組表】
┠■専門家会議提言 人と人との接触が、東京や大阪を中心とした都市部で4割から6割減にとどまる!? 30代以上の働き手の日中の接触が抑制しきれていないことが壁!? 政府や専門家会議の責任は!?
┠■<ニュース・フラッシュ>
┠【1】金正恩氏が3週間ぶりに公の場に登場 国営朝鮮中央通信が報道
┠【2】小池知事が定例会見で逆ギレ!? 「緊急事態宣言が長引くのは皆さん一人の行動の結果」!? まずは信じ込んでしまった専門家会議のドグマを健全に疑うことからやり直しを!
┠■WHO事務局長上級顧問の渋谷健司医師が、実際の感染者は発表されている数の10倍と断言! 韓国のコロナ対策の成功は、「検査と隔離」を徹底して行ったこと、日本でも「検査と隔離」を徹底すべきと提言! 4月23日外国特派員協会(FCCJ)での英語による会見の日本語版サマリー記事をアップしました!
┠■<本日の再配信>本日午後8時半より「電機産業は崩壊!? 凋落する日本のものづくり!~岩上安身によるインタビュー 第945回 ゲスト『「空洞化」と「属国化」 ― 日本経済グローバル化の顛末』著者 名古屋経済大学・坂本雅子名誉教授(後編)」を再配信いたします!
┠■改憲による緊急事態条項導入で「安倍独裁」は不可避!! にもかかわらず、世論調査では51%が緊急事態条項に賛成と回答! 正確な情報が今こそ必要です! 全力で「安倍独裁」阻止のために戦うIWJをご支援ください! 4月のご寄付・カンパは目標額の54%にとどまりました! 5月のご寄付・カンパの目標額は727万5724円となります! よろしくお願いします! 
┠■身近なコロナ体験を是非IWJにお寄せください!
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■はじめに~安倍総理がコロナ禍を理由に憲法への「緊急事態条項」創設を訴える!! 「性暴力はメディア業界にはびこっている!! 記者クラブメディアの『病んだ労働環境』が性暴力を生む!! ~岩上安身によるインタビュー第993回 ゲスト 同僚からの性暴力被害者・元大手新聞女性記者Aさん」を本日午後6時から配信します!!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 本日5月3日の憲法記念日に、憲法改正派が開くウェブ会合「憲法フォーラム」で、安倍晋三総理がビデオメッセ―ジを寄せ、「新型コロナウイルスの感染拡大を受け、憲法を改正して『緊急事態条項』を創設する必要性」を訴えることが判明しました。

※「緊急事態条項」の必要性に言及 安倍首相の「改憲メッセージ」判明(産経新聞、2020年5月2日)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200502-00000550-san-pol

 「憲法フォーラム」は、ジャーナリストの櫻井よしこ氏が共同代表を務め、「日本会議」が関与する「美しい日本の憲法をつくる国民の会」などが主催する催しです。

 この報道に対して、岩上安身は以下のツイートをしました。

 「やはり。安倍政権は、コロナと本気で戦う気はありません。国内の危機的状況を悪用して緊急事態宣言をし、にもかかわらず危機を脱出できないのは、改憲によって緊急事態条項を導入していないからだ、という話にもっていく算段です。『読めたぜ、腹ん中、この悪党』と座頭市なら、つぶやく場面でしょう」

※岩上安身のツイート(2020年5月3日)
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1256635088168599553

 「なぜ、座頭市?と不思議に思う方がいたら、お気になさらず。巣篭もりで、仕事以外の息抜きに古い映画を観ており、たまたまここのところ勝新にハマってしまっていた、というだけのことです。『座頭市」と『兵隊やくざ』シリーズ。どちらも最高です」

※岩上安身のツイート(2020年5月3日)
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1256635807604994049

 IWJでは「緊急事態条項」の危険性を指摘し続けており、特集を組んでいます。ぜひご覧ください。

※これこそ「ナチスの手口」!9条を含めすべての現行憲法秩序を眠らせ、日本改造を行う「緊急事態条項」 この上ない危険性!!
https://iwj.co.jp/wj/open/%E7%B7%8A%E6%80%A5%E4%BA%8B%E6%85%8B%E6%9D%A1%E9%A0%85%E7%89%B9%E9%9B%86

 また、フェイスブック上で、岩上安身責任編集による公開グループ「ヤバすぎる緊急事態条項の改憲発議を阻止する会」を掲載しています。

※ヤバすぎる緊急事態条項の改憲発議を阻止する会(フェイスブック・ページ)
https://www.facebook.com/groups/337211516972771/

 さらに、岩上安身が澤藤統一郎弁護士と梓澤和幸弁護士を迎え、自民党の憲法改正案と日本国憲法を1条ずつ比較して、その危険性を検証した書籍、『【増補改訂版】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』を、下記にて販売しています。ぜひお読みください。

※【増補改訂版】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く(IWJ書店)
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=169

◇「性暴力はメディア業界にはびこっている!! 記者クラブメディアの『病んだ労働環境』が性暴力を生む!! ~岩上安身によるインタビュー第993回 ゲスト 同僚からの性暴力被害者・元大手新聞女性記者Aさん」を本日午後6時から配信します!!

