日刊IWJガイド「本日午後6時半から『岩上安身による元外務省情報局長・孫崎享氏インタビュー 第2弾』を生配信します!」2022.7.8号~No.3585号


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~<本日の岩上安身によるインタビュー>本日午後6時半から「ウクライナ侵攻に対し、ロシアへの『一億総糾弾』『総制裁』論に一石を投じる! 今必要なのは『平和を創る道』の探求! 岩上安身による元外務省情報局長・孫崎享氏インタビュー 第2弾」を生配信します! ぜひ御覧ください!!

■期末まであと1ヶ月を切りました! 昨年8月から始まったIWJの今期第12期も残り1ヶ月を切り、7月31日までに必要なお金は約950万円! 7月1日から4日までのご寄付は、約23万円と目標額の6%です! 目標額まで、あと94%、896万355円必要です!! 集められなければ、大幅な赤字転落となります! そうならないように、ぜひ、IWJの活動を緊急のご寄付・カンパでご支援ください!

■「IWJに挫折して欲しくないので」「ウクライナの真実の報道、頑張ってください」「2回目のカンパです」「IWJの情報のおかげでウクライナ紛争の実態をグローバルかつ俯瞰的に認識でき、たいへん感謝しています」「IWJが今後も健闘されることを願っています」ご寄付をくださった皆さまからの応援・激励メッセージに、岩上安身がご回答致します!

■【中継番組表】

■選挙直前! 岸田政権の唱える「新しい資本主義」の正体を暴露!?『週刊ポスト』が財界とベッタリの岸田政権をスクープ!! 岸田文雄総理肝入りの「新しい資本主義」事務局長代理・新原浩明内閣審議官と、十倉雅和経団連会長が「癒着」! 十倉会長差し入れの高級ワインで事務局員が「打ち上げ」宴会!? 新原審議官は「新しい資本主義実現会議」メンバーに十倉会長を「不可欠」とねじ込む! 国家公務員倫理法違反ではないのか!?「新しい」といいながら、結局は大企業最優先の政治が続くのか!?

■ツイッター「IWJ_Sokuho」7月6日7日、「呉越同舟」!? イランとサウジが上海協力機構とBRICSグループに参加! 非米グループはますます強大に!

■<新記事紹介>【2022参院選・独占スクープ!】「LGBT差別」と炎上中の自民党・井上義行候補(全国比例)が自身も信徒の世界平和統一家庭連合(旧統一教会)会合で炎上上等と表明!「私は同性婚反対を信念を持って言っていますから!!」

■<IWJ取材報告>自民党・朝日健太郎候補「密集地域や、救急車の入れないような場所をなくし、皆さんを災害から守っていく、その仕事を任せていただきたい」しかし改憲、戦時独裁体制を作るための緊急事態条項の話は一切なし! ~7.6 自民党 朝日健太郎 参議院東京選挙区候補 街頭演説会

■<新記事紹介>ロシア軍捕虜の英国人アスリン氏がウクライナ軍の戦争犯罪吐露!?「英国人」インタビュアーは元ロシアメディア勤務で信頼性は!? 6月、アスリン氏ともう1人の英国人捕虜・元英軍人ピナー氏に「死刑」宣告が!

■<新記事紹介>米国2023年度国防予算、バイデン大統領は「史上最大」と豪語だが、インフレ調整すると前年比1.5%の微増! WSJ紙は「独裁者の台頭要因は米軍事力低下」と酷評! WSJも、軍事力で米国が地球のボスを続けようとする発想むき出し!

■【スタッフ募集・テキスト(赤反映担当)班】日刊IWJガイドや記事の執筆、編集業務を行っていただける方、特に深夜業務での作業を厭わない方は優遇し募集します。深夜に及んだ場合は、社用車での帰宅が可能です。時給は1300円から、能力・実績次第で昇給します。深夜業務は法にのっとった割り増し残業代を支払います。

■【スタッフ募集・テキスト(パワポ作成担当)班】書物や資料を読み砕いていく読解力やリサーチ能力が必要とされる「岩上安身によるインタビュー」のパワポ作成に責任をもってかかわっていただける方。時給は1500円です。
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■はじめに~<本日の岩上安身によるインタビュー>本日午後6時半から「ウクライナ侵攻に対し、ロシアへの『一億総糾弾』『総制裁』論に一石を投じる! 今必要なのは『平和を創る道』の探求! 岩上安身による元外務省情報局長・孫崎享氏インタビュー 第2弾」を生配信します! ぜひ御覧ください!!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 本日午後6時半から、岩上安身による元外務省情報局長・孫崎享氏へのインタビューを生配信します。

 このインタビューは、6月30日に収録した、「ウクライナ侵攻に対し、ロシアへの『一億総糾弾』論に一石を投じる!『平和を創る道』の探求!~岩上安身によるインタビュー 第1080回 ゲスト 元外務省国際情報局長 孫崎享氏」の続編となる第2弾です。

※「ウクライナ侵攻に対し、ロシアへの『一億総糾弾』論に一石を投じる!『平和を創る道』の探求!」~岩上安身によるインタビュー 第1080回 ゲスト 元外務省国際情報局長 孫崎享氏 2022.6.30
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/507898

 孫崎氏は6月、新著『平和を創る道の探求 ウクライナ危機の「糾弾」「制裁」を超えて』をかもがわ出版から上梓されました。ウクライナ紛争、新しい世界秩序の形成、そして台湾有事と、日本の外交・安全保障のあるべき姿を問い、「平和を創る」ことを提言されています。本日のインタビューは、6月30日に続き、孫崎氏のご著書に沿って進められる予定です。

 孫崎氏は1966年に外務省へ入省され、イギリス陸軍学校、ロンドン大学を経て、モスクワ大学で研修、在ソビエト連邦大使館に5年間お勤めになりました。在米大使館参事官・ハーバード大学国際問題研究所研究員、在イラク大使館参事官、在カナダ大使館公使、ウズベキスタン駐箚(ちゅうさつ)特命全権大使などを経て、1997年に外務省国際情報局長に就任されました。その後、イラン駐箚特命全権大使、防衛大学校人文社会科学群教授・学群長などを務められました。外交と安全保障のプロ中のプロであることは皆さん、ご存知の通りです。

 孫崎氏は、6月30日のインタビューで、モスクワ時代の5年間が自分のバックボーンを形成する上で大きかった、と述べました。ソ連時代の最も横暴な政治体制にあって、捨て身で反体制を唱えて国民のために立ち上がったソルジェニーツィンら、そして立ち上がった人々を支える一般の人々がいる、と述べました。

 孫崎氏は「立ち上がった人々は石ころのように潰されていくんだけど、それが次の社会につながる」と指摘、「今の日本はそこが弱い、世界で一番弱いんじゃないでしょうか。どこかで頑張る人たちが必要になる。そうでないと日本はどんどん奈落に落ちていきます」と述べました。

