福島第一原発4号機海水配管トレンチへのグラウト充填作業を開始~東京電力定例記者会見 2015.2.16

記事公開日:2015.2.16取材地: テキスト動画

 2015年2月16日(月)17時30分から、東京電力定例記者会見が開かれた。福島第一原発4号機海水配管トレンチへのグラウト充填作業を開始したことが発表された。グラウト材の固化状況、トレンチ内の水位等を監視しつつ、徐々に充填する予定。2、3号機トレンチは、これまでの充填結果を確認しつつ、次の作業への準備を行っている状態だ。


サブドレンピットから汲み上げた地下水の海洋放水、漁連の組合員意見集約を待っている段階 ~東電定例会見 2015.2.12

記事公開日:2015.2.12取材地: テキスト動画

 2015年2月12日17時30分から、東京電力定例記者会見が開かれた。サブドレンピットから地下水を汲み上げ、浄化、分析後に海洋放出する計画だが、東電は関係者に説明を続け、現在漁協が組合員の意見集約をしており、東電はその結果を待ってる状況だと広報官の川村信一氏は説明した。


福島第一、護岸地下水からセシウム134・137過去最高濃度を検出、原因は不明 ~東京電力記者会見 2015.2.9

記事公開日:2015.2.9取材地: テキスト動画

 2015年2月9日19時から、東京電力で定例記者会見が開かれた。福島第一原発地下水観測孔No.2-7で、過去最高濃度のセシウム134、137を検出したが、詳細な原因はわからず、東電はサンプリング調査を続け、慎重に監視する方針を示した。ただし、水ガラス注入による地盤改良壁を乗り越えた可能性も完全に否定しきれないとしている。


死亡事故を受けた安全総点検で行程が2週間遅れるも、凍土遮水壁3月運転開始の目標は変えない方針/テロ対策の強化は「機微情報なので答えられない」~東電定例会見 2015.2.5

記事公開日:2015.2.5取材地: テキスト動画

 2015年2月5日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。続発した作業員の死亡事故を受けて行った安全総点検で、約2週間工程がスライドしたが、凍土遮水壁の3月運転開始の目標は変更していない。ただし、工程ありきではなく安全第一で作業工程を見直しているとし、具体的な日程は「今は言えない」と繰り返した。

 タンク堰に入り込んだ雨水が汚染されており、その原因にフォールアウト、舞い上がった土壌等が考えられることについて、IWJは、その原因が堰内だけではなく、構内全般や構外に影響する可能性を質問。東電は、構内の堰外が現在約62%をフェイシング済だとし、構内全体として、敷地境界線量が目標値以下になるよう管理していると説明した。


原子力安全における目標値を設定、達成度やレベルを目に見える形に――目標の妥当性は? ~東京電力「原子力安全改革プラン進捗報告(2014年度第3四半期)記者会見」

記事公開日:2015.2.3取材地: テキスト動画

 2015年2月3日15時から、東京電力で「原子力安全改革プラン進捗報告(2014年度第3四半期)記者会見」が開かれた。姉川尚史・原子力改革特別タスクフォース事務局長は、今期のポイントとして、原子力安全を定量化するKPI(Key Performance Indicatior)を策定、運用について説明し、「福島第一の事故を決して忘れることなく」「安全のための絶え間ない努力を続ける」決意を示した。

 原子力安全に対してKPIを適用するのは世界で初めてのこと。自らが立てた目標の妥当性はどう評価するのか。この点について、IWJが質問した。姉川氏は、海外の優れた運転実績、安全評価を得ている電力会社をベンチマークし、自分達の立ち位置を見つける努力を続けると答えた。


死亡事故の根本原因、スケジュールを遵守するプレッシャーに押されたことも一つ ~東京電力人身災害に関する原因と対策についての臨時記者会見 2015.2.2

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 2015年2月2日17時から、東京電力で人身災害に関する原因と対策についての臨時記者会見が開かれた。1月19、20日に東電の3つの原発で重大な人身事故が相次いだことから、全ての作業を中断、安全総点検を行っていた。福島第一原発については、過去の事故原因も改めて深堀りし、改善策を実施。全作業436件中安全を確認した392件を2月3日から再開する。2週間に渡る作業中断の工程への影響は、これから徐々に評価していくという。


