おはようございます!大友克洋の漫画『AKIRA』を読み始めた、一般事務スタッフの浅野百衣(もえ)と申します!
『AKIRA』は、核の比喩である、巨大な破壊力をもつAKIRAという存在が、東京が崩壊させるという物語なのですが、身の毛のよだつような、政府の中に核武装論者がいる今、洒落にならないほどリアルに感じられます。作中に「未来は一方向にだけ進んでいるわけじゃないわ。私たちにも選べる未来があるはずよ」という登場人物のセリフが出てきます。参院選・都知事選の結果を受け、気持ちが沈んでいた私は、その言葉に力強く励まされました。
あの参院選投開票日から、あっという間に1ヶ月が経過してしまいました。改憲勢力が3分の2以上の議席数を獲得。次に、我々市民に未来選択の機会が与えられるのは、国民投票のときです。
参院選・都知事選を通し、改憲やその他の本当に重要な問題は、ほとんど争点にされませんでした。政府もマスメディアも、意図的に隠してきたのは明らかです。「このままでは、私たちは未来を選択できないまま、基本的人権を奪われてしまうのではないか」と、不安にならざるをえませんでした。
IWJでは、ファシズム一直線の日本が歩むベクトルを変えるため、「Talk about Democracy and Constitution」と題して、参院選の結果と改憲への危機感をテーマに、寄稿文を募っています。
その中から本日は、「遠い雷鳴さん」からの御寄稿文『福祉も安保もともに必要 ─リベラル派がリーダーシップを取り返すために』を紹介させていただきます。
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