 昨年12月19日、ジャーナリスト伊藤詩織さんが、元TBSワシントン支局長で安倍総理ヨイショ本「総理」の著者・山口敬之氏に準強姦されたと訴えていた民事裁判で勝訴しました。東京地裁は、「同意がないまま性行為をした」として、山口氏に慰謝料330万円の支払いを命じました。

※「勝訴したからといってこのことがなかったことにはならない」「今まで出てこなかった証言、証拠を見ていただける機会ができた」~12.18伊藤詩織氏(フリージャーナリスト)民事裁判 判決後のコメント 2019.12.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/463931

 しかし山口氏は1月6日、この判決を不服として東京高裁に控訴。現在も裁判は継続しています。

 伊藤さんは2015年4月、自身の就職やアメリカの就労ビザについての相談のため、東京都内で山口氏と会食。会食での飲酒後に記憶を失い、ホテルで同意のない性行為を強要されたといいます。伊藤さんは準強姦容疑で警視庁に被害届を提出したものの、東京地検は嫌疑不十分として、不起訴を決定。その後、2017年に伊藤さんは記者会見を行い、「望まない性行為で精神的苦痛を受けた」として民事訴訟を起こしていました。

※元TBS記者の山口敬之さんが控訴。伊藤詩織さんとの裁判で「法に触れる行為は一切していない」として控訴する意向を示していた。(ハフポスト日本版、2020年1月7日)
https://www.huffingtonpost.jp/entry/news_jp_5e12eb15c5b6b5a713bd3153

 伊藤さんの事件は、社会的信用の高いメディア業界において珍しく起こった性暴力事件だととらえている方が少なくないのかもしれません。

 しかしながら、なんと性暴力はメディア業界全体に広くはびこっており、むしろ「女性がセクハラや性暴行を受けるリスクの高い業界」だというのです。

 岩上安身は、実際に社内で性暴力被害にあった、元大手新聞の女性記者Aさんに匿名でのインタビューを行いました。「メディア界は性暴力を受けるリスクが高い」というのは、Aさんの証言です。本日、その模様を午後6時から録画配信します。

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【録画配信・IWJ_YouTube Live】18:00~
「性暴力はメディア業界にはびこっている!! 記者クラブメディアの『病んだ労働環境』が性暴力を生む!! ~岩上安身によるインタビュー第993回 ゲスト 同僚からの性暴力被害者・元大手新聞女性記者Aさん」
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
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 Aさんはおよそ10年前に7大新聞のうちの1つ、いわゆる「右寄り」の新聞社に入社。研修を受け、地方支局に配属された後、わずか5か月後に支局の同僚の男性から性的暴行を受けました。

 男性はAさんよりおよそ7歳年上で既婚者。しかしながら、Aさんは男性から2人きりでのご飯やデートに誘われたり、夜中の11時ごろに急に家に訪ねて来られたりしたといいます。Aさんは支局長やデスクに対し、男性の行動を注意するよう願い出たものの、全く対応をしてくれなかったといいます。

 事件が起こったのは、夜中に警察から送られてくるファックスを取るためにAさんが支局に深夜1人で当直として待機していた時に起こりました。支局の仮眠部屋には簡易な鍵しかなく、しかも男女兼用で、Aさんは泥棒などが入ってきたときのために金属バットを持たされて部屋で眠っていたと言います。男性はAさんが当直をしている時に仮眠部屋に侵入して添い寝のようなことをしており、事件が起きた時も同様の状態だったといいます。

 Aさんはその後うつ病になり、地方局長や本社の人事部に直談判しに行きました。しかしながら、そこで言われたのは、「あんたがヤりたかったんでしょ」、「そんな男食っちゃえ」という言葉。「どうせなら性的な関係になってしまえ」、「性暴力は『飲みこめ』、『騒ぐな』、『消化しろ』」という意味のことを伝えられたといいます。Aさんは「そちらの方がもっとつらかった。セカンドレイプされたようなものだった」と述懐します。

 Aさんは記者クラブメディアにはびこる性暴力の背景には、「右寄り」も「左寄り」も関係なく、記者クラブ制度が根本的な問題として存在していると指摘します。

 そもそも、24時間記者を拘束し、警察から送られてくるファックスを待ち構えておく必要がなぜあるのでしょうか。というのも、多くの新聞記者は、記者クラブに所属し、他社の記者たちと足並みを揃え、同じ情報源・同じ情報を元に記事を書きます。「特落ちしてはいけない」。その強迫観念から、必要もない長時間労働をすることになります。しかも、大手の記者クラブメディアにおいて、記者たちは裁量労働制のもと、残業代を全額支払われることなく、超長時間労働を強いられています。こうした記者クラブメディアの実情はタブーであり、新聞・テレビは当然、報じませんから、世の多くの人が、こんな労働環境にあるのか、という事実を知りません。

 この軍隊のような病んだ労働環境が、男性職員のメンタルヘルスを壊し、弱い立場にある女性にそのはけ口が向かうと、Aさんは指摘しました。「パワハラとセクハラの構造は同じ」とAさんは語ります。

