ALPSの使用済吸着剤を収容する高性能容器の目視点検時、容器上面に水濡れを発見、水の分析結果、原因は調査中~東電定例会見 2015.4.2

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 2015年4月2日17時45分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。ALPSで用いた、使用済の吸着剤を収容するHIC(高性能容器)の状態を目視点検したところ、上面に水濡れが見つかった。原因はまだ調査中で分かっていない。

 使用済吸着剤は核種を吸着しており、高濃度に汚染されているため、HICに収容している。そのHICも、遮蔽のためコンクリート製のボックスカルバートに収容しているが、上部に直径10cm程度の上蓋貫通口が開いており、風雨が強い場合、雨水が入り込む可能性もあるという。


福島第一原発構内道路脇の側溝付近からの発煙は火災と判定、たまたま通りかかった作業員が発見~東電定例会見 2015.3.30

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 2015年3月30日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。構内道路脇の側溝付近から発煙しているのを、たまたま通りかかった作業員が発見、消防連絡し、火災と判定された。発煙原因はまだ調査中だという。


福島第一原発4号機使用済み燃料の取り出しを終えたことに東電「大きな自信」と見解を述べるも、燃料デブリの取り出しは「まだまだこれから」との認識~東京電力「中長期ロードマップの進捗に関する記者会見(2015年3月分)」 2015.3.26

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 2015年3月26(木)18時30分から、東京電力「中長期ロードマップの進捗に関する記者会見」が開かれた。増田尚弘福島第一廃炉推進カンパニー・プレジデントは、福島第一原発4号機の使用済み燃料プールから1533体の燃料の取り出しを無事終えたことは「大きな自信」となり、今後、1、2、3号機に活かしたいと述べた。しかし、燃料デブリの取り出しは「まだまだこれから」だという認識を示した。


福島第一原発5、6号機道路両脇土手で火災、移動中の協力会社作業員が発見、原因は調査中~東京電力定例記者会見 2015.3.23

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 2015年3月23日(月)17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。福島第一原発5、6号機西側の道路脇土手で火災が発生したことを、移動中の協力会社作業員が発見、連絡し、無事に消火したと東電は報告。プラントパラメータやモニタリングポストに影響はないという。原因は現在調査中で、まだわかっていない。


福島第一、1号機炉心燃料の全量溶融を実測データにより初めて確認、燃料デブリ検知の可能性見えてきたが取り出しへの有効性は不明~東京電力定例記者会見 2015.3.19

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 2015年3月19日(木)17時30分から東京電力にて、原子力の定例記者会見が開かれた。政府主導のIRID(技術研究組合・国際廃炉研究開発機構)による宇宙線の一種、ミューオンを用いた燃料デブリの検知技術の実証実験の速報結果を東電は発表。福島第一原発1号機の燃料は、ほぼ全てが炉心から融け落ちていると判断した。

 数値解析の結果とほぼ同じ結果が得られ、検知技術の有効性が見えてきたが、実際の取り出しにどのように活かせるかはまだ分からない。これまでは数値解析という仮想上の結果だけだったが、それが今回初めて実測データにより確認されたことになる。


汚染水処理の年度内完了を断念、ALPS処理完了の目途立たず~東京電力定例記者会見 2015.3.16

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 2015年3月16日(月)17時30分から、東京電力本店で定例記者会見が開かれた。汚染水の水処理の今年度内完了を断念し、5月末までにその時点での汚染水総量の約97%を処理する新たな計画を公表した。ただし、そのうち3分の1はストロンチウム処理水であり、ALPSによる水処理が必要となる。さらに、残る3%を処理する目途はいまだ立たっていない。


福島第一原発タンク堰外側でベータ線・毎時35ミリシーベルトを観測、過去の漏洩との関係は不明、継続調査中 ~東電定例記者会見 2015.3.12

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 2015年3月12日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。福島第一原発H4タンクエリア外堰の外側で、β線で最大35mSv/hを観測した。3年前にタンクから汚染水が漏洩した箇所だが、それとの関係は調査中でいまだ漏洩の原因は判明していない。


