「この選挙で、辺野古基地とオスプレイ配備の中止を訴えた『沖縄の建白書』の実現を」 〜宜野湾市長選に出馬表明の志村恵一郎氏が表明 2015.10.27

記事公開日:2015.12.5取材地: テキスト動画
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(IWJテキストスタッフ・関根かんじ)

 「今回の市長選挙の争点は、建白書の『辺野古新基地を作らせない。オスプレイ配備を止めさせる』を実現できるか、どうか。沖縄県民のアイデンティティ、尊厳がかかっている」――。

 志村恵一郎氏は、後援会の事務所開きに集まった人々を前に、宜野湾市長選への意気込みを語った。

 宜野湾市にある米軍普天間基地の、名護市辺野古への移設をめぐって、埋め立て工事を強行しようとする政府と、反対の民意を背に対決姿勢を崩さない翁長雄志知事。緊張が高まる沖縄で、2016年1月24日に投開票をむかえる宜野湾市長選挙に向けて、元県土木建築部建築都市総括監の志村恵一郎氏が、「辺野古新基地は許さない。普天間基地の即時閉鎖。オスプレイ配備の阻止」を訴えて立候補を表明した。なお、現職の佐喜真淳市長も、すでに出馬を表明している。

 2015年10月27日、宜野湾市内にて、「ひやみかち宜野湾うまんちゅの会 志村恵一郎後援会事務所開き」が行なわれた。「ひやみかち」は、がんばろう、気合いを入れようという意味で、「うまんちゅ」は民衆を指す、つまり、「がんばろう、宜野湾市民」という意味だ。この日、志村氏を推す多くの議員や支援者で会場はあふれかえった。

 公務のために欠席した翁長知事はメッセージを寄せた。

 「10月13日に行った公有水面埋立承認の取り消しに対して沖縄防衛局長は、審査請求・執行停止の申し立てを行ないました。行政不服審査法は、元々国民を守るための行政手続きです。それにもかかわらず、沖縄防衛局長は、自らを一般国民と同じ『私人』の立場であると主張しており、また同じ内閣の一員である国土交通大臣が執行停止の申し立てを審査するという地方自治を無視する手法で政府は対抗してきました。

 私は、このような国の不誠実な姿勢に断固として闘って参ります(中略)。私も、志村さんと二人三脚で、多くの方々ともスクラムを組み、市長選勝利を目指して、頑張っていきます」

記事目次

「沖縄の戦後史に深く刻まれる選挙になる」

 司会を務めた宜野湾市議会議員の伊佐哲雄氏が、「志村氏が出馬会見で、『翁長雄志知事とともに、普天間基地の県内移転は許さず、廃止を訴える』と話すのを聞いて感動した」と語り、ひやみかち宜野湾うまんちゅの会の副会長、安次嶺美代子氏が「沖縄の戦後史に深く刻まれる選挙になる」と開会挨拶をした。

 同会会長の友寄信助氏は、「今回、多くの賛同者を得るために、志村氏の立候補表明までに時間がかかった。周辺の情勢は厳しいが、翁長県政を支え、この宜野湾から『辺野古に新基地を作らせない』と声を上げ、また、普天間基地廃止を成し遂げる。4年前の市長選挙では、多いに盛り上がったが惜敗した。今回は、団結して勝つ」と述べ、支援と協力を求めた。

 志村恵一郎後援会会長の仲村元惟氏は、「自衛隊の隊員採用のために、沖縄市と宜野湾市は真っ先に若者の名簿を提出していた。徴兵制になれば、この2市から始まるのではないか。私は子どもや孫を戦争に行かせたくない」と述べ、「宜野湾市民は平和を希求する。たかが35キロしか離れていない辺野古に基地を移転して喜ぶような、そんな恥知らずな市民ではない」と力を込めて訴え、喝采を浴びた。

政治に一番必要なのは経験ではなく、信念だ

 続いて、宜野湾市長選に立候補を表明した、志村恵一郎氏がマイクを握った。

 「今回の選挙の争点は、(2013年1月に『オール沖縄』で安倍総理に提出した)建白書の『辺野古新基地を作らせない。オスプレイ配備を止めさせる』を実現できるか、どうかだ。今までは政策論争に始終していたが、今回の市長選挙は、県民のアイデンティティ、尊厳がかかっている。政治に一番必要なのは、経験ではなく信念だ」

 さらに志村氏は、「新しい宜野湾市を作る」と宣言。「米軍基地返還後の土地利用では、北谷町アメリカンビレッジなどは素晴らしい発展を遂げている。日米返還合意から19年もたつ普天間基地も、早く返還させて、宜野湾市を明るい街に変えよう」と訴えた。

安倍内閣はどこまで沖縄県民を愚弄するのか

(…会員ページにつづく)

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