 日本には頑張っている人たちを支援する社会がない、というのは大変残念なことであり、身につまされることでもあります。

 7月10日の参議院選挙投開票日まで、あと3日に迫りました。今回の参議院選挙投票で、本当に頑張っている人を国会に送り、支えることができるでしょうか。

 6月30日のインタビューでは、ウクライナ紛争をめぐって、「ウクライナ=善、ロシア=悪」で、一方的なロシア叩きに、政治もジャーナリズムも日本中が邁進している状況について、孫崎氏が「何のために、どんな契機で、どういう効果があるか」など考えることもなく、「憲法を変えろ」、「防衛費増やせ」の合唱になってしまっていると嘆きました。

 岩上安身は、大組織のマスメディアの記者だけでなく、自由で、独立した思考ができるはずのフリーランスのジャーナリストも、まるで戦時中の「従軍記者」と同じようになっている、これでは「従属国の自滅の道だ」と嘆きました。

 孫崎氏は、宮沢賢治の『雨ニモマケズ』の一節「北ニケンクヮヤソショウガアレバ ツマラナイカラヤメロトイヒ」を引き、ウクライナ紛争をどうやって停戦に導くかを、世界は考えるべきだと主張しました。

孫崎氏「どうしたら止まるか、それはもう簡単なんです。ひとつはNATOの拡大をしないこと、もうひとつは東部に自決権を与えること。この2つでいいんです」。

 孫崎氏は、「人殺しでしょう、結局、戦争っていうのは。悪でしょう。戦争するっていうことは極めて異常なことなんですよね。でその異常、戦争してるのが異常だという声がないということが異常なんですよ」と指摘、政治家やテレビのコメンテーター、マスメディアが人々を戦争へと誘導していると批判しました。

孫崎氏「今回のウクライナ紛争っていうのは、解決の道があるんです。その解決の道を避けているのが、安全保障の専門家と政治家とTVコメンテーターですよ」。

 第2弾となる本日のインタビューでは、米国やNATOが、2022年2月24日のずっと前からウクライナに深く関与してきたこと、5月のダボス会議で話題になった投資家のジョージ・ソロス氏と元米国務長官のヘンリー・キッシンジャー氏の対立、マクロン大統領らが提案する新しい欧州の共同体の創設、ウクライナ紛争の今後の見通し、ウクライナ紛争によって加速した新しい世界秩序といったトピックスについて、岩上安身が孫崎享氏にお話をうかがいます。

 さらに、日本は自国の安全保障をどう進めれば良いのか、日本はこのまま「戦争参加への道」を選ぶのか、ここで頑張って「平和を創る道」に軌道修正が可能なのか、といった点についてもうかがう予定です。

 詳しくは、ぜひ本日のインタビューの生配信をご視聴ください。冒頭のみどなたでも御覧いただけるオープン配信で、その後は会員限定で配信します。

 ぜひ、IWJの会員となって、全編を御覧ください。

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【IWJ_YouTube Live】18:30~「岩上安身による元外務省国際情報局長 孫崎享氏インタビュー」
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

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 孫崎享氏は、岩上安身によるインタビューにたびたびご登場くださっています。2021年のインタビューを以下にご紹介します。

※バイデン新政権始動! 強硬な対中国政策と「同盟再強化」は東アジアでの戦争発火へつながるのか? そのとき日本はもはや傍観できない~岩上安身によるインタビュー 第1028回 ゲスト 元外務省情報局長・孫崎享氏 連続インタビュー第1回 2021.2.9
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/488564

※バイデン新政権始動! 強硬な対中国政策と「同盟再強化」は東アジアでの戦争発火へつながるのか?~岩上安身によるインタビュー 第1030回 ゲスト 元外務省情報局長 孫崎享氏 連続インタビュー第2回 2021.2.16
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/488829

※バイデン新政権始動! 強硬な対中国政策と「同盟再強化」は東アジアでの戦争発火へつながるのか?~岩上安身によるインタビュー 第1032回 ゲスト 元外務省情報局長 孫崎享氏 連続インタビュー第3回 2021.3.8
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/489590

※アフガニスタンから敗走した米軍! 米国は中国との覇権をかけた戦いのために東アジアへ!!~岩上安身によるインタビュー第1051回 ゲスト『アメリカは中国に負ける-日本はどう生きるか』著者 元外務省国際情報局長・孫崎享氏 2021.9.9
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496079

 2022年のインタビューの一部は、『IWJ特報』でもお読みになれます。 詳しくは、ぜひ「まぐまぐ」にご登録の上、「岩上安身のIWJ特報!」をご購読ください!

※「岩上安身のIWJ特報!」ご購読はこちらから(月額税込880円、初月無料)
https://www.mag2.com/m/0001334810

 IWJのサイトでは、サポート会員の方に「岩上安身のIWJ特報!」のバックナンバーを公開しています。サポート会員に登録すると岩上安身インタビューなどすべての記事を無制限で御覧いただけます。

※【第546-548号】岩上安身のIWJ特報!「この国(日本)には考える場所がない」東の「台湾有事」危機と西の「ウクライナ危機」が同時に迫る!(第1回)岩上安身による元外務省国際情報局長 孫崎享氏インタビュー 2022.4.1
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/503667

※【第549-552号】岩上安身のIWJ特報!「この国(日本)には考える場所がない」東の「台湾有事」危機と西の「ウクライナ危機」が同時に迫る!(第2回)岩上安身による元外務省国際情報局長 孫崎享氏インタビュー 2022.5.1
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/505023

※【第553-557号】岩上安身のIWJ特報!ウクライナ東部独立は悪? 東の「台湾有事」危機と西の「ウクライナ有事」危機が同時に迫る!(第3回)岩上安身による元外務省国際情報局長 孫崎享氏インタビュー 2022.6.1
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/506156

※【第558-560号】岩上安身のIWJ特報!ウクライナ東部独立は悪? 東の「台湾有事」危機と西の「ウクライナ有事」危機が同時に迫る!(第4回)岩上安身による元外務省国際情報局長 孫崎享氏インタビュー 2022.7.1
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/507302

■期末まであと1ヶ月を切りました! 昨年8月から始まったIWJの今期第12期も残り1ヶ月を切り、7月31日までに必要なお金は約950万円! 7月1日から4日までのご寄付は、約23万円と目標額の6%です! 目標額まで、あと94%、896万355円必要です!! 集められなければ、大幅な赤字転落となります! そうならないように、ぜひ、IWJの活動を緊急のご寄付・カンパでご支援ください!

 おはようございます。IWJ代表の岩上安身です。

 第12期も期末までいよいよあと1ヶ月を切りました! 泣いても笑っても、7月31日には第12期の終わりを迎えます。第12期を無事にしめくくり、第13期をIWJが晴れて迎えられるように、皆さまへ重ねてご支援のお願いを申し上げます。

 IWJはかねてより、活動費の半分を会員の皆さまからの会費で、もう半分を皆さまからのご寄付・カンパによって支えられて活動しています。

 6月は30日間のご寄付・カンパが、348件、410万9163円と、月間の目標額400万円に達することが、ぎりぎりできました。ご支援くださった皆さま、本当にありがとうございます!