 Aさんのいた会社では過労死が頻繁に起こっていたといいます。実際、男女を問わず、1カ月に2回は訃報が届き、30代や40代の記者が心不全や心筋梗塞で亡くなったといいます。Aさんと同時期に入社した女性も、高速道路を車で走行中にガードレールに衝突して即死しました。全く睡眠時間を取れていなかったことが原因で、入社してわずか半年後の出来事だったといいます。

 Aさんは、岩上安身のインタビューに応じて、性暴力がはびこる記者クラブメディアの世界の問題を1時間半にわたって語っていただいています。ぜひ配信をご覧ください。

 また、明日5月4日に再配信予定の、「『咽頭がん手術で声帯を失う前にIWJで日本の記者クラブ問題を話したい!』岩上安身によるインタビュー 第988回 ゲストジャーナリスト浅野健一氏 2020.3.27」でも、「日本の記者クラブ問題を話したい!」という浅野氏のたっての希望で、この問題について当事者の立場から詳しく語っていただきました。こちらもぜひご覧ください。配信時間などの詳細は明日の日刊をご参照ください。

 これまでIWJが報じてきた性暴力関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。

※タグ: 性的暴力
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%80%a7%e7%9a%84%e6%9a%b4%e5%8a%9b

 これまでIWJが報じてきた記者クラブ問題関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。

※タグ:記者クラブ問題
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E8%A8%98%E8%80%85%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%96%E5%95%8F%E9%A1%8C

※特集 記者クラブ問題
https://iwj.co.jp/wj/open/%E8%A8%98%E8%80%85%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%96

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◆中継番組表◆

**2020.5.3 Sun.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【タイムリー再配信 648・IWJ_YouTube Live】15:00~「ワイマール憲法下のドイツがヒトラーを生んだ。この教訓は全ての国の人が学ぶべき!ナチスの手口に学んだ憲法改正はいけない!~4.17前文部科学事務次官 前川喜平さん講演会 『憲法とわたし』」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501

 2018年4月に収録した、「前川喜平さん講演会実行委員会」主催の講演会を再配信します。これまでIWJが報じてきた前川喜平氏関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%89%8d%e5%b7%9d%e5%96%9c%e5%b9%b3

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/418500
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【録画配信・IWJ_YouTube Live】18:00~「性暴力はメディア業界にはびこっている!! 記者クラブメディアの『病んだ労働環境』が性暴力を生む!! ~岩上安身によるインタビュー第993回 ゲスト 同僚からの性暴力被害者・元大手新聞女性記者Aさん」
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

 実際に会社の中で、社の同僚男性記者に強姦未遂という重大な性暴力被害にあった元大手新聞の女性記者Aさんに、岩上安身が匿名でのインタビューを行いました。その模様を録画配信します。これまでIWJが報じてきた性暴力関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%80%a7%e7%9a%84%e6%9a%b4%e5%8a%9b
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【タイムリー再配信 649・IWJ_Youtube Live】20:30~「電機産業は崩壊!? 凋落する日本のものづくり!~岩上安身によるインタビュー 第945回 ゲスト『「空洞化」と「属国化」 ― 日本経済グローバル化の顛末』著者 名古屋経済大学・坂本雅子名誉教授(後編)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501

 2019年6月に収録した、岩上安身による名古屋経済大学名誉教授・坂本雅子氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた経済関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/economy

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/450800

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◆中継番組表◆

**2020.5.4 Mon.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【タイムリー再配信 650・IWJ_YouTube Live】16:00~「4・29『昭和の日』を問う京都集会 天皇の代替わりにあたり、主権在民を考える『民主主義と天皇制、そしてオリンピック』―講師 鵜飼哲氏・一橋大学特任教授」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501

 2018年4月に収録した、「京都『天皇制を問う』講座実行委員会」、「『建国記念の日』不承認2・11京都府民のつどい実行委員会」主催の集会を再配信します。これまでIWJが報じてきた鵜飼哲氏関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e9%b5%9c%e9%a3%bc%e5%93%b2

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/419523
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【もう一度観たい!IWJ蔵出し傑作選!シリーズ特集・タイムリー再配信 1・IWJ_YouTube Live】19:00~「岩上安身による単独インタビュー 第80回 ゲスト小沢一郎 衆議院議員」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501

 2010年12月収録の、岩上安身による小沢一郎 衆議院議員インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた小沢一郎氏関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/ozawaichirou

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/692
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【 日本の食が危ない!種苗法改正案審議を許すな!シリーズ特集・タイムリー再配信 2・IWJ_Youtube Live】 21:00~「遺伝子組み換え作物と除草剤『ラウンドアップ』でラットに腫瘍が多発! 国家も学会もメディアも支配し富を収奪するモンサントの正体! 岩上安身によるインタビュー 第966回 ゲスト カーン大学教授ジル=エリック・セラリーニ氏」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501

 2019年11月収録の、岩上安身によるカーン大学教授ジル=エリック・セラリーニ氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた遺伝子組み換え問題関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e9%81%ba%e4%bc%9d%e5%ad%90%e7%b5%84%e3%81%bf%e6%8f%9b%e3%81%88%e5%95%8f%e9%a1%8c

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/459999

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

補正予算成立とそのほかの報告。妊婦さん用マスクの不良は約1割もあった!遅れて始まり、質疑応答も短く切り上げた逃げ腰会見~5.1加藤勝信厚生労働大臣 定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/473682

