「聞いていない・記憶にない・分からない・覚えていない」――石原慎太郎氏のあまりの無責任ぶりに小池都知事もア然! 豊洲新市場問題で石原氏からの「回答」が届くも、具体的内容は一切ナシ! 2016.10.14

記事公開日:2016.10.15取材地: 動画
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(城石裕幸)

 石原慎太郎氏の無責任ぶりには、開いた口が塞がらない。少なくとも「政治家」であり「作家」であるなら、自らの「言葉」に責任を持つべきではないのか――。

 2016年10月14日、都知事定例会見で小池百合子東京都知事の口から、石原慎太郎元都知事より、豊洲新市場に関する一連の問題についての「回答」が届けられたと発表された。

 しかし、その内容について小池都知事は、「具体的な回答はなかった。自分は聞いていない、記憶にない、分からない、覚えていない、といったような内容だった」と明かした。

■ハイライト

  • タイトル 小池百合子 東京都知事 定例会見
  • 日時 2016年10月14日(金)14:00〜
  • 場所 東京都庁(東京都新宿区)

「いま問われているのは細部と、そしてリーダーのあり方」

 「都合の悪いことを、むしろ今、私どもにお伝えいただかないと、明確な答えにつながっていかないんじゃないか。これまでも作家生活、何よりも東京都知事を続けてこられた御功績を無になさらないようにしていただきたいと、強く思っております」

 一度は石原慎太郎元都知事の側から「会っていろいろ伝えたい」と言いながら、突然、高齢を理由に面会を否定。結局、書面での質問・回答に至った。そのような経緯にもかかわらず、今回の回答書のあまりに無責任な内容に、小池都知事は苦笑いしながら上記のように語った。

 さらに小池都知事は、「基本的なトーンは『細かいことは事務方や他の者に任せていたので覚えていない』ということだったが、いま問われているのは細部と、そして(石原氏の)リーダー(として)のあり方。内容を精査して、聞かなければならないことについては、またご依頼をする」と、さらに責任を追及する意向を示した。

▲定例の記者会見に臨む小池百合子都知事――10月14日、都庁記者会見室

▲定例の記者会見に臨む小池百合子都知事――10月14日、都庁記者会見室

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