 しかしながら、先日、改めて経理とともにこれまでの収支を計算し、検証して見通しを立て直したところ、期末の7月31日までにあと約950万円のご寄付が必要となることがわかりました。足りない分は、赤字となる恐れがあります。

 12期は、経費を前年度比で約30%程度削減してきましたが、会費は前年度比で約20%減少してしまいました。皆さまのご助力、ご支援が、IWJの存続のために必要です! もし仮にご寄付がまったく集まらなかったとしたら、IWJは今期赤字となってしまいます!

 今期末までの残り24日で、この赤字を削って、不足分をゼロにし、次の期につなげられるように、どうか皆さまのお力で、ご支援ください!

 IWJの会員数は現在3566人です。そのうちサポート会員は1192人です(2022年6月30日現在)。本当に心苦しいお願いではありますが、会員の皆さま全員が2513円ずつカンパしてくださるか、サポート会員の皆さまが全員1人7517円ずつカンパしてくださったならば、なんとかこの赤字は埋められます!

 すでにお伝えしている通り、私、岩上安身は、キャッシュフローが足りなかったIWJに対して1093万円を貸し込んでおり、まだ1円も返済されていません。

 この第11期と第12期は、会社から報酬も受けとっていません。前期に続き、今期もただ働きが続いています。私は富裕層でもなんでもなく、40年間働いてきて乏しい貯えがわずかにあるだけの、もともとは一介のフリーランス、自営業者に過ぎません。

 これ以上は、私、岩上安身個人の力だけではいかんともしがたい状況です。私1人の力や、無報酬のため細る一方の私の貯えでは、今期の金額赤字分を穴埋めすることはできません! 2期連続で、会社から1円も報酬を受けとらずにただ働きを続けるということは、貯金を削っている、ということであり、個人として、経済的、物理的に、もはや限界です。

 これで今月末に、さらにあと1千万円もの赤字を個人で埋めなくてはならなくなるとしたら、とても一人ではこの負担を担うことはできません!

 どうかIWJ会員の皆さま全員のお力で、IWJをお支えください!

 伏してお願いいたします! どうか皆さま全員のお力で、この窮状をお助け願います!

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 皆さまにおかれましても、消費税増税に加えてコロナ禍での経済的な打撃、そしてこのところの物価のインフレに悩まされていることとお察しいたします。我々のさらなる支出削減の努力が必要なことは、言うまでもありませんが、IWJを支えてくださる市民の皆さまのご支援、ご協力が、どうしても必要です。

 また、会員の数が足りないと、IWJは活動していけなくなってしまいます。市民の皆さま、お一人お一人が会員となっていただくことで、IWJは支えられ、政治権力におもねり、広告スポンサーに牛耳られている記者クラブメディアとは一線を画した、権力に不都合であっても真実を追求し、権力の監視を行う「ウォッチドッグ」の役割を果たし続けてまいります。

 ウクライナ紛争が勃発してからの約4ヶ月間、IWJは徹底的に「まとも」な公正中立な報道に徹してきたところ、米国のプロパガンダ機関と化したほぼすべての新聞、雑誌、テレビ、そしてネットの大勢とも違う「スタンス」を取り続ける結果となりました。

 その間の我々の報道を、他の米国のプロパガンダの走狗のような「報道」と比較していただければ、我々が独立メディアとしての使命をいかに果たしてきたか、ご理解いただけると存じます。

 ぜひとも、サポート会員様におかれましては会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましてはサポート会員へ、無料会員の皆さまにおかれましてはサポート会員もしくは一般会員へのアップグレードをぜひともお願いいたします。

 また休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、改めて申し込みをいただくことで会員を新たに始めることができます。

 下記のURLから会員登録いただけます。ぜひ、会員登録していただいてご購読・ご視聴お願いいたします。

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 既存の大手新聞、テレビなどの御用マスメディアは、日本政府と同様、米国追従を続けていますから、それらに頼っていては、こうした現実は、まったく見えてきません。現実には記者クラブメディアは国民の目を真実からそらせるような情報操作ばかり行い続けています!

 IWJは、国民をないがしろにして、米国の「代理戦争」準備を進める政府と、そのプロパガンダ機械と成り果てたマスメディアに対して、これでいいのか! と声を上げ続けていきます!

 こうしたことがIWJに可能なのは、市民の皆さまに直接、支えられているからです。特定のスポンサーに頼らずとも、活動することができる独立メディアだからです! 何者にも縛られず、権力に忖度せずに、真実をお伝えしてゆくことができるのは、市民の皆さまのご支援のおかげなのです!

 非会員の方はまず、一般会員になっていただき、さらに一般会員の皆さまには、ぜひサポート会員になっていただけるよう、ぜひご検討いただきたいと存じます!

 その会費と、ご寄付・カンパの両方によって、支えられてはじめて、IWJは、市民の皆さまのために役立つ、真の独立市民メディアとして活動を継続し、その使命を果たすことが可能となります。

 マスメディアが報じない事実と真実を報道し、売国的な権力への批判を続け、主権者である日本国民が声をあげ続けることができるようにすることが、今、絶対に必要なことであり、それが我々IWJの使命であると自負しています。

 7月10日の参院選投開票日も、目前です。

 日本をウクライナと同様に、米国の「代理戦争」の道具にするために大切な国民の主権を外国に譲り渡すことも平然と行う、売国的な改憲勢力は、改憲による緊急事態条項の憲法への導入を狙っています。この緊急事態条項は、国民主権と議会制民主主義を根こそぎ奪うものです。その先には、終わりのないファシズムと、国民の声に一切耳を貸さない、問答無用の戦争が待ち受けています。

 今年は、本当に日本の分水嶺の年となります!

 決して負けられないこの戦いに、私は、IWJのスタッフを率いて全力で立ち向かいたいと腹をくくっています! 皆さまにはぜひ、ご支援いただきたくIWJの存続のために、会員登録と緊急のご寄付・カンパによるご支援をどうぞよろしくお願いしたく存じます。

 下記のURLから会員登録いただけます。ぜひ、会員登録していただいてご購読・ご視聴お願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※ご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします。

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

 IWJホームページからもお振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 どうか、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!

岩上安身拝

■「IWJに挫折して欲しくないので」「ウクライナの真実の報道、頑張ってください」「2回目のカンパです」「IWJの情報のおかげでウクライナ紛争の実態をグローバルかつ俯瞰的に認識でき、たいへん感謝しています」「IWJが今後も健闘されることを願っています」ご寄付をくださった皆さまからの応援・激励メッセージに、岩上安身がご回答致します!

 IWJにご寄付をいただいた皆さまから、応援・激励のメッセージをいただきました。ありがとうございます! ここに感謝を込めてご紹介させていただき、岩上安身がご回答させていただきます!

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 IWJに挫折して欲しくないので。

(T.T. 様)

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 T.T. 様

 ありがとうございます。志は折れることはありません。事実にもとづいた真実を述べることで少数派になることも、孤立することも、恐れません。権力による迫害にも「転向」することはありません。

 なので、たった1つだけ、財政難という問題以外に、IWJが「挫折」することはありません。

 「財政難」が続くと、IWJの活動が続けられなくなります。

 その忍耐も物理的な限界があります。

 7月末の期末まで、1ヶ月を切りました! 期末までにあと950万円弱、赤字転落を防ぐには、どうしても必要です!

