「極めて具体的にお答えいただければと、大きな解明につながるのではないかと期待をしているところであります」――。
豊洲新市場移転問題の「当事者」である石原慎太郎元都知事は10月6日、東京都のヒアリング調査について、報道陣に「書面によりご質問いただければ、記憶を整理して誠意をもってお答えしたいと考えており、東京都にもその旨申し入れているつもりです」とする談話を発表した。
その翌日の10月7日(金)、東京都庁で、小池百合子東京都知事が定例記者会見を行った。
(取材:安道幹、文:須原拓磨)
特集 築地市場移転問題
「極めて具体的にお答えいただければと、大きな解明につながるのではないかと期待をしているところであります」――。
豊洲新市場移転問題の「当事者」である石原慎太郎元都知事は10月6日、東京都のヒアリング調査について、報道陣に「書面によりご質問いただければ、記憶を整理して誠意をもってお答えしたいと考えており、東京都にもその旨申し入れているつもりです」とする談話を発表した。
その翌日の10月7日(金)、東京都庁で、小池百合子東京都知事が定例記者会見を行った。
■ハイライト
小池知事は会見で、「(石原)元知事に対するヒアリングの必要性に、改めてどのようなお考えをお持ちでしょうか」と記者から問われると、「石原元知事は、まさしく当事者だと思います。ですから、当事者から、これまでの経緯をうかがうことは大変貴重である」と回答した。
さらに、「いくつかポイントになる質問をまとめまして、先ほど石原元知事の事務所宛てに発送をしたところでございます。極めて具体的にお答えいただければと、大きな解明につながるのではないかと期待をしているところであります」と、石原元都知事へ質問状を送付したことを明らかにした。
石原元都知事への質問内容について、小池知事は「皆さんがお聞きになりたいようなことばかりです」と述べ、具体的な質問内容への明言を避けた。