「不開示決定をした実務担当者を明かさないのなら局長、大臣を尋問するしかない?!」~3.27 財務省による森友文書「不開示決定」に対して赤木雅子氏が取り消しを求める控訴審 第2回口頭弁論後の記者会見 2024.3.27

記事公開日:2024.4.3取材地: 動画
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 2024年3月27日(水)午後2時半より大阪市内にて、財務省による森友文書「不開示決定」に対して赤木雅子氏が取り消しを求める控訴審 第2回口頭弁論後の記者会見の記者会見が開かれた。

 学校法人森友学園の国有地売却をめぐる財務省の公文書改ざん問題で、改ざんに関与させられ自殺した近畿財務局の職員、赤木俊夫さん(当時54)の妻の雅子さんは、「改ざんに絡む行政文書を存否も明かさずに不開示としたのは不当」として、3年前、国に開示を求める訴えを起こした。

 去年9月、大阪地裁判決は、検察の捜査手法などが推測されると「同種事件で罪証隠滅が容易になる可能性がある」などと指摘。不開示決定は妥当と結論づけたため、原告の雅子さんは控訴をする。

 その控訴審第2回口頭弁論が3月27日、大阪高裁であった。雅子さん側は「不開示決定の経緯を聞く必要がある」として、鈴木俊一財務相と当時の同局局長の尋問を請求した。また、文書の内容が公になったとしても、同種事件の捜査に支障は生じないことを明らかにしたいとし元東京地検検事の郷原信郎弁護士の尋問も請求した。

 ちなみに雅子さんは、大阪地検特捜部に任意提出した財務省の関係文書の非開示に対し、情報公開・個人情報保護審査会に不服申し立てを訴えていた。それが2024年4月1日、「財務省は不開示決定を取り消すべき」との答申を受けた。今後、裁判の行方が変わる可能性もあり、注目される。

■全編動画

  • 日時 2024年3月27日(水)14:30~
  • 場所 大阪市内

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