「どこかで誰かがつらい思いをしていなければ、これほどの低価格にはならない」 ~ユニクロの中国請負工場労働環境について国際人権NGOがフォローアップ会見 2015.1.20

記事公開日:2015.1.29取材地: テキスト動画
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※1月30日テキスト追加しました!

 ヒューマンライツナウ(以下、HRN)と香港のNGO・SACOMは、1月19日に株式会社ファーストリテイリング(以下、FR)と対話した内容を報告した。

 FRは、指摘された労働環境問題をおおむね認め、2つのNGOからの意見について、自分たちも改善を進めていきたいと提案。HRNは、今回の問題は構造的な問題で、長期に渡って改善に向けて建設的な対応を進めていきたいと応じた。

 HRNは、記者からの質問に答えて、消費者に対し「(非常に低価格な製品は)どこかで誰かがつらい思いをしていなければ、これほどの低価格にはならないだろうかと考えながら、一つ一つ何を買うのかということを選び取ってほしい」と呼びかけた。

 それとともに、社会の関心が高いことが、今回の迅速な企業側の対応に繋がったと考えているとし、関心を持ち続けてほしいと訴えた。

 HRNとSACAOMは、FRの行う改善対策の進み具合を確認するため、おおむねひと月置きに対話の機会を持つ予定だという。

■ハイライト

  1. ユニクロの調査結果の現状および開示に関して
  2. 監督体制に対する言及
  3. 今後のモニタリング制度
  4. 同レポートの2工場の調査だけではなくその他の工場への調査について
  5. 残業時間・賃金の見直し
  6. 労働環境の見直し
  7. 労働トレーニングとマネジメント・トレーニングについて
  • 日時 2015年1月20日(火) 14:00〜
  • 場所 厚生労働記者会(東京都千代田区)

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