 ご寄付・カンパでのご支援を、皆さまにお願いいたします!

 重ねてのお願いで、まことに申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いいたします!

岩上安身

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 ウクライナの真実の報道、頑張ってください。

(匿名希望)

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 匿名希望様

 ありがとうございます!

 頑張ります!

 日本のマスメディア、特に地上波のテレビは、視聴率が稼げる間だけ「中立性」を捨てて、それこそネオナチのアゾフにもすり寄って動画素材の提供を受け、一方的なウクライナサイドからのプロパガンダをたれ流し続けてきました。

 彼らの「罪」と責任は重いと思います。

 しかし、今度はウクライナの劣勢が明らかになると、すーっと熱が冷めたかのように、他の話題に移り、散発的に「ウクライナが善、ロシアは悪」であるという構図は変えずに散発的に同じような戦況情報を無気力に流すだけにとどめています。

 「ウクライナ紛争」とその制裁は、すでに揺らぎだしていた米国の単独覇権のもとの世界構造を大きく変えつつある大きな問題です。覇権を維持したいという米国の思惑とは真逆に、米国の覇権の崩壊とはいわないまでも、弱体化させてしまっています。

 こうした「世界の劇的な変化」について、日本のマスコミはまったく素知らぬふりです。

 この問題は、海外の問題で、日本人にとって関係ないこと、ではすまされません。

 崩れつつある米国覇権にひたすらしがみつき、結局はそのために国力を疲弊させつつある日本の、「自立しようとする気概がまったく欠けている病理」はますます悪化しつつあります。マスコミは注意喚起する義務があるのに、その義務を放棄し、参院選で与党が改憲の危険性などを「争点隠し」しているというのに、それを掘り起こそうともしません。

 この参院選は、日本国内の問題だけでなく、戦争に向かおうとする世界と密接に関係している大事な選挙のはずなのに、です!

 財政は本当にピンチですが、でもIWJはやるべきことがある、と確信しています。頑張り続けますので、どうぞ、ご支援をよろしくお願いします!

岩上安身

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 2回目のカンパです。IWJの情報のおかげでウクライナ紛争の実態をグローバルかつ俯瞰的に認識でき、たいへん感謝しています。

 マスコミ報道はウクライナ側の戦争プロパガンダに堕落しています。ただ、これに手を染めているマスコミ関係者の感覚は、ウクライナ・ネタの神輿を担ぎ「お祭り騒ぎ」なのかもしれません。

 薄気味の悪さは早くも世紀末です。IWJが今後も健闘されることを願っています。

(ミヤザキ コウイチ 様)

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 ミヤザキ コウイチ様

 2回目のカンパ、ありがとうございます! 本当に助かります!

 前のおたよりの返事にも書きましたが、ミヤザキさんのご指摘の通り、「マスコミ報道はウクライナ側の戦争プロパガンダに堕落」しているというのは、まさしくその通りです。

 ただ、ひとつ誤解があるとしたら、彼らは「お祭り騒ぎ」をしているだけではありません。

 良心が初めから欠けているようなメディア、自称ジャーナリストもいますが、良心のある報道を積み重ねてきた実績のある信頼性の高いメディアや、そこに働く個々の人々が、このたびは一斉に、「定められたガイドライン」でもあるかのように、「ウクライナ側のためのプロパガンダ」を流して、自省することも、留保することも、視点を変えることも、逆張り(ウクライナ報道が多いならば、自分は逆の目に賭けてみようとすること)もなく、一方的に、どんなに我々のような独立メディアからの批判、反論や別の視点からの報道があろうと、微動だにしないで続けているのです。

 これは、メディアで仕事をした歴史がかれこれ40年にもなる私でも、一度もお目にかかったことのない「異常」な光景です。一過性の「お祭り騒ぎ」ではありません。これは国策への協力、事実上の翼賛体制化が「烈戦」の始まる前に、いち早く構築されているのだと思います。

 用心が本当に、必要です。今ならば、どこまで抗えるのか、それも見きわめが必要です。

 我々は、単独行となろうと、これからも、「ウォッチドッグ」をあきらめません。

 どうぞ、7月末に期末を迎えるIWJの財政苦に、活動の源となるガソリンをあと少々でもお与えいただければ、と思います。

 ご支援のほど、よろしくお願いします。

岩上安身


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◆中継番組表◆

**2022.7.8 Fri.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・エリアCh1・京都】12:30~「自民党街頭政談演説 ―弁士:安倍晋三元内閣総理大臣、吉井章 参議院京都府選挙区公認候補」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach1

 自由民主党による街頭演説会を中継します。これまでIWJが報じてきた自由民主党関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%85%9A
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【IWJ・エリアCh5・東京】18:00~「原発反対八王子行動」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach5

 「キンパチデモ実行委員会」主催の原発反対八王子行動を中継します。これまでIWJが報じてきたキンパチデモ実行委員会関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/kinpachi-demo-executive-committee
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【IWJ・Ch5】18:30~「立憲民主党 森裕子 参議院新潟県選挙区公認候補 街頭演説会 ―応援弁士:野田佳彦元内閣総理大臣、芳野友子連合会長、牧野茂夫連合新潟会長」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5
 
 立憲民主党による街頭演説会を中継します。これまでIWJが報じてきた立憲民主党関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E7%AB%8B%E6%86%B2%E6%B0%91%E4%B8%BB%E5%85%9A
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【IWJ・エリアCh1・京都】18:30~「自民党街頭政談演説 ―弁士:岸田文雄自民党総裁、吉井章 参議院京都府選挙区公認候補」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach1

 自由民主党による街頭演説会を中継します。これまでIWJが報じてきた自由民主党関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%85%9A
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【IWJ_YouTube Live】18:30~「岩上安身による元外務省国際情報局長 孫崎享氏インタビュー」
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

 岩上安身による孫崎享氏インタビューを中継します。これまでIWJが報じてきた孫崎享氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/magosakiukeru

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◆中継番組表◆

**2022.7.9 Sat.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【タイムリー再配信 1068・IWJ_YouTube Live】18:00~「『日露エネルギー同盟を締結せよ!』シェールガス革命の幻想と日本のエネルギー戦略のこれから~岩上安身によるインタビュー 第425回 ゲスト 現役の経産省官僚(※収録当時)・藤和彦氏」
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

 2021年12月に収録した、岩上安身による藤和彦氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきたロシア関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/russia

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/141351

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

ロシア軍捕虜の英国人アスリン氏がウクライナ軍の戦争犯罪吐露!?「英国人」インタビュアーは元ロシアメディア勤務で信頼性は!? 6月、アスリン氏ともう1人の英国人捕虜・元英軍人ピナー氏に「死刑」宣告が!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/508204

朝日健太郎候補「密集地域や、救急車の入れないような場所をなくし、皆さんを災害から守っていく、その仕事を任せていただきたい」~7.6 自民党 朝日健太郎 参議院東京選挙区候補 街頭演説会
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/508161