保護者や介護・介助者が新型コロナウイルスに罹患した場合、入院・宿泊療養に専念するための子供や高齢者、障害者、などの生活をサーポートするプログラムを公表!~5.1小池百合子・東京都知事 定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/473690

「今、経済は大変なことになっている。苦しい思いをされている方々の雇用と生活をしっかり守る。それが安倍政権の最重要課題!?できるだけ早く補正予算を成立させたい!!」~4.28 西村康稔 経済再生担当大臣定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/473537

IWJ記者「参院本会議で安倍総理はコロナウイルス感染者数を把握していなかった。総理は感染者数に興味がない?」西村大臣「重要なのは新規感染者数。総理の頭にすべて入っている」~5.1西村康稔 経済再生担当大臣定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/473683

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■専門家会議提言 人と人との接触が、東京や大阪を中心とした都市部で4割から6割減にとどまる!? 30代以上の働き手の日中の接触が抑制しきれていないことが壁!? 政府や専門家会議の責任は!?

 政府の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議は、1日の記者会見で、感染は収束に向かいつつあるものの、現時点では人と人との接触を8割減少させることができておらず、行動自粛を今後も継続すべきだと提言しました。

 専門家会議による分析結果によると、30代以上の働き手の日中の接触が抑制しきれておらず、東京や大阪を中心とした都市部では、4割から6割減にとどまっていることが明らかになりました。

※接触4~6割減どまり 東京・大阪、通勤移動なお 新型コロナ専門家会議分析(日本経済新聞、2020年5月1日)
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO58710660R00C20A5EA2000?n_cid=NMAIL006_20200502_A&s=5

 専門家会議は、1日当たりの新規感染者数、1人の感染者が平均何人に移すかを示す「実効再生産数」、感染者が2倍になるまでの時間を示す「倍加時間」といった指標から、国内の感染状況について分析しました。

※新型コロナウイルス感染症対策専門家会議「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」(厚生労働省、2020年5月1日)
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000627254.pdf

※「長丁場前提に新しい生活様式を」専門家会議提言(NHK NEWS WEB、2020年5月1日)
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/view/detail/detail_07.html

 専門家会議は、主に以下の分析結果を示しました。

 1.全国での1日当たりの感染者が、緊急事態宣言が発令された直後の4月上旬に約700人にのぼっていたものの、最近は200人前後である。

 2.「実効再生産数」が、全国では3月下旬の「2」から、4月10日に「0.7」に減少。東京でも3月中旬の「2.6」から4月10日に「0.5」に減少しており、いずれも流行が収まりつつあることを示す「1」を切っている。

 3.東京都における「倍加時間」が、4月上旬の「2.3日」から、4月下旬に「3.8日」に減少している。

 専門家会議は以上の3点から、「新規の感染者数が減少傾向に転じて」おり、「緊急事態宣言や市民の様々な協力を含めた一連の対策の成果が現れはじめていることは確かだ」と結論付けました。

 一方で、3月20日ごろからの感染者数の急増のスピードと比較しても減少スピードは緩やかであるため、いまだ予断を許さない状況であると指摘されました。また、全国データの減少が大都市圏データ減少に比べて鈍いことも指摘されました。

 正直、首をかしげざるを得ません。PCR検査数が諸外国と比べケタ違いに少なく、その数少ない検査における陽性率が、東京では20%にも登っているのに、なぜ「新規の感染者数が減少傾向に転じている」などと、判断することができるのでしょうか。これでは感染拡大はすでにピークアウトしたと、多くの人々が思い込んでしまいかねません。

 専門家会議はこうした疑問に対して、「医師が必要と判断した場合及び濃厚接触者を中心にPCR等検査を実施してきたため、感染者の全てが把握されているわけではない」と認めつつも、「検査件数が徐々に増加している中で、陽性件数は全国的に減少傾向にあること、また、東京などで倍加時間が伸びていることなどから、新規感染者数が減少の傾向にあることは間違いない」と反論しました。

 岩上安身がたびたびインタビューを行っている医療ガバナンス研究所理事長・上昌広医師は、これについて以下のように反論しています。

 「専門家会議の記者会見を聞いて驚きました。感染者の数を根拠に感染が落ち着いたと結論しているからです。図は検査数と陽性率を同時にプロットしたものです。検査数が増えるとともに、陽性数も増え、興味深いことに陽性率も上昇しています。これで感染が制御されたというのでしょうか?」。

※上昌広氏 ツイート(2020年5月2日)
https://twitter.com/KamiMasahiro/status/1256245937841700865

 岩上安身による上医師へのインタビューは、以下からご覧になれます。

※パンデミック前夜!? 日本人の間で感染爆発!? 2月13日からフェイズが変わった!「不要な」水際対策で「ダイヤモンド・プリンセス」が犠牲に!~岩上安身によるインタビュー 第983回 ゲスト 医療ガバナンス研究所理事長・上昌広氏 2020.2.16
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/467819

※新型コロナウイルス感染症対策専門家会議は帝国陸海軍体質の「情報非開示」と「自前主義」のせいで民間検査が進まない!? 岩上安身によるインタビュー 第986回 ゲスト 医療ガバナンス研究所理事長・医学博士 上昌広氏 第2弾 2020.3.9
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/469463