「工程ありきでなく安全を確認してから再開する」人身事故対策の安全総点検いまだ終わらず~東京電力「中長期ロードマップの進捗(2015年1月版)に関する記者会見」 2015.1.29

記事公開日:2015.1.29取材地: テキスト動画

 2015年1月29日19時から、東京電力で中長期ロードマップの進捗に関する記者会見が開かれた。重大な人身事故の対策”安全総点検”はまだ終わっていない。原子力部門トップの姉川尚史・常務が現場を視察し、安全を確認した箇所から徐々に作業を再開する予定だという。増田尚宏・廃炉推進カンパニープレジデントは、「工程ありきでなく安全を確認してから再開する」との姿勢を強調した。


予定していた年度内の汚染水全量処理は断念、新たな目標日程は検討中~東電定例記者会見 2015.1.26

記事公開日:2015.1.26取材地: テキスト動画

 2015年1月26日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。安全総点検をまだ続けており、工事再開の目途はたっていない。これにより、トレンチ充填、凍土遮水壁工事などへの影響が懸念される。一方、年度内の汚染水全量処理は断念し、新たな目標日程は検討中だが、敷地境界線量を低減する目標日程へは影響しないという。


人身事故の続発を受け、全作業を中断して安全総点検を実施、作業開始時期は未定~東京電力定例会見 2015.1.22

記事公開日:2015.1.22取材地: テキスト動画

 2015年1月22日17時50分頃から、東京電力で定例記者会見が開かれた。福島第一、第二、柏崎刈羽原発で重大な労働災害が発生したことから、同原子力発電所では全作業を中断し安全総点検を実施、23日以降も続くという。工程ありきではなく、危険箇所をなくすのが目的であるため、終了時期のメドはない。


福島第一、第二で作業員2名が死亡、柏崎刈羽でも1名が重傷と人身事故が続発~東電臨時記者会見 2015.1.20

記事公開日:2015.1.20取材地: テキスト動画

 東京電力福島第一、第二原発、さらに柏崎刈羽原発で重大な人身事故が起こったことから、緊急臨時記者会見が開かれた。会見はTV会議で結ばれ、原子力部門のトップ責任者である姉川尚史 原子力・立地本部長をはじめ、各発電所の所長が出席した。三つの現場に共通しているのは、東京電力の管轄だということであるため、姉川氏は、東京電力の中に問題があり、万全な対策を取っていきたいと述べた。


タンク天井から転落する人身事故が発生、作業員1名が重体~東電定例会見 2015.1.19

記事公開日:2015.1.19取材地: テキスト動画

 2015年1月19日(月)17時30分から、東京電力定例記者会見が開催された。新設タンクの内面検査中、高さ約10mの天井からタンク内に転落する人身事故が発生した。転落した作業員は、左気胸、左4・5・6助骨骨折などの重体で、磐木共立病院に救急搬送され、治療中だという。安全総決起大会開催直後に事故が連続しており、安全管理体制が問われる。


「復興の加速」とその広報が大きな目標、課題は「汚染水の浄化完了」~東電会見 2015.1.15

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 2015年1月15日(木)18時30分から、石崎芳行復興本社代表と増田尚宏廃炉推進カンパニー・プレジデントによる記者会見が行われた。石崎氏は、復興の加速とその広報で住民の帰還意欲を高めてもらいたい、それが今年の大きな目標だと年頭の挨拶で述べた。


福島第一原発1-2号機間の地下水観測孔で過去最高濃度のセシウム、コバルト60などを検出~東電定例記者会見 2015.1.13

記事公開日:2015.1.13取材地: テキスト動画

 2015年1月13日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。福島第一原発1-2号機間の海側、護岸エリアの地下水観測孔で過去最高のCs-134、Cs-137、Co-60、全βを検出。地盤改良などの影響でピンポイント的に上昇したとも考えられるとして、直ぐに対策はせず、今後も観測、監視を続ける構えだという。