米国2023年度国防予算、バイデン大統領は「史上最大」と豪語だが、インフレ調整すると前年比1.5%の微増! WSJ紙は「独裁者の台頭要因は米軍事力低下」と酷評! 軍事力で地球のボス続ける発想むき出し!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/508223

「敵基地攻撃能力」を「反撃能力」に言い換え! 基地だけでなく「指揮統制機能」も攻撃!! 防衛費はGDP比2%へ! 武器輸出も「必要最小限の自衛力」も拡大!! ウクライナ紛争に乗じて自民党が露骨な軍拡路線! 財源はどこに!?
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/508279

「自民党の4つの改憲案は憲法の基本原理『平和主義』、『国民主権』、『基本的人権の尊重』を激しく壊してしまう。あるいは、法律で解決できるものばかり。憲法改正なんて不要です!」~7.6立憲民主党 小西洋之 参議院千葉県選挙区公認候補 街頭演説会
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/508206

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■選挙直前! 岸田政権の唱える「新しい資本主義」の正体を暴露!?『週刊ポスト』が財界とベッタリの岸田政権をスクープ!! 岸田文雄総理肝入りの「新しい資本主義」事務局長代理・新原浩明内閣審議官と、十倉雅和経団連会長が「癒着」! 十倉会長差し入れの高級ワインで事務局員が「打ち上げ」宴会!? 新原審議官は「新しい資本主義実現会議」メンバーに十倉会長を「不可欠」とねじ込む! 国家公務員倫理法違反ではないのか!?「新しい」といいながら、結局は大企業最優先の政治が続くのか!?

 参院選投票日をあと2日後に控え、岸田文雄総理肝入りの「新しい資本主義」事務局長代理・新原浩明内閣審議官と、十倉雅和経団連会長が「癒着」している、と『週刊ポスト』が7月22日号でスクープを出しました。

※“菊池桃子の夫”が経団連会長から「高級ワイン」もらって宴会(週刊ポスト、2022年7月22日号)
https://www.news-postseven.com/archives/20220708_1771613.html

 『週刊ポスト』によると、タレントの菊池桃子さんの夫として知られる、新原浩明内閣審議官は、「新しい資本主義実現本部事務局」の事務局長代理です。

 6月8日、夕方6時から、内閣府本府庁舎2階に設置された「新しい資本主義実現本部事務局」のオフィスで、「打ち上げ」が開催されました。このスクープをとったフリージャーナリストの赤石晋一郎氏は、「打ち上げ」の様子を撮影した写真と録音テープを保有しているとのことです。

 新原審議官は、この打ち上げで「昨日付けで、新しい資本主義のグランドデザインおよび実行計画が決定されました」と報告、続けて事務局幹部が「経団連の十倉雅和・会長からワイン2本をいただいています」と述べました。

 赤石氏によると、新原審議官は、岸田総理が掲げる「新しい資本主義」に、政権発足以前から関わっており、2021年10月に木原誠二氏(現在は官房副長官)に、「岸田政権の樹立に向けた留意事項」と題した報告書を提出しています。

 新原審議官は、この報告書で「新しい資本主義実現会議」の新設に向けて、十倉経団連会長をメンバーとして「不可欠」とするなど、強く推薦していた、とのことです。

 赤石氏は、官邸関係者が「(岸田総理は分配を強調しているが)経団連という最強のロビー団体の会長をメンバーに入れたことは、大企業優遇の方針」になると批判的に述べたことも紹介しています。

 赤石氏の取材に対して、新原審議官は、「ワインは皆に渡しただけで自分は飲んでいない」、十倉氏を推薦したとされる報告書「岸田政権の樹立に向けた留意事項」については「知らない」などと述べています。

 しかし、「新しい資本主義実現本部事務局」を事実上のトップとして仕切る新原審議官と、十倉経団連会長は、以前から関係がありました。新原審議官は2021年9月まで経産省経済産業政策局長を務めており、その在任中に、十倉氏が会長を務める住友化学が「最大250億円規模」の補助金を受けていた、というのです。

 国家公務員倫理法では、あるポストに在職していたときの利害関係者は異動後も3年間引き続き、利害関係者とみなされるため、新原審議官と十倉氏は「利害関係者」に相当する可能性が高いのです。利害関係者から、金銭や物品の贈与を受けることは免職、停職などの対象になります。

 参議院選挙投票日を目前にして、「分配も成長も」などと言いながら、岸田政権の「新しい資本主義」も結局は大企業最優先なのではないのか!? 岸田政権の目玉政策「新しい資本主義」に、大きな疑問符がつきました。

■ツイッター「IWJ_Sokuho」7月6日7日、「呉越同舟」!? イランとサウジが上海協力機構とBRICSグループに参加! 非米グループはますます強大に!

 IWJは、ツイッターアカウント「IWJ_Sokuho」で、ウクライナ情勢をツイートしています。テレビでは流れない情報や、石油・天然ガスなどの資源問題、ウクライナの実情もあわせて、多角的にウクライナ情勢をお伝えしています。ぜひ、一度御覧ください。

※IWJ速報@IWJ_Sokuho
https://twitter.com/IWJ_Sokuho

 米英と欧州以外の世界も、ダイナミックに動いています。

 『ニューズウィーク』(1日)は、「北京とモスクワが主導する安全保障と経済に焦点を当てたブロックが、イランとサウジアラビアを含む独自の新しいメンバーを引き受けることを目指している」と報じました。

 『ニューズウィーク』は、NATOにフィンランドとスウェーデンが加盟する一方、上海協力機構(SCO)と新興5ヶ国(BRICS)の2つの組織に、イランとサウジアラビアを含む独自の新しいメンバーが参加していく、と報じています。

 イスラム教の聖地メッカとメディナを国内に抱え、世界一の石油産出国であり中東のイスラム諸国で随一の「親米国家」でもあるサウジアラビアが、米国が目の仇にしている「中露」のグループに入ろうとしているというのも驚きですが、敵対してきたシーア派のイランと、スンナ派の盟主のサウジアラビアの「呉越同舟」するというのにはさらに驚きを覚えます。

 米国の元では、常に両国は対立関係にありました。しかし、「中露」がリーダーシップを取る「船」では、メンバーの多様性が認められ、尊重され、水と油のはずの両者が「乗船」することができる、ということになると、これまでの米国のヘゲモニーや世界統治のあり方は何だったのか、何か根本的に間違っていたのではないか、という議論が出てきて当然でしょう。

 SCOは、2001年に中国、ロシア、中央アジアのカザフスタン、キルギスタン、タジキスタンを含む6ヶ国の政治、経済、軍事連合として設立され、2017年には南アジアのインドとパキスタンが加盟しています。思い出してみれば、SCOにおける「呉越同舟」には、両国とも核を保有しながら、カシミール高原をめぐって緊張をはらむ隣国同士でもあるインドとパキスタンという「前例」がありました。

 BRICSはもともと2006年の発足時にブラジル、ロシア、インド、中国(BRIC)の4カ国からなり、2010年に南アフリカを加えた新興経済大国のグループです。

 以下、『ニューズウィーク』の記事を、抜粋でご紹介します。

 「国際問題専門家でカナダのマクドナルド・ローリエ研究所の寄稿者であるマシュー・ニーポール氏は、『BRICSとSCOは、多極化を重視しており、そのサミットも時には互いに背中合わせで行われてきたという、ある重要な思想的特質を共有している』と『ニューズウィーク』に述べている。