※PCR検査をしなかったことが感染の蔓延を招いたのは明らか! 緊急事態宣言の全国拡大は不適切で無責任! ~ 4.21 岩上安身によるインタビュー 第990回 ゲスト 医療ガバナンス研究所理事長上昌広医師 第3弾 2020.4.21
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/473266

 また、専門家会議は、市民の「行動変容」についても調査結果を公表しました。NTTドコモなどから提供された携帯の位置情報を利用して、年齢別に接触頻度を分析。東京・渋谷駅周辺と大阪・難波駅の半径1キロ圏内を対象に、緊急事態宣言前の1月17日と4月24日(いずれも金曜日)を比較しました。

 その結果、年齢別に見ると、10~20代の若者については昼夜問わず接触頻度が80%以上減少した一方で、30代以上はそれに達していないことが明らかになりました。

 また、時間帯別に見ると、渋谷駅周辺の平日の昼間と夕方以降の接触はそれぞれ49%減と62%減、難波駅も29%減と41%減となり、いずれも昼間の減少幅が小さい結果となりました。仕事中オンタイムに人と接触し、夕方以降のおそらくはオフタイムには接触を比較的避けている、という傾向がうかがえます。

 さらに、地域間の移動に伴う接触頻度についても、関東1都6県(東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬)と関西の2府4県(大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀、和歌山)で調査が行われました。結果として、減少率は3~5割にとどまることが多いことが明らかになりました。これも、オフィスの集中する都心部と、ベッドタウンの広がる郊外との往復が避けられない現実を示していると思われます。

 専門家会議は、提言の結論として、都心へ通勤する生産年齢人口の接触頻度が、人と人との接触を8割削減の実現を阻む「壁」になっているとしました。

 こうした専門家会議の提言について、日本経済新聞は「ウイルスとともに生きる努力を社会に強く訴えた」とまとめており、人類が新型コロナウイルスのワクチンも特効薬も手にしていない現段階で、コロナとの「共生」がまるで可能であるかのような、文章を掲載しています。明らかに読者をミスリードするものです。(それ自体にも疑念があります)

 企業が休業できず、社員が出勤せざるをえないのは、政府が「休業補償はしない」と断言しているからであり、そうした政府の政策に対する根本的な批判は一切ありません。専門家会議は偽善的で、閉鎖的であるだけでなく、政権に対してだけは媚びへつらう姿勢があからさまです。

 そもそも専門家会議的な集団は、信頼に値する集団なのでしょうか? 疑念がますます強まってきたように思われます。科学者・医学者の集団だとされますが、彼らは、データを独占し、データを公開せず、査読に耐える論文を書かず、国内外の外部の科学者・医学者との、まともな知的議論にも応じようとしていません。

 きわめて閉鎖的で、サイエンティストというよりも、国家の官僚然とした態度に終始しています。科学者には科学者としてふさわしい、論理的な科学的現実に忠実であるという、態度が求められるのです。

 そもそも今回の専門家集団の報告は、感染拡大が止まらない理由は、彼らが掲げた「8割削減」という目標に対して未達だからであり、その責任は、通勤を避けられない社員らにある、と責任転嫁しているように聞こえます。野党議員からも、政治的に「中立」であるべき専門家会議に対する不信感が表明されつつあります。

※ここから先は【中略】とさせていただきます。ご覧になりたい場合は、ぜひ、新規の会員となって、あるいは以前、会員だった方は会費の納入を再開してください! 会員へのご登録はこちらからお願いいたします。

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

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【中略】

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 根拠のない独断を、ドクサと呼びます。こうしたあらゆるドクサを疑い、批判的に吟味する思考こそ科学的懐疑主義であり、科学的精神というべきものです。「PCR検査を抑制しないと医療崩壊する」「対人接触を8割制限しないと42万人死ぬ」といった断定が、科学的批判にさらされた時、その論拠を示す義務が、専門家会議や厚労省クラスター班に連なる専門家たちにはあるはずです。そうでない場合、それらは単なるドクサから批判すら受け付けないドグマ(教義)へと成り下がります。

 もちろん、「政府や専門家会議らを批判してはならない。今は国民が一致団結する時だ、国難を超えるには挙国一致だ」といった暴論が、健全なる懐疑を必要とする科学的思考、科学的精神からかけ離れたものであることは言うまでもありません。ドグマを錦の御旗として振りかざすのは悪い意味の政治屋のすることであって、科学者のすべきことではありません。

 また、我々が脅かされている新型コロナウイルスとの戦いに、ドグマを振りかざしたところで勝てる見込みは全くありません。時間と資源を浪費するばかりです。ウイルスとの戦いに臨んで、できるだけ人的にも経済的にも犠牲を最小にして勝ち抜こうと思うのであれば、ドグマにしがみつくのではなく、開かれた科学的な思考と科学に立脚した技術を武器に戦うほかはありません。ほかに武器はないのです。

■<ニュースフラッシュ>

【1】金正恩氏が3週間ぶりに公の場に登場 国営朝鮮中央通信が報道

 北朝鮮の国営朝鮮中央通信は2日、最高指導者・金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が1日、平安南道・順川にある肥料工場の竣工式に出席したと報じました。

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【2】小池知事が定例会見で逆ギレ!? 「緊急事態宣言が長引くのは皆さん一人の行動の結果」!? まずは信じ込んでしまった専門家会議のドグマを健全に疑うことからやり直しを!

