「『日本はTPP交渉でいかなる修正も、文章の変更も、新しい提案もできない』と米国交渉官は語った」 秘密裡で進むTPP交渉会合の内幕を報告 ~TPPを慎重に考える会緊急報告会 2013.3.13

記事公開日:2013.3.13地域: テキスト 動画
このエントリーをはてなブックマークに追加

(佐々木隼也)

特集 TPP問題

 3月4日からシンガポールで開かれているTPP交渉会合の内幕について、3月13日(水)、13時より行われた「TPPを考える国民会議・TPPを慎重に考える会 緊急報告会」で、アジア太平洋資料センター(PARC)事務局長 内田聖子氏が報告した。内田氏は、米国NGOパブリック・シチズンの一員として参加。国際NGOチームと共に、交渉官や出席したステークホルダー(利害関係者)への聞き取り調査を行った。

■ハイライト

  1. シンガポールの交渉報告:アジア太平洋資料センター(PARC)事務局長 内田聖子氏
  2. ロリ・ワラック氏が訴えるビデオメッセージ「日本のTPP参加は主権の放棄」
  3. 公開質問状について

─ 以下、内田氏の報告内容。

内田氏「交渉会合の参加者は11カ国の交渉担当官と、企業・業界団体・NGO等の利害関係者、総勢600名。交渉会合は3月4日~13日まで行われる。もちろん日本はまだ交渉参加を表明していないので、参加できない。私は米国のNGOパブリック・シチズンのスタッフとして入れてもらった。

 交渉内容のポイントは、知財、環境、法的・制度的課題、金融サービス、投資、労働、市場アクセス。特に知財強化が焦点で、企業vsNGO、米国vs企業の構図がくっきり。特に米国の医薬品業界が、他国の交渉官に対して、知財強化を受け入れるよう、強烈に要求している。

 交渉は秘密裡に行われ、誰も近づけない。が、3月6日にステークホルダー(利害関係者)会議があった。企業やNGO、約70団体がブースを出展し、約40団体がプレゼンテーションを行った。企業にとっては商談の場、各国の交渉官へのアピールの場。

 聞き耳をたてると、『TPP妥結したらベトナムにはこんな商品を入れますよ』『もっと投資をしますよ』など夢のような経済発展があるかのような話をする。

 一方NGOにとっては、TPPの危険性・貧しい人達の権利を訴える場。しかし全体では企業の数の方が圧倒的に多いため、NGOは会場では疎まれる。

関連記事


コメント “「『日本はTPP交渉でいかなる修正も、文章の変更も、新しい提案もできない』と米国交渉官は語った」 秘密裡で進むTPP交渉会合の内幕を報告 ~TPPを慎重に考える会緊急報告会

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です