「技術的決着をつけないまま一方的に不十分とし議論を打ち切ったことは誠に遺憾である」。日本原電は評価会合後に開いた記者会見で、コメント発表した。
2013年4月23日(水)、敦賀原発敷地内を走る破砕帯の調査に関する評価会合が開かれた。5時間に及んだ会合で、日本原電は前回と同様、「活断層ではない」と反論するデータを提出したが、有識者らはそれを「不十分」とし、見解を覆すことはできなかった。
有識者会合は、次の会合で評価が取りまとめる予定だが、日本原電はそれに対し、最後まで反発を示した。現在、日本原電が継続中ので調査に関して島崎委員は、「現時点での判断を否定するような新たな知見が出れば、新しい評価をする」と、回答。
もしこのまま「活断層」の認定が変わることがなければ、敦賀原発2号機は廃炉を迫られる可能性が高い。次回の会合は5月を予定している。