 東京都の小池百合子知事が5月1日の定例会見で、「緊急事態宣言が延長されることになった原因は何か」という記者の質問に対し、明らかに不機嫌な態度で答えたことが波紋を呼んでいます。

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■WHO事務局長上級顧問の渋谷健司医師が、実際の感染者は発表されている数の10倍と断言! 韓国のコロナ対策の成功は、「検査と隔離」を徹底して行ったこと、日本でも「検査と隔離」を徹底すべきと提言! 4月23日外国特派員協会(FCCJ)での英語による会見の日本語版サマリー記事をアップしました!

 WHO上級顧問の渋谷健司医師が4月23日に外国特派員協会において、記者ブリーフィングを開き、IWJは録画配信しました。しかし、このブリーフィングは全編英語であったため、多くの方が理解できずにいました。そこでその内容を、サマリー記事にまとめました! 昨晩、アップいたしましたので、ぜひ以下のURLから御覧ください!

※実際の感染者は発表の10倍!? 無症者の感染拡大は「検査と隔離」の徹底をするしかない!民間の大学や研究所へ要請を行い一早いPCR検査の拡充を!~ 4.24渋谷健司氏がオンライン記者ブリーフィング 2020.4.23
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/473369

 渋谷医師は、データから読み取れる日本の感染状況と、国が公表するデータが不十分であることについて説明し、無症者や症状が出る前の感染者への認識と、PCR検査について、公共衛生の専門家と現場の医師で、意見の相違があることについて、発言を行いました。

 また、日本はコロナウイルスによる死者数が少ないことから、感染対策に成功していると言う意見に、「とても慎重にならなければいけない」と、疑問を投げかけ、インフルエンザが大きく流行していないのに、2月初旬から超過死亡が見られているとする感染研のデータを用い、「(2月初旬に1週間に)20人から50人が超過死亡しており、この一部がコロナによると見ることができる」と説明しました。

 日本が、水際作戦とクラスター対策を中心に行ってきたことに、今後は、「検査と隔離」の原則を徹底する方がいいとの見解を示し、慶應大学で無症者を検査したところ6%の感染者がいたという研究結果や、イタリアで、感染の43%が無症者によるものであったことなどをあげ、水際作戦とクラスター対策では、このような無症者の感染拡大を止めることができない、と発言しました。

 検査を拡充した場合、感染者がどのくらい増える見込みがあるかと聞かれ、少なく見積もっても、実際の感染者は発表されている数の10倍はいると答えたとのことです。

 また日韓のコロナ対策の違いを聞かれ、「基本的に韓国のこれまでの成功の主な原因は、『検査と隔離』を徹底して行ったことにあります」と答え、日本でも大学や民間の研究室で使われるPCR検査装置を使えば、PCR検査のキャパシティは大幅に増やすことができると説明しました。くわしくは、ぜひ記事を御覧ください。

※実際の感染者は発表の10倍!? 無症者の感染拡大は「検査と隔離」の徹底をするしかない!民間の大学や研究所へ要請を行い一早いPCR検査の拡充を!~ 4.24渋谷健司氏がオンライン記者ブリーフィング 2020.4.23
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/473369

 なお、渋谷医師のブリーフィング全編を日本語に訳し、フルテキスト記事と、日本語字幕入り全編動画も近日中にアップします! ぜひIWJをご支援ください!

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■<本日の再配信>本日午後8時半より「電機産業は崩壊!? 凋落する日本のものづくり!~岩上安身によるインタビュー 第945回 ゲスト『「空洞化」と「属国化」 ― 日本経済グローバル化の顛末』著者 名古屋経済大学・坂本雅子名誉教授(後編)」を再配信いたします!

 昨日の「前編」に引き続き、本日午後8時半より、2019年6月17日に収録した「電機産業は崩壊!? 凋落する日本のものづくり!~岩上安身によるインタビュー 第945回 ゲスト『「空洞化」と「属国化」 ― 日本経済グローバル化の顛末』著者 名古屋経済大学・坂本雅子名誉教授(後編)」を、公共性に鑑み、全編フルオープンで再配信したします。

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【タイムリー再配信 649・IWJ_Youtube Live】20:30~「電機産業は崩壊!? 凋落する日本のものづくり!~岩上安身によるインタビュー 第945回 ゲスト『「空洞化」と「属国化」 ― 日本経済グローバル化の顛末』著者 名古屋経済大学・坂本雅子名誉教授(後編)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501

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 インタビューは、坂本氏の「産業の空洞化」の現実と日本の「新・属国化」を分析した大著『空洞化と属国化 日本経済グローバル化の顛末』(新日本出版社、2017年 https://amzn.to/30HIK7h)をもとに行われました。

 日本の製造業はグローバル化によって生産拠点を中国をはじめとしたアジア各国に移転しました。その結果、特に電機メーカーなどは生産拠点となった中国を中心に技術力が台頭し、日本のメーカーは競争力を失って欧米のメーカーだけではなく、中国や韓国のメーカーにも抜き去られました。この「産業の空洞化」のプロセスについて、坂本氏は、グローバル企業による「新・属国化」というキーワードを使って解説しました。