高濃度汚染水の海洋流出問題を受け、新たな情報公開方針の公表へ、現状について東電広報官「詳細は把握していない」と答弁~東京電力定例記者会見 2015.3.9

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 2015年3月9日(月)17時30分から、東京電力本店で定例記者会見が開かれた。排水路から高濃度汚染水が海洋流出した問題で、情報公開の方針を改善するよう指導を受けた東電は、新たな情報公開の方針を取締役会で決定、原子力改革監視委員会の報告を踏まえて3月30日に公表する予定で、現在、発電所内のリスク総点検を行っている。これについて、関連の質問が記者からあがったが、会見で東電広報官は、「詳細は把握していない」との答弁を繰り返した。


福島第一原発C排水路からの汚染水、海洋へ4億ベクレルが流出したと試算、汚染源はいまだ特定できず~東京電力定例記者会見 2015.3.5

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 2015年3月5日(木)17時30分から、東京電力本店で定例記者会見が開かれた。2月22日にC排水路から港湾内へ放射能が流出した問題について、東電は全βで4億Bqが流出したとの試算を発表。しかし、汚染源はいまだ特定できず、引き続き調査を続行しているという。


立て続けに人身事故を起こしていた東電、安全総点検完了後1ヶ月足らずで再び事故が発生、作業員が転倒し右手首内粉砕骨折/汚染水の外洋への流出で応急対策

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 2015年3月2日(月)17時30分から、東京電力本店で定例記者会見が開かれた。安全総点検の完了後、1ヶ月を待たずに人身事故が発生。作業員の1人が屋内作業中に転倒し、右手首内を粉砕骨折、いわき市立総合磐木共立病院に緊急搬送され手術を行った。結果に関する情報はまだ届いていないという。


福島第一、排水路からの汚染水漏洩について情報公開の不備を反省「地元の信頼が大事だが、それを損ねてしまった」~東京電力「中長期ロードマップの進捗に関する記者会見(2015年2月分)」 2015.2.26

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 2015年2月26日(木)18時30分から、東京電力「中長期ロードマップの進捗に関する記者会見」が開かれた。福島第一原発構内排水路を通じ、汚染水が海へ漏洩した件で、情報公開の不備を規制委員会、経産副大臣から叱咤されたことについて、増田尚宏(ますだ なおひろ)CDO・福島第一廃炉推進カンパニー・プレジデントは、「どんな情報が必要か、しっかりとらえて公開してきたい」との認識を示した。


福島第一原発、側溝排水路から汚染水が港湾内へ流出、原因は不明~東電定例会見 2015.2.23

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 2015年2月23日(月)17時30分から、東京電力定例記者会見が開かれた。福島第一原発の側溝排水路の連続放射線モニタが高高警報を発し、全ベータ5000~7000Bq/Lの汚染水が港湾内へ流出した。現在、流出は止まったが、流出源はまだ分かっていない。


福島第一原発2号機海水配管トレンチの立坑Aの水位が上昇、滞留水をタービン建屋に移送~東電定例会見 2015.2.19

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 2015年2月19日(木)17時30分から、東京電力定例記者会見が開かれた。福島第一原発2号機海水配管トレンチの立坑Aの水位が上昇し、管理基準OP+3.0mを超えたため、立坑滞留水をタービン建屋に移送した。


福島第一原発4号機海水配管トレンチへのグラウト充填作業を開始~東京電力定例記者会見 2015.2.16

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 2015年2月16日(月)17時30分から、東京電力定例記者会見が開かれた。福島第一原発4号機海水配管トレンチへのグラウト充填作業を開始したことが発表された。グラウト材の固化状況、トレンチ内の水位等を監視しつつ、徐々に充填する予定。2、3号機トレンチは、これまでの充填結果を確認しつつ、次の作業への準備を行っている状態だ。