 ニーポール氏は『両者とも、多極化の原動力となり、代替案(通貨や銀行など)の手助けをしようとしている』と付け加えた。『理論的には、経済的なつながりを促進し、ロシアのような制裁のために米国の機関が埋められない隙間に入り込むことができるだろう』。

 北京とモスクワが主導する安全保障と経済に特化したブロックは、イランやサウジアラビアなどの新メンバーを迎え入れようとしている。2022年2月4日、中国・北京での冬季オリンピックでは、プーチン大統領、中国の習近平国家主席、イランのエブラヒム・ライシ大統領、サウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子も参加した。

 すでにSCOのオブザーバーであるイランは、9月の最新首脳会議の中で正式な加盟手続きを開始した。イラン外務省は月曜日、同国がBRICSへの加盟も目指すと発表した」。

 ニーポール氏は、BRICSとSCOが連携し、さらに加盟国を増やしていく可能性があると考えているようです。

 「サウジアラビアもBRICSへの加盟を検討していると、5月下旬に同国を訪問したロシアのラブロフ外相が明らかにした。今回の発表は、サウジアラビアが中国の招きでアルゼンチン、エジプト、インドネシア、カザフスタン、ナイジェリア、セネガル、タイ、アラブ首長国連邦と『BRICS+』の議論を行い、中国外交部の汪文斌報道官が『BRICS拡大プロセスで合意に達した』とメンバーたちに発表したことを受けたものである。

 このうち、アルゼンチンはすでに加盟を申請しており、国際経済関係における主要なプレーヤーとしての地位が高まる可能性がある。また、SCOも成長を目指しており、北京とモスクワは、必ずしも米国主導の国際秩序に署名していない、より幅広い国々のグループに国際的な影響力の均衡を揺さぶる努力を進める態勢を整えているかもしれない。

 ニーポール氏は、このビジョンを野心的な話から実質的な行動に移すには『乗り越えるべき大きなハードル』があると主張する一方で、SCO-BRICSの結束力は世界秩序の再構築に大きな影響を与える可能性があると述べている。

 『もし、BRICSがグローバル・サウスやG20の旗手として位置づけられ、強力な組織メカニズムを構築し、より徹底的に統合することに成功すれば、かなりの影響力を持つことができるだろう』と彼は言った」。

 SCO-BRICSの提携・協力が、さらにG20、アジア、アフリカ、南米などのグローバル・サウスにつながっていけば、巨大な非米のグループができます。これらが貿易決済手段としてドルを必要としない方向を本格的に目指せば、非ドル・グループともなり、米国の覇権を支えている2つの足、即ち軍事力と基軸通貨ドルのうち、片方の足を失うことになるかもしれません。

 「BRICSの国際情勢に対する多極化のアプローチは、イランとサウジアラビア双方にとって同様に魅力的であることが証明されている。しかし、この2ヶ国が加盟を目指すのには、それぞれ独自の理由がある。

 リヤド(サウジ政府)にとっては、数十年にわたるワシントンとの緊密な関係から脱却するためというより、独立したプレーヤーとしての地位を確立するためであろう。

 『国がサウジアラビア王国を「BRICS」に招待したことは、同国が新世界の構築に大きな役割を果たし、世界貿易と経済において重要かつ不可欠なプレーヤーとなったことを裏付けるものです』と、リヤドのサウジ・エリート・グループのモハメド・アルハメド会長は『ニューズウィーク』に述べた」。

※【速報9243】Newsweek、1日「北京とモスクワが主導する安全保障と経済に焦点を当てたブロックが、イランとサウジアラビアを含む独自の新しいメンバーを引き受けることを目指している」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1544677836262612992

 「ウクライナ紛争」と米国・NATO主導の制裁は、世界の3分の1が参加したものの成果をあげられず、参加しなかった3分の2は、参加しなかったことによる米国とその同盟国からの「報復」を恐れることもなく米国単独覇権から離れていくプロセスが加速しているようです。この副作用は、今後も見のがすわけにはいきません。

 米国と並んで、ウクライナ紛争を長引かせることに最も積極的な英国の、ボリス・ジョンソン首相がついに、トーリー党党首の辞任に追い込まれました。

 5月7日には、英国地方選挙で与党トーリー党が惨敗し、6月7日の党内からの不信任決議を何とか乗り切ったジョンソン首相ですが、ついに動きが取れなくなりました。7日、ジョンソン首相は、トーリー党党首を辞任すると声明を発表しました。

 通常ならば、英国は議院内閣制であり、トーリー党の党首を辞任するならば、同時に英国の首相も辞任すべきです。閣僚も次々と去っているので、内閣総辞職すべきと言い換えた方がいいかもしれません。

 ところが、です。

 なんと、ジョンソン氏は、首相は続ける、というのです。

 『BBC』(7日)によると、ジョンソン氏は、トーリー党党首を辞任するものの、次の首相が決まる秋まで首相を続けたい意向です。そんな体制で何ができるのでしょうか。日本でいえば、自民党総裁を辞するが、日本国総理大臣はやめない、といっているようなものです。誰の目にも明らかな死に体、であり、そんな人物が首相のポストにとどまるというのでは、英国の伝統ある民主主義の名折れです。

※【速報9257】BBC、7日「ジョンソンはトーリー党のリーダーを辞任するが、秋まで首相のままである」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1544968082258505728

 『タイム』(7日)は、5日から始まった閣僚や政府高官の辞任ラッシュが続き、「ジョンソン首相は木曜日(7日)、過去48時間に少なくとも50人の議員と政府高官による辞任の大波を受けて辞任すると発表した」と報じました。

 『フォーリン・ポリシー』(6日)は、7月5日は英国の政治史に残る1日「非現実的な1日」だったと報じました。

 『エコノミスト』(7日)は、「道化師(クラウン)が落っこちた」と題した記事を出し、表紙に、ケーブルから吊り下ろされたジョンソン氏のロープが切れて落下中、手から英国旗がすり抜けて、というコラージュを掲載しました。

※Boris Johnson should go immediately(The Economist、2022年7月7日)
https://www.economist.com/leaders/2022/07/07/boris-johnson-should-go-immediately

 ジョンソン首相を酷評した後、「英国は危険な状態にある。英国は想像以上に貧しい。経常収支の赤字は膨らみ、英ポンドは下落し、債務金利のコストは上昇している」と危機感を募らせ、「すべてが可能だった時代は終わった。ジョンソン氏の辞任に伴い、政治は再び現実に固定されなければならない」と警鐘を鳴らしました。

 高価な武器を大量にウクライナに注ぎ込む余地など、今の英国にはない、という「現実」に向きあおうというまともな言説が、ようやく英国でも出てきました。ウクライナに対する過剰な美化や過剰な期待は、幻想から目が覚めれば、一気に崩れてゆくことでしょう。

