参院選挙が公示された2013年7月4日(木)10時、大阪市浪速区のなんば高島屋前で、日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)が第一声を上げた。橋下氏は、松井一郎幹事長(大阪府知事)らと並んで、大阪府市でのこれまでの改革の実績を強調し、「徹底した構造改革に取り組む」と訴えた。
(IWJテキストスタッフ 松田/奥松)
参院選挙が公示された2013年7月4日(木)10時、大阪市浪速区のなんば高島屋前で、日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)が第一声を上げた。橋下氏は、松井一郎幹事長(大阪府知事)らと並んで、大阪府市でのこれまでの改革の実績を強調し、「徹底した構造改革に取り組む」と訴えた。
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橋下氏は、まず「選挙戦になると、あちこちから批判ばかり受ける」と切り出し、自身の従軍慰安婦を巡る発言については「メディアの大誤報だ」と従来の持論を展開。「東京スタイルでお行儀よくするのは性に合わない。批判を恐れず大胆にやっていく」とアピールした。
構造改革への意欲も強調し、「組織票を持っている団体にひるむことなく、徹底した構造改革が必要だ」として、混合診療、カジノ導入、公的年金の支給開始時期の引き上げなどの改革に言及した。その上で、橋下氏は「どれも、票田となる団体から猛反対を食らう。自民党はビビってしまってできない。批判を恐れずやってきた大阪スタイルで、国を改革していく」と、いわゆる既得権益と呼ばれる団体との対決姿勢を鮮明にした。
さらに、「自民党や民主党は、必死に組織票をかき集めている」と揶揄。「われわれには、組織力も資金力もない。みなさんの票だけが頼りだ」と支持を呼びかけた。