おはようございます。IWJ記者のぎぎまきです。
今日は私から、続々と届いている皆さんからの声、「改憲への危機感」の寄稿文をご紹介します！
普段はIWJの情報の受け手である皆さんの言葉に目を通していると、相互コミュニケーションが実現しているように感じられ、テーマは重いものですが、嬉しく読ませていただいています。寄稿文は引き続き募集中なので、ぜひ、改憲に対する皆さんの思いを伝えてくださいね！応募方法は末尾で紹介しています！
寄稿文の中から今日は、たなぴーさんによる、「ナチスを模倣する安倍政権」をご紹介します！
—————
安倍政権の改憲の当面の目標は、緊急事態条項でしょう。この条項が成立すれば憲法9条などどうでもいいのです。なぜなら、緊急事態が宣言されれば、憲法は停止、国会のチェックなしに閣議決定で法律が成立。おそらく緊急事態ゆえ、個人の行動や発言の自由・人権は無視。沖縄の東村高江のような光景が、日本中で見られるでしょう。麻生財務大臣がいみじくも「ナチスに学んだらどうか」と言ったことを、重く受け取らなければなりません。
詳しくは「報道ステーション：ワイマール憲法から学ぶ自民党憲法草案緊急事態条項の危うさ」をご覧下さい。YouTubeに動画がアップされています。
もし、緊急事態条項が成立した後、米国やEUで発生しているテロが日本で起きたら、間違いなく安倍政権は待ってましたとばかりに緊急事態を宣言するでしょう。そのための移民受け入れでは？ と勘繰ってしまいます。
私は、安倍政権が「偽旗作戦」を考えているのでは、と懸念しています。
（続く）
—————
【たなぴーさんの寄稿文の全文は、こちらからお読みいただけます！】
http://iwj.co.jp/wj/open/consti-msg/1-035
たなぴーさん、寄稿文をお寄せいただき、ありがとうございました！
移民受け入れ政策のあと、緊急事態条項が新設され、その後に「偽旗作戦」による偽装テロ事件が起こされて、それを口実に緊急事態宣言が発令される、というシナリオをたなぴーさんは警戒されているのだと思います。
現代のテロと、かつてのナチスによる国会議事堂放火事件を口実とした緊急事態宣言を重ねあわせるようなシナリオですね。考えたくないシナリオですが、日本は偽旗作戦を用いた過去があり、絶対にないといいきる根拠はありません。
たしかに、ドイツやフランスで立て続けに移民や難民によるテロが起きているのは事実です。他方、財界からの要請で低賃金労働力として移民受け入れを進めようとしている日本政府は、その総理として、差別や格差の問題、治安の悪化、そのあげくのテロの発生と防止にまで、十分に考え、想定しているとは思えません。
ヘイトクライムはヘイトスピーチを抑えこむためによぼどの努力を今からでも重ねなければ、移民受け入れ後の社会の分裂と対立は避けがたく、そのその対立を解消し、円満に融和してゆくことは困難です。
与党・政府のしていることは、外国人との共生と融和のための地道な努力よりも、いざという時に力づくで抑えこむ体制の準備のようであり、そのために、マイナンバー制度や緊急事態条項の整備を目指しているのでは、と見るのは無理筋な解釈ではないと思います。
テロが起きてからでは、冷静な判断や批判は難しい。平時の今こそ、十分に議論を深めていく必要があると感じています。
そして、たなぴーさんがおっしゃるように、まさに今、沖縄の高江では「戒厳令」のような、憲法や法律を無視した権力の「やりたい放題」が起きています。例えば、法的根拠のない車両の検問。市民の強制排除やテント強制撤去も、法律や憲法を無視した、沖縄だからできる国や警察の暴挙だと訴えるのが、小口幸人弁護士。沖縄を拠点に活動するものの、全国で「緊急事態条項」の危険性を訴え続けている方です。詳しくはぜひこちらの記事をご覧ください！
—————
※抗議行動の強制排除、検問、テント撤去…法律も憲法も無視する国や警察の暴挙！ 沖縄・高江ヘリパッド建設を小口幸人弁護士が徹底批判！（インタビュー：IWJ原佑介） 2016.7.21
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/319475
—————
まだまだ寄稿文は募集中です！議論の輪を大きくするべく、さらなるご投稿、こころよりお待ちしております！
※投稿フォームはこちらから
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSc7bnfuZOlRy0S9o9HmEGQWgdgT7TYJJIth4J3GaWHMgUPAzw/viewform?c=0&w=1