 かつて1990年には日本の半導体産業は世界ランキングトップ10のうち、6社を占めていました。それが、2018年には1社も入っていません。ハイテク立国とか、メイド・イン・ジャパンという言葉は、完全に過去のものとなってしまいました。日本の電機メーカーにかわり台頭してきたのは、韓国の半導体、台湾・中国の電機産業です。

 一方、日本に先行していた米国の半導体メーカーは、今でもインテルが圧倒的なシェアを占めています。坂本氏は1980年代の「日米半導体協定」など米国の身勝手な要求をきっかけに、「日本企業そのものを買収されやすい体質に変えてきた」と解説しました。

 坂本氏は次のように語っています。

「半導体摩擦で、日本はアメリカからすぐさま協定を押し付けられました。価格とか技術とか、そういういろんなものをいちいちアメリカに報告するようにと。それから、日本国内で使用するLSI製品は20%は輸入品にしなさいとか。こういうことを、アメリカはサイドレター、つまり付属文書というものを通じて要求してくるんです。さすがに『米国製にしろ』『米国製を輸入しろ』とまでは言えなかったので、結局、『外国製品を輸入しなさい』と。これが、サムスンなどが日本国内でも市場拡大するきっかけを作っていったということです」

 坂本氏は「アメリカが自由の守護者などではなく、弱い者にいかに高圧的に出てきたか、自由とか平等とか、解放とかいうこととは全くかけ離れた、本当に手前勝手な要求をいかに日本に押しつけてきたか」と述べ、「アメリカの戦略は、日本なんかとは違って、10年、20年、30年と、長期的な視野で一貫してやります。だから、アメリカ自身の中では、どんな粗暴なことも無理筋のことも、論理として一貫しているんです」と、米国による日本からの計画的組織的収奪と用意周到な「属国化」のプロセスについて語りました。

 詳しくはぜひ、本日の再配信をご視聴ください!

 また、メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」では、この「岩上安身による坂本雅子氏インタビュー」の書き起こしに、ここでしか読めない読み応えのある詳しい注をつけて、昨年9月から今年3月まで、発行してきました。

 この「岩上安身のIWJ特報!」での「岩上安身による坂本雅子氏インタビュー」の配信は、ここでいったんお休みさせていただきます。しかし、まだ全体の4分の1ほどが残っています。続きは、後日必ず発行いたしますので、しばらくの間お待ちください。

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■改憲による緊急事態条項導入で「安倍独裁」は不可避!! にもかかわらず、世論調査では51%が緊急事態条項に賛成と回答! 正確な情報が今こそ必要です! 全力で「安倍独裁」阻止のために戦うIWJをご支援ください! 4月のご寄付・カンパは目標額の54%にとどまりました! 5月のご寄付・カンパの目標額は727万5724円となります! よろしくお願いします!

 いつもIWJをご支援いただき、ありがとうございます。岩上安身とIWJスタッフ一同、心から感謝申し上げます。

 風薫る5月となりました。ぜひとも、今月も、IWJをご寄付・カンパにより、お支えください!

 街頭であろうと、屋内の会場を使用してのイベントであろうと、あらゆる集会が行えず、デモも抗議行動もほとんど行えない現状では、我々市民が用いることのできる唯一の対抗言論の手段はインターネットのみです!

 現在、特措法にもとづく緊急事態宣言が全国を対象に発令され、市民団体によるデモや集会、講演、シンポジウムなどは軒並み「自粛」しています。

 安倍総理は5月1日、6日に期限を迎える緊急事態宣言を1か月程度延長することを4日に正式決定すると表明しました。

※緊急事態宣言、1カ月程度延長 4日決定を首相表明(日本経済新聞、2020年5月1日)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58724770R00C20A5000000/

 政治や社会問題を市民が訴え、市民が知る場がなくなってしまっています。屋内、屋外を問わず、人が集まれず、声をあげることができない世の中が、このままさらに1か月続くのです。

 これは民主主義における、最も重要な基盤である、集会の自由、言論の自由への制約であり、その静かなる危機であるといえます。

 安倍総理は4月7日、衆院議院運営委員会で、「今般の新型コロナウイルスへの対応も踏まえつつ、国会の憲法審査会で与野党の枠を超えた議論を期待したい」と、憲法に緊急事態条項を新設する改憲の議論を行うよう呼びかけ、自民党憲法改正推進本部は10日、有事に政府権限を強める緊急事態条項を憲法に新設する改正案を協議しました。

※コロナ禍 首相、改憲議論呼び掛け 野党議員「不要ではないが不急」(東京新聞、2020年4月8日)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/202004/CK2020040802000141.html

※緊急事態の改憲論議 自民、野党に呼びかけ コロナ拡大踏まえ(日本経済新聞、2020年4月10日)
https://s.nikkei.com/3bS4faB

 一方、共同通信の世論調査によると、個人の権利を制限できる緊急事態条項を憲法に新設することに51%が賛成と答えています。(改憲に至っては6割が賛成)

※緊急事態条項の賛否二分 憲法改正「必要」は61%(共同通信、2020年4月29日)
https://this.kiji.is/627988163796108385