ALPSで処理した後のトリチウム水の扱い、タンクに滞留するか海洋放出か、国の検討結果を待つ考え~東電定例会見 2015.1.8

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 2015年1月8日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。3月に予定されている凍土遮水壁の凍結開始に変更はないとの考えを示した。また、ALPSで処理した後のトリチウム水は、国の検討結果が出るまでタンクに溜め続ける考えだという。


日本郵政の西室泰三社長が会見、ゆうちょ・かんぽの株式50%を売却し段階的にすべての株式を売却する方針 2014.12.26

記事公開日:2015.1.8取材地: テキスト動画

※1月8日テキストUPしました!

 日本郵政の西室泰三社長は、12月26日に記者会見し、日本郵政グループ3社(日本郵政株式会社・株式会社ゆうちょ銀行・株式会社かんぽ生命保険)の株式上場をする方針を決めたと発表した。ゆうちょ・かんぽの金融2社の株式については、まずは50%を売却して、段階的にすべての株式を売却していく方針だ。


福島第一、護岸エリア地下水観測孔で過去最大のセシウム濃度を検出~東電定例会見 2015.1.5

記事公開日:2015.1.5取材地: テキスト動画

 2015年1月5日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。福島第一原発2-3号機間の地盤改良を行った護岸エリアにある地下水観測孔から、過去最大のセシウム濃度を検出。ウェルポイントからの地下水汲み上げが影響している可能性があるという。


ALPS処理水、タンクに溜め続けるのが「今のスタンス」~「中長期ロードマップの進捗状況」に関する会見 2014.12.25

記事公開日:2014.12.26取材地: テキスト動画

 2014年12月25日18時から、東京電力で「中長期ロードマップの進捗状況」に関する会見が開かれた。増田尚宏・福島第一廃炉推進カンパニー・プレジデントは2014年を振り返り、事故発生直後に「野戦病院のような状態」と言っていた発電所の状況が、3日先、3か月先の仕事の流れが読めるようになり、安全安心して仕事のできる作業環境が整ってきたと総括した。


環境省の専門家会議で傍聴者を排除したことに市民団体らが抗議、都合の良い意見ばかり収集する官僚の姿勢を糾弾 2014.12.18

記事公開日:2014.12.24取材地: テキスト動画

※ 12月24日テキスト追加しました!

 環境省が12月18日(木)18時から予定していた「住民の健康管理のあり方に関する専門家会議」の「傍聴者を一切受け付けない」としたことから、同日16時から、「放射能から子どもを守ろう関東ネット」、「子どもたちを放射能から守る全国ネットワーク」、「FoE Japan」の3団体の市民らが記者会見を開いた。

 登壇したのは「FoE Japan」の満田夏花氏、「チェルノブイリ被害調査・救援」女性ネットワーク事務局長の吉田由布子氏、外部専門家として招致もされた、元放射線医学総合研究所主任研究官、東京電力福島原子力発電所事故調査委員会(国会事故調)元委員の崎山比早子氏、これまで傍聴を続けてきた「放射能から子どもを守ろう関東ネット(現在40団体)」共同代表の木本さゆり氏ら。


福島第一原発4号機燃料プールから燃料移送が完了、社長メッセージVTR~東電定例記者会見 2014.12.22

記事公開日:2014.12.22取材地: テキスト動画

 2014年12月22日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。福島第一原発4号機燃料プールから燃料移送が完了し、すべて共用プールや6号機燃料プールへ移送し終えた。今後4号機は燃料プール内の制御棒や、機器仮置きプール(DSピット)に保管されている機材の管理を続けることになる。


未接続配管からALPS処理水約6トンが漏えい~東電定例記者会見 2014.12.18

記事公開日:2014.12.18取材地: テキスト動画

 2014年12月18日18時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。ALPS処理水を誤移送し、未接続の配管部分から約6トンの処理水が漏えい。誤った手順書に基づき作業を行い、かつ現場の確認不足が原因だと東電は分析している。