 英国のマスメディアも、日本のマスメディアに負けず劣らず、「ウクライナ=善、ロシア=悪」という構図で、さんざんウクライナの徹底抗戦を煽っていました。

 ボリス・ジョンソンが、国民に支持されておらず、何か別のシナリオライターの脚本でも演じているかのように、ウクライナへの武器支援にこだわってきたのを支えてきたのは、ウクライナ紛争に関して、英国メディアが膨らませてきた「非現実的な幻想」があったからです。英国にとって「非現実的」だったのは、この「1日」だけではなく、この4ヶ月だったのではないのか、省みる必要があるはずです。

※【速報9258】TIME、7日「英国のボリス・ジョンソン首相は木曜日、過去48時間に少なくとも50人の議員と政府高官による辞任の大波を受けて辞任すると発表した」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1545056445028528128

※【速報9261】『FP』(6日)は、11人の大臣と3人の貿易使節が辞任し、さらに多くの閣僚や交換が辞任した、英国の政治史に残る1日「非現実的な日」だったと報じました。
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1545057013960679424

※【速報9262】『エコノミスト』(7日)は、「道化師(クラウン)が落っこちた」と題した記事を出しました。
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1545057053106126849

 すでに、ジョンソン首相の後任の話題が始まっています。

 『タイム』(7日)は、ジョンソン氏の後任のオッズは、ウクライナ紛争で人気を得たベン・ウォーレス国防大臣3倍、リシ・スナック元財務大臣4倍、ドミニク・ラーブ副首相兼法務大臣5.5倍、ペニー・モーダント元国防大臣6倍、サジド・ジャビド元保健大臣8倍、リズ・トラス外務大臣10倍、ナディム・ザハウィ10倍、ジェレミー・ハント元保健・外務大臣11倍などとなっている、と報じました。

※【速報9259】『TIME』によると、ジョンソンの後任は、ウクライナ紛争で人気を得たベン・ウォーレス国防大臣3倍、リシ・スナック元財務大臣4倍、ドミニク・ラーブ副首相兼法務大臣5.5倍、
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1545056947975880705

 『ブルームバーグ』(7日)は、関係者によると、ジョンソン氏は秋までは暫定的に首相にとどまり、10月初めに開かれる保守党大会までに同党は新党首を選出する予定だと報じました。

 『ブルームバーグ』はジョンソン氏の後任について、最有力候補は、モーダント貿易政策担当相、次いで5日に辞任したばかりのスナク前財務相だとしています。さらにウォレス国防相やトラス外相、ジャビド前保健相の名前が有力候補のトップ5を占める、としています。

※【速報9265】『ブルームバーグ』(7日)「英国のジョンソン首相が7日、国民向け演説で辞任を表明した。ジョンソン政権では過去2日間、政府要職からの辞任が前例のない規模で続いていた」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1545057169208659969

 『RIA』(7日)によると、ジョンソン首相が党首を辞任した件について、ロシアのドミトリー・ペスコフ大統領報道官は、「ジョンソン氏の辞任については英国民が自分たちの政府の仕事を自分たちで評価する必要があり、クレムリンは評価する立場にない」と述べました。

 ただし、ペスコフ報道官は、「ジョンソン氏自身に関しては、彼は私たちをあまり好きではありません。私たちも彼を好きではありません」と付け加えました。ロシアン・アイロニーというべきでしょうか。次も、ペスコフ報道官とロシアを好きではない、そしてペスコフ報道官自身も好きになれない人物が英国首相の座につく可能性が高いと思われます。お気の毒さまですが。

※【速報9268】『RIA』(7日)「ドミトリー・ペスコフ大統領報道官は、ジョンソン氏の辞任については英国民が自分たちの政府の仕事を自分たちで評価する必要があり、クレムリンは評価する立場にないと述べた」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1545057310175035392

■<新記事紹介>【2022参院選・独占スクープ!】「LGBT差別」と炎上中の自民党・井上義行候補(全国比例)が自身も信徒の世界平和統一家庭連合(旧統一教会)会合で炎上上等と表明!「私は同性婚反対を信念を持って言っていますから!!」

 7月6日のこの日刊IWJガイドでもお伝えしましたが、自民党の比例代表候補で、安倍晋三元総理の首相秘書官もつとめた井上義行氏が、LGBT差別発言を繰り返しています。

※はじめに~「神道政治連盟」によるヘイトクライム扇動!? 自民党議員中心の「神道政治連盟国会議員懇談会」で司会者が「同性愛は精神障害」「家庭と社会を崩壊させる」など偏見と差別に満ちた冊子を配布! 自民党に対し、署名、デモ、抗議声明など、批判が集中!! 米国フロリダ州では「ゲイと言ってはいけない法」が成立・施行! アイダホ州では白人至上主義者がLGBTQプライド・イベントを襲撃準備し、警察が31人を拘束!!(日刊IWJガイド、2022年7月6日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51028#idx-1
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20220706#idx-1

 井上候補は街宣で「若い世代の社会保障の負担を減らすために、3世代同居を進め、どうしてもそれができない人に介護制度の財源を振り分けていくべきだ」と訴えた上で、「同性婚を国が認めることは、2000年の人類の歴史の否定だ」などと主張し、同性婚反対を訴えています。

 こうした井上候補の発言に、ツイッターなどSNSでは「LGBT差別発言」、「杉田水脈の『生産性』発言に匹敵するレベル」、「何の根拠もない同性愛者差別」などの批判が集まっています。

 井上候補の主張が非論理的であることは明らかです。同性婚を法的に認めるかどうかということと、井上候補が望んでいる3世代同居が増えるかどうかということの間には、何の因果関係もありません。

 そもそも、日本の歴史上、婚姻を戸籍で法的に保護したのは明治以降のことであり、「同性婚を国が認めると、人類の2000年の歴史が否定されてしまう」という発想自体、甚だしい歴史認識不足か、そうでなければ意図的に歪曲された歴史観にもとづいています。

 その井上候補が、7月6日、埼玉県で行われた世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の会合で、幹部から「もうすでに信徒になりました」と紹介され、「信念を持って同性婚反対と言っている」と演説し、熱狂的な拍手に包まれました。フリーランスジャーナリストの横田一氏が取材しました。

 さらに横田氏は、会場から出て来た井上候補に直撃取材も行いました。

 詳しくはぜひ、以下の記事をご一読ください。

【2022参院選・独占スクープ!】「LGBT差別」と炎上中の自民党・井上義行候補(全国比例)が、自民党の支持母体で、井上氏自身も信徒の世界平和統一家庭連合(旧統一教会)会合で「炎上上等」と表明! 井上氏に直撃取材!「私は、同性婚反対に信念を持って言っていますから!!」
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/508513

 選挙のたびに取り沙汰される、自民党と統一教会との深いつながりについては、ぜひ以下の記事も御覧ください!

