2021年1月29日(金)10時50分より千代田区中央合同庁舎にて、橋本聖子 東京オリンピック・パラリンピック大臣による定例記者会見が開かれた。
冒頭橋本大臣より東京大会に向けた「ホストタウン」の登録状況の報告がなされた。
「ホストタウン」とは大会に参加するため来日する選手や関係者と相互交流を図る地方公共団体が登録し、関係府省庁による財政措置と人材・情報の提供を受けて活動するもの。海外のある国、ある地域が、日本国内の一地方をホストとし、選手や住民の交流を行なう。現在総登録件数は446件で、自治体数517、国・地域数は183に達したという。
また、本年2月1日から3月18日までを「サイバーセキュリティ月間」とし、各種啓発団体や認知度の高いコンテンツとタイアップして重点的にサイバーセキュリティに関する普及啓発活動を実施することも告げられた。
質疑応答では、参加記者よりコロナウイルスワクチンとオリンピックに関する質問がなされた。
記者からの「国際オリンピック委員会(IOC)は選手らにワクチンの接種を推奨しており、ヨーロッパやオーストラリアでは五輪選手に積極的にワクチン接種をさせている。日本人選手はそのようにしないのか」との問いに、橋本大臣は、「IOCはワクチン接種を義務にはしていない。東京大会はワクチン接種がなくとも安心安全な大会を目指す。ワクチン接種をするしないは各国それぞれの対応だ」と答えた。
IOCのバッハ会長は1月27日の会見で、日本選手へのワクチン接種について、義務化はしないとしながら推奨する考えを示している。
- IOCバッハ会長、五輪開催へ日本国民らに「忍耐と理解を」(スポニチ、2021年1月28日)
詳しくは会見の全編動画を御覧いただきたい。