2021年12月26日、東京都杉並区の阿佐ヶ谷地域区民センターで、東京8区選出の立憲民主党・吉田晴美衆議院議員が、当選以来初となる「吉田はるみの国政報告会」を開催した。ゲストとして立憲民主党の新執行部を担う小川淳也政務調査会長が出席した。
吉田議員は、「当選後の第207回臨時国会の衆議院予算委員会で、小川議員が『マイナンバーカード普及を目指して政府が考案したポイント制を実施するための予算が1.8兆円にも上る』と指摘したことに衝撃を受けた」として、「1.8兆円あったら何ができますか」と小川氏に問いかけた。
これに対し小川議員は「困窮者の支援全部合わせても今、1兆円ちょっと」「国立大学で言えば授業料の無償化が1兆円でできる」と述べ、会場内がどよめいた。
小川氏は続けて、カードの普及について「必要なものならお金をもらわなくてもみんな取る」「政府自らが、『このカードは国民に必要とされていないし、信用もされていない、(最大付与ポイント)2万円あげますから何とか登録、取得してください』という特典おまけ付きの押し売りだ」と指摘し「バカな予算、愚策だと思う」と断言した。