 特措法にもとづく緊急事態宣言と憲法改正による緊急事態条項の新設は全く違うものであるにもかかわらず、国民は災害時の政治に強権の発動を求めるよう、巧みに世論誘導されているのではないでしょうか。

 安倍総理は3月13日に新型コロナウイルス対策の改正特措法が成立したことを受け、14日に記者会見を行いました。岩上安身は会見で、安倍総理に「今回の特措法の非常事態宣言がひとつの布石となって、国民を慣らし、その後にこの緊急事態条項を導入するのではないか、という懸念があります。これは大変強力な内容、安倍独裁を可能にするような内容を含んでおります。その点につきぜひお答え願いたいと思います」と質問。それに対して安倍総理は次のように答えています。

 「これとですね、自民党の改憲案とは全く別のものであると思います、そもそも憲法改正というのは、3分の2の発議があって、さらには国民の皆様の国民投票によって、皆様の過半数の皆様の賛成を得て、成立するものであります。さらに国民の皆様が決めるものであるということを、どうか理解をいただきたいと、このように思います」

※総理会見で岩上安身が直撃質問!「報道、言論の自由は担保されるのか?」「非常事態宣言で国民を慣らし、改憲で緊急事態条項を導入!?」安倍総理は「安倍独裁」を否定せず「国民が選ぶこと」と回答!! 2020.3.16
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/469996

 安倍総理は改憲について、「国民の皆様が決めるもの」と答え、「安倍独裁」を否定しなかったのです。その「民意」が、今、着々と形成されつつあります。

 このような中で、2012年に自民党が緊急事態条項を含む改憲草案を発表した直後から、その警鐘を鳴らし続けてきた、唯一の独立メディアであるIWJが果たすべき使命は、ますます重要になっているはずだと考えます。

 コロナが感染拡大するこの間にも、国会では種苗法改正案、検察庁法改正案など、次々と悪法が通されようとしています。もちろん、改憲による緊急事態条項の導入は、すべてを根底から覆す暴挙であり、「安倍独裁」の実現は、絶対に阻止しなければなりません。

 IWJはこれからも全力でこれらの不正義と戦っていきます。どうか皆様のご支援をよろしくお願いいたします!

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 IWJでは1年間のご寄付・カンパの目標金額を5400万円に設定し、毎月未達成の金額を残りの月数で割って、1か月のご寄付・カンパの目標額としています。

 4月からの1か月あたりのご寄付・カンパの目標額は、約632万円でした。これに対し、4月30日時点での4月1か月間のご寄付・カンパは、344万1041円と、目標額の54%にとどまっています。

 IWJの今期第10期の期首である8月1日から4月30日までの9か月間のご寄付・カンパは、通算で3217万2828円です。9か月間の目標額は4050万円ですので、79%の達成率です。

 4月の正確なご寄付・カンパの金額は、後日確認でき次第あらためてお知らせいたしますが、この暫定の金額から計算すると、今期末である7月末までの残り3か月間で、年間の目標金額である5400万円まで、あと2182万7172円必要となります。1か月あたり、727万5724円です。

 特定のスポンサーをもたないことで、真の報道の自由を目指してきた独立メディアであるIWJは、活動経費の半分を皆様からのご寄付・カンパで、残りの半分を会員の皆様の会費で賄っています。4月19日時点の会員数は4708名様です。会員の人数が増えれば、IWJの経営はそれだけ安定します。早く5000名様に再到達したいと願っています。

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■身近なコロナ体験を是非IWJにお寄せください!

 身近なコロナ体験があれば是非、IWJにお寄せください。

 検査体験や、検査・受診の拒否体験、陽性診断後の隔離や入院・退院体験やご家族の苦労談。

 介護や育児中だが検査できず、自分の陽性・陰性が不明で、家族や恋人と接触できるか判断できない困惑。

 無症状の陽性が6%もいると慶応大で判明した後の、行動パターンの変化など。

 そのほか感染予防の苦労、工夫や対人接触8割減の実現方法も。対人接触を削減できたとして、現実に何割程度か、あるいは8割減は無理と諦めているか。満員電車を避ける工夫や、在宅勤務の実行具合などなど。

 医療従事者の方々にお読みいただけたら、医療物資不足や感染への恐怖・不安、コロナ以外の理由で受診している患者のうち、どのくらいの無症状な陽性患者がいると思うか、そうした方々にどう対処するか。医療従事者の方々の体験もぜひお寄せいただきたいと思います。

 さらに、コロナ恐慌による倒産と失業の危機について、どうやってしのぐのか。無利子、無担保で政府から借りても、危機後に返済可能なほど経済は回復するかという不安。サラリーマンは、会社の倒産や規模縮小、失業、賃金カットへの心配、転職の検討。
 
 こうした具体的な体験談をお寄せください。ご自身で書かれているものでも、取材に応じて話す、という方でもけっこうです。

 皆様の貴重な体験情報をIWJを通じて、できるだけ多くの方々に伝え、役立てたいと思います。皆様と我々と社会全体がコロナにも負けず経済苦にも負けず、サバイバルするためにも、どうぞ、ご協力をよろしくお願いいたします!

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 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

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IWJ編集部(岩上安身、國府田響、近藤ゆり、布施絵理子、木原匡康)

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