※(再掲載)文鮮明という「メシヤ」が「再臨した国」韓国に貢がされる「エバ国家」日本!? 自民党に深く浸透する統一教会の「正体」! ~岩上安身によるインタビュー 第897回 ゲスト 北海道大学大学院 櫻井義秀教授 2018.8.17
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/429742

※【第181-182号】岩上安身のIWJ特報!特定秘密保護法、憲法改正、原発・・・ 自民党と統一教会、その「深い関係」に迫る 2014.12.14
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/213536

■<IWJ取材報告>自民党・朝日健太郎候補「密集地域や、救急車の入れないような場所をなくし、皆さんを災害から守っていく、その仕事を任せていただきたい」しかし改憲、戦時独裁体制を作るための緊急事態条項の話は一切なし! ~7.6 自民党 朝日健太郎 参議院東京選挙区候補 街頭演説会

 7月6日午後4時30分より、東京・原宿交差点にて、自民党の朝日健太郎・参議院東京選挙区候補による街頭演説会が開催され、応援弁士として渋谷区議会から、中村豪志議員、岡美千瑠議員、斎藤竜一議長らが登壇しました。

 朝日候補は、以下のように自身の政策である災害対策について、語りました。

 「私はスポーツをはじめ、オリ・パラの仕事と並行して、国土交通行政に関わってまいりました。いわゆるまちづくりです。私の実体験としては、故郷熊本が地震に遭いまして、災害に備えるということの重要性を痛感しています。

 まさに、ここ東京も、首都直下地震をはじめ、実は台風も九州に上陸をしましたけれども、これから豪雨災害、台風被害、こうしたもののリスクがつきまといます。こうした中で、国民の皆さんの命と暮らし、財産をどのように守っていくのか。

 これは政治の役割であり、私は6年間災害対策に努めてまいりましたので、引き続き有権者の皆さんに国会へ戻していただいて、また災害に強い東京というものを実現していきたいと思います。まさにこの災害に強いというのも、国際社会からの評価に大いにつながると思います。

 地震のリスクも避けては通れません。そうした中で、この首都直下地震、5月に東京都から被害想定が出されましたけれども、いまだ1万人近い方がお亡くなりになるという想定が出ています。この首都直下地震も、我々人類の英知で避けることはできませんけれども、被害を最小化することは可能だと思っています。これまで耐震化も進みました。

 ただ、まだまだ密集地域や緊急車両が入れないような道が、東京にはまだまだ残っている。こうしたものを一つ一つ丁寧に解消していって、東京の皆さんの災害から皆さんの命を守っていく仕事を任せていただきたいと思います」。

 この選挙のあとに、戦時独裁体制を作るための緊急事態条項を含んだ改憲を自民党は断固として行うなどといった剣呑な話は、選挙前の有権者の前では、朝日健太郎候補の口からも、一切出てきませんでした。

 改憲勢力(自民党、公明党、維新、国民民主党)の候補に共通する、選挙期間中だけの「改憲ステルス」作戦なのでしょう。

 詳細は、ぜひ全編動画でご確認ください。

※朝日健太郎候補「密集地域や、救急車の入れないような場所をなくし、皆さんを災害から守っていく、その仕事を任せていただきたい」~7.6 自民党 朝日健太郎 参議院東京選挙区候補 街頭演説会
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/508161

■<新記事紹介>ロシア軍捕虜の英国人アスリン氏がウクライナ軍の戦争犯罪吐露!?「英国人」インタビュアーは元ロシアメディア勤務で信頼性は!? 6月、アスリン氏ともう1人の英国人捕虜・元英軍人ピナー氏に「死刑」宣告が!

 ロシア軍の捕虜となった英国人アイデン・アスリン氏が、4月19日公開されたインタビューで、ウクライナ兵のロシア兵捕虜に対する戦争犯罪を告発しました。

 しかし、インタビュアーの英国人ジャーナリスト、グラハム・フィリップ氏は、ロシアメディアの『RT』やロシア国防省TVでの勤務経験があるとも報じられていることから、アスリン氏へのインタビューの信頼性には、疑問符もつきました。

 アスリン氏ともう1人の捕虜ショーン・ピナー氏は、ジョンソン英首相に、ウクライナの「親露派」政治家メドヴェチュク氏との捕虜交換を要請しましたが、ロシア政府は拒否。

 アスリン氏は以前、シリアでクルド人武装部隊とともに、イスラム国と戦闘した経験があるため、「傭兵」とみなされて、死刑に処せられる可能性もあるとされました。また、ピナー氏は英国陸軍からウクライナ海軍に移籍し、ウクライナ海兵隊を訓練していたことが明らかになっています。

 英国の閣僚、ブランドン・ルイス氏は「義勇兵2人のウクライナ渡航は不法行為だ」と厳しく批判しました。

 その後6月9日になって、ヤフーニュースやBBCが、アスリン氏とピナー氏が、「傭兵」として「死刑」を宣告されたことを報じました。

 さらにBBCは6月23日、アスリン氏が「死刑執行が行われることを告げられた」うえ、「英国政府関係者が彼のために交渉しようとしたことはなかったと、彼を捕らえている側から言われた」と家族に語ったことを伝えています。

 詳しくは、下記記事を御覧ください!

※ロシア軍捕虜の英国人アスリン氏がウクライナ軍の戦争犯罪吐露!?「英国人」インタビュアーは元ロシアメディア勤務で信頼性は!? 6月、アスリン氏ともう1人の英国人捕虜・元英軍人ピナー氏に「死刑」宣告が!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/508204

■<新記事紹介>米国2023年度国防予算、バイデン大統領は「史上最大」と豪語だが、インフレ調整すると前年比1.5%の微増! WSJ紙は「独裁者の台頭要因は米軍事力低下」と酷評! WSJも、軍事力で米国が地球のボスを続けようとする発想むき出し!

 バイデン米大統領は、3月28日米議会に提案した2023年会計年度の米国防予算について「歴史上最大の国家安全保障への投資」と豪語しました。

 実はその直前、米上下両院の共和党議員40人が「インフレ調整後で5%の国防費増額」をバイデン大統領に要求していたと報じられました。

 ところが、総額8130億ドルの国防予算は「インフレ調整すると前年をわずか1.5%しか上回っていない」とウォール・ストリート・ジャーナルが批判したのです。

 同紙は社説で、国防予算はインフレで膨れ上がってたGDPの約3.1%で「冷戦後の最低水準に近い」、「米海軍が中国を打ち負かすには、500隻の艦艇が必要」だが「2027年には280隻に減少」、陸軍要求予算は「インフレを考慮すると前年より少ない」など軍事費不足を様々に指摘。

 その上で、バイデン政権が力を入れる気候変動対策より、国防予算こそ重要で、「世界の独裁主義者の台頭要因の一つは米軍事力の低下」と酷評。国防費を「冷戦時代のGDP費5%以上」の目標にすべしと主張しました。まさに米国は軍事力で地球のボスを続けるべきとの発想がむき出しです。

 詳しくは、下記記事を御覧ください!

※米国2023年度国防予算、バイデン大統領は「史上最大」と豪語だが、インフレ調整すると前年比1.5%の微増! WSJ紙は「独裁者の台頭要因は米軍事力低下」と酷評! WSJも、軍事力で米国が地球のボスを続けようとする発想むき出し!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/508223

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 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵、田上壮彌、城石裕幸、中村尚貴)

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