サブドレンピットから汲み上げた地下水の海洋放水、漁連の組合員意見集約を待っている段階 ~東電定例会見 2015.2.12

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 2015年2月12日17時30分から、東京電力定例記者会見が開かれた。サブドレンピットから地下水を汲み上げ、浄化、分析後に海洋放出する計画だが、東電は関係者に説明を続け、現在漁協が組合員の意見集約をしており、東電はその結果を待ってる状況だと広報官の川村信一氏は説明した。


福島第一、護岸地下水からセシウム134・137過去最高濃度を検出、原因は不明 ~東京電力記者会見 2015.2.9

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 2015年2月9日19時から、東京電力で定例記者会見が開かれた。福島第一原発地下水観測孔No.2-7で、過去最高濃度のセシウム134、137を検出したが、詳細な原因はわからず、東電はサンプリング調査を続け、慎重に監視する方針を示した。ただし、水ガラス注入による地盤改良壁を乗り越えた可能性も完全に否定しきれないとしている。


死亡事故を受けた安全総点検で行程が2週間遅れるも、凍土遮水壁3月運転開始の目標は変えない方針/テロ対策の強化は「機微情報なので答えられない」~東電定例会見 2015.2.5

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 2015年2月5日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。続発した作業員の死亡事故を受けて行った安全総点検で、約2週間工程がスライドしたが、凍土遮水壁の3月運転開始の目標は変更していない。ただし、工程ありきではなく安全第一で作業工程を見直しているとし、具体的な日程は「今は言えない」と繰り返した。

 タンク堰に入り込んだ雨水が汚染されており、その原因にフォールアウト、舞い上がった土壌等が考えられることについて、IWJは、その原因が堰内だけではなく、構内全般や構外に影響する可能性を質問。東電は、構内の堰外が現在約62%をフェイシング済だとし、構内全体として、敷地境界線量が目標値以下になるよう管理していると説明した。


原子力安全における目標値を設定、達成度やレベルを目に見える形に――目標の妥当性は? ~東京電力「原子力安全改革プラン進捗報告(2014年度第3四半期)記者会見」

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 2015年2月3日15時から、東京電力で「原子力安全改革プラン進捗報告(2014年度第3四半期)記者会見」が開かれた。姉川尚史・原子力改革特別タスクフォース事務局長は、今期のポイントとして、原子力安全を定量化するKPI(Key Performance Indicatior)を策定、運用について説明し、「福島第一の事故を決して忘れることなく」「安全のための絶え間ない努力を続ける」決意を示した。

 原子力安全に対してKPIを適用するのは世界で初めてのこと。自らが立てた目標の妥当性はどう評価するのか。この点について、IWJが質問した。姉川氏は、海外の優れた運転実績、安全評価を得ている電力会社をベンチマークし、自分達の立ち位置を見つける努力を続けると答えた。


死亡事故の根本原因、スケジュールを遵守するプレッシャーに押されたことも一つ ~東京電力人身災害に関する原因と対策についての臨時記者会見 2015.2.2

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 2015年2月2日17時から、東京電力で人身災害に関する原因と対策についての臨時記者会見が開かれた。1月19、20日に東電の3つの原発で重大な人身事故が相次いだことから、全ての作業を中断、安全総点検を行っていた。福島第一原発については、過去の事故原因も改めて深堀りし、改善策を実施。全作業436件中安全を確認した392件を2月3日から再開する。2週間に渡る作業中断の工程への影響は、これから徐々に評価していくという。


「工程ありきでなく安全を確認してから再開する」人身事故対策の安全総点検いまだ終わらず~東京電力「中長期ロードマップの進捗(2015年1月版)に関する記者会見」 2015.1.29

記事公開日:2015.1.29取材地: テキスト動画

 2015年1月29日19時から、東京電力で中長期ロードマップの進捗に関する記者会見が開かれた。重大な人身事故の対策”安全総点検”はまだ終わっていない。原子力部門トップの姉川尚史・常務が現場を視察し、安全を確認した箇所から徐々に作業を再開する予定だという。増田尚宏・廃炉推進カンパニープレジデントは、「工程ありきでなく安全を確認してから再開する」との